四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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昨日、えべっさんに参拝し、1年間仕事に向き合うための完全武装?を整えた私は、11日朝から夕方まで詰まった大事なプロジェクトのリモート会議に出席し、終わると同時に伊丹空港へと向かった。
深夜便にて今年最初の海外出張となるタイへと向かう。
伊丹でチェックインを済ませ定刻に出発し、羽田空港を経由。
機内で照明が落とされても相変わらず眠れぬまま、約6時間の飛行後、翌12日朝5時にバンコク スワンナプーム空港に到着した。
保有しているAPECカードのおかげでFast Trackを利用させていただき、待ち時間なくすっと入国することができた。
そして早々とターンテーブルから出てきたスーツケースをピックアップし、そのままタクシー乗り場へと向かった。
タクシーの順番待ちカード手にして、指定のタクシーへと向かう。その姿を見てドライバーさんが私に駆け寄り、車内へと導いてくれた。私は「メーターを倒して」とお願いしたが、なんだかんだと理由をつけてメーターを倒そうとしない。そこで、行き先を告げて価格を聞いてみると、かなり法外な価格を言ってきたので、こちらも強気で交渉したが、お互いたどたどしい英語でのやり取りなのでうまくまとまらない。初日の朝から言い合うのも嫌なので、少し高めの料金で手を打ち、結局談笑しながらホテルへと向かった。
空港を出て約30分でホテルに到着。領収書をお願いしたがそれもなく(タイのタクシーでは普通かも)、少し呆れてしまった。ただ無事に到着できたことが何より、と前向きに考え、スーツケースをフロントに預け、活動を始めることにした。
タイのパートナーと共に車で移動。途中、コーヒーを買うのとトイレ休憩を兼ねてCafé Amazonに立ち寄った。Café Amazonは主にバンコクに店舗展開し、今では2,000店舗以上を有するコーヒーチェーン店である。そして縁あってCafé Amazonの日本展開が始まる時には、ボタニカルプロデュースに又右衛門を抜擢いただき、関わらせていただいた。
タイの店舗で又右衛門は直接関わっていないが、お店によっては写真のようなバオバブを用いて、素敵な空間になっている。そしてコーヒー片手に車へ戻ろうとした時、気になる屋台で照り焼き風の焼き鳥1本買って食べ、出発から2時間強で目的地に到着した。
さて今日からの約1週間、今回はどのような出会いがあるか楽しみである。
今日は1月10日。10日と言えば私にとっては、まずえべっさん(十日戎)が頭に浮かぶ。それは小さな頃から両親に連れられてほぼ毎年参拝していたからである。
ただ参拝と言っても子どもの頃は、イカ焼き、トウモロコシ、りんご飴などの露店が楽しみで付いて行っていたのが本音ではあるが・・・。
えべっさんは、皆さんご存知の通り1月9日~11日まで執り行われ、主に商売繁盛祈願のお参りである。その三日間のうち9日が宵えびす、10日が本えびす、11日が残り福、と言われている。私はその三日間のうちで仕事の都合に合わせ、今年は10日の本えびすにお参りさせていただいた。
2年前のえべっさんは、COVID-19の影響で露店はほぼ出店していない状況だったが、昨年から少しずつ増えており、今年はほぼ例年のようにお店が並んでいた。そしてマスクはしているものの人手が戻り、活気が戻りつつあった。そのような中、正面である通称赤門をくぐり本殿に向かう。
ひと昔前のような混雑はないため、ゆったりした気持ちで順路を進み、途中で神札を授かり、本殿にてお賽銭をおさめた。そこでしっかりと1年間のお礼を伝えさせていただくことができた。
そして西宮名物の本マグロを拝ませていただいたが、ここもそれほど混雑なく、スムーズに進むことができた。
そして、しばらくすると福笹を授かる場所があり、それを過ぎると多くの吉兆(さらえや熊手などの縁起物)を販売しているお店が所狭しと並んでおり、多くの方がそれぞれの思いでお店を選び、その中から吉兆を選んでいる。
私は以前からお世話になっている福富さんを訪問。福富さんも私たちが来ることを待ってくださっており、特別なお土産まで用意していただいていた。
そして数ある中からインスピレーションで、熊手と宝船などを選んだ。昨年は厳しい環境の中、スタッフが頑張ってくれた。そのお礼と今年の祈願を併せて、ひと回り?ふた回り?大きなものを選んだ。
そして福富の皆さんと私たちで大きな手拍子を打って、お互いの健康と商売繁盛を祈願した。続いて、お神楽にて祈願をさせていただいた。熊手を持って、多くの人に声を掛けられながら順路をすすむ。
毎年恒例のお化け屋敷を横目で見ながら、最後に「荒えびす」さまを参拝し、帰路についた。
例年であれば、ここから先の露店で食べるのが楽しみであるが、まだCOVID-19の影響があるのと、大きくて重い熊手を息子に持たせた心配もあったので、そのまま西宮えびす神社を後にした。
そして大阪営業所、本社と順番にお札をお社に納め、吉兆を飾り、恒例の行事を無事滞りなく終えさせていただくことができた。
おそらく今年も昨年と同じである。読み返してはいないが昨年のブログでも同じことを書いていると思う。でもこのように同じことを同じように繰り返しできることは何よりであると最近つくづく思う。ご支援いただいている皆様や、実直に取り組むスタッフのおかげである。
新年の参拝に続いて、えびす様参拝でしっかり準備が整えることができた。
さ~~、今年一年、来年も同じことがブログで書けるように取り組んでいきたいと思う。頑張ります!!!
1月1日 まだ辺りは暗い中、元旦の朝を迎えた。
まずは自宅の神棚をお祀りさせていただき、祝詞を唱えて1日のスタートとなった。
そして自宅を出発し、宝塚山本の東の宮である松尾神社を参拝させていただいた。朝早いせいもあり、参拝者はまばらで、ゆっくりお参りさせていただくことができた。
続いて昨晩のお礼参りと同じように西の宮である天満神社を参拝し、本社の神棚をお祀りに向かったが、新しい年でも相変わらずのおっちょこちょいの私はお供え物の1つを忘れてしまったが、時間の関係でそのまま大阪営業所のある豊中へと向かうことにした。
大阪営業所では、事務所の神棚と仲卸店舗であるローズガーデンの神棚、そして個人的に崇拝している神様をお祀りさせていただき、昨年の御礼と新年に対する想いを伝えさせていただいた。
その後、大阪営業所の氏神様である春日神社を参拝させていただいた。そこでは、普段から大変お世話になっている宮司様にもタイミング良くご挨拶をさせていただくことができた。その後、摂社末社を参拝させていただき、再び営業所へと戻った。
そしてこれも毎年同じにはなるが、私たちの商いの拠点といえる生花市場の兵庫県生花 大阪本部へと向かうことにした。
そして市場の真ん中にて、土地の神様に昨年1年間、私やスタッフや会社を守っていただいた御礼の意味で、あくまでも我流で作法も何もできてはいないが、感謝の意を込めてお神酒を供えさせていただいた。
思い起こせば、先々代社長である父に市場に連れられて、この地に通っていた学生時代から40年以上になる。そしてこの市場にて現社長である東社長はじめ、歴代社長に大変可愛がっていただき、多くご指導をいただき今このように仲卸をさせていただいている。
私が駆け出しのころには、掛け売りなどは許されず、花を仕入れる現金がなく、お年玉などで貯めた貯金を崩して現金で花を仕入れたり、恥ずかしながら、従業員にお金を借りたりしながら、花を仕入れたこともある。セリで花を買えなかったときには、お金を握りしめ問屋にいって買わせていただいたりもした。その時、私の悲壮感いっぱいの姿を見て「カモが来た!」とひそひそ笑っている人たちもいた。悔しい、恥ずかしいと思いながらも、見栄っ張りの私は、彼らに「カモが来ました。助けてください。お金足らないけど今から何とかします。」と笑いながらお願いして花を譲ってもらい、帰りの車で涙が止まらなかったこともある。
確かに当時は汗と涙の繰り返しではあったが、今思い返すとかけがえのない経験であり、大きな学びであったと思う。
そして、現スタッフとの素敵なご縁をいただき、彼らも日々経験と学びを繰り返し、頼りない私を支えながら、今では私など全く必要がない状況にまでなっている。本当に感謝である。
市場の真ん中に腰を下ろしていると、このようなことが走馬灯のようにめぐってくる。何もかもがありがたいものである。これからも引き続きお世話になった市場の仲卸として、花卉園芸業界の一員として、植物活動家 四代目 金岡又右衛門として、やらねばならぬことをしっかり見据えて、植物のために実直に歩んでいきたいと改めて想う。
それにしても、腰を下ろして何とも言えない温かさを身体で感じていると、沸々と勇気が湧いてくる。まだまだチャレンジはこれからだ。楽しみな1年である。
植物活動家 四代目 金岡又右衛門
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりましたこと心より深く感謝申し上げます。
多くの課題を抱えながらも、何とか晴れやかな気持ちで新しい年を迎えることができましたのも、ひとえに皆様のご指導ご協力のおかげでございます。本当にありがとうございました。
2025年には大阪・関西万博、2027年には横浜園芸博覧会、それぞれがカウントダウンに入り、花卉園芸業界にとっては、またとない挑戦と変革の時代の到来かと思っています。
さらに2030年はSDGsの目標年であり、バラエングループの150周年となる大きな節目を迎えることになります。その年をスタッフ一同、胸を張って迎えるために、実直に日々の努力を惜しまずに取り組んでまいります。そして国内外に拡がるネットワークの素敵なパートナーたちと共に、私たちが長年培ってきた力を最大限に活かし、業界の枠を越え、「健康な植物(みどり)の力で社会の課題を解決する。」ために活動していく所存です。
ただいくらその想いは強くとも、皆様のご指導ご支援など、お力添えがなくては達成できないものです。
今回の写真はスペインのオリーブです。
ウクライナなど様々な争いがあった昨年ですが、今年こそは安寧な年になることを願い、平和の象徴であるオリーブを使いました。
この樹齢1500年以上といわれるオリーブは、ひょっとしたら海を渡り日本に来てもらうことになるかもです。その際には改めて紹介したいと思っております。
2023年、皆様にとって幸多き年になりますことを心より願っております。
それでは本年もご指導ご鞭撻賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。
HAPPY GREEN YEAR 2023!!!!!
バラエングループ代表
四代目 金岡又右衛門