四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

先週は台風9号に振り回されながらの行動になった関東、上越から帰阪し、次のいくつかの取り組みの準備のため、約1週間出張に出ずに拠点である豊中の大阪営業所にて植物たちと一緒に、お日様の光をいっぱい浴びながらの屋外での活動となった。おかげさまで本当は色白である又右衛門もしっかり日焼けし、ワイルド感増しになってしまった。

35℃を超える中での日中の屋外作業は、いくらタイなど海外で慣れているとは言え、確かにかなり暑く、汗が流れる間もなく乾いてしまうぐらいの日差しの強い中での作業は大変ではあったが、普段よりはるかに椅子に座っている時間が少ない活動であったので、頭や身体への負担は少なく、ストレスが軽減された時間を過ごすことができた。

ただ普段この暑さの中で活動しているスタッフや農業に関わる方々にとっては、長年の活動で慣れているのかもしれないが、暑さに耐え、倒れずに、しっかり作業を続けていることは、ある意味特別な技能をもっているのと同じであるとも言え、私は頭が下がる思いがした。

 

そして次に控えていた台風10号が日本に近づき、当初は27日ごろに近畿地方を直撃とのことであったため台風への対策準備や、沖縄への出荷、また千葉の大切なプロジェクトでの植物納品でバタバタしながら、さらに31日からの海外出張もあるため飛行機が飛ぶのかなどがあり、近畿地方にはいつ上陸するのであろうかがとても気になり毎日天気図とにらめっこの日々であった。

今回の台風は、九州付近に近づいてから中々先に進まずであったため、当初危ぶまれた沖縄への40Ftコンテナ1本の出荷や千葉にお届けする植物の出荷には、台風による直接的な影響をあまり受けることがなく、無事に送り出すことができた。

ただ台風が遅れたため31日から予定していた海外出張のための飛行機が欠航の可能性がかなり高まり、出国ができそうになくなってきたため、台風が来る前に出国できる便を探し、当初予定の1日半前倒しである羽田空港を深夜1時20分発の席が確保できたので、慌てて色々な準備して、自宅を出発し、伊丹空港へ駆け込んだ。

 

伊丹空港にはスムーズに到着したものの台風影響で伊丹空港からの出発が約1時間遅れて羽田空港に到着、そして羽田空港で夜食をいただいた後に、出発のまでの時間を使ってこのブログを書かせてもらっている。

 

台風から遠ざかると台風影響が少なく、安心して出発できるであろうと思って羽田空港に来たものの、パソコンのキーボードを打ちながら、窓の外に目をやると、かなり強い風と雨が吹き荒れ、このような中、何とか無事に飛んでくれるのを願うしかない。

 

しかし今回の台風は、今まで経験がなかったようなぐらいに進むのが遅いため九州方面に長く滞在し、九州はじめ広範囲に多大な被害をもたらしている。九州地区には大変お世話になっている方々も多く、とても心配である。すでにニュースで被害情報が伝えられているので、何事もなく通り過ぎて欲しいとは言えないが、たとえ少しでも、台風被害が軽減されることを祈るばかりである。

 

そして台風10号は遅いだけではなく、進路の予想も中々つきにくく、あまり例のないとても厄介な台風である。このような台風は、単に珍しいというものではなく、近年の気候変動とともに増加し、今後は珍しくもなく毎年のように発生するのではとも考えられ、今後は近畿地方であっても、沖縄並みにしっかりとした台風対策をしなければ、大切な植物たちを守れないのであろうと考えたりしていた。

そのようなことを考えながら、まだ強く降る雨を横目で見てパソコンのキーボードをたたいていると、搭乗の時間の締め切りが迫っているアナウンスが流れてきたため、この辺で書き終えさせていただきます。何とも尻切れトンボのようなアップになってしまって申し訳ございません。

 

また明日からの海外活動は、Facebookなどにアップしまていきますので、写真だけでもご覧いただければと思います。ではでは日本の植物や皆さまの無事を祈りながら、いってきま~~す。

現場ではお盆の繁忙が一段落し、私は予定をしていた関東方面へと向かった。

交通手段はいつもの飛行機。そしてこの日の搭乗で今年のJALグループ便搭乗100回目である。たまにお客様の関係などで遅れることはあるが、いつも安全に目的地に連れていっていただけていてありがたく思う。

