四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

先週の広島訪問を終え、今回は現在引き受けている大事なプロジェクトのための視察と、生産者訪問のために、沖縄を訪れた。この前に沖縄に訪れたのがいつかわからないぐらい久し振りの訪問である。

いつもの出張は、予定を組んでからチケットを手配し現地を訪れるのが当たり前であろうが、今回は、とりあえず先にチケットを手配し、後から現地での行動を決めている。何故かというとJALのタイムセールというのがあり、片道6,000円という破格値で那覇行きが手配できるため、結構前にチケットだけ手配をしていたためである。それにしても6,000円は、移動費がかさむ中、とてもありがたいことである。

定刻より少し遅れて出発、また強い追い風のため遅れて那覇空港に到着となった。到着後、予約しているレンタカー会社に連絡しようと思ったが、うっかり何という名前のレンタカー会社であったかを忘れてしまい、途方に暮れていたところ、何とか15分間ほど悪戦苦闘し、やっとのことで探し当て、さらに遅れての車移動の出発となった。

まずはコスモス畑。春にコスモス満開というのも少し違和感もあるが、とても美しい。多くの方が訪れていた。

ただ中には咲いていないとこともあり、わざとリレーしているようにも思えず、撒く時期の違いがあるのか?土壌条件が違うのか?を少し調査して提案ができればと思う。ちなみに開花後は漉き込むと現地の方に説明をしていただけた。それにしても花畑は気持ちが和むが、すぐに何か課題はないかなどを考えてしまうのは、明らかに職業病である。

移動し、臨時で養殖場の視察、駆け込んで最終日のガーデンフェスタを見学と思ったが、ほぼ片付けの状態での到着となった。

そうこうしているうちに陽も落ちてきたので、宿泊先にと思ったが、地元の方に近くでさくら祭りがあるので、エイサーでも観ていけばと進められてエイサーを見学させていただき、やっと沖縄を感じることができた。その後、今回お世話になるSUPER HOTELにチェックインして初日を終えることになった。

翌日午前中は、地元のJAにて農産物を見学。きれいなエディブルフラワーが販売されていた。エディブルフラワーは、私たちも植物工場での取り組みで関わらせていただいているので購入し、鮮度保持などのテストをさせていただいたが、思ったより日持ちも良く、素敵な出来であると感じた。その他にも沖縄特有の農産物などをチェックし、生産者の提案材料を検討させていただくことができた。

ランチにソーキソバをいただき、駆け足で八重岳の桜を見てから、少し南下。

途中であるプロジェクトのために植生チェック。その後東南植物楽園を見学させていただいた。

東南植物楽園は、日本植物園協会で同じ第三分野に所属し、お世話になっている植物園である。到着後早速園内を周らせていただいた。

園内には例年より少し早く開花が始まったヒスイカズラの棚があった。この何とも言えない発色が私は大好きである。

また好きな植物の一つでもあるトックリヤシの並木を抜けていく途中では

日本一のザー バオバブのエリアが目に飛び込んでくる。ザーはマダガスカルにのみ自生する品種で、このように多くのザーを観ることができるのは、恐らくこの植物園だけではないかと思う。

他の見どころを見学し、向かいのZONEへと向かう。ここには日本一のユスラヤシ並木があり、天空に向かって伸びている姿は圧巻であった。そしてしばし空間に身を置き、次なるプロジェクトのイメージを浮かべることができる貴重な時間となった。

そうこうしているうちに陽も落ち、ホテルの部屋に戻ることにした。そして、その夜は、完全オフにし名護にて仕事をしている長女と夕食へ出かけることにした。

夕食は、普段長女を可愛がっていただいているお店へと向かった。そこは居酒屋のような感じで、三線の教室やライブを行っているお店で、とても気の良い方々たちが集まっていた。

私の好物のゴーヤチャンプルやもずく天ぷら、タコなど沖縄を代表する料理をいただいたが、他人が見ていなければお皿をなめたくなるぐらい美味しい。

さらにちょうどその時には、三線の教室が開催されていて、その開催後に、松田先生やとても活躍されている名護ザイルの方々によるライブを聴かせていただくことができた。

三線をライブで聴くことができるだけでもありがたいが、その大先生である松田先生や名護ザイルの方々とのコラボ演奏を、ほぼ独り占めしているかのような状況は何とも贅沢であり、沖縄を全身で感じるとともに、心を震わせながらも、和ませていただけた。

そして、引き続き長女の面倒をみていただくお願いをして名残惜しいがとても良い気分でお店を後にした。そしてホテルまで送ってもらい、楽しい時間を終えて、部屋に戻ることになった。

最終日は早起きして、地元の神社を参拝。近くにあった海にて、ブレスレッドをお清めし、最後の目的地へと向かう。

その途中にある道の駅 許田で、三ツ矢ボールを購入。サーターアンダギーを軽くフワッとしたような触感でとても美味しくいただけた。ちなみに一個120円である。

三ツ矢ボールをいただきながら車を進め、しばらくして目的地である沖縄植物園さんに到着した。

沖縄植物園さん訪問は恐らく3度目で、久し振りの訪問である。そこで代表の仲座さんとお話をさせていただいた。この場でどのような話をさせていただいたかは、現時点では言えないが、お互いがとても興味を持てるプロジェクトを抱えているのと、花き園芸業界のために取り組んでいければという目的は合致しているので、今後は良い関係性をもって進めていければという話ができた。

