四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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25日にオーストラリアから深夜に帰国、翌日26日は特別な依頼をうけ、名古屋に向かった。そして27日はデスクワーク&宝塚の観光についてのディスカッションを市内で行い、あっと言う間に帰国後の3日間が過ぎてしまった。
そして28日は午前中に大阪青年会議所の大先輩のところに、大阪の「みどり」についてご相談に行った。その後、午後からは樹木女医で活躍される後藤瑞穂さんと合流して、本日の講演会場である富国生命ビルへと向かった。今日は、植育イベント“みどりのサンタの植・食、健康2018フェスタ”第一弾として「第一回 名木シンポジウム~日本の力:みどりのチカラ~ 歴史を語る大樹」が開催され、その講演者としてお招きをいただいた。
講演者は日本を代表する様々な取り組みをされている方々であるため、定数を超える申し込みがあり賑わっていた。
まずは基調講演として小林昭雄先生(大阪大学名誉教授/テラプロジェクト 理事長)が「森林の力を次世代に活かす」という題で講演、集中されたとてもいい空気感でスタートした。
その後 わが社の名木(歴木)として
●奥重貴(伊太祁曽神社 禰宜)さまが、木の国 五十猛命や伊太祁曽神についてなど、神様にまつわるお話を聞かせてくださり
、神さまへの信仰心が強い私は、とても興味深く聴かせていただいた。
●池田聡寿(池田木材 代表取締役)さまが、縄文杉の話や遷宮のときに使われた木材の話など聴かせてくださり、とても勉強になった。
●小出英詞(住吉大社 権禰宜)さまは、住吉大社について、松と海、住吉模様のいわれなどを教えてくださり、とても興味深く勉強になった。
それにしても、奥禰宜、小出権禰宜といい、その滑らかな口や惹きつける話術は、まさに神業?と言えるぐらいでプロ顔負けのものであった。
そして休憩をはさみ、
●後藤瑞穂(樹木女医)さまが「樹木のチカラで世界を豊かで、美しく平和に」と題し講演され、樹木医としての活動やその使命、神木を守る運動について面白おかしく聞かせてくださった。とても実践に役に立つものであった。
●四代目 金岡又右衛門(日本みどりの研究所 代表理事/バラエングループ 代表)である私は、「世界の名木紹介」とお題をいただいたので、今まで数十か国周った中から名木を紹介しようと思ったが、あまりに時間が足りないため、今回はバオバブにスポットをあてて、世界で三カ所(アフリカ大陸、マダガスカル、オーストラリア)に自生するバオバブの写真とその用途、実際に足を運んででしかわからないことなどお話をさせていただき、最後にそのようなバオバブが危機にひんしている現実と、それを回避するための又右衛門プロジェクトについてお話をさせていただいた。
●黒田眞路(國六)さまがトリをつとめられ、森林の話し、木々に対するお考えなどを聞かせてくださり、多くをうなずかされ、その取り組みの大きさに驚かされた。
講演終了後、時間がおしていたが、小林先生がファシリテーターとなり、吉岡秀 様(産経新聞社)、吉川雅之 様(京都薬科大学名誉教授)、大槻憲章 様(おおさか緑と樹木の診断協会)との討論会が開催された。何分短い時間であったので、みなさんが完全燃焼とはいかなかったかもしれないが、このような素敵な方々のお話を聞かせていただくことができた。
それも無料で。参加者の皆様には、とてもいい機会になったのではないだろうかと思う。
そして終了後、希望者による懇親会が開催され、とても多くの
方と交流をさせていただくことができ、素敵なご縁をいただけた。また私たちのバオバブにたいしての活動を非常に評価いただいた。
多くの方からお声をかけていただけ、とてもうれしく思えた。
今回、このシンポジウムで一番多くを学ばせていただいたのは、私自身かもしれない。
このシンポジウムが今回の第一回で終わるのか?それとも大きなうねりとなり、育っていくのか?どのようになるかはまだ明確には見えてはいないが、是非、今後も続けて
いっていただければと思う。
さて、明日もフェスタがある。天気が心配だけど無事開催されることを祈っています~~。