四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2018.12.05

「大和橘」の里へ

早朝、松市を無事終え、奈良へと向かった。

 

今日は、先日ご紹介いただいた「大和橘」の生産地視察をさせていただけるとの事で、この日をとても楽しみにしていた。
「大和橘」は、柑橘類の中ではシークワーサーと共に日本の固有種である。その歴史は2000年以上であり、とても重要な役割を果たしていた植物であることが多くの古文書などで確認できる。絶滅の危機にさらされていたその橘を「なら橘プロジェクト推進協議会」が中心となって再生すべく活動されている。

そしてその協議会の会長である城さまとお近づきさせていただく機会を得て、今回の現地訪問に至った。


JR
奈良駅で城会長と待ち合わせの後、まずは城会長のご案内で、「大和橘」を使用した料理をご紹介いただいた。

全ての料理に「大和橘」が使用され、とてもおいしい。私は料理評論家ではないので気の利いた解説はできないが、橘の独特な深みのあるほろ苦さがとても美味しい。多くの著名な料理人・シェフにその価値を認められているのがわかるような気がした。ランチをいただきながら、「大和橘」について話を聞かせていただき、その後、生産の現場視察へ。

 

移動中の車内では、橘の独特な香りを活かす商品化などのお話もあり、私たちがお手伝いできることもあるのではと感じた。

そうこうしているうちに、生産現場に到着。その場所を実際に訪れることで、この「大和橘」がいかに素晴らしものであるかを身体で感じることができた。

伊射奈岐神社(いざなぎじんじゃ)、大和神社、天皇陵に囲まれ、その背後には龍王山、さらに三輪山にも囲まれ、そしてそこからは、大和三山を眺めることができる。

そのような素晴らしい場所で植樹された橘は、格別であると感じた。きっとこのプロジェクトは拡がりを見せ、多くの人のしあわせに寄与できるものになると直感した。

その後も様々な取り組みを見せていただき、本当に色んなことを学ばせていただく事ができた日になりました。

城会長の本当に熱い想いを全身で感じた又右衛門は、これからもこのプロジェクトが大きな拡がりをみせられるように、又右衛門としてできることを協力していきたいと思っている。乞うご期待!!!