また仲座さんはとても素敵な取り組みをされており、又右衛門も大きく刺激を受けさせていただくことができ、短い時間であったかもだが、とても意義深い良い時間となった。今後が本当に楽しみである。

充実した時間を過ごし、残った時間をゆったり空港に向かい、無事に定刻の飛行機にて伊丹に到着。帰宅することができた。

今回久し振りの沖縄で、もっと訪問したい方や場所も多くあったが、時間の制約があり中々周ることができなかった。次の沖縄訪問は今回のように時間が開くことはないであろう。さ~これからどのような進展をみせることができるか乞うご期待である。

今日は、一般社団法人日本植木協会の総会が広島にて開催され、その記念講演を又右衛門にと去年からご依頼いただいての広島訪問である。

講演の依頼をいただくと、私が世界を周り植物から預かったメッセージをお届けするのと、お聴きいただける方の業種・業態に関連があるものを少ない引き出しからもってきて準備をさせていただくようにしている。その準備は講演慣れしている訳ではないので結構時間を費やしているが、それ以上に気を遣うのが、依頼日の結構前から当日に絶対穴を開けないように予防接種や自分なりの行動制限をして、体調管理を行ったりしている。それでも、当日には若干体調を崩すのが常である。それはテスト前にお腹が痛くなる子どもと同じようなもので、間近に還暦を迎える歳になっても、変わっていないのがお恥ずかしいところでもある。

講演日当日は、天候不良もありダイヤに影響が出ているようなのでかなり早めに新大阪から時間に余裕をもって広島に入ることにした。あまりにも早すぎたので駅前でネタのせ放題の海鮮丼をいただきお腹がパンパンになって、苦しくなってしまった。中々おバカな私である。

路面電車に乗って約10分総会会場であるホテルメルパルク広島に集合時間の45分ほど前に到着した。受付をさせていただくと、いつも大変お世話になっている半田植物園の半田様に丁寧にご案内いただき、慣れない来賓室に案内いただき、飲み物をいただいて最後ギリギリまで講演準備をさせていただいた。そして少し早めに退室し、賛助会員の方々の出展を拝見させていただきながら、出番待ちとなった。

総会終了が15分ほどおしたため、私の講演開始も15分遅れのスタートとなった。今回の講演は【健康な植物(みどり)の力で地球をリ・デザインする~ネイチャーポジティブの実現向けた社会課題を解決する緑化・植栽デザイン~】と題し、90分間お時間いただいての少し長めの講演である。

講演中は、ありがちな退席者や居眠りされる方を見かけさせていただくことはなく、とても集中してか?それか異質な若手の発言にスイッチが入っていたのか、鋭い目線を終始感じながらの講演になった。

講演の終了と共に、素敵な機会をいただいた皆様にお礼をさせていただくと、大先輩の方が起ちあがられ、お叱りを受けるのかと思いきや、大きな声で「ブラボー」と声をかけていただき、皆様からとても大きく強い拍手をいただくことができました。

ただでも活舌が悪いのにもまして、15分おしている会の進行時間を取り戻すために、早口であったり途中をカットしたりしながらの駆けっこのような講演で聞きづらかったと思いますが、最後まで温かく見守りながらお聴きいただけたのはとてもありがたく思えました。

講演会のとりには、GREEN×EXPO2027 国際園芸博覧会について、国際園芸博覧会協会事務次長でいらっしゃる佐藤様がお越しになられ、皆さんに強いメッセージをわかりやすくお伝えされており、又右衛門も見習わなければと学ばせていただけた。

その後の意見交換会でも本来であれば若輩の私が各テーブルを周り、出席者の方々に感謝の意を伝えに行くべきところ、わざわざ私のところに多くの方にお越しいただけ、名刺交換をしながら、意見交換させていただけた時間はとても貴重であった。また共感いただけ温かい言葉も頂戴し、あらためて講演を受けさせていただき本当に良かったと思え時間であった。

あっという間に意見交換会の時間も中締めとなり、とても素敵な時間は終えることになった。日本植木協会の皆様には本当にお世話になりました。私こそが多くを学ばせていただくことできました。そして多くをお気遣いいただいた事務局の方々にも感謝です。この場をお借りして御礼申し上げます。

最後に、最近は総会などを儀礼的にシャンシャンと行っている団体も多い中、会員でない私には、どのような議論をされていたかはわからないが、時間を過ぎるまでしっかり議論し、事務局もとても親切丁寧でしっかりされている日本植木協会は素晴らしいな~~って感じることができました。

常日頃、居心地の良い素敵な空間をつくることができるのは、健康な植物(みどり)があってこそであると思っている。すなわち生産者の皆さんの尽力がなければ素敵な空間は作れない。そして業界の発展もないと言える。言わば私たちの将来は生産者の方々の肩にかかっているといっても過言ではない。私は引き続き、そのような健康な植物(みどり)を創り出すことができるよう生産者の皆様に敬意と期待を抱きながら、手の届きにくい隙間を埋めながら、共に歩んでいきたく思っている。今後どのように進んでいきことができるかとても楽しみである。

