四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2019.10.19

山本秋祭り

昨日の宵宮、今日の本宮と恒例の祭事が雨の中執り行われた。毎年であれば私も宵宮から参加であるが、少し無理が祟ったのか体調を崩し、市民病院はじめ4つの病院5つの科で受診・検査を余儀なくされ、激しい運動を控えるようにとのことから宵宮は不参加となってしまった。

意識が微妙な中早朝起床。6時30分に西の宮である天満神社に集合した。そこには又右衛門のことを「船長」といって慕ってくれるいつもの若い衆の姿があり、再会を喜び合った。

ただ朝から天候がすぐれず、予報も雨とのことで、通常であれば西の宮のだんじりを東の宮(松尾神社)まで曳航して2台で山本のまちを周るのであるが、安全面などいろいろなことを考慮し、西の宮のだんじりは神事を終えたのち、境内にてお清めを行い、再び蔵入りとなった。

そして一行は業界のことや仕事や家族のことなど色んな話をしながら東の宮まで移動。若い衆を中心に蔵からだんじりを出させていただいた。

そして山本の顔役の重鎮に挨拶をし、写真を撮らせていただいた。さらに園芸に関わる多くの人との再会でしばし歓談、楽しい時間を過ごさせていただいた。

しばらくすると恒例になっている地元幼稚園児たちが到着。だんじりに触れてもらい、記念写真も撮った。地元の祭事に触れてもらえる貴重な機会で、園児もこの日をとても楽しみにしてくれている。是非いつまでも続くものにしていきたい。

そしてその後雨の中、元気な掛け声とともに松尾神社を出発し曳航をはじめた。又右衛門も若手に紛れて定位置である左後方から押させていただいた。

その姿は最近話題になっているラグビーのスクラムのようである。この姿に触発され、なんちゃってラガーマンでもあった又右衛門は更に押す力が増していった。

そして声や気をあわせて山本のまちを曳航し、御旅所で美味しい食事をいただき、更に曳航を続ける。

その後山本園芸流通センターにて山本丸橋のだんじり、地車保存会の方々と合流、しばし交流を図らせていただいた。

 

その後、つながって山本のまちを曳航し、自治会長の御旅所でさらに交流を深めて、それぞれの順路に進んでいくことになった。

山本のだんじりは、引き続き曳航し、正午前に会館に到着。だんじりはグリスアップ。私たちは昼食をいただき、小一時間身体を休ませた。

休みを終えて再び曳航し、西の宮に到着。ここであらためて西の宮のだんじりを蔵から出して、2台のだんじりの顔を合わせることができた。そして御旅所にて食事をいただき、再び国道など山本のまちを周らせていただいた。時折きつく降る雨にさらされ身体は冷えるが、それにも勝る活気で寒さを跳ね飛ばすことができ、これぞ祭り、という感じを得ることができた。

その後も山本のまちを曳航しながら、夕刻 東の宮(松尾神社)に到着した。そこで色んなことを考慮されたのか、夜の曳航は中止となり、私も役割を終えたので帰ることにした。

そして今日一日一緒に頑張った若い衆にまた来年会おうと約束し、お土産に「又右衛門缶バッチ」をプレゼントして、とっても喜んでもらった。

今年も重鎮や彼ら若い衆と一緒に過ごした1日は私にとって素敵な時間となった。是非また来年も一回り逞しくなった青年たちと一緒に活動できることを願っている。

そして、彼らが世界へ向け旅立てる人物になる後押しができればと思っている。まだまだ楽しみが残っている。

そして最後にこのように今年も神事に関わらせていただいたことに深く感謝である。朝一番では正直一日一緒に歩くことすら叶わないかもと思っていた体調であったが、だんじりの後方から肩を入れて押しているうちに、体調不良は筋肉痛へと変わっていき、自然の雨に清められたおかげか、悪化どころか快方へと向かうことができた。神様に本当に感謝である。

氏神様。今年一年も頑張ってまいりますので山本のまちをお守りいただけますよう・・・・・