四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今日から3日間の予定で岐阜に向かった。今回の岐阜は、各務原にて開催される日本植物園協会の総会に出席するための訪問である。
そして、せっかく二代目又右衛門(金岡喜蔵)がこよなく愛したバラの生産拠点である岐阜に行くのであれば、現地で薔薇に触れようと思いたったのに加え、前日に、香川の深井先生がアップされたFacebookに後押しされ、急遽「ぎふワールドローズガーデン」まで足を延ばすことにした。
途中工事渋滞などもあり出発から約4時間かかり、無事に到着。昼からの総会に間に合わせるためには30分少々しかないが、駆け足で施設内を観ることにした。
正面入り口を入ると、まずかわいいモニュメントがあり、その向こうにはバラが一面に広がっていて壮観である。
進んでいくとCENTER COURTと呼ばれる施設があり飲食ができる。1500円前後のランチメニューやパンケーキセットなどもあり、まだお昼前ではあったが結構多くの方が利用されていた。
さらに進むと白いバラのエリアなどがあり、清々しい気持ちになれる。この時期にここでウエディングなどを行いたい人は多くいるであろうな~と感じた。
続いてアーケードくぐり、素敵なバラを観ながら進むと、外観が木製の大きな見晴台のようなものがあり、そこに登ってみると
その先に拡がるローズガーデンが一望できる。
そして振り返ると両脇のバラの回廊の中央に拡がる芝生広場が美しい。
本当はゆっくりここで過ごしたかったが、さっと降りて、進んできた回廊から芝生広場をはさんだ反対側の回廊をバラを観ながら戻ろうとすると、以前からお世話になっているこの施設の責任者でもある上田先生とばったりお会いでき、少しだけ立ち話をすることができた。
まさかこの広い施設と多くの来場者の中でお会いできるとは思っていなかったので、とてもご縁を感じた。
そしてお互い時間がないので今日のところは立ち話で終え、再訪問を約束して、次に進むことにした。
途中、施設内を走る列車や素敵なバラたちにも出会えた。
薄ピンクやオレンジ、黄色、紫などどれもが個性的で素敵であった。そして何よりとてもきれいに管理されていて、その素晴らしさには正直驚かされたぐらいである。
日々の管理などに頭が下がる思いで、見習わなければならないことが多いと感じた。
入場ゲート方面にもどり、奥の方を覗いてみるとお子様の遊具施設や音楽堂もあり、様々な年代の方々が楽しめる施設になっていると感じた。
さすがに駆け足で見学しても、この広い施設を楽しむには時間が足らず、後ろ髪を引かれる思いで出口に向かう時に、一種のバラが目にとまった。
そうそれは「ピース」である。
私が幼い頃に一番好きであった品種で、二代目又右衛門が「ピース」の存在を教えてくれたのを憶えている。久しぶりに「ピース」に逢えるとは、まるで二代目に呼ばれたような気がした。そしてまだまだ精進しなさいとお尻を叩かれているようであり、励ましてくれているように感じた。
素敵なバラたち。素敵な施設。それを支える方々のおかげで素敵な時間を過ごさせていただくことができ本当に感謝である。今度来る時はゆっくり訪れたいと思う。再訪が楽しみである。
今日は雨の中、阪急宝塚線清荒神駅至近にある宝塚ベガ・ホールにてフラワーバレンタインコンサート in 宝塚 VOL.9が開催された。
本来は毎年2月に開催をしてきたが、COVID-19の影響で、今年は5月の開催となった。
午前中、スペインからきてくれた植物の迎え入れを確認し、コンサート終了後にプレゼントするミニブーケを車に積み込み会場へ向かった。
到着する頃の13時には主催の宝塚フラワー&コンサート代表でありソプラノ歌手の長谷川氏がすでに到着しており、無事にミニブーケをお届けすることができた。
そして私は一旦大阪営業所に戻り、各種準備や作業を行い着替えてから夕方に再び会場入りをした。