今日は今年初めての淡路島である。今回の訪問はオリーブ栽培をしている企業や、農業を推進している企業への訪問である。

朝、私たちグループに指導をいただいている自然生態系調和型農業の第一人者と環境配慮型資材の担当と待ち合わせし、早速現地入りをさせていただいた。

まずは淡路島にてオリーブ栽培を行っている企業を訪問した。この企業は、本業は建設業であるが、農業法人を起ち上げ活動をされている。

アポの予定時間より少し早く到着したため、まずは私たちメンバーで圃場をひと回りさせていただいた。第一印象はとても丁寧に管理されている印象である。

オリーブも元気にしており、病害虫の影響もほぼなく、良好であると言える。本業ではないにも関わらず、しっかり取り組まれていることを感じた。

しばらくして朝礼を終えられた担当者の方と合流させていただき、施設の説明や活動趣旨を聞かせていただくことができた。またオリーブの搾油施設もつくられており、欧州よりも実の採取から搾油までの時間が大幅に短いため、品質の高いオリーブが栽培できるとのことであった。実際にオリーブオイルのコンテストにおいて最高賞の受賞もされている。

また少量であるが果樹や野菜の生産も行っており、今後は拡大予定とのこと。同社は環境にも配慮した取り組みを進められているので、私たちが有するオリジナルの資材や技術は多いに役立てることが可能と言える。

グランピング施設もあり、今後はcaféの増設も検討されているとのことで、今後のご活躍が楽しみである。最後に、今後良い関係性を持ちながら続けていきましょうと言うことになり、この日はこの辺で施設を後にさせていただいた。

次に訪問したのも大手グループに属する農業を行う企業である。この企業は数年前に訪問させていただいて以来になる。そして到着後、早速圃場を見学させていただいた。

担当される方は、環境に配慮した農法に取り組む姿勢であり、実直に農業と向き合っているのを感じることができた。そして今回同行している弊グループ顧問と、意見交換をさせていただき、こちらからも気がついたことなどをいくつかお話させていただいた。

この企業は新しい区域にて拡張が予定されており、勢いを感じる。そしてとても丁寧に案内をしていただいたのち、お互い次の予定があるため、次へと移動することになった。ここでは今すぐに何かを一緒に取り組むとまでには至らなかったが、今後関係性を持ちながら進めていければということになり、今日のところは終えることになった。

その後、参加者で遅めの地元の野菜の試食を兼ねたランチミーティングを行い、いくつか依頼をいただいている土壌改良や新しいプロジェクトについての打合せを制限時間いっぱいまで行い、あっという間の1日が終わることになった。

ま~~それにしても風がとても強く寒い1日となった。まるで35年前ぐらいにいったスキー場 びわ湖バレイのような寒さであった。ただ体は寒くても、心は熱い1日となった。今後どのように進んでいくか楽しみである。

金曜の夜、エジプトから無事帰国。ただ成田空港に到着。そのまま明日開催される京都国際会館での「NPO法人 BRA国境なき奉仕団」理事会・総会出席のため、成田expressと

新幹線を利用し京都をめざした。

久し振りの新幹線というのと機内食があまり食べられなかったためと日本食が恋しくて、駅弁を買おうと東京駅構内を走って探したが、さすがに遅い時間ということか、ほとんどが売り切れ。その中で、まだ残っていたお肉のお弁当を奮発して購入。頭に浮かべていたお弁当とかなり違いはあったが、久し振りの日本のお米に、身体が喜んでくれたような気がした。

比較的車内も空いており、となりの席はあいていたので少し大事な資料を作成しながら、あっという間に京都へと到着。そのまま駅前のアパホテルに宿泊をさせていただいた。

翌朝、大きなスーツケースはホテルに預けて、地下鉄で国際会館へと向かい30分弱で到着することができた。

青年会議所卒業生で構成される国境なき奉仕団の理事会総会は、青年会議所の京都会議と一緒に開催されるため、駅を降りると元気いっぱいの若いメンバーが多くおり、その中を少し老いた私が一人歩いていることに、何となく恥ずかしさも感じながら国際会館に到着した。

少し早めに理事会会場に到着。久しぶりにメンバーと顔を合わすことができ、お互いの元気そうな顔をみて嬉しさを感じた。

定刻、1月1日の能登地震によって命を落とされた方々への黙祷に始まり、松山理事長の挨拶があり、審議、協議、討議、報告事項と議事は進んでいった。今回の議事では、やはり中心となったのは能登地震についてであった。加賀出身居住の金森専務理事から、メンバーや関係者への支援に対する謝意と現状報告がなされ、国境なき奉仕団としての今後の支援の行い方など、時間いっぱいまで議論がなされた。

金森専務は自らの家族が被災をしながらも、市民のために物資の調達や配送などずっと支援に関わられており、本当に頭が下がる思いである。

監事講評がなされ午前中に理事会・総会は終了。時間のある方のみで昼食をいただくことになり、私も参加させていただいた。昼食時には松山理事長と同じテーブルにつかせていただけ、様々なことをご指導いただき、私が個人的に抱えているトラブルまで親身になって考え、すぐにその対応に動いていただくなど本当にありがたく思う。理事長は日本の中心で日本国民をまもるために日々尽力をされている方のため、私達には全く及ばない関係を有し、迅速に対応でき、さすが・・とあらためて思うことができた。

私たちメンバーは普段何もない時は、冗談を言ったり、バカ話をしたりすることもあるが、いざ有事となれば、目つきが変わり、皆が結束し、今必要とされる行動をいち早く判断し、行動にうつす頼もしい方々ばかりで、話をしているだけで勇気と癒しの両方を与えてくれるかけがえのない仲間である。

昼食を終えると、各メンバーは全国各地へと帰っていき、私はその背中を頼もしく見つめながら、見送らせていただいた。

次に会うことになるのは、理事会のテーブルの上か?被災の現場か?海外の現場か?わからない。またその日が明日になるか?1年間何もないか?もわからないが、絆は薄れることなく、そのままであろう。そのような仲間に入れていただいていること、私は誇りに思っている。

今はドーハから成田に向かう機内でこのブログを書いている。本来ならもう少しエジプトの詳細に訪問したところをアップすべきだが、来週にせまった講演の資料はじめ提出書類やその他のプロジェクトの宿題もあり、それら仕上げなければならないので、今回のアップが「カタール・エジプト紀行」の最後になる。

今回のエジプト訪問は、業界としてエジプトにおける花き園芸ビジネスの可能性などを探る目的が主であったが、個人的にはそれ以外に農業、野菜工場、水産におけるビジネスチャンスがないか?というのと、環境問題について何か提案ができないかとの考えであった。

そして早速何らかのビジネスに繋ぐことができたというような甘い話はないが、ただ一回の訪問ですぐに何かを起こせるまでに至ることはまずないので、その糸口と可能性の大まかな判断材料を得ることができたことに満足をしている。そして国民性や状況などを実際に訪れたことによって、今までなかった情報を手にすることができたのは大きな収穫であった。今後ゆっくり検討し、無理せず進めていければと思っている。

今回のエジプトを訪問した大きな理由である大使館を訪れた以外に、皆さんに同行させていただくことで古代エジプトの歴史から学びを得ることができた。まるで学生の頃の教科書に出てくるような世界であった。

花き市場と場内仲卸の関係は切っても切れない間柄であるが、その花き市場の方々数日間ご一緒させていただく機会は、今まで以上に距離をさらに縮めることができ、本当にありがたく思える。あらためて今回の視察に全国花卸協会の参加を許可いただいた、日本花き卸売市場協会の福永会長はじめ皆様には本当に感謝である。是非今後も互いに協力関係をしっかり結んだまま、花き業界の発展に共に努めていければと思っております。ぜひまたこのような機会がありましたらお声掛けいただければです。

今回のドーハ、カイロとも素晴らしい目に見えるものを見て、体験することができたが、私はそれ以上に、多くの方と将来に向けた取り組みを話すことができたことが何よりであった。ここで得たものをしっかり育んでいきたいと思うので乞うご期待である。

あと7時間で成田に到着かな。まだまだやらなければならないワークがあるので、あっさりしたブログで申し訳ないですが、この辺で終わりにて、しばらくパソコンと格闘することにします。又右衛門のカタール・エジプト紀行を最後までお読みいただきありがとうございます。

さ~~帰国したらいっぱい予定が詰まっている。ありがたいことである。

今日は、カイロにての活動においてメインである在エジプト日本国大使館訪問である。今回の訪問は日本花き卸売市場協会の視察に特別配慮いただき同行させていただくことになる。

今日も朝4時には目が覚めたので無理に寝るのも疲れるので少しでもたまったデスクワークを行った。連日の苦手なパソコン作業で肩がかなりこっていたので、ホテルにあるジムで、軽い筋トレを行って、身体をほぐしてから朝食をいただき、出発時間にバスに乗り日本国大使館をめざした。

約40分。予定より早くナイル川沿いにある在エジプト日本国大使館に到着した。早めに出発したので30分近く早着したがそのまま訪問をさせていただけた。

大使館の方に「最近のエジプト内外政、日・エジプト関係」についてとても詳しくレクチャーを受けることができた。

昨年度はJETROの輸出大国コンソーシアムの支援企業として選ばれ、ドバイにむけてセラミック栽培式野菜工場の輸出を試みていた際に、近隣国としてエジプトでの展開の可能性はないかとは考えてはいたが、国の状況が分かりづらく、結局検討することすらしなかった。

ただ今回訪問をさせていただき、エジプトの農業事情などを聞かせていただき、野菜工場の進出は簡単ではないと感じたが、エジプト人の方々の国民性、親日度などを聞くことができ、教育においても日本式を取り入れているなど、個人的には好感度はとても高くなり、これから高まってくる農業における生産問題や環境問題などが高まる前に、課題を解決していけるお手伝いができるのではと感じた。日本からは青年会議所の大先輩で懇意にしていただけているSARAYAさんがすでに進出をされているとのことで、追いつくことはできないが、学ばせていただきながら、私達しかない資材や技術を提供していきたいと思う。まだまだ検討段階ではあるが、必ず需要はあるので検討していきたいと感じた。

訪問を終えて、街並みを観た後、ナイル川沿いで食事をいただいた。何故か昼食は中華のようなタイ料理であった。ドーハ、カイロとアラビア料理、タイ料理が続き、胃の負担はMAXになってきたので、比較的少な目で終えることにした。

ランチ後は、自由時間ということだったので、一旦ホテルに戻った後、少人数でホテル近くを探索した。

ホテルの路地を入ると、写真のようになっていて正直綺麗な街並みとは言えない状況であった。そのような中を、トゥクトゥクのような車が土煙を巻き上げながら走る。中々厳しい環境である。そのような場所も実際に通ってみて色々感じることができた。

しばらく歩き続け、少し小腹もすいてきたので、以前から食べてみたいと思っていたエジプトの国民的料理「コシャリ」を食べにいくことにした。このお店はホテルの方に教えていただいた有名店である

少し迷いながらも、無事に到着。テーブル席に腰かけ、ガイドさんに事前に教えてもらっていたメニューを指さし、しばらくするとコシャリが運ばれてきた。

コシャリとは、お米、マカロニ、スパゲッティなどのパスタにヒヨコ豆などがミックスが、そばめしのようにミックスされたものがベースで、そこにフライドオニオンがのせられており、それをしっかりかき混ぜながら、好みによってトマトスースやトマトと唐辛子のピクルスのようなものをかけながらいただいたが、思っていた以上に美味しく、今日までのエジプト料理で一番美味しくいただけた。

さらに驚くのは写真のファミリーサイズ(約4人前)で45エジプトポンド。日本円で約200円。すなわち1人50円である。思わずツアーについている少し高そうな料理や、1本600円もするレストランのコーラが一体何なんだ?と感じてしまうぐらいである。

それにしてもこのお店は良かったなと言い合いながら記念写真を撮ることにした。

食事を終え、コーヒーが飲みたいなと言うことになり、せっかくなので地元の人しか行かないようなコーヒー店へと入ることにした。

そしてコーヒーを頼むにも英語も通じないために、隣のテーブルで飲んでられるものを指さし注文をした。

エジプトスタイルというのかどうかわからないが、持ってくてくれた直ぐは、サイフォンで液体と豆が混ざっている状態で出され、しばらくそのまま置いていくと挽いた豆(カス)が沈殿し、上澄み液を飲むような感じである。

そのようないつもと違うコーヒーを楽しんでいると向かいの席の方がにこやかに挨拶をしてきてくれたので、お互いわからない言葉同士で、コミュニケーションをとりながら、心地よい時間を過ごさせてもらった。

再び路地を通ってホテルに向かう。その途中では、エジプトパンやその他のパンを売っていて美味しそうであったが、土埃を結構かぶっているのではと思える状況で食べたいとは思えなかった。

そのような状況を横目で見ながらホテルに戻る途中、エジプト産のバナナが美味しいと聞いていたので、バナナを売っているスタンドに立ち寄った。バナナは量り売りで1ドル出すと大きな房が枝ごとついてくるので、一番小さな房を買った。値段はバナナ1本で5円。とても安い。ただそれでもばら売りでこの価格なので房ごと買うと、もっと単価は低いであろうと思う。そして肝心の味は、少し若く硬めのものでも程よい甘さで、日本を出発後、食事があわず少し苦戦していたので、バナナの味がとても美味しく、ありがたく思えた。

ホテル到着前にポテトチップス専門店のようなものがあり、揚げたてのポテトチップス購入し、みんなでつまみながらホテルに到着。そしてそれぞれが別行動になり、私は部屋で遅れている宿題を、日付が変わるまで行った。

今日一日も多くを学ばせていただいたのと、外から見るエジプトではなく、通常の生活に近いところに触れることができ、とても良かったと言える。とても充実した1日であった。

今日は移動日。駆け足だったドーハでの活動を終え、エジプト カイロに向かう。

今日もいつものようにあまり眠れず、朝4時からデスクワーク。おかげでいつものように帰国の途中で書いているブログを少し書き進めることができた。そしてまだ暗い中、肩こりがきついため、ホテルにあるジムエリアで軽く運動を行った。そして朝食をいただき、再び出発までデスクワークを行い、ホテルを出発した。

出発から約20分。入国時と同じドーハ ハマド空港に到着。早速チェックインを終えて出国手続きへと向かった。ここで滞在中お世話になった現地ガイドさんのお別れとなった。素敵なガイドさんであった。ありがとうございました。

出国手続きを終えて、出発ゲートに向かうと、大きな黄色いクマが目に入ってくる。中々の存在感である。そしてガイド&通訳をしていただいている高橋さんの情報で、Dゾーンに室内ガーデンか新設されたとのことで、まずは見学に行くことにした。

Aゾーンから電車?モノレール?での移動になる。モノレールに乗ると、まるでハーマンミュラーのようなデザインでとても格好が良い。モノレールに格好の良さが必要かはわからないが、個人的にはとても素敵に感じた。

Cゾーンに到着。今度はゴールドのチェーンが目に飛び込んでくる。また振り返れば巨大なピノキオ?が出迎えてくれた。

さらに奥に進んでいくと、まるでシンガポールのチャンギ空港のように植物がいっぱいのエリアが目に入ってくる。植物がもりもりで本当に素敵である。ある意味博覧会会場よりも見どころがあるスポットにも感じた。いくつかの写真を見ていただければと思う。

 

  

 

 

いかがですか?素敵ですよね。うらやましいですね。色々な課題はあるかもしれないですが直線的で必要最小限の設備を整えている窮屈さを感じさせる日本の空港もこのように植物(みどり)が溢れる空間になってくれないか?ハブ空港でないから意味がないのかな?と思ってしまいます。

いずれにしても世界からの玄関口である空港が、第一印象になることは確かなので、今まで以上に日本の魅力を表現できる施設になっていただきたいと思いますね。

見学を終えて、搭乗ゲートに向かう途中のラウンジで食事を済ませ、定刻出発の飛行機に乗り、カイロに向かった。

機内はアジアカップ観戦のためのカタール行きとは違い、半分ぐらいの搭乗者数で、私のお気に入りの非常口座席のとなりは空席で、ゆったりしながら3時間強デスクワークに没頭することができ、とても助かった。

カイロ国際空港に到着後、入国書類を記入し、手続きを終えて全員揃って無事にエジプトに入国ができた。そこには現地ガイドの方が迎えに来ていただけていて、バスに乗り込みホテルに到着。

みんなで夕食を終え、部屋に入り移動日となった今日一日を終えることができた。さて明日明後日とカイロでの活動。どのような出会いが待っているか楽しみである。

今日は今回の渡航目的であるドーハ国際園芸博覧会の視察とジャパンデーに出席のため会場を訪れた。

会場には少し余裕をもって到着。そこでは一昨年のアルメーレ国際園芸博覧会を一緒に視察させていただいたメンバーもおられ、久し振りに意味のあるお話をさせていただくことができた。

定刻に入場し、それぞれの役割によって行動が違うため、今日は最初に記念撮影を行うことにした。

私は市場協会の方々と一緒にまずはジャパンデーの公式式典会場へと向かった。

定刻に公式式典が開始、両国の国旗掲揚と日本から高橋光男農林水産大臣政務官はじめ来賓のご挨拶など厳粛に開催されました。

来賓はじめ式典参加者全員でカートにのり、両国のブース視察へと向かった。

まずはカタールパビリオン。カタールさを感じる特徴的な設計デザインである。

内部は植物工場などもあるパビリオンになっていた。

続いて日本国パビリオン。まずは屋外出展ゾーンを観させていただいた。

日本の文化を取り入れた展示になっていた。この暑いカタールの屋外展示では多くのご苦労があったのであろうと推察される。

また装飾物による光と影や暖簾による風の動きなど自然を表現した日本らしいブースになっていたのがとても好印象であった。私が言うのはおこがましいが・・・

またGREEN×EXPO2027 国際園芸博覧会のPRを兼ねた展示もなされていた。

続いて隣のドーム型会場での屋内出展を拝見させていただいた。私はこの出展に関わる委員をさせていただき、図面などは見ていたが、やはりリアルで見ることとの違いを感じることができた。

内部には生け花やシクラメンの展示、外側はシンビジュームを使った展示などがされていた。

AIPHパビリオンを見学。園芸博にて長くお世話になっている方とディスカッションを行い、カートに乗りレセプションパーティー会場へと戻ることになった。

レセプションパーティーでは、GREEN×EXPO国際園芸博覧会のチェアパーソンである涌井先生と少しお話をする機会があり、いくつかの課題があったので直接聞き、伝える機会が持てたので視界がクリアになった。

来賓として列席させていた駐カタール特命全権大使である前田様とお話ができ、いくつかの提案もあるので再訪をさせていただきたいとお伝えさせていただけた。

農林水産大臣政務官 高橋様ともご挨拶の機会をいただけた。高橋政務官は同郷ということもあり、とても親しくお話をさせていただくことができた。またGREEN×EXPOの河村事務総長はじめ多くの要職の方々や出席者の皆様とのご縁を多くいただけ、とても有意義な時間となった。

パーティーの最後には花いけバトルのパフォーマンスを間近で拝見し迫力と花いけの素晴らしさを感じることができた。そして締めの挨拶がありパーティーは終了。私は帰りのバス出発までの1時間弱の間で、各パビリオンをさらっと見学をさせていただいた。

大きなスペースにて展開するサウジアラビアパビリオンは、とても印象に残った。

他にはイタリア、トルコ、アゼルバイジャンなどのパビリオンを見学。その頃には時間も無くなり急ぎ足で、集合場所に戻ることになった。本当であれば丸1日にゆっくり見学をしたかったが、今回がジャパンデーに参加したのでほんの限られた時間しか見学はできなかったが、ジャパンデーでしか得られない経験をいただけたので、とても多くを学ぶことができた。

会場にいたネコちゃんに別れを告げて、バスに乗り込みホテルへと戻ることにした。そしてホテルで準備をして、再度集合し夕食会場へと向かうことになった。

夕食会場はとても眺望がよく夜景が素敵であった。そして昨晩に続いて楽しくディスカッションを行い、帰る途中に閉店間際のスーパーマーケットに駆け込み、花の売り場などをチェックし、部屋へと戻ることにした。

朝の4時から長い一日となったが、とても良い時間を過ごさせていただけたおかげで疲れは殆どなく、程よい眠気があるだけである。明日は1日移動日。次なる国エジプトも楽しみである。

ドーハ ハマド国際空港に無事到着し、荷物をピックアップし、まずは宿泊ホテルまでの送迎バスに乗り込み、20分ほどでIBISホテルに到着した。

ただ朝なのでチェックインはまだできないため、とりあえず大きな荷物だけを預けて、お迎えのバスが来るまでの30分ほどロビーで待機となった。

その間もじっとしてはいられないのと、相変わらず機内ではほぼ眠れず、ここにきて眠気が出てきたのでコーヒーを買うことにした。

お値段はサンドウィッチが40リアル。コーヒーが20リアル。1リアルは両替手数料などを考慮すると約50円のため、サンドウィッチが2,000円、コーヒーが1,000円ということになる。中々の高額である。さすがに手が出ないのでコーヒーだけをいただいた。そして飲み終えた頃にバスが到着し、1日の活動がスタートになった。

今回の行程は日本花き卸売市場協会の視察に、参加させていただいたため、全ての行程が決まっており、食事なども全て手配いただいているので、視察と落とし物、迷子にさえ注意していれば、皆さんに連れていってもらえるため、とても安心しての参加である。

まずはドーハのスカイラインという高層ビル街が一望できるフィッシングハーバーあたりを見学した。入り口あたりに各国の国旗が掲揚されている。これはカタールに大使館を置いている国になると説明を受けた。当然その中に日本の日の丸もある。アメリカと中国の間に位置しており、今の世界情勢を反映しているかのようにも思えた。

この高層ビル街をスカイラインと呼んでいる。中にはユニークな形をしているものもある。夜はライトアップされまた違った雰囲気になるとのことで楽しみである。

向かって反対側には海上コンテナを再利用したスタジアムがある。環境に配慮した取り組みである。

一行で記念撮影を行い、周囲を散策。私は植栽が気になるのでその辺を見てまわった。

ここではPOTには、ペッパーベリーと思われるものが植えられている。カバーのバークを少し動かして土を見てみると、大半が砂であり、そこにオスモコートのような肥料が置いてあった。

街路樹の根元には、自動潅水設備が施されていた。水は海水を真水にしてあげているとのことであった。そしてバスに乗り込み次の場所へと移動。

次は真珠記念碑周辺。ここでは特に興味があるものはなかったが、ガイドさんの説明によると、以前真珠生産事業がとても栄えた時に、日本の真珠養殖が入ってきて大きな打撃を与えたとのこと。

いろんな歴史があるものだと感心をさせられた。

そしてカタール国立博物館へと移動した。

カタール国立博物館は、プリツカー賞を受賞したことがあるジャン・ヌーベル氏が設計されたとても素敵な建物である。その姿はバラのような形状をしている石?である「砂漠の薔薇」に着想したようなデザインが特徴的で、とても素晴らしい建築物であった。

入場料は日本で約5,000円。地球やこの地域の歴史を知り学べる意義深い施設である。

今私が関わらせていただいているプロジェクトの参考になるものも多く興味深く拝見させていただくことができた。

普通であれば順番に時間をかけてみると最低3時間ぐらいを要するであろうが、今回は次の予定もしっかり組み込まれているので1時間ほどの視察になったが、機会があればもっとゆっくり博物館の内、外と時間をかけて観てみたいと思えた施設であった。

ランチタイム。素敵なところでのランチである。私が個人で海外出張に行くときには、移動中の車内や屋台のようなところでの食事がほとんどなので、少し優雅な気分を味わえた。

入口ではカクテルサービスのように、アラビカコーヒーをいただき、アラビア料理を楽しませていただいた。

食事を終えて外に出ると、玄関近くにオリーブの古木が植栽されていた。ここドーハでは、オリーブやユッカ、ナツメヤシなど、スペインと同じ植物もあり、スペインをもう少し砂漠化させたような感じさえする街並みにも見えた。

再びバスにのり、次の訪問先であるグランドモスクに到着。担当いただける方に、ご案内いただけた。

まずインフォメーションのようなところで説明をいただき、この地の衣装であるトウブに着替えさせていただき、モスク内へと向かった。

ここのモスクはカタール最大であるとのこと。建物内はとても広く、数万人がお祈りできるとのことであった。

礼拝の作法なども教えていただき、少し身の引き締まるような感じを味わった。

皆さんと記念撮影を行った後、モスクの方からお土産品までいただいて、グランドモスクを後にすることになった。とても良い体験をさせていただけた。

再びバスに乗り移動。市場であるスークワーキフを訪問した。私は今回のツアーに限らず海外に行ったときには、地元の市場(マーケット)を訪問することで、現在の生活などを自分なりに読み取らせていただいたりする。

ここのスークワーキフでは生鮮品はないが、生活雑貨や衣類などが軒の並べていて、カタールにおいての生活の一部を垣間見ることができる。この日も地元の方や観光客が多く来られていて、大勢の人でにぎわっていた。

私たちは、先ほどのモスクでの衣装に影響されたか、頭にかぶるゴトラやイカールを購入。中には白い長い服であるドウブまで購入する方も・・・さすがに私は持ち帰ると場所がないと叱られそうなので自制をした。確か一着持っていたかもだし(笑)

市場には鷹専門の病院もあるなど、日本との大きな違いに目を丸くさせていただいた。そうしているうちに時間となってきたので、後ろ髪を引かれる思いでこの場を離れ、夕食会場へと向かった。

今日のディナーは洋食であったが、最初に枝豆が出てきたのには驚かされた。こちらの方々も枝豆を食べるとのこと。そのためかとても塩がきいていて疲れた体にフィットし大変美味しくいただけた。

この他にも、ソバのサラダやお肉もあり、お腹一杯になったが、一番美味しかったのは枝豆であった。ディナー中では、各市場の大先輩たちから芯のあるとても大切なお話を聞かせていただくことができ、終始笑いが絶えない中、多くの学びをいただけた。そしてその後はホテルに戻り、デスクワークは翌朝にすることにして、早めにベッドに横たわるようにした。

明日は今回の渡航のミッションであるドーハ国際園芸博覧会である。いっぱい歩くことになるかもしれないので、ゆっくり眠れればと思う。おやすみなさい。

一昨日に都内での重要な打ち合わせを日帰りで行い、今日も朝一番の飛行機で都内に向かうことにした。今回都内に向かうのは、現在開催されているドーハ国際園芸博覧会の視察とそこで開催されるジャパンデーに出席のためである。

またドーハ国際園芸博覧会では屋内出展委員会の委員も務めさせていただいたので、その確認も踏まえての渡航になる。ただ今回は又右衛門の単独行動ではなく、日本花き卸売市場協会にコーディネートをいただいての団体行動になるため、少し安心した気持ちでの参加である。

今回の訪問で園芸博覧会の視察が楽しみではあるが、私は多くの国々を周ってはいるがドーハは初めてのため、会場以外に実際にはどのような植物がどのように植栽されているかが楽しみである。そのようなことを考えながら羽田空港へと向かった。

ただドーハにむけて羽田空港を出発するのは深夜便なので、夕方ゆっくりの伊丹空港発で良かったのだが、朝一番の飛行機にしたのは、どちらでも同じ料金なので出張費用と時間を有効につかうためである。思惑通りに都内でしっかり2つの大事なミーティングを行うことができた。

その一つが新しいことにチャレンジするための資格申請。もう一つが新しい取引先との初めての打合せになる。おかげさまでどちらも無事に終えることができた。

その後、慣れ親しんでいる新橋地下街で、しばらく食べられないであろう和食をいただき、早めに羽田空港にチェックインし、いつもお世話になっているJALのラウンジで出発前に提案書などを作成しながら過ごした。

そこでは、機内での長時間デスクワークには無くてはならない必需品である老眼鏡が壊れてしまった。かなりつらい。ただこのようなこともあるのはいつものことなので、予備を持ってきていたため難を逃れ、問題なくデスクワークをしていると、後にチェックインされた御一行と合流ができ、定刻ドーハ行きのカタール航空機に乗り込んだ。

私は体が小さいので、皆さんとは違ってエコノミークラス。ただ動きやすい非常口座席をいつも手配していただいている。ここに座ると必ず非常時のお手伝い要請などの説明を受ける。今までであれば、慣れてしまったのもあり、「は~~い。」と半分聞き流してしまっていたが、お正月早々の航空機事故もあったので、今回はいつもよりはしっかり聞くことにした。ただそのようなことがないことを願うが・・・

そして12時間30分の長いフライトがはじまった。カタール航空の方々は色んな国籍の方がいらっしゃった。また長時間ご一緒させていただいていると、いつものJALの立ち回りやサービスなど大きく違いを感じる方々も多くいた。ここでこれ以上書くと批判みたいになっても嫌だし、1度のフライトで批評するのも違うと思うので控えるべきと思うし、海外の航空会社では結構当たり前でもある。ただ言えるのはやはりJALはすばらしいな~と実感できた。そのような中でも素敵な方もいらっしゃりCAの「HARUKA」さん?の動きは倍速で早く際立っていた。

着陸前の食事を済ませ、みんなが二度寝やくつろぎ始めるころ、わたしは相変わらずパソコンで資料を作っていたが、そうするとパソコンの画面越しに遠くで何か転がったような感じがした。ゴミか何かかな?と思い、あまり気にしないでいたがしばらくして、女性の方が何かを失くしたように探されていたが見つからず、続いてお連れの男性もCAさんに問い合わせ探してみたが見つからなかったようであった。

ひょっとして私が何か転がったように見えた小さなものかな?と思ってCAさん聞いてみたらヘアピンのようものですとのことだったので、私が探させてもらっていいですか?と尋ねると、もちろんですと許可をいただき、大体の見当がつく座席の下あたりを探すと、うまく見つけることができた。それは丸いすみっこくらしというキャラクターの可愛いヘアピンであった。それを持ち主に手渡すと、大切にしているものであったのかとても喜んでいただくことができ、CAさんにもご協力のお礼までいっていただけ、緊急脱出での協力は機会がなくできなかったが、ちょっとしたお手伝いをさせていただいたような気分にさせていただけ、ちょっぴりうれしくなった。

そうこうしているうちに、そろそろ眠気がでてきたころ早朝ドーハ ハマド空港に到着。一緒に搭乗させていただいていた日本花みどり協会 澤田会長とともに上陸させていただいた。そして少し迷いながらも無事にドーハへと入国することができ、いつもの何らかのトラブルがあるスーツケースも今回は無事にピックアップすることができた。

さ~~少し眠いが今日から早速活動開始。どんな出逢いがあるかとても楽しみである。