四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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元旦。毎年のように早朝に起床。COVID-19によって今までの日常を失いかけていることもあるのか、いつもより寒く感じながら、自宅の神棚を祀り、例年通りに自宅を出発した。
まずは氏神様、東の宮である松尾神社を参拝。昨年はCOVID-19によって、一時は、会社の継続どころかパートナーやその家族の健康、生活すらも守る責任を果たすことができないのかと思ったときもあったが、何とか今年も無事新年を迎えることができている御礼を伝えた。そして境内にある猿田彦大神には、厳しい中でも道を切り拓いていただけたことへの感謝を、薬師如来様には周りが健康であることの感謝と、猛威をふるう感染症を何とか鎮静化していただきたいというお願いをした。
続いて西の宮である天満神社を参拝したが、本年は昨夜のとんと(福火)もなく、迎春の感じではなく、普段通りのような佇まいで静かであった。
そして本社に移動し、神棚を祀った頃には、ちょうど初日の出が私たちを照らしてくれ例年のように迎えられる新年の朝がとてもありがたく感じた。
その後、豊中に移動。毎年以上に車はすいているように感じ、通常の朝なら40分ほどかかる通勤路を約20分で到着。すぐに、窓を開け元旦の清々しい空気を部屋に招き入れた。そして早速営業所や仲卸棟の神棚と氏神様の春日神社をお祀りした。
境内は人がまばらというより、とても少ないように感じた。ちょうど社務所には宮司様がいらっしゃり、新年のご挨拶をし、摂社など各社を参拝して市場に戻った。
そして市場の中心辺りにて、土地の神様への奉納のためのお神酒と鎮静のための橘を供え、土地の上を行き来し、騒がしくした1年間のお礼と、COVID-19による流通の変化を見守っていただけた感謝を伝えた。そうするとちょうどその時、伊丹空港に向けて着陸する飛行機が頭の上を通り過ぎて行った。
昨年は飛行機に乗る機会は半減。海外には例年10回ほど行っていたのが今年はどのようなことになるのか、先行きが見えない不安な中、何とか耐えていかなければならないと思ってはいたが、ここでお神酒をまき、地に手をついて、その温かさを手のひらいっぱいに感じた時、新しい日常を、私たちの植物(みどり)によって、より価値あるものにしていかなければならない…それが私たちの役割であるという気持ちがふつふつと湧いてくるような気がした。
今年1年。決して平坦な道のりではない。かなり険しいであろう。しかしながらある意味、パートナーとともに今まで以上に成長ができる機会であるととらえれば、楽しみとも感じられる。これから10年後、数十年後に残ることができるように、身体のぜい肉をそぎ落とす機会でもある。
COVID-19による影響や、行政の施策などに振り回されている場合じゃなく、植物の素晴らしさを忠実に伝えていけば、私たちの業界はまだまだ可能性が拡がると思っている。
さ~~。ピンチをチャンスに、みんなとともにチャンスをビッグチャンスにするために今年も引き続き、駆け抜けたいと思っています。周りにとっては危なっかしい蛇行運転や急発進、暴走に感じるかもだけど、いよいよ今はそれが必要な時に入ったかもなので、躊躇なくいざ!
不安に感じる方もいるかもですが、大丈夫ご安心ください。最新のシートベルトとエアバッグを装備、さらに高額の保険に入って突き進みますので・・・
そのような1年になりますが、何卒よろしくお願いします!
四代目 金岡又右衛門