四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

トランジットに時間がかかり予約便には乗れずではあったが、無事にブリスベンに到着。

スーツケースをピックアップすると同時ぐらいに、今回ブリスベンでの活動をサポートしていただけるKaoriさんと合流することができた。

Kaoriさんは、オーストラリア在住で、本来の仕事は航空会社のフライトアテンダント。そのため日英とも語学が堪能で、今までに何度かヘルプしていただいている。特にご活躍いただいたのが現在広島市植物公園で元気にしている日本最大のバオバブ移植(バオバブサバイブプロジェクト)において、チーム又右衛門はじめ同行者、密着取材のテレビクルー2社の通訳などをしていただいたのが記憶に新しい。

合流後、Kaoriさんのマイカーにて、オーストラリアのビジネスパートナーであり、師であり、友であるDannyの待つStation Creek Tree Farmへと向かった。

そして、空港から約1時間30分でStation Creek Tree Farmに到着。車の音が聞こえたのかDanny sanと奥様のCarolyn sanが玄関まで出てきてくれて、再会までの2年間の時間をかき消してしまえるほどの強い握手&ハグをすることができた。

到着後、すぐ用意していただいていたランチをいただき、この2年間のお互いのことなどをお話させていただけた。そしてスーツケースの約3分の2を占めていた特別なお土産をお渡しさせていただくことができた。

食事後、今回の訪問場所予定などのミーティングを行った後、私は事務所に隣接する庭を拝見させていただいた。

ボトルツリーに、グラスツリー、サイカス各種、その他マダガスカルプランツなどをチェック。全て観終わる頃には陽も落ちかけてきたので部屋に戻り、再びミーティングを行った。

そして陽が落ちた頃に、Dannyの次男で2年前にタスマニアに同行してくれたTim sanと三男のPeter san家族が合流して、豪州ならではのバーベキューパーティーで、私たちを歓迎してくれた。

そして皆さんで談笑しながら、ビジネスとは少し離れた感じの、アットホームなとても素敵な時間を過ごさせていただけた。

そしてそのような居心地の良い時間はすぐに経ち、明日からの活動もあるので、それぞれの自宅、私たちは部屋に戻り、明日の準備をおこなうことにした。

さ~~いよいよ明日からは実際の活動である。興奮で眠れるか心配である。おやすみなさい。

昨日深夜便にてタイから帰国し、その足で氏神様を参拝。夏の大祓いを行わせていただいた。

氏神様には日々の御礼、無事の帰国と明日から再び出国することをご報告したのち、事務所に向かい、社内ミーティングなどを行い、一旦帰宅し着替えて、以前から懇意にしていただいている商社の代表とディナーミーティングが開催され、とても有意義なお話ができた。

そして帰宅後、簡単に渡航の準備をおこない、日付も変わったため就寝。翌早朝から様々な準備を終えて、パートナーへのお土産をいっぱい詰め込んで伊丹空港へと向かった。

伊丹空港からの飛行機ではCAの方にとても親切にお声掛け対応いただけ羽田空港に到着、その後連絡バスにて国際線ターミナルに向かうことができた。

出国カウンターも空いていてスムーズに出国手続きを終えることができた。そして昨日、忘れないようにとメモを共有しながらも、手持ちのオーストラリアドルを持ってくるのを忘れて全く現金がなく、現地空港などでも両替の時間はないため、ターミナル内で両替をした。

そして準備も整ったと思って、ラウンジに向かう時に、カウンターの方から、「パスポートを置き忘れていますよ!」とお声掛けいただき、振り返ったときの女性の笑顔がとても素敵に感じた。

そしてしばらくラウンジにてデスクワークを行っていたら、アナウンスが流れ私が搭乗する予定のシドニー行きは、空港に早着してしまう可能性が高いため、わざと40分遅らせて出発するとのことで、しばらくパソコンを触りながら、出発時間となったので、搭乗ゲートに向かって、スムーズに機内へと進むことができた。

