四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2018.05.12

又右衛門 スペインへ ⑥ エルチェ&ボネテ

今日は今回のスペインで活動する実質の最終日である。

朝食では、はちみつをいっぱいいただき、動き回れるパワーをつけてから出発した。

 

今日は比較的大きめのオリーブを選び出すのが目的である。

 まず朝一番からこれらを検討。この中からオープントップで運べるものを優先的に選び出す。

 眺めているだけでもうっとりしてくる。そして細かいところまで病気などがないかをチェックしていく。たださすがにここまでくると、上部まで確認することができない。

そのため次回には重機を使い、最上部までしっかり確認することにした。

 続いてエルチェから、車で約1時間の少し離れたボネテへ向かった。到着して車から降りると、エルチェにくらべ明らかに風が冷たい。これがこの場所の特徴である

 そこでちょうどいい感じの樹齢800年ぐらいのオリーブをチョイス。中々日本の条件に合うものは見つからないが、その中でも2本ほどいい感じのオリーブに出逢えた。


 その他にも多くのオリーブもあったが、中々納得するものがなかったので、また移動しエルチェの他の圃場をチェックした。

 ここでは商業施設や大きめの一般家庭でも導入可能な樹齢3400年ぐらいのものを選ぶことにした。

まずはレチンを数本を選び出した。レチンは比較的緑色が強く、土台はどっしり太く、上はキュッと絞れているのが特徴。まるでカルメンのダンサーのようである。

 


 オヒブランカの特徴として、少し背は低めになるが、日本人好みのしっかり太いスタイルの画が多いため、この中から選び出す。その作業は簡単ではない。まずは見た目として形、そして病気や枯れなどのチェックをする。それでOKならサイズの計測。そしてから最終マーキングになるため、一本一本の選別には、樹に耳を傾けるなど本当に集中力が必要である。

そして今回は40本ほどを選び出すことができた。その頃には19時をまわっていた。

 

そして最後に、サバイブされてきたオリーブの中に、本当にごく一部だが、移植に耐えることができずに、残念にも枯れてしまったオリーブを見させていただいた。


でもこのように枯れてしまったオリーブであっても、手を加えることで、息が吹き込まれ、新たな道を歩むことができるので、少しアレンジしてみたいと思う。面白いことが頭には浮かんでいるので、乞うご期待です。

 

そしてあたりが少し薄暗くなりかけたので、ここでタイムアップ。全てのことをしまい、車に乗り込み、最終ミーティングを車内で行いながらホテルへと戻った。

 

 

最後に2日間大変お世話になったパートナーとしっかりハグをして、再会を約束してお別れをさせていただいた。

 

 ホテルに戻り、軽くシャワーを浴びて、最後の晩餐へと向かった。

 エルチェと言えば、ここリカルドを外すわけにはいかない。いつものように再会を喜び合いながら、美味しい食事をいただくことができ、気がつけば23時前。夜も更けたので部屋に戻りこのブログを書いている。

 

ふと携帯電話に目をやると、日付はとうに変わっている。まずい明日寝坊をすると帰れないので、乱文乱筆のままアップさせていただき、パッキングに入りたいと思うので失礼いたします。

また帰国中に今回の訪問で感じたことを書かせていただきたいと思う。ではではこの辺で!