ただ今回は相変わらずのレインマンである又右衛門は、一月前の沖縄と同じように関東地区に接近している台風の影響を受けながらの訪問となった。羽田空港までは問題なく到着。そしてバスと電車を乗り継ぎ、目的地をめざした。

移動時間約2時間で、よみうりランド HANA-BIYORIに到着した。前回はこの地の土壌改良の依頼をいただき施工をしてから約2年?3年?ぶりの訪問である。

まずはOPEN時のシンボルツリーとしてお届けさせていただいたパラボラッチョ(ケイバ インシグニス)と再会でき挨拶することができた。

その他の植物との関係があり、パラボラッチョに最適な環境とは言えないため、万全とはいえないが、スタッフにメンテナンスをしていただきながら、何とか適応しようとしている姿があった。

そしてその頃からお世話になってきている片桐さんと久しぶりに再会し、互いの現状の取り組みなどの情報交換を行わせていただいた。片桐さんは近年アクアセルという資材を使用し、様々な取り組みを行ってきており、その活動はFacebookでも拝見させていただいて来た。

 

アクアセルというものはどういうものかは私が説明するよりネットにて検索してみるのが一番わかりやすいので、各自参考にされればと思うが、そのアクアセルの使い方に片桐さんは精通しており、多くの実績を積み上げてきた。

以前から一緒に活動をさせていただいたこともある関係であり、手法は違えど最終的にめざす方向性は合致していたパートナーであるので、お互いの卓越した製品や技術を融合させて新たな展開を国内外で進めていくことができると思うのでこれからが楽しみである。

HANA-BIYORIでのミーティングを終え、台風が接近してきているため、都内から内地に向かい、高崎へと向かった。

 

高崎では国立大学の医学部にてご活躍されている方とのミーティング。芸術や文化などにも特異な能力がある方で、植物への関心も高く持っていただけている素敵な方である。普段は比較的接点が少ない分野の方であり、他の方とは違った角度からも見ることができ、さらに素早い分析力を持っておられ、多くを学ばせていただくことができた。

また私たちが開発・製造するマリネックスの医療分野での展開にも可能性を感じていただけており、さらに「地球について・・・」という方向性も合致し、又右衛門にないものを多く持っている方でもあるので、一緒に取り組んでいただくことで、医学は当たり前にかなり難しい分野ではあるが新たな道が開けないかと考えている。ともあれ七転び八起きしながらでも楽しみながら頑張っていきたいと思う。

そして高崎終了後は、台風接近にて交通手段もなく都内には戻れず、時間ができたのもあって、台風から逃げるように反対側の新潟へと向かうことにした。

新潟に近づくにつれて、田んぼが多く見ることができる。さすが米どころである。去年は全国的に一等米がかなり不作であったが今年もこの暑さが、どのように影響をしているか心配である。ただ米作りでもマリネクッスは、高温対策など活躍してくれているので、その効果に期待したいと考える。

新潟到着後、まずは名物 タレカツをと思って食べたのだが、入った店の選択を間違えたのか、私の口には合わなかったので少し残念。気を取り直して、重いリュックを背負ってローカル線で新潟植物園へと向かった。

まずは緑が美しい広々とした園内をさっと見学。気温は高く、全てを周ることはできなかったが、元気な植物に後押しをしてもらっての見学は目にも優しく心地よかった。

そして有料ゾーンである温室などの見学も行ってきた。今人気の食虫植物の展示もされており、親子連れに紛れて、又右衛門も楽しませていただいて来た。

特にお気に入りになったのがウツボカズラ属の「エドワードシアナ」まるで貴族の襟巻きのようなものでとても美しかった。

 

 

他にもシビンのようなユニークな形のものや、きれいなもの、とても大きなものなど、初めて見たものもありとても面白かった。ただこの時期の熱帯温室は、外よりも暑くさらに汗をいっぱいかかせていただいた。

その後も施設内を見学し、駅までは距離があるのとかなり気温も上がっていたのでバスで帰ろうかと思ったが、1日に4便しかなく、TAXIとも考えたがせっかくなので田舎道を歩きながら、さらにさらに大汗をかいて約25分で古津駅に到着することができた。

そして新潟駅にもどり、歩いたこともありお腹も減ったので、タレカツのショックを打ち消したく、他の名物を探していると屋台で売っている「鳥の半身揚げ」を見つけたので購入し、駅構内のベンチでモクモク食べさせていただいた。揚げたてではないので、ショックを打ち消すほどの美味しさではなかった。

ただ別で食べる機会があった「白ごはん」がとても美味しく、とても満足。さすが新潟と感じさせていただくことができた。次回の新潟はいつになるかはわからないが、次に来たときは、大好物のおにぎりの食べ比べをしたいなと感じる新潟になった。

さ~~台風は、離れていってくれたかな~~。大きな被害が出てないことを祈りながら、新潟から帰路に着いた。さ~~帰阪後も多くのプロジェクトが続くので、気合を入れ直して頑張っていきます。

毎日、全国的に暑い日が続き、日本列島各地で気温40℃近くまでなり、各産地のパートナーや弊社スタッフは厳しい環境の中で活動をしてくれている。本当に頭が下がる思いである。

私は一昨年からタイでの活動が多く、タイでは気温40度を超える日が続いたり、日によっては45℃の中で活動もしてきたりしたので、多少の慣れはあるが、日本の暑さはまた違った暑さでもあり、関係するメンバーは、大変な1週間であったと思う。

特に今週は生花卸部門にとっては、お盆商戦の真っ只中であり、とても熱い戦いが繰り広げられた。私から生花販売部門のことをアップする機会が少ないためか、案外知らない方もいるのですがバラエングループにおいて、生花販売部門は、主力の事業であり、グループ全体を引っ張っている部門であることを知っていただければ嬉しく思う。

そして本年度も生花部門の各担当が、経験を活かしながら、何とか体力気力ギリギリのところで折り返しである週末を迎えることになったので、時間がとれれば、たとえ少しでもクールダウンしていただき、週明けのラストスパートに備えていただきたく思っている。

また植物部門は園芸店などのお盆休みもからみ、忙しさは落ち着いてはいるが、植物のメンテナンスや何といっても冷房も何もない温室や直射の屋外では本当に熱い中、自分の気力との戦いであったと言える。

また私が関わることが多い輸入植物部門も、様々なアクシデントでコンテナの到着が大幅に遅れてしまい、お盆のピークの時と重なってしまったため、私も荷受けなどに参加させていただいたがコンテナ内の作業はまるでサウナの中で働いているような状況であった。

そのような環境でも耐えてくれているスタッフや植物の体力にはおそれいったものである。それにしても度が過ぎた暑さは多くの負担がかかるので、これからの日本はこのような気候が当たり前であるともいえるので、海外同様に夏場の就労時間の変更なども考えながら、この暑さと闘っていなかければならないと考えている。

ただ、暑いのが私たちの事業全てにデメリットと言えないところもある。それはバラエングループが開発する海洋性腐植抽出液(高濃度フルボ酸液)「マリネックス」の製造においては、室温が高いところで製造をするため、このような暑さは大歓迎でもある。

さらに自然のエネルギーによってじっくり製造することで、環境負荷の低減にもなり、特別な純度のフルボ酸液を製造することができている。40℃を越える室内で製造しているスタッフの負担も半端ではないであろうが、大汗をかきながら、この暑さで良いものが作れると笑顔で取り組んでくれているスタッフには本当に感謝である。

 

ちなみにこのマリネックスは、植物の生育の妨げになる高温障害の軽減にもつながるので、今後さらに高温が進むであろう日本においての、農業においては、なくてはならない資材であると言えるので、継続することに大きな負担はあるが、引き続き粘り強く取り組んでいければと思っている。

このように各部門のスタッフが厳しい暑さの中、熱い戦いをしてくれているので、私もさらに熱い取り組みを起こしていこうと思っている。そのために色んな部門でスタッフやパートナーの増強もしていきたく思っているので、一緒に歩んでいただける方がいらっしゃったら是非お力をお貸しいただければと思っています。ぜひぜひ合流よろしくです。

各国のアスリートが競い合うパリ五輪が開催され、連日その活躍をネットなどで拝見をしている。そして一生懸命に取り組むアスリートの姿に感動を覚える。

それと同時に開催にあたり建築、植栽、企画、運営など、表には出てこない人の努力も相当あるだろうなと思いながら拝見している。賛否両論もあるかもしれないが、まずは五輪が開催されることへの感謝を感じている。本当にご苦労様である。

そのような五輪中継を見ていると、東京五輪に併せて記念植樹させていただいた樹齢約1000年のオリーブの状態が気になり、都内出張時に時間をやりくりして夕方国立競技場に隣接する明治公園へと向かった。

このオリーブは東京五輪に併せ、入場セキュリーティーゲート近くに仮設置されたが、五輪自体がCOVID-19の影響で延期。さらに無観客開催となったため、皆さんの目には触れることをなかった。

そして明治公園の整備が終えるまでは、厳しい環境ではあったが、無事にこの地に植栽がなされ、何とか元気を取り戻してくれるようになってきた。私の手から送り出した子ではあるが、私にとっては大切な子の一人であるので、今年になっても4度ほど来て、勝手にチェックをしているのでよくわかる。

そしてオリーブくんを眺めながら、スペインの大地に植わっていた頃、多くの皆さんの手によって様々な準備がなされていた頃。そしてはるか日本までやってきてくれた時のこと。そしてこの地に設置させていただいた時のことなどを思い返していた。

そして現在管理されている方々の日々の努力に関わらしていただいた一人としての感謝をするとともに、このプロジェクトに関わった人々全てが金メダル受賞に等しいのではと思っているうちに陽は落ち、再会を約束してこの地を後にした。

さ~~パリ五輪も後半戦。観客がいる世界に戻ったことへの感謝と、日本はじめ各国の活躍を大いに期待しながら全ての関係者の応援をしていこうと思う。

先日弊社にて開催させて頂きました「とよなかオープンファクトリー」について、インタビューを受けました。

9月頃公開予定とのことです。

「とよなかオープンファクトリー」は、豊中市内の事業所や工場を見学しながら、モノづくりやおしごとの現場を体験・体感できる小学生向けの豊中市主催のイベントです。今年は20名の方々にご来場いただきました。
 

 

 

本年は、又右衛門はどうしてもはずせない出張のため参加はできなかったのですが、各スタッフが、役割分担をして行ってくれて、私以上に、参加者の方々を喜ばせてくれたようです。本当に嬉しく思います。きっと担当してくれたスタッフにとっても大きな学びとなってくれたと思います。

これからもバラエングループがめざす「植物とひとを力いっぱい愛せる人を育みたい。」にむけて引き続き取り組んでいきたいと思っています。

今日は8月1日。お朔日。

いつものように早朝から、自宅の神棚をお祀りし、順番に宝塚本社、大阪営業所、グループ会社の堺本社に所在する氏神様に感謝を伝えに行ってきました。

 

ただいつものお朔日と少し違うのは、バラエングループの核となる薔薇園植物場は先月が決算月であったので今月から新年度となるため、元旦とは違った想いで1年間のお礼を伝えさせていただくことになった。

そして最後にはクスノキの大樹に、お礼といつもと同じ願い事を1つさせていただいてきた。何をお願いしているかは皆さんの想像にお任せします。もしそれがわかった方がいらっしゃったらもれなくお食事をご馳走しますので、どしどしご応募くださいませ。抽選結果は、返信をもってかえさせていただきます(笑)

 

前年度の数字成績はおいといて、まずはスタッフみんなで1年間走り抜けられたことが何よりである。ただ私がまだ非力であるにも関わらず振り回した棍棒のせいで、傷を与えてしまった者、壁にぶち当たった者、落とし穴にはめてしまった者もいるかとは思う。そこは真摯に受け止め私が多く反省をしなければならないことである。ごめんなさい。

 

ただ中にはその棍棒の動きをうまく受け止め、自らの力として取り組んでいってくれているスタッフもいて、とても頼もしく感じている。そして彼らの笑顔や取り組む姿が、又右衛門の日々の支えになっている。本当に感謝である。是非、新しい年も?年こそは? みんなが笑顔いっぱいで協力し合いながら一緒に活動できるチームをめざしたいと思っている。頑張ります。

 

幾度もこのブログでも書かせていただいたが、昨年度は例年にも増して、色んなご縁をいただくことができ、本年度に繋がり新しいプロジェクトが動き始める予定である。博覧会のような短期開催ではなく、中には今後に大きな影響を与える可能性のある取り組みも始まる予定である。そのような新しい取り組みにリスクはないのか?と問われると正直全くない訳ではない。しかしありきたりではあるが、それに取り組まず、この場に立ち止まり動かないリスクの方がはるかに強いと考えるため、私は取り組むことの不安を感じている時間や回り道をしている時間もない。

 

そして日々変わる周辺環境や社会情勢の波をまともに受けても乗りこえることができる船となるための装備と伴走するパートナーを携えて実直に進んでいきたいと思う。

ヨーソロー!!!