雨にもかかわらず開場前には多くの人がお越しいただけていてとてもありがたい気持ちでいっぱいになった。
そして定刻に開演。しばらくしてオープニングトークとして、又右衛門に声掛けいただき、客席から舞台へと上がることになった。舞台のトークでは進行でありピアニストの源氏さまの問いかけでフラワーバレンタインについてのことと、今回のコンサートのタイトルである【空に輝く! LIGHT UP THE SKY!】にちなんで着用している、全面にマダガスカルの空が映し出されたジャケットのお話をした。
静寂の時間を経て公演が始まる。
歌手の響き渡る素敵な歌声、奏者の素晴らしい演奏に包まれ、とても癒されることになった。
その後休憩をはさみ全部で17曲が演奏され、最後の曲では観客とも一体感のある素敵な公演となった。
公演終了後には、来場者の皆さま全員にミニブーケをプレゼント。
多くの方から普段の活動について温かい応援の言葉をかけていただけ、長く続いている出張の繰り返しで疲れ気味の私はとても強いエネルギーチャージができた。
今回、来場いただいた皆様本当にありがとうございました。
そして素晴らしい音楽を聴かせていただけた出演者の皆様、準備や公演を支えるスタッフや裏方の皆さんには本当に感謝です。
来年は10周年。できれば記念公演のようなものができればですね。私も楽しみにしています。期待しておいてくださいませ。
今日は朝から大事なリモート会議に出席し、その後法務局で急ぎの手続きを行い伊丹空港へと向かった。
少し離れた駐車場に車をとめて飛行場へ向かう。その間に、足元がキュッキュ、キュッキュと可愛い音を出している。
温かくなったのでブーツをスニーカーに履き替え、長く歩くのでインナーを装備したせいかもしれない。まるで小さな子供が履いているサンダルのような感じである。
周りの人に、いい大人がそのような靴を履いているの?と思われないか心配しながらの出発となった。
空港で、大きな窓から飛行機を眺めるのが好きなので、今日もいつものように写真を撮る。とても素敵な青空が広がっている。今日は雨男と言わせない。ただせっかく持ってきた折りたたみ傘が少し寂しげにも感じた。
飛行機が定刻に離陸すると眼下には私たちの大阪営業所が見える。スタッフの姿を探したがさすがにそこまでは確認ができなかった・・・。
そうして福島上空を通り、まだ雪はある山なみを見ながら、仙台空港に到着。
今日は、私が加入する団体のミーティングに出席するための仙台訪問である。空港を出るといつもならレンタカーを借りての移動だが、今回は市内に行くためだけなので、アクセス鉄道を利用して仙台駅へと到着した。
その後ホテルにチェックインだけ済ませ、重たい荷物を少し軽くして、足早にミーティング場所へと向かった。会場にはほぼ定刻にみんなが揃い、早速資料に目を通しながら今後の団体のあり方や、事業などについての意見交換を行った。そしてどこの団体も同様に抱えているであろう課題などを話し合うことができた。
私もいくつかの団体に加入しているが、そのような中で、よく口にされるのが団体や組織の若返りについてである。私も若返りは大いに賛成ではある。できれば少しでも早く後進に道を譲れればと思っている。しかしながらただ単に役員の年齢を引き下げればいいというわけではないと思っている。
長老と言われるような人の中にも常に新しい発想や考え方を提案している方もいらっしゃるし、若くても積極性に欠ける人もいるのでただ単に年齢でフィルターをかけることはむしろ逆効果になる場合もある。かといっても試験があるわけでもないし、そもそも個性的な色んな考えの人たちが議論することに価値があるので中々難しい課題である。今後の進め方には皆様からもご指導をいただきたいと思っている。
今回、久しぶりにリアルでのミーティングで、やはりリアルならではの良いことも沢山あり、とても有意義な時間となった。何とか少しずつではあるが移動に関する障害が減ってきたので、そろそろ又右衛門も以前のような活動を再開し、リアルで植物に逢いに行きたいと思っている。
さ~大阪に戻れば来週から始まる出張ラッシュの準備をしなければならないので大忙しである。無事に出張に出られるようにそれまでトラブルなく過ごせることを切に願うばかりである。
今日は、千葉での取り組みのため毎度ながら朝一番の飛行機で羽田へと向かった。
出発前にテレビでみた今日の占いでは、私のおひつじ座の運勢は何と12位!なんだかな~~と思いながら空港へ。
今日は雨は降らないだろうと思い、傘は持たずの搭乗である。そして定刻に羽田空港に到着。そこからは電車を乗継ぎ、外房線で目的地へ向かう。
電車の座席でデスクワークを行っていたが、「特急わかしお」は結構揺れるため撃沈。
その後は静かに車窓を眺めながらお昼前に目的地へと到着し、先着のバラエンチームの環境技術チームと合流した。
ミーティングは午後からのため、ランチミーティングにして地元のお魚をいただいた。
やはり美味しい。この辺りの海は地形的に海流も素晴らしく、指折りの漁場であるので、そこから届く魚介は新鮮で美味しい。特にタコは噛めば噛むほど味が湧き出てくるような感じで、とても美味しかった。
ミーティングの内容も、将来に向けて様々なことが思い浮かび、さらにランチを美味しくさせてくれるものであった。
昼食後、初めて顔合わせする方々に私たちの活動をお話し、行政の課題とのすり合わせを行なった。
打ち合わせの内容については、ここではまだ書くことができないが、環境対策だけではなく農業、水産、畜産においていくつか提案をした。教育や福祉などの取り組みについてもお話をしたところ大いに共感していただくことができ、プロジェクトが一気に前に動きそうである。とてもやりがいがあることであり、楽しみで仕方がない。
2時間余りのミーティングもあっという間のように感じられるぐらい中身の濃い話ができたと言える。きっと行政や市民、私たちにとって価値ある、三方良しの取り組みになると思うので、乞うご期待である。
帰路に着くまでもチームメンバーと今後についての話や驚くような新しい研究についてしっかりと話し合うことができ、とても素敵な時間となった。
そして東京駅で別れ、私は羽田経由で、伊丹空港をめざすことにした。
帰りの飛行機でこのブログを書いている。具体的な取り組みや場所について今はまだ触れられないので、本当はこのことはブログでは書かないでいようとおもっていたのだが、あまりにも飛行機の窓から見た富士山と夕焼けが綺麗だったので、その写真が載せたくてついつい書いてしまいました。
さ~~これからまた一つやるべきことが見つかった。植物とチームの力で社会の課題解決に挑戦していくぞ~~(^^)v
GWといえば、一般的には「ゴールデンウィーク」ということになるのであろうが、「みどりの日」や「子どもの日」など花き園芸に関わるイベントがあり、続いて一大イベントである「母の日」がすぐそこに控えているので、花き園芸業界にとっては「がんばるウィーク」「ガッツウィーク」というぐらいである。
そのようなイベントに際し、パートナーはじめスタッフの方々のたゆまぬ努力に敬意を表したいと思う。
そして今日5月4日は「みどりの日」であることは多くの国民に浸透してきているが、実は【植物園の日】でもあるのです。
私も所属しています日本植物園協会では、平成19年度より5月4日「みどりの日」を【植物園の日】を位置付け「ふるさとの植物を守ろう」をテーマに活動を進めています。
それもあって何とか植物園に足を運ばなきゃと思い、昨晩かなり遅く?朝?までかかって提出書類を概ね仕上げて、今朝のミーティング終了後、最近とてもお世話になっている植物園である地元兵庫県の淡路島夢舞台・あわじグリーン館へと向かった。
途中、長い渋滞などがあり、通常の3倍近くの時間を要することになってしまった。さすがGWである。そして少し疲れ気味ではあったが無事目的地に到着することができた。
夢舞台・あわじグリーン館は、世界的な建築家、安藤忠雄先生デザインの建築と、シンガポールや日本各地で活躍するランドスケープアーキテクトでもある稲田館長がプロデュースする植物の展示で、兵庫県が世界に誇れる魅力ある植物園です。
到着してまず受付を済ませると、正面玄関には又右衛門の取り組みをポスター掲示してくれていた。
そう、先月から、この温室の一角「しんかのにわ」に又右衛門プランツたちが活躍してくれている「Heritage Plants – 四代目金岡又右衛門コレクション」が新設されている。
今回はその生育状況の定期チェックのための訪問でもある。
受付後すぐに副館長に迎えられ、設置されて間もない又右衛門プランツたちの状況を一緒にチェックしていくことにした。
まず入口から順路を進むと元気そうにしているディクソニア アンタルクティカ(ソフトツリーファン)が目に入ってくる。遠目ではあるが元気そうでホッと一安心である。
そして、さらに進んでいくと、以前から設置されているアロエ ディコトマなどが出迎えてくれる。
もう少し進むと開花を終えたプヤ チネンシスに出会える。開花後は枯れる場合が多いのだが、この子はどのようになるのか?全く元気そうなので、引き続きチェックしていきたいと思う。
さらに進み開花を終えたヒスイカズラの回廊を潜り抜けると、新設された「Heritage Plants(しんかのにわ)」に繋がっている。
まずそこには「マクロザミア ムーレイ」がいてくれる。もう5年前ぐらいになるであろうか、オーストラリア政府から特別許可が出され、パートナーと現地に入り、地元環境に配慮し採取、輸入を行なった。ワシントン条約appendix2に属する。今回ここに展示したもので樹齢約800年以上であろうと推察する。
特にこのようにマルチヘッドのものは中々ないので一見の価値はある。
そして隣接するところには、これもオーストラリアからのディクソニア アンタルクティカが約10本展示植栽されている。
先ほど入口から遠目に写したものがこれである。到着当初は、葉は茶色くチリチリになってしまったものもあったが、しっかり元気な葉を大きく広げてくれていてとても嬉しく思った。
このエリアには他にとても稀少なジュラシックツリーが植栽されていて、植物の歴史や進化の過程を感じられると思うので、是非「こどもの日」や「夏休み」の観察にもおすすめしたいと思う。
そしてこのエリアを過ぎると、メイン展示といえる区域になる。先日のらん展とはまた違った感じで、素敵な植物もあり見どころが多い。
特に現在は、その中央のエキウム(エキューム)が見ごろである。エキウムは地植えでは3m近くもなると言われているが、このサイズでも迫力は満点である。ちょうど良い時期に訪問できたと言える。
ウィキによると、小さな赤い花が螺旋状に咲いており、その外見から「宝石の塔(Tower of Jewels)」とも呼ばれるとのこと。納得である。
またこのエリアの近くには、これも現地を訪れ日本に輸入してきたグラスツリーが。その中でも人気が高いグラウカ、さらに希少なアンガスティフォリア(グラスツリー・グラウカ・アンガスティフォリア)のマルチタイプである。この種は今後、日本に輸入することが極めて困難なため、是非チェックいただけたらと思う。
こうして、又右衛門プランツが元気にしていることが確認できると、この地を後にすることにした。
今日は忙しい中、副館長に対応いただけありがたく思う。
現場スタッフの皆さんには挨拶できなかったが、植物の元気な姿をみて、日々お力をいただいていることが伝わってきた。本当にありがたいことである。関係者の皆様に心より感謝である。
このように日本各地には素敵な植物園がたくさんあります。是非このGW(私はグリーンウィークと言ってます)には植物園へと足を運んでいただければと思います。
ではでは次の訪問までしばらくバイバイである(^^)v