四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2018.10.01

又右衛門 スペインへ秋 ② エルチェ

今日から活動開始。今回のスペイン訪問は、限られた時間のため、毎日がバタバタになるかもですが、いくつかをピックしてアップさせていただきます。

 

まず今日は、毎回訪問時と同様に午前、午後に分けて、日本で代理店をつとめさせていただいているナーセリーを見学した。

まずは午前中。朝、ホテルに迎えに来ていただき、早速契約しているナーセリーに向かう。
このナーセリーは樹齢約1,000年のオリーブからポット苗までを扱うかなり大きなナーセリーである。
到着するとまずスペインのキジが迎えに来てくれた。そしてオフィスにて新体制になったチームの皆さんと挨拶させていただき、来年日本に来る予定のオリーブの生育状況確認と今後の取り組みについてミーティングをした。
テーブルディスカッションを終えて早速、又右衛門スペース(日本向け隔離栽培スペース)にある来年出荷のものの確認をした。このスペースは、地面と接点をなくすことで線虫の侵入を防ぎ、ネットによって害虫の飛来を抑制することで、より良い状況で植物に日本へ来ていただくために増設していただいたものである。通常の工程に、このことを付加することで、日本に病害虫が来る確率を激減させることへつながっている。ただ何事もパーフェクトはないので今後ともさらに技術力を高め良き施設にしていければと思っている。まずはテーブルオリーブ。順調に生育している。このボリューム感でこの低さのものは稀少である。良い仕上がりである。
昨年直ぐに売り切れたSafari。来年度は少し大きめであり、値ごろ感も良い提案ができると思うので、人気が出るのではと思う。
そしてわずかの限定数のみ入荷している高地にて育ったピレネー。比較的低温にも強く、枝の動きもあって面白い。この他にも樹齢300年のものなどをチェックしてきた。
この他にもスタンドタイプのものや、ちいさなものもあり、色々視察。ただ日本の国内産であるものは、価格だけの競争になるので控えたいと思っている。そして色んな圃場を視察。気がつけばタイムリミットとなり、視察を終えることとなった。この視察では深刻な病気など一切発見できず、安心して次の目的地に向かうことができた。
スタッフの皆さん。ありがとうございました。荷物の到着を楽しみにしています(^^)v
午後からは付き合いの一番古いナーセリーを訪問。私がスペインからオリーブを輸入するきっかけとなったナーセリーである。このナーセリーは、親子兄弟で経営をしているためとても安定をしているのが特徴である。
比較的大きなオリーブを特徴としている。最近では中国からの依頼も多いようで、盆栽のように仕立てたものが多く並んでいる。
その他にフィカスなどもあり、興味深いものもいくつかあったのでチェックをいれて、午後の視察を終えた。
明日は早朝に出発のため、アリカンテ駅近くのホテルに移動。
その後夜にセッティングされたミーティングまでの空いた時間に街歩きをしながら植栽などをチェック。

そしてミーティング終了後、深夜このブログを書いていると机を前に、椅子にもたれて眠ってしまい、早朝、書き足しています。さて今日は電車で移動。今からパッキングしていってきます(^^;)

大慌ての又右衛門です(^^;)