四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2021.12.23

又右衛門 栗東へ。~大きな松の木の下で~

先日と今日、栗東へと行ってきました。

最近、割と頻繁に栗東へ向かっているのは、バラエングループとして取り組んでいる農業、水産、環境用の資材である「マリネックス」に関わる仕事でJRA栗東トレーニングセンターへの訪問である。

何故、又右衛門が栗東へ向かっているのかと言うと、馬主ですからと言いたいところだが、残念ながら馬主になれるほどの力はないです。竹馬なら何とか購入はできるかもですが、売っているところも知らないのでこれまた無理かな・・・

冗談はさておき、実はバラエングループのマリネックス社が開発している「マリネックスゴールド」がこの度、JRAの厳格な審査や検査に合格し、トレーニングセンターにおいても販売することが可能になり、その販売に際しての通行証の発給のための訪問である。

「マリネックスゴールド」は農業や水産、観賞魚、植物工場、畜産や私の身体では多くの実績があるので、きっと馬にも絶大な効果を発揮できると思い、様々な条件をクリアしてのチャレンジである。

通行証の申請や交付もトレーニングセンターにて行われるため何度目かの訪問になる。遠い方々は北海道などからも来られるようである。それは結構大変な労力であると思う。普通であればこのご時世に…と思ったが、今の時代であってもこのような厳格な審査や規制があることの必要性を理解できると、とても素晴らしいことであると感じた。

製品化から提案、東京での講習、各種届出、検査を経て、やっと通行証を手にすることができたとき、嬉しいというよりも背筋が伸びる思いがした。

それと同時にここまで来るまでに、ご指導いただいたJRAの関係者の皆様やご指導ご協力いただいた皆様には本当に感謝でいっぱいである。
競馬の騎手に例えたら、やっと騎手の試験に合格したぐらいか、もっと手前であろう。

是非、この「マリネックスゴールド」の素晴らしさを実感していただき、競走馬の健康に寄与できればと思っている。もしこのブログをお読みになった方で馬主や厩舎、牧場関係の方々がいらっしゃったらご連絡をいただければと思います。

栗東トレーニングセンター事務所を出ると、大きく素晴らしいうつくし松が出迎えてくれた。
競馬学校の生徒たちは卒業するときに、このうつくし松の前で記念写真を撮ると聞いたことがあります。私も騎手の卵たちとは、かなり歳は違えど、きっと同じような思いでこの樹の前に立っているのであろうと思った。

さらに驚くことに、このとても稀少なうつくし松の樹勢回復を行ったのが、先日ブログでもご案内した素晴らしい博士や研究員、樹木医、土壌医を保有するパートナーである松本微生物研究所である。本当に素晴らしい仕事をされている。
これから一緒に新しい分野に向かっていけることを嬉しく思えるとともに、素敵な縁が繋がっていると感じた。

来年はゲートが開き、新しいことにチャレンジをしていくことになる。特に馬事事業においては、花き園芸企業としての140年の歴史も実績も関係ない。全くの1年生である。今回のことであらためて1年生から始めることの大変さを感じるとともに、先祖さまや、スタッフが積み上げてきてくれた歴史を本当に嬉しくありがたく思う。

さ~~苦しくとも馬鹿と言われようとも、前へ前へと進んでいくことを誓う。

大きな松の木の下で・・・