四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2021.07.20

又右衛門 滋賀へ。ワクワクする再会と出逢い。

今日は、滋賀県へと向かう。滋賀へ行くのは久しぶりかと思う。岐阜、名古屋、北陸、関東に車で行く際には必ずと言っていいほど滋賀県を通るのだが、ほとんどが通過するだけで、仕事で行く機会は今まであまりなかった。ひょっとしたら目的地が滋賀県となったのは、学生時代に琵琶湖に釣りに行ったか、観光で行った時以来かもしれない。

そして今回は、新しく始めるプロジェクトについて簡単な告知をしたところ、いち早く反応してくださった國枝さんのところをご訪問した。

國枝さんは、独特な魅力をもつバラを「WABARA」として展開され、国内では有名であり、海外でも高い評価を得て活躍中のバラの生産者である。彼らの送り出すバラは、とてもしなやかで個人的にはバラ本来の魅力を存分に引き出していると思っている。

そして今回はそのような國枝さんに久しぶりに再会することができた。

どのようなプロジェクトであるかは、現時点では控えるが、一つのことがきっかけとなって話が大変盛り上がり、いくつかの面白い取り組みに繋がっていきそうでワクワクしている。

そのような打ち合わせの後に、國枝イズムを聞かせてもらいながらハウスを拝見し、一本一本、素敵なバラを紹介してもらった。

ハウスを観終えるころには私の手元には可愛らしいブーケのようにバラが集まり、そこからは、國枝さんのバラに対する熱意や努力、そして植物に対する優しい想いが十分に伝わってきた。

さらに若いながらも花き業界への想いも強く、とても頼もしく思えた。
これからはビジネスだけでなく、花き業界の活性化と次世代生産者への取り組みなど、一緒にできることも多く感じられ、とても素敵な再会となった。

きっとバラに人生をかけた二代目又右衛門や、共通の友人であった金澤大樹くんが、あらためて引き合わせてくれたのかなと感慨深く感じることができた。
このように引き合わせていただいた方々にも恥じぬような取り組みを今後は積極的に行っていきたく思っているので乞うご期待である。
圃場を後にする際も、とても親切で丁寧な対応をしてくださり、人としての素晴らしさを十分に感じると共に、彼への期待感はさらに高まることになった。

午後は、もうひとつの訪問先である滋賀県の栗東へと向かった。
栗東と言えば、競走馬のトレーニングセンターなどがあり、全国的に有名な場所である。

そう私は、馬主なので仕上がり具合をみるための訪問である。
・・・と言ってみたいところであるが、そのようなことができる資金も知識も何もない薔薇園植物場の場主(ばぬし)である(笑)

それなら何故栗東にということになるのだが、以前ご案内したことがある「マリネックス」というフルボ酸を多く含むバラエングループ製造の商品が、農業分野に限らず、水産や畜産に好結果を残しており、それであるならば競走馬の抱える様々な問題の解決につながるのではと思い、ある企業を訪問した。

こちらからは私と「マリネックス」開発者、そして農学部畜産学科卒で馬に関する卒論を書いた弊社のメンバー同行で、私たちの取り組みについてお話をした。

その企業の方は、競走馬や厩舎、生産牧場などに深く関わられており、ネットワークや知識も豊富である。また近年、競走馬へのストレスの増加にも強い意識をもっておられ、私たちの製品や取り組みをご理解いただけ、製品の可能性をはじめ、とても今後が楽しみになる多くのアドバイスをいただくことができた。

COVID-19が蔓延しはじめてから、土日は自宅などでひたすらデスクワークをすることが多くなっており、気分転換の休憩中にテレビチャンネルを触っていると、競馬中継が目に入り、そこで残念なことに競走馬が心臓発作で亡くなったという事故の情報を聞くことがあった。
そのような事故が起こる可能性を少しでも低くすることや、健康に成長してもらうことへのアプローチが可能であるとみている。
さらにあるパートナーが数年来引退馬への支援をしており、そのような馬たちが、長く健康に過ごしてもらうためにも役立ててもらえると思っている。

今後どのように進んでいくかは未確定な要素が多くあるが、私たちの植物や開発した製品が、地球や動植物の役に立てるのであれば本望であるので今後も積極的に進めていこうと思っている。

今日もそのような素敵な再会と出逢いがあり、本当にワクワクの1日となった。

帰りがけの道にあった飛び出し注意の看板が栗東らしくとても気持ちも和ませてもらうことができた。

今まで少なかった滋賀県への訪問が、この日を機にこれからは多くなるのであろう・・・・・楽しみがいっぱいである。