四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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TICAD7 2日目。今日は朝から晴れていた。
開場前に要人を乗せた黒塗りの車が、続々と会議場へと入ってくるのを見ていると、この会議が持つ意義の重要さを強く感じる。
今日、本会議場では全体会合がすすめられている。休憩時間には各国の要人が私たちのブースの前を行き交う。日本からも安倍総理や麻生副総理、河野外務大臣が。私たちにお声掛けしてくださいながら、多くのSPたちと会場に入っていかれる。その度に緊張感が走る。
そのような中、時間の合間を縫ってJETRO主催の展示ブースを再度見に行ってきた。そして、あるブースでリンドウの切花が飾られているのを発見。ここでは昨年?から取り組みが始まったリンドウ生産について発表されていた。
このリンドウは以前から又右衛門との色んな取り組みにチャレンジしてくれている岩手県八幡平市のJA新いわて(安代りんどう)とアフリカ東部ルワンダとのプロジェクトによって作り出されたものである。実際に安代の生産者が生産指導するためにルワンダまで赴くという熱の入った、とても素敵な取り組みである。
確か7月だったと思うが、弊社に安代生産者の方々に来ていただいたとき、せっかくの機会だからTICADにて発表すべきと進言させていただいたことから発表に至った、かどうかはわからないが、花き業界のパートナーがこのように海外でも活躍しているのを拝見できるととても嬉しく感じる。今後どのような広がりをみせるか楽しみである。
そして再びブースに戻り、皆さんにお声掛けしていると、私たちの地元から選出の山田外務大臣政務官と、大串前経済産業大臣政務官がブースを訪れてくださり、お話をさせていただくことができた。
その後、訪問者が途絶えたとき、マダガスカル大使館ブースでご一緒させていただいている昭和大学の土佐先生とお話をさせていただく時間を持つことができた。
土佐先生はマダガスカルで子供の口唇口蓋裂の治療を行うため、何度も渡航されているとのこと。
マダガスカルでも口唇口蓋裂が原因で、いじめなどに繋がることがあるようで、土佐先生に治療されたことで、学校に行くことができるようになったと喜んでいる子どもが多くいるとのこと。
そのため、時間の許される限り、マダガスカルに向かい治療をしているとのこと。土佐先生の取り組みには頭が下がる思いである。
しばらく同じブースでご一緒させていただき、互いの話をすることができ、分野は違えど一緒に取り組めるプロジェクトも今後は出てくるかもしれないと感じている。
そして、今日も無事1日の予定を終え、ホテルに向かう途中の大戸屋で一人ディナーをしてから、部屋に戻ってデスクワーク。日付も変わるころ自分へのご褒美に、好きだけど普段は我慢して食べていない「白くまアイス」を口にして、疲れを癒してから就寝した。
翌30日朝。外は強めの風が吹き、雨が降っている。会場まで向かう。途中かなり風にあおられたため、スーツは結構濡れてしまった。それでも気を取り直して最終日を迎えた。
最終日も同じように時は流れていく。そしていよいよ閉会式。会場では「横浜宣言2019」が採択された。
その後会場から安倍総理が出てこられ、私たちのブースに立ち寄って、とても丁寧に一人ずつの手を握り、ご苦労様とお声掛けしてくださった。その手には力強さがあったが、それよりも、とてもやさしい温かい手であったのが印象的であった。
そして午後もしばらくしてブース撤収の時間となり、皆さんとともに片づけをした後、私は帰路につかせていただいた。
今回初めて参加させていただいたTICAD(アフリカ開発会議)でも多くの人との出逢いがあった。それも普段の活動では中々巡り合えないような方々とご縁があった。
このような機会を与えていただいたラクトゥマララ特命全権大使や秘書官の半田様には本当に感謝である。ありがとうございました。
そしてこの機会にご縁をいただいた国内の方々やアフリカ各国の皆様とのつながりを
大切にして、私たちは今後も活動をしていきたいと思う。バラエングループは、今すぐのアフリカ進出は難しいかもしれないが、弊社独自の有機農業技術や製品、自然環境学習プログラムや「みどりによる持続可能なまちづくりデザイン」などは、今後のアフリカにとって必要になるときが来ると確信している。その時のためにも、準備をしながら今を一生懸命頑張っていきたいと思う。
最後にアフリカ諸国の皆様。遠くからお越しいただきありがとうございました。今度は私が皆様のところに行く番ですね。しばしお待ちくださいませ~~~~~。