四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2022.02.03

又右衛門 研修で学ぶ。

研修で学ぶは、当たり前である。
ただ当たり前である、必ずしもそうとは言えないという意見の方もいらっしゃるかと思うのであえて・・・

週初めは、私たち薔薇園植物場が加盟する日本植物園協会の教育普及委員会が開催する研修会とワークショップがオンラインで行われ、聴講するため丸1日パソコンに向かい合っていた。

午前中は、3つの講演が開催された。
その1番目は「動物園水族館における生物多様性保全と教育の変遷」と題し、千葉市動物公園の高橋宏之先生の講演であった。高橋先生は動物園水族館教育に長年携わられ、日本動物園水族館教育研究会の会長を務めておられる。WZACES(世界動物園水族館保全教育戦略)など、最新の世界情勢を踏まえ動物園水族館における保全教育全般をご紹介いただけた。
又右衛門はかねてから、自然界では植物と動物は共生しているが、展示園においては分離されていることも多く、動物の情報が少ないと感じていたため、とても有意義な時間となった。

2番目に、「動物園水族館における生物多様性の保全教育事例紹介」として、動物教材研究所の松本朱実先生から、日本の動物園水族館において、来園者向けの具体的な保全教育事例の紹介があった。一般の方々にも伝わりやすい表現など、実際に応用したいと思うようなことをいくつも聴くことができた。

3番目には「日本植物園協会における生物多様性保全の取り組み紹介」として、国立科学博物館筑波実験植物園所属であり、協会で植物多様性委員会委員長を務められる遊川知久先生より、日本植物園協会における植物多様性保全の取り組みについてのお話を聴くことができた。

休憩をはさみ午後からは、協会会員の3園から事例紹介があり、その後、1グループ4~5名にわかれ、「植物園における教育普及事業に生物多様性の保全教育を取り入れる」を題材にしたワークショップが開催された。各園とも積極的に関わっていたのが印象的で、多くのことを学ぶ機会となった。

※写真はイメージです。

4日は、三木にてNS研究会とこれからの肥料のあり方についてじっくり話し合った。
まだどのようなことかはOPENにはできないが、今までの肥料に対する認識を改めさせられる大きな衝撃を受ける研究報告であったことは確か。今後の研究と、商品化がとても楽しみであるので、引き続き積極的に進めていきたく思っている。

このように魅力的な方々から多くを学ばせていただけることを本当にありがたく思う。

きっと学生時分に自然以外からほとんど学んできていなかった私に、多くの機会を与えてくれているのかもしれない。日々勉強である。