四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2018.02.05

又右衛門 オーストラリアへ⑤ ナーセリーにて。

今朝は快晴。今回オーストラリアに来て初めて、しっかりした青空が見ることができた。

 

今日は午後からはブリスベン市内へ移動のため、午前中だけが活動ができる。

そのため朝一番に食事をいただき、圃場の確認をおこなった。

まずはボトルツリー。

約2年前から比べ、随分大きくなってきた。ただまだ丸みが欲しいのでしばらくはこの場所で、ふっくらしてくるのを楽しみにしたいと思う。

日本の狭いスペースに合うサイズに仕立ててきたもの。以前に比べ丸みを帯びてきた。後2年もすればもっといい形になるだろうと期待をしている。

これはマクロザミア ムーレイ。圧倒的な存在感。

ワシントン条約 AppendixⅡに属する。現在日本では弊社が数十本育成中である。

当然ながら私たちは国際ルールを遵守し、全ての許可を取得。万全の管理において日本に送られているので、ご安心してお使いいただける。この種はほぼ日本では流通がないため問い合わせが多くなってきた。海外での植物園や商業地でローメンテナンスなので採用が増えてきているようである。

 

日本に比べ、やはりこちらは適地であるのか、葉の出るスピードは早いように感じる。

ただ、この黒く焼け焦げた太い幹は、迫力満点なので、このままの方が存在感はあるのかもしれない。

 

グラスツリー(ブラックボーイ)グラウカ。

やはりオーストラリアのネイティブで稀少な植物と言えば、グラスツリーという人が断然多い。その中でもグラウカは日本の気候にも適していて人気が高く、価格もそれに準じている。

厳密にいうとグラウカの中でも亜種などがあるので、少し異なった色目もある。日本での適正などその他課題もあるため、さらに現地で研究を進めていく予定。正確な情報が入ればまた何らかの形でご連絡できればと思っている。

ちなみに私が写っている写真のものは、4年間かけてこの地で養生中のもの。このようなものは今後、もう出てくることはないかもしれないとだけは言えると思う。


 

上記を午前中かけて丹念に確認し、最後のランチを自宅で一緒にいただき、後ろ髪をひかれる思いでこの地を後にした。

 


 

そしてせっかくなのでBrisbane Botanic Gardens MtCoot-thaを訪問した。

説明するよりもいくつかの写真を見ていただいたほうがと思うのでいくつかアップします。

 

 

最近新しくなり増床されて興味深い所もあったが時間があまりなく、駆け足での見学となった。次の機会にまたゆっくり観てみようかと思った。

ちなみに広々としているこの施設は無料。うらやましい。私たち日本ももっとこのような施設が増え、街にみどりが溢れるようになって欲しいと強く願うばかりである。

 


そのようなことを強く願っていると、いつの間にか又右衛門はみどりのサンタに変身してしまった(^^;)

今回も本当に色んなこと、植物、人に出逢い多くを学ばせていただけた。
また私のサポートをかってでていただいたMAYUMIさんにも心から感謝を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。お世話になりました。

 では明日は5時のフライトで日本に向けて旅立ちます。お土産話楽しみにしていてくださいませ!