四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2023.09.08

又右衛門 秋田。あきた?へ

都内から帰り、昨日は今年3回目の秋田である。今日も前回同様朝一番の秋田空港行で向かうことにした。

出発時には心配していた台風影響もなく定刻に出航。緑の稲穂の黄色のコントラストを眺めながら無事に秋田空港へと到着。

そしてなまはげの歓迎を受けて、レンタカーの受付カウンターへと向かった。今回はレンタカーの予約も忘れず、そしてニッポンレンタカーと日産レンタカーの間違えもせずに無事に受付を済ましてから送迎車に乗り込み、営業所で車をあてがってもらい、松の産地である三種町(旧八竜町)へと向かった。

車を走らせること約1時間。目的地である三種に到着することができた。

皆さんも報道などでご存知の通り、全国的な猛暑であり、ここ三種地区は、台風の時にも雨は少なく、水不足による大きな被害が予想されていた。途中では水不足による農産物の被害を多く見かけて正直不安であった。

実際に松の生産圃場に到着すると、むしろ例年より順調ともいえる圃場がいくつもあった。この圃場などは、緑が濃く、秋田の松とは思えないほどの色合いであった。

この圃場の写真を見られた方は、草だらけ、ほったらかしと思われるかもだが、よく見ていただくと、その中にある松はしっかり緑色をしているのが確認できるかと思う。

この草さんたちが、土の乾燥抑制になり、松を守ってくれたと言える。本当にありがたいことである。

中にはこのように細くしなやかな曲線美をもつ魅力的な松を見かけることができる。我ながらうっとりする出来栄えである。

そして各圃場を順番に周り、天候ストレスによる生育不良対策などの対策のために各地の土壌調査を行い、生産者の方と打ち合わせするために移動することにした。

そしてその途中で順序は逆になってしまったが、氏神様を参拝させていただき、再訪とこの地に関わらせていただくことになった御礼をさせていただいた。

そして生産者の方々に、まだまだ残暑ではあるが、きりたんぽ鍋をごちそうになりながら、今後の進め方について深く話し合い、お互いの想いが合致していることを確認できたので、お互いが笑顔で来月の再訪を約束して、今回の訪問は終了となった。この件につきましてはまたあらためて皆さんに報告をさせていただきたいと思います。

そして眠い目をこすりながら、再びレンタカーにて宿泊地である秋田市内へと向かった。

無事にホテルに到着した後、簡単に食事を行い、各自部屋にて過ごすことにした。私は夕食時に頼んだ夜食の好物である焼きおにぎりとコーヒーを飲みながら、机に向かい夜も更けてきたので休むことにした。

翌朝、朝一番でホテルを出発。レンタカーを返して、7時30分に空港で搭乗手続きを行い、予約していた安い便の羽田空港経由伊丹空港行で帰阪することにした。しかしここからちょっとしたアクシデントがあった。

一応羽田空港からの飛行機は秋田空港に10分遅れで到着し、そのまま折り返しで羽田空港に向かう予定であったが、羽田空港が台風の影響により、着陸できない場合は秋田空港に帰るという条件付きであった。まず大丈夫であろうと思ってそのまま何の不安もなく、搭乗そして離陸をした。

羽田近くになると確かに飛行機の揺れが激しくなり、中には数名体調を崩される方も出ているようであった。そしてしばらく羽田空港上空を旋回しながら、待機をしていたが、機内放送が流れて、着陸不能なため秋田空港に引き返すとの連絡があった。万事休すである。

ただ誰のせいでもない自然のいたずらなので、受け入れて再び 秋田空港へと向かった。

再び、着陸。またもや、なまはげの歓迎を受けて、JALの受付カウンターで帰阪のための手続きを行うことにしたが、どの便も満席で7時間後の19時前の便を何とか確保していただき、ホッと一安心して、15時のキャンセル待ちも行ってから、それまでは秋田空港でデスクワークをしながら過ごすことにした。

15時過ぎに、私のキャンセル待ちがとれたため思ったより早く帰れると思ったが、他にも急いでいる人がいたので、席を譲ることにして、私はまたもやクーラーが良くきいて寒い空港内のラウンジで震えながら過ごすことになった。

やっと伊丹空港行の飛行機に乗りこむことができ、朝の一旦の出発から10時間後にあらためて秋田空港を出発することができた。

伊丹空港の到着締め切り時間ギリギリで無事に着陸。今回で再び風邪のような症状をぶり返しながらも何とか今日中に自宅に帰ることができたのはありがたいと思いながらも、長く居ることになった秋田に、もうあきた!とは言わないがちょっと疲れた今回の訪問となった。

ともあれ元気な松たちが見ることができたことが何よりである。皆様年末を楽しみにしてくださいませ。