四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
MATAEMON'S THINKING BLOG
数年前から取り組んできたプロジェクトが一つの区切りを迎えることになった。
このプロジェクトのために何度打ち合わせをおこなってきたであろうか?
何度資料をつくってきたであろうか?
それにもかかわらず足りないことがあったり、予期せぬトラブルがあったり、本当にハラハラドキドキであった。
しかしながら多くの仲間や協力者のおかげで何とかパーフェクトに仕上げることができたと言える。
今でもその樹を見上げると、関わってきてくれた仲間や関係者の顔が浮かんできて感極まってしまう。
本当に素敵なプロジェクトに関わらせていただけたと思う。とても良い経験となり、たくさん学ぶことができた。
見上げると街には桜が咲いている。とても美しく、しかし儚い桜の花。
それに比べて白く小さな花であるオリーブ。
見た目の印象は桜のほうが強いかもしれないが、オリーブの花もとても美しい。
私たちは世界的に厳しい今この時こそ、国境を越えて手と手を取り合って取り組んでいかなければならない。そして克服した時に「平和」「知恵」「勝利の栄誉」として咲き誇ってくれることを願っている!
咲け!オリーブ花よ!!
人と人、国と国を繋ぎ、人類が叡智を集め、平和を勝ち取る栄誉を称えるために・・・
ONE WORLD!!!
今週、ある大先輩と話す機会をいただいた。
想いが強すぎたため、普段以上に早口な上、かすれていてかなり聞きづらい声であったと思うが、一時も表情を変えることなく優しい目をして終始笑顔で私の話を聴いてくださっていた。
少しの時間であったにも関わらず、私の過去や深い想いまでをよみとっていただけたのが伝わってきた。
きっと私を受け入れ、耳だけではなく、感覚の全てで聴きとろうとしてくださったからではないかと思う。
さらに過分なまでの評価とともに、力強い言葉までかけていただいた。
とっても報われた。
いや、報われたというより、強い一筋の光が射しこんできたようにさえ感じた。
そして、後にいただいたメッセージに触れたときには心が震えた。
それと同時に新たな想いが芽生え、今まで以上に自分の中で力が湧き上がってきているのが実感できた。
長い年月を経て、固かった蕾みが膨みはじめたような気がする。
これからも引き続き、目をしっかり開いて、耳を澄ませながら、両手を広げて光の方向へまっすぐに進んでいこう。
春の訪れを全身で受け取れるように・・・。
前へ。前へと・・・・・
ここ最近、取り組んでいる内容や様々なプロジェクトに忙殺される日々のせいで、ブログやFacebookへのアップができずにいる。
もちろん筆不精?キーボード無精の言い訳とも言えるかもしれないが・・・
そんなこんなでアップできるものが少なかったが、今日は少し。
さて、今日3月14日はホワイトデーである。
ホワイトと言えば白。白と言えばハク。ハクと言えば我が家の一員である。
このハクと出会ったのは、9年前である。
翌日にオープンを控えた食品スーパーの準備の応援に行っていた時に、どこからか子猫の鳴き声が聞こえてきた。店の方とその声の主を探すも中々見つけることができずに、引き続き作業をしていたところ、陳列什器の奥から聞こえてきていることがわかり、みんなで助け出そうとするも、多くの人に囲まれてしまったためか什器の奥に入り込んでしまい、子猫を連れ出すことができずにいた。
そのような時に、オープンのために来ていた内装業のスタッフが、人が入れるのか?と思うような隙間から見事に真っ白の子猫を救出して、皆が歓喜の声をあげたのだった。
そして一同が良かった良かったと胸を撫でおろし、遅くまでかかったオープンの準備を終えて、そろそろ帰ろうとした時にバックヤードから戻ってきたスタッフが、私に「さっきの子猫ちゃんが・・・。」と話をはじめた。詳しく聞いてみると、お店の近くで生まれた野良猫ちゃんたちのうち1匹がエサを欲しさに紛れ込んでしまったようであるとのことだった。
食品スーパーなので、「仕方がないが保健所に引き渡すしかないかな」と相談をしていたらしく、それは何とかしたいという思いから、スタッフがそこで「うちの社長はネコが大好きで・・・」ということを切り出してしまったとのこと。
そして気がつけば、私の助手席にはガサガサと音を立てながら小さな段ボール箱に入った同乗者が乗っていた。
しかし私は、オープンの準備を終え帰社しなければならないにも関わらず、その場から車を出すことができずにいた。
「本当にこの子を連れて帰っていいのか?」みんなが帰った隙に箱から出して逃がせば、「生まれ育った地に戻れる。」「親や仲間と再会できるのではないか?」しかし再びお店に紛れ込んでしまうと、この子は保健所にいかなければならない。万が一紛れ込まなかったとしても交通量が多い道路に面した駐車場は危険がいっぱいで、そう長くは生きてはいけないであろうということなど、様々なことが頭の中で堂々巡りをして、この子にとって一番のしあわせは何だろう・・・と答えが出せずに数時間が経ってしまった。
ただ、数時間経ってもその答えを導き出せず、最終的にとりあえずこの場は危険だから帰る途中の近くの公園に放すのもいいかもと自分に言い聞かせてスーパーの駐車場を後にした。
そして気がつけば9年経った今、ここにいてくれる。
あんなにも小さく真っ白であった子猫が、薄茶色の耳に、曲がったしっぽ。
手のひらに乗るような子猫が今は約8kgまでになっている。育ち過ぎである。
その他の子たちよりもひとまわりもふたまわりも大きくなったこの子が、しあわせ太りであってくれたら嬉しいと思うのは、きっと我が家で暮らしたことが、この子にとって一番のしあわせであったはずだと、当時の思いに無理矢理答えを出したがっているのかもしれない。
確実に言えるのは、このハクが来てくれてしあわせな時間を共有出来ていることである。
今でもたまに布団の上で粗相をするハク。
トイレに入るとついてきて蛇口から水を飲むハク。
黒いパンツを穿くと必ずと言っていいほどすり寄って毛だらけにするハク。
いちばんおっとりしているためにいつもみんなに先を越されてエサが少ないハク。でもしっかりこんなにも大きく育ってくれて本当に嬉しく思う。ただただ願うのは一日でも、一時間でも長く、一緒にいてくれること。
そんなことを彼の寝姿をみてつくづくと感じたホワイトデーであった。
まだまだ他にもお世話になっている白(ハク)がいるが、このことはいつまでも話すことはできないかもしれない。そんなかけがえのないハクたちに心より感謝である。
今回は本当に久しぶりに秋田へと向かった。秋田は迎春用の根引松やダリアでお世話になっているが、今回は園芸ではなく、農業や環境事業での取り組みに関することで訪れることとなった。
朝一番から会社にて作業と準備を行い、お昼に伊丹空港に到着した。空港は新型ウィルスの影響であろうか、いつもよりひっそりしているようにも感じる。少なく感じる利用者の中でも、マスクをしている人の割合がとても高い。そのような中、私は市販のマスクや消毒用アルコールなどが手に入りにくいこともあり、自社品でウィルスの防衛策を講じ伊丹空港を出発した。
乗り慣れない航路を一時間少々のフライトで定刻に秋田空港へ到着した。そして急いでレンