四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

今朝は準備万端で朝を迎えるはずであったが、昨晩はめったにないことだが、寝ぼけて歩いていたのであろう深夜、壁に真正面から、それも鼻だけをぶつけてしまい、その際に鼻がメシっという音がした記憶は残っている。そしてその傷みが残ったまま朝を迎えた。念のため鼻がおかしくなってないかと心配になり、鏡を見てみると、少し鼻は赤くなり、位置がずれたような気がする。今更、この歳で少々のことは気にしないで良いか~~と思いながら、皆さんと朝の挨拶を交わして、朝食の準備されたテーブルに着くことにした。

朝食はいつものナチュラルなもの。とても美味しい。そしてその時に昨日の夜のことを伝えると、夜中に大きな音がしたのはそのことだったの?と笑みを浮かべながらとても心配をしていただき、申し訳なさと恥ずかしさを感じながらの1日のスタートとなった。

午前中は農場の下見とミーティングを行い、お昼には普段お世話になっているクライアントがお越しになられ一緒にランチをいただいた後に、農場にある植物のチェックとセレクトを行った。

まずはオーストラリアの代表的な植物であるグラスツリー。品種はグラウカである。グラウカはグラスツリーの中でも人気が高い種である。ジョンソニーなどに比べて希少である。

またグラウカの中にも、グラウカとオーストラリスに分かれている。ここにあるのはグラウカ グラウカである。葉の色はグラウカ オーストラリスの方がシルバーで人気があるが、今は採取できる場所はなく、さらに移植後、状態が急変することもあり難しい種である。日本には弊社で数本管理をさせていただいているが、今後日本に来る可能性は極めて低いと思われるので、来日の可能性があるのはこのグラウカ グラウカたちになるであろう。

これは枝分かれした大きなグラスツリーである。見ているだけでワクワクしてくる。ぜひ日本に迎え入れたいと思っているが、ご存知の方も多いとは思うがグラスツリーが生きていくためには共生菌が必要のため、日本向けにしっかり洗浄し完全に土を落とすと、多くの共生菌が失われ、ストレスに耐え切れずに枯死してしまう可能性が高いのである。

そのために現在はDannyと協議し、日本への輸入はストップさせている状況である。ただグラスツリーの輸入を熱望している方も多いため、今後枯死を防げる方法を模索しながら、良い手法が見つけられたら再開をしたいと思っているので、今しばらく待ちいただければ嬉しく思う

次にダニーが栽培しているボトルツリーを拝見させていただいた。写真のようにオフィスに隣接する農場で、育てられていて、どのボトルツリーもとても素敵な感じであり、日本でも活躍いただけるサイズ感でもある。

そして数百本の中からいくつかをセレクトさせていただいた。とても魅力的である。

せっかくなので選んだ中からのユニークな一本をご紹介

何かハンギョどんやアニメで見かけるような少し悪顔に見えるのが愛くるしい

せっかくなので少し顔真似をしてみた。いかがですか?似ていますか?少し曲がったかもしれない私の鼻はアップにしてみるのはお控えくださいませ(笑)

このような感じで、多くのボトルツリーから日本へお越しいただけるものをセレクトさせていただき、この日の屋外での活動を終えることになった。

そしてこの日のディナーは私の好物であるチキンを用意していただいていたので美味しくいただき、談笑をさせていただいた。そして食事が終わる頃、屋根を強くたたく雨音が聞こえはじめ、外を見るとしっかり雨が降っていた。

その光景をみたみんなが私を相変わらずのレインマンと笑いながらも少し心配そうな面持ちでもあった。それにしてもこの時期にはあまり雨は降らないのに、今回もしっかり雨が降ることにDannyも呆れながらも驚いていたが、植物のためにはありがたいことだと笑いなが喜んでもいただけた。

ただ明日は、山に入ってスペシャルなボトルツリーを探しに行くのでできれば雨は止んでいただくことを願いながら、食事を終えて各自明日の準備をおこなうために部屋に戻り、私はそのままリビングにのこってデスクワークをさせていただいた。

そしてすっかり夜も更けてきたので、昨日のような寝ぼけをしないことを願いながらベッドに入ることにした。