四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今日は松市。
年に一回行われる大市でここから迎春用商戦の封切りになる。
今年は、下馬評通りに入荷数が少ない。特に扱いやすい価格帯のものに注文が集中しているため完全に品薄状態である。
そして厳選された素晴らしい松の入荷数もかなり少ない。
うちも毎年お願いしている各産地に、直接おもむき入荷させているものの、全体的な需要は増加していないだろうが、注文は年々増えてきているので、正直ネタは不足している。
そんな中、何とか生産者の協力と、スタッフのがんばりで、何とか良い品揃えはできているのではないかと思う。
でも今年、各産地をまわったとき、口をそろえて言うことは、価格の引き上げ要請である。
産地の現状を聞くと、厳しい状況はわかる。ただ小売りの厳しい状況を考えると、ハイわかりましたとも言い難い状況でもある。その調整役こそが私たちの担いになる。
何とか、良い商品が正当な価格で取引され、消費者も納得して買うことができる商品作りをすることと、そしてそのような素晴らしい松を飾る文化の継承と、それを支える経済の発展も同時されていかなければならないと改めて感じた。