そしてシドニー空港には約30分遅れでの到着となった。やはりいつものごとく雨がしっかり降っていた。着陸時間はボーディングタイムのちょうど1時間前である。なるべく早く機内をおり、すぐさま入国の手続きのところを駆け足でめざす。

ただ機内に進み着席し、時間が経つも、おひとりの方の搭乗がなく、最終的にそのお客様の預けられた荷物を降ろすなどで出発が遅れ、結局わざと遅らせての出発であったが、それがアダとなったわけではないが当初予定よりも1時間以上遅れとなった。

シドニー空港での乗り換えは結構時間を要し、乗り遅れる人が多いので有名である。そして私の乗り継ぎもタイトであるのが心配になりつつも、お乗りできなかった方に、何かあったのかな?これからどうされるのであろう?などがとても気になりながらの離陸となった。

そしてシドニー空港には約30分遅れでの到着となった。やはりいつものごとく雨がしっかり降っていた。着陸時間はボーディングタイムのちょうど1時間前である。なるべく早く機内をおり、すぐさま入国の手続きのところを駆け足でめざす。

案の定かなり混雑している。何の混雑かよくわからずだが、これでは絶対に間に合わないどころか、予約している次の飛行機すら間に合わないと判断し、人混みを縫うように進み、途中、係りの方に教えていただき、AIRCREWの方と同じように進み、APEC専用レーンにて交付いただいているABTCカードを提示。かなり早く入国手続きをすることができた。

そして荷物をピックアップ。オーストラリアは入国の荷物検査が厳しく、リアルの種や植物ではなく、食べるナッツ類でも申告をしなければならない。もし申告をしなければ罰則に値する。そのため今回私が持参したおやつには加工されたナッツが含まれていたので、入国書類は正しく書き申告。別のレーンにて検査を受け、現物を提示し確認いただき、無事に入国することできた。

そして再び駆け足でQantasの国内線乗り継ぎ窓口に駆け込んだ時間が、ボーディングタイムの少し前。すでに日本でチェックインしているので何とか間に合ったかと思ったが、カウンターでは無情のNG。交渉はしてみたものの取り合ってもらえなかった。ただ次の便に何とかねじ込んでいただき、1便遅れてのブリスベンへと向かった。

ただ気になるのは予約している飛行機に乗らなかった場合、その後の予約が破棄されることがあるので帰りが心配ではあるが、ともあれブリスベンには到着できるのでヨシとしよう。

さ~これから数日という短い滞在ではあるが、確保いただいている植物やオーストラリアのパートナーとの再会がとても楽しみである。心配事は横に置いといてしっかり植物に触れてこようと思う。できるだけSNSでも紹介させていただくので皆さんも楽しみにしていてくださいませ。

今回のアップは時間があったときに、さっとだけ植栽をチェックしてきたので写真だけでも。

 

これはPARAGONの植栽。施設によっては、壁面の植物が枯れてしまっているところもあるが、ここはもりもり感もあって良い感じ。

壁面緑化の下地はこのようなもの。日本にはもっと効果的な資材があるけどと思いながら観察中。

これはおなじみEMQUARTIER 雨季ということもあり植物の生き生きしているのが伝わってくる。

これは南国屋外ならではの植栽。ここに使われている植物の多くを、日本で私たちは供給させていただいてはいるが、当たり前だが、やはりご当地の方が環境に適しているのだな~と感じる。

最近はタイでもオリーブが使われているのを見かけることが多くなったように感じる。恐らく欧州や日本のように、花が咲いたり、実がついたりしないように思うが、見た感じは問題なく生育しているように思う。興味深いので定点チェックをしてみたいと思う。

またタイにて素敵な植栽を行っているチームとのミーティングを行ってきた。今の時点では先方との関係もあり、ここではお話はできないが、先日私たちが販売代理をさずかった資材と弊社開発資材との合わせ技による植栽技術の可能性に強い関心を持っていただけた。

他にも街角の植栽において私たちの技術が活かさられるであろうものが数多くあり可能性を感じている。多くの仲間と共に、この地に日本の素敵なものを紹介していきたいと思っている。そして近い将来皆様にその取り組みをご紹介できることが楽しみである。

まだまだお話をしたいことはありますが、今回はこの辺で。おまけとしてドラえもん植栽写真をお届けして、またえもんタイ紀行を終えます。

さて帰国後は荷物を詰め替えて、再び海外へ向かいます。その模様も少しだけになるかもですがブログアップするようにします。また私本人が現地からアップするFacebook(アカウント金岡信康)などSNSでもアップするようにいたしますので、そちらもチェックいただければ幸いです。

今回のタイ訪問では近々日本向けに出発する植物の最終チェックと、流木のチェック&ナンバーリングを行ってきた。

以前にご注文をいただいている大型フィカス。あらためて見ると、一年前からスタッフみんなで根を洗い養生してきた思い入れのある木である。過酷根洗いにも耐え、元気にしてくれているのが嬉しい

ヤシでは絶対人気のビスマルキア。ヤシは輸出などのために根洗いし、土を完全に落とすとほぼ枯れてしまうというのが定説である。しかしこのビスマルキアは、特別な方法で根洗いし養生をしてきているが、結果はかなり良好である。

これはバンブーサ。日本に竹があるのに何で輸入を?竹は植えると拡がってしまい大変だよ!と思われるであろうが、バンブーサは室内で使える。そして日本の普通の竹のように拡がらないのが素敵なところ。ただ私もまだその特性を十分理解できていないので今回実際に輸入して確認したいと思っている。この他にユニークな形のブレクナムなども輸送される予定である。

他には流木も多く積み込む準備を進めている。小さなランやエアプランツをつける板や

パルダリウムなどに使える小さなめの流木

装飾やインテリアにも使えるユニークな形のもの。

まさにテーブルというものなど大小数百点、全て現地で一個ずつ選別してきたものなので、きっと皆さんの好みにあうと思うので乞うご期待である。

時間をかけ、丁寧にナンバーリングなど準備をおこない、積み込み立ち合いの予定であったが、コンテナ到着遅延など思いがけないこともあり、船もブッキングできなかったため、今回の積み込み断念し、7月後半から末にかけての出航をめざすことにする。またもお盆の繁忙期に日本に到着してしまうかもしれないが何とか避けたいところである。かなり心配ではあるが、遠くから来てくれる植物たち、植物には罪がないのでタイあるあると心に余裕をもって迎え入れたいと思う。

今回の訪問中で行った主な活動中で、お話しできることをいくつか・・・

まずは、日本向け出荷を行ってきました。今回の出荷はアロカシア各種とネペンテス(食虫植物)です。まずはアロカシアから。

今回の日本向けアロカシアは、4種類。エレファントイヤーと言われるとても大きな葉に生長する品種(上の写真)写真の葉はあまり大きくないですが地面に植えるともっと大きくなります。

他にブラックタイプ、斑入りタイプ、葉が三角の少し耐寒性があると言われる品種を送りました。

土から掘り上げて、POTで管理していてもこのようにたくさんの根があります。一見写真だけ見ればきれいに洗えているように見えますが、この根元には多少土が残っています。

そのため、一旦ほとんどの根をそぎ落として、たわしと歯ブラシで完全に洗います。この作業を現地の方に任すと、ほぼ泥は残った状態となり、日本の検査では一発アウトになります。

ここで注意すべき点は、根周りを完全に洗いきると、いくら丁寧に行っても傷をつけてしまうため、私はマリネックス溶液にしばらく浸して、殺菌、保護、修復機能を増長させてから日本に送るようにしています。

※このブログを書いている時にはすでに日本に到着し、全てパーフェクト合格をしています。

また洗う時にはアロカシアの樹液に皮膚が反応する人が多くいます。又右衛門もその一人です。実際に半日この作業をしていたため、両手はかぶれたようになり、薄めの発疹とかゆみに悩まされました。約3日間症状は続きましたので、敏感な方はご注意くださいませ。

またネペンテスの出荷も行ってきました。写真のような希少なもの。

またふぐ提灯のような愛くるしいもの。

とても小さく可愛らしいものなど色々と。ネペンテスはCITESが必要な種になりますので、各種届を行ってからの輸出になります。決して輸送に強い種とは言えないため、アロカシア同様、植物検疫はパーフェクト合格し、私が送り出したものは、一足先に日本に到着しています。

今は植物部にて少し養生させてからの順次皆様のもとにお届けできればと思っています。楽しみにしてくださいね。

今月初めにタイへ植物などの出荷準備や、選別などで向かい、今回は最終出荷や積み込みのためと、新しく取り扱わせていただくことになった資材のプレゼンのため、今月2度目の訪問となったのでご報告を。

まずは出発予定日の前々日に、航空会社から出発便の遅延の連絡があった。それも数時間ではなく約6時間の遅延であった。

出発前日、長い待ち時間の上、何とか航空会社と連絡が取れたが6時間遅延は決定的とのことで、急遽作業を放り出し、本日の深夜便でバンコクに向かう飛行機に変更をしてもらい大きな荷物かかえて、伊丹から羽田経由でバンコクへと向かった。

深夜便は出発からバンコクまで全く問題なく到着。ターンテーブルから流れてくる荷物をピックアップし、今回は販売用荷物があるため、税関に向かい、そこでドキュメントを提出し、手続きを行って、関税の支払い行い入国をすることができた。

そして迎えに来てくださったパートナーの車に荷物を積み込んで、そのまま予約しているホテルに到着。ただチェックインの14時までは時間が随分あるので、カフェでミーティングを行い、その後いったん解散して、それぞれの仕事に就くことにした。

私はこのタイミングで今回の出張中の朝ごはんとしてバナナとヨーグルト、牛乳を買うためにスーパーへと向かった。そして必要なものを買い、ホテルに向かい途中で、スマホがないことに気づいて、慌ててスーパーに戻ると、清掃をされている方に拾っていただき、サービスカウンターにて預かってもらっていた。かなりホッとした瞬間であった。さすが日系のFuji Superであると感じながら、感謝の意味もふまえていっぱい買い物をしてホテルに戻り、チェックインの14時までロビーでデスクワークを行い、チェックイン後部屋に入り引き続き、デスクワークを行い、深夜便のため徹夜同様のため、日付が変わる前に椅子で寝落ちしてしまい気がつけば朝方になっていた。

出発前から初日までアクシデントが多いが厄落としをしたと前向きに考え、現場仕事を頑張っていこうと思います。ただ今回もバタバタの毎日の予想のため中々アップできずにいると思いますがご容赦くださいませ。

久し振りにアフリカから遥々飛行機に乗ってバオバブくんがやってきてくれました。

こんな感じでやってきてくれます。植物検疫もパーフェクト合格し、輸入許可もおりて、無事に日本上陸です。

このバオバブは学名アダンソニア ディギタータ。アフリカ大陸に自生している種になります。

通常はこの種は大樹になるまでは、比較的スラっとした姿であるが、栽培方法によっては、このようなズングリムックリの愛くるしい姿に仕上げることが可能です。私は個人的にはこのような姿が好みで、バオバブって感じすると思っている。

この写真を見て、POTに植わってなくて大丈夫なの?と心配される方もいるかと思うが、バオバブはこのようにベアルート(根がむき出しの状態)で送っても、幹に養分と水分をため込んでいるので、しばらくはこのままの状態でも全く大丈夫なのでご心配なく。この株はよく見ると芽が吹き始めているのがわかる。

この数百株のバオバブくんたちは、再び温かい気候のところに移動し、POTに植えられてから販売しようかと検討中。

この他にも順次、もっとズングリムックリのバオバブくんたちが、続いて日本に来てくれるので楽しみである。

ちなみに、このバオバブくんは数年前に同じところか来てくれた、お兄さん株。これくらいになるにはまだまだかかるであろうが、気長に待ってみよう。さて次の入荷が、すでにとても楽しみである。

昨日から広島へ。今年は1月に開催された日本植木協会 総会での記念講演にお呼びいただいて以来の広島である。

私にとって広島と言えば、植栽させていただいたバオバブや、野球のカープ、お好み焼き、そして友人の古田さんの顔が浮かんでくる。

慣れない新幹線にのり、乗り過ごさないか心配しながらハラハラの乗車。そしてパソコンで資料を作っていると、乗り込む前に買ったコーヒーもほとんど手を付けないままでの到着。

そんな古田さんは、忙しい時間の合間をぬって駅までお迎えに来ていただけた。久し振りの再会である。古田さんは石積みやガーデンを手がけられ、心のこもった作品を作られる素敵な方である。

古田さんは弊社の植物を以前から扱っていただいており、大変御贔屓にしてくださっている。さらに私のバオバブプロジェクトにも顔を出し、パワーをいただいたり、一緒に被災現場への復興に参加させていただいたり、長年本当にお世話になっている大切な方である。

そのようなお付き合いの古田さんに、駅までお迎えに来ていただき、駅でご友人の方にご挨拶。その後、車に乗り込み、駅から少し離れたご友人のお店へ。私にとって広島でランチと言えば、やはりお好み焼き。

古田さんが予約を入れていただいたおかげで、カウンターの一等席で、焼く過程を見ながら、よだれをこぼさないように、思い出話やお互いの近況についてを話をさせていただいた。

比較的早く焼き上がり、早速鉄板の上で切ったお好み焼きを口にして、お決まりのやけど。熱い!しかしそれよりもおいしさが勝っている。そのためすぐさま二口目をパクリ。熱い!当たり前である。中々学習能力が低い又右衛門である。是非「楽屋」というお店を検索し行ってみられればと思います。おすすめですよ。

その後、車で移動し、古田さんがお店の植栽を手掛けられた「BioGaia」を見学させていただいた。とても素敵な仕上がりのIndoorGardenであった。ガーデンの中央には小川が流れている。それにもしっかりメッセージが込められており、とても素敵な空間となっていた。

その場所で、しばらく腰を掛けて、この施設のコンセプトをお伺いし、意見交換もさせていただいた。さらに今後の取り組みなどもお聞かせいただき、古田さんの人柄を慕って、集まってきているクライアントの要望以上に答えを出している姿には、多くを学ばせていただいた。そして今後に一緒にできることなどのお話をゆっくりさせていただき、次の予定地へと向かうために、少し離れたグランドプリンスホテル広島へと移動した。

ここで古田さんとはお別れ。再会できたことを祝ってくれるかのような優しい雨に包まれながら、お互いの健康を祈り、再会を約束して、見送らせていただいた。

そして以前から予定されていた全国花卸協会の総会に出席をさせていただいた。この協会は本年度まで6年間、副会長をつとめさせていただいたが、本年、節目の年齢を迎えたのと、若い世代がしっかりしているので、今年で卒業をさせていただいた。

総会懇親会では、同業の仲間たちと笑顔で談笑しながら素敵な時間をしばし過ごさせていただいた。

思い起こせば、花の仲卸業をはじめたころ、周囲の方々には仲卸として認めていただけないようなレベルで赤字事業からのスタートであったが、素晴らしいメンバーが次々現れ、今では生花と植物の卸を経営、国内外の方々にも高い評価をいただけるようになり、本協会でも長年副会長を務めさせていただくことができた。これもひとえに、厳しい中でも一緒に歩み、支え続けてくれたスタッフのおかげである。心より感謝である。本当にありがとう。

全国花卸協会の役員は終えたが、仲卸業をフェードアウトさせるのではなく、引き続き基本に忠実に、魅力ある植物を皆様に届け続けていくために実直に歩んでいくことを、あらためて心に誓い、次なるステージに昇っていきたいと強く思える、そんな広島への出張であった。

昨日の深夜便にて帰国し、一瞬自宅に戻りシャワーを浴びる間もなく荷物を持ち換えて愛知 知立へと向かった。

今日は知立にて開催される特定非営利活動法人 全日本愛瓢会の総会・展示会に会員として出席のためである。

昨晩は機内であったのでデスクワークもあり、ほぼ眠れていないため、新幹線などを使った移動が安全と思ったのだが、開催場所が駅から離れているのもあり、また移動中にも連絡を取らなければならないこともあり、何とか愛車のチョロQで向かうことにした。

途中休憩をしながら少し早めに会場付近まで到着したが、先月の日本植物園協会の総会と同じく、名誉総裁であられる秋篠宮皇嗣殿下のご臨席があるため、厳重な警戒の中、展示会場に向かわせていただいた。

登録を済ませて早速展示会場へと足を運ぶことにした。会場に入ると、そこには数多くの素晴らしい作品が展示されていた。

会員であるため本会で作品は幾度か拝見させてはいただいているが、何度観てもその芸術性や、素晴らしい点数の数々は圧巻である。

せっかくなので作品をいくつか紹介させていただくので目に保養にしていただければと思う。この作品は名誉総裁秋篠宮賞 受賞作品である。当たり前の表現しかできないが、素晴らしいの一言である。

この作品は日本大瓢大賞。抜群の存在感である。

こちらは内閣総理大臣賞。ヒョウタンのサイズもあるが、この芸術性には驚かされる。

その他にも沢山の素晴らしい作品が多くあったので、全てを紹介させていただきたくは思うのですが、多くの参加者がいらっしゃる中で、写真を撮ることは容易ではなかったので、撮らせていただけたいくつかの写真をピックアップしてお届けします。

 

 

 

 

 

いかがですか?このような表現はふさわしくないかとも思いますが、一般の方々のもつヒョウタンの認識をはるかに超えた作品でなないでしょうか?

是非皆様にも一度ご覧いただきたく思っています。

この会の入会を勧めていただいた本会相談役の湯浅先生と合流。ヒョウタンについてあらためて学ばせていただいた。湯浅先生は、進化生物学研究所の理事長もつとめられておられ、又右衛門は客員研究員でもあるので、いつも指導をいただく関係性である。今回も海外にて活動が多い私に、湯浅先生からこのヒョウタンの素晴らしさを海外にも伝えていくようにと言われたので、早速提案をしてみようと思っている。きっと海外の方も喜んでいただけるいのではと思う。

またマダガスカルにおいての今後の取り組みについても話が進もうとしたが時間がない中での立ち話であったので、いったん中断し、早い再訪の約束をして、お互いが次の目的地に向かわせていただくこととなった。

今回、素晴らしい作品を多く拝見できる素敵な空間であったため、海外出張の疲れを感じることなく過ごさせていただき、元気に車に乗り込みハンドルを握って帰阪することにした。

ただその途中では、さすがに強烈な眠気が襲ってきて不安定な運転となったので、万が一のことで多くの人にご迷惑をかけるわけにはいかないので、近くのパーキングエリアに駆け込み、ほんの少しではあるが車内で仮眠し、リフレッシュしてから再びハンドルを握って無事帰宅することとなった。

今回は自分でもちょっと無理したかな?とは思ったが、どうしても行かなければならないと思って急遽予定に入れての活動であった。でもその甲斐があり、とても貴重な時間を過ぎすことができた。あらためてヒョウタンの魅力を感じることができた素敵なご縁に感謝である。

今回のタイ訪問は前回から約1ヶ月での訪問となった。今回の訪問目的は、2年前から進めているプロジェクトに加えて、今年になって飛び込んできたプロジェクト、さらに大阪・関西万博における急遽対応なども含まれており、いっぱい課題を背負ってのバタバタの渡航であった。

そのようなバタバタであり、ホテルでは朝方までの作業が続いたので、日々のブログアップができずで申し訳ございませんでした。

どのような活動をさせていただいたかについては、Facebookにてアップしていますのでご覧いただければ幸いです。

では今回の訪問記では、いくつかの行ってきたことをアップしますので、ご覧いただければ幸いです。

●流木

一昨年からタイ産の流木も扱わせていただいており、その際は比較的大きなサイズのものが多かったが今回は小さなもの輸入させていただくことにした。

 

テーブルの上や、チランジアの貼り付け、テラリウムやパルダリウムなどにお使いいただければと思う。

中にはこのような赤い木肌のもの

見ようによっては少しウウッとひいてしまいそうな模様のものもある。この模様は水中に埋もれている木で、このような朽ち方をするとのことで乾季のときに1度だけ採取するとのことであったので、気になるものを厳選してみた。

これはほぼテーブルに近い状態。個人的に気に入ったのもあるが、あるプロジェクトのカウンターにするにはもってこいではないかと思っている。楽しみである。全品一つずつ又右衛門が現地にて数日かけて、蚊に食われながら選んだものであるので楽しみにしていただければである。

●又右衛門エリア

一昨年前からタイにて日本向け養生エリア(通称又右衛門エリア)から、今夏日本に向けて出発するものや、今秋や来春に向けて出発するものなど各生産者を周って生育状況をみながら、出発時期の仕分け作業を行ってきた。

人気のビスマルキアやその他のヤシや、ブレクナムなどの一部は今夏に日本へ。

外や横に拡がらず中心に向けて集まっていくために扱いやすい品種の竹なども今夏に。

ベンガレンシスやアルテシーマ、インド菩提樹、バオバブなどもいつでも出発できるようスタンバイはできているが、今秋から始まる可能性が高い魅力的なプロジェクトがあるため、しばらくはここで過ごしていただこうと思っている。

●日本向け出荷

このビカクシダ ヴィーチーはシルバーで通常よりは耐寒性がある種。このような大きなサイズは中々ないので2年前から現地で確保していただき、今回日本に向けて出荷となった。

この種を運ぶためには通常のBOXでは難しいため、現地ホームセンターに何度か通い、大人数人が2日間かけての梱包となった。私なんかは指先を切ってまでの作業であった。

 

現在、無事日本に到着。検査にも全てパーフェクト合格したので是非、大阪営業所に見に来ていただき、私たちの苦労の結晶と、つけられた価格をご覧いただき驚いていただければと思う(笑)

●マリネックス

本年度JETROによる輸出大国コンソーシアム支援事業に採択いただいたマリネックスの輸出事業の商談なども行わせていただいた。

タイ北部でマンゴ生産をされる方への提案の機会をいただけ、導入にむけて動いていただけることになった。また先日とは異なった大学での研究を進めることとなった。

●その他

著名な緑化事業者にマリネックスとともに新しく扱わせていただくことになった素材を提案したところ、とても興味を持っていただけ、早速新設のモデルルームにてテスト使用いただけることになり、他にも新しい方とのご縁もいただけそうなため、今月後半に私が段ボールを数個持ち込み再訪して納品することになる。タイにても良い結果を導き出せれば広く取り扱っていただける可能性もあるため期待したいところである。

その他にも初めに書かせていただいた大阪・関西万博での植物調達や、契約関係上現時点では書かせていただけないプロジェクトの準備もある。今回の訪問は時間をフルに費やしてもやりきれなかったこと。新たにおこなうこともあり、今月後半の再訪を余儀なくされている。

いろいろなことが重なってきて、想いに心と身体がついていくのが大変だが、とにかく実直に頑張っていきたいと思う。

今回のタイ訪問記は、時間が取れずいつもと違ったテイストの書き方になって、又右衛門らしくないと思われるかもですが、今回はこんな感じで・・・・

さて、今月はアフリカから植物が届く予定である。楽しみである。