四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2019.03.17

又右衛門。東南アジアへ 最終話 帰国の途。

シンガポールから帰国し、最終日は再び北部へと向かった。

 

バンコクに比べて少ししのぎやすいようにも感じるが、PM2.5の影響か少しかすみがかっているようであった。

北部では現地通訳の方を紹介いただき、農園をいくつか訪問し、生育状況を拝見させていただいたり、今後の取り組みなどを聞かせていただいたり、とても勉強になることが多い1日となった。正直バンコクのマーケットでの仕入れは他社との競合するため、あまり興味はないが、業界が違う方々と将来を見据えての新しい取り組みを行うことはとても興味深く思っている。そのような楽しいことを頭に思い浮かべ、今回の訪問を振り返りながらいつものように帰国の機内でこのブログを書かせていただいている。

ご存知の方も多いが、現在タイは輸入植物のハブのような存在になっている。特にコーデックスなど希少な植物などは、アフリカなどの各国から集められて、また各国へと輸出されている。

そしてそこには日本人も多く買い付けに行っている。

その理由はとても簡単で、通常タイ以外の海外から植物を輸入する場合はコンテナ単位になるため、私たちのような企業はともかく、個人での輸入は到底行えるものではないのだが、タイでは1個の単位からでも買うことができ、EMSなどで送ることもできるという大きなメリットがあるからである。

つまり私のように多くの時間をかけ世界中を自分の足で周らなくても、タイに行くだけで色んな国の植物が買えるのである。何とも効率的である。それがゆえに個人輸入者でも十分にスモールビジネスとして完結させることができている。ある意味この方法が正解なのかもしれない。

でもしかし非効率的と言われても、私は基本自分の足で現地を訪れ、大地や植物に触れ、その土地の方々と接して植物輸入をするスタイルを続けたいと思う。なぜならば私にとって植物輸入は収益を求めるだけが目的ではないからである。

もちろん活動をする以上、まったくの赤字では継続ができなくなるし、企業を営む者として、利益を上げるための活動をする義務がある。ただ、それだけではない。純粋にその地の風を全身で感じながら、そこに住み暮らす人や植物に触れたい。

 

そしてその人や植物から預かったメッセージをより多くの人に伝えたい。植物を通じて国際交流をしたいと思っている。もっともっと現地の人や植物、大地から多くのことを学ばせていただきたいからである。

 

そのためにはやはり自らがその地に身を置かなければならないと思うからである。特に不器用な私には・・・・・

今回のタイ、シンガポールでもとても素敵な縁をいただくことができ、本当にうれしく思う。

多くを学ばせていただくことができた。

 

さ~~日付も変わって随分経ったのであと少しで日本に到着かな。早速また誰かに今回学ばせてもらえたことを伝えよう・・・。楽しみである。

最後まで東南アジア編をお読みいただきありがとうございます。毎日がやりたいことが多すぎて、数時間の仮眠状態で書かせていただき、かなりの乱文かと思いますがお許しくださいませ。では~~~~。