四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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朝、ホテルでミーティングを終え、大切な打ち合わせのため移動。
またこの地を訪れることができたことへの感謝を伝えるために参拝をさせていただいた。
ちょうど私と同時ぐらいに本殿に向かい、お賽銭を入れ、鰐口を鳴らして手を合わせている親子がいらっしゃった。
しばらく私が、感謝を込めた祝詞をあげ、再訪できたことのお礼、植物や関わる多くの人への幸せへの願いを伝えさせていただき終える頃、親子から大きな声で「お父さんの仕事が見つかりますように。」「お父さんの病気が治りますように。」との願いごとが聞こえてきた。
私も、日々悩みながら、たまに藻掻きながら、中々思うようにはもどかしさもあるが、自分以外の人に対して願える今がある。あらためて一緒に歩み、助けてくれるパートナーに感謝し、その幸せを願わなければならないと感じた。そのような日になった。
週末メキシコからほぼ無事に帰国し、日曜は自宅で時間にせかされないデスクワークであったため時差ボケ以外はしているものの、体力は十分戻ったように思える。
今日は社内会議終了後、都内へ移動。ホテルに早めにチェックインを行い、急いで会議の準備をおこなった。
会議終了後の夕方、虎ノ門ヒルズへと向かった。立ち並ぶ高層ビルの森の真ん中にたち、3日前までのメキシコとのギャップをものすごく感じていた。
そして、虎ノ門ヒルズステーションタワーへと向かった。今日は、ご縁をいただき【TOKYO NODE 開館記念企画 蜷川実花展~Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠~ 内覧会】に参加させていただくためである。開場前から多くの人が詰め掛けていた。その中には、私と同じ人間とは思えないほどの素晴らしいスタイルの方々や雰囲気を持った方が沢山来られていた。世間知らずなので私はわからなかったが、恐らく著名な方々がいっぱい来られていたようである。
そのような中、ずんぐりむっくりの又右衛門は、夜景を観た後、開場と同時に人込みを縫うように作品を順番に拝見させていただいた。
展示には、美しいもの、
迫力があるもの
考えさせられるものなど、どれもが蜷川さんらしさがあり、圧倒的なものであった。
そのような異次元の体験に感動をさせられながら、植物の偉大さや魅力も再認識できる機会になったと言える。
観覧終了後には、蜷川さんがエントランス付近にいらっしゃり、皆さんのお相手をされていたので、私も以前に仕事で関わらせていただいたお礼もあり、ご挨拶をさせていただいてきた。
そして写真もご一緒いただけ、漲る魅力を間近で感じることができた。
(※関係者の方から許可をいただきアップしています。)
さらに会場には素敵な作品を世に出されているデータサイエンティストの宮田裕章さんも来られており、ご挨拶をさせていただくことができた。相変わらず素敵な魅力に満ち溢れた方である。他にも多くの方が沢山のいらっしゃる中、以前の又右衛門であれば気後れして、すぐにその場を離れていたと思うが、今回はそのような思いは少なくなり、十分に作品を堪能させていただき、ホテルへと戻ることにした。
虎ノ門ヒルズをでて振り返ったとき、また先ほどのように先週のメキシコの大地との違いを大きく感じていた。
大自然の大地の上にそびえたつ植物たち。そして大都会の地の上にそびえたつ建物たち。いずれが良くて優れているということはない。どちらも感動を与えてくれる。学ばせてくれる。どちらも本当に素晴らしい。
その二つの素晴らしさの中での違いは何か?とたずねられたらとしたら、やはり大自然、植物は私たちを生かせてくれているということではないかと思う。
私にはこのようなビルや蜷川さんのような素敵な作品を作ることはできない。しかし、私たちを生かせてくれている植物と隣り合わせで一緒に活動をすることができる。
また来場者のような美しさや煌びやかさもないだろう。恐らく数年前までであれば、その空間に尻込みをしてしまっていたであろう。しかし今の私にはそのような気後れはない。それは植物という素晴らしい生き物とともに、活動をさせていただけているという尊い役割を担っているという自負があるからであろう。
これからも植物への畏敬の念を抱きながら、活動をすることを誓いながら一人、アスファルトで固められた地面と大自然の大地との感触の違い、その足音となって聞こえてくる声に耳を傾けながら、夜は更けていき1日の終わりを迎えた。
さ~~明日は別のプロジェクトで、とても大切な畏れ多い方との打ち合わせである。しっかり役割を完遂していきたいと思う。楽しみである。
いよいよ今日は帰国の日。朝4時30分にホテルを出発。しばらくしてモントレイ空港に到着。
約1週間前の到着であったが、とても久し振りのような気がしながら、チェックインを行い出国することにした。
定刻に出発した飛行機は何ら遅延もなくダラス空港に到着し、少し並びはしたがトランジットもスムーズに、薬とバッゲージタグを失くす以外はトラブルなく羽田空港行のJAL便の姿を見るととても安堵した気分になることができた。
そして定刻にダラスを出発、羽田に向かう機内で、このブログを書いている。
今回、スタートでESTAの取得をしていないことが飛行機搭乗30分前までわからずで、大汗をかいたという出発にはなったが、メキシコでは本当に充実した時間を過ごすことができた。
そのような時間を過ごすことができたのは、現地にてのほとんどのお世話をしていただけたパートナーのロドリゴさんのおかげである。メキシコにおける植物の知識は物凄く豊富で、様々なことを教えていただけた。
ロドリゴさんをご紹介いただき、今回のメキシコ訪問にご同行いただけた深井先生には本当にお世話になった。素敵なご縁だけではなく、常に一緒にいていただけ、サボテンなど植物だけではなく、メキシコの慣習など多くの知識を授けていただくことができた。深井先生いなくして、メキシコ訪問は成り立っていなかったと言える。この場をお借りして心より感謝申し上げたい。本当にありがとうございました。
メキシコでは平地から標高約3800mの山頂まで、毎日色んな植物や動物を見て触れることができとても多くの学びや知識を得ることができた。
ただそれだけではない。大地に立つとその先には同じ目の高さでいる様々な植物たちが見えている。
そして足元を見ると、大地にめり込み、全ての物を下から見ているサボテンはじめ植物たちがいる。
上を見上げると、崖に張り付くように下を見ているかのような植物たちもいる。メキシコは植物の量が豊富だとは決して言えないが、色々なところに植物があり、その生き方から多くを学ばせていただけた。
さらにそのシーンごとに、文字にはできないがかけがえのない何かのメッセージを得ることができたように感じた。
長い道をひたすら走り続け、時には険しく、縫うように登っていく山道を進みながら、
己の生き方を照らし合わせてみる自分がいた。
一体今の自分はどのような目線で、様々なことを見ているのであろか?どのような道を進んでいるのか?何度か照らし合わせても答えは出てはこない。もちろんゴールなども見えているはずもない。
ただただ多くの人や植物に育てられたことだけは、しっかりわかるようにはなれた。そしてその恩に報いるために、これからもしっかり前に進んでいきたいと思う。
前へ。前へ。
これで今回の【又右衛門 メキシコ紀行】を終えさせていただきます。乱文やよくわからなに日本語にも関わらず、最後までお読みいただいた皆様ありがとうございました。
実際には書ききれないことが沢山ありますので興味がある方は、どこかで又右衛門を見かけときにでも、お気軽にお声掛けいただければと思います。
それでは。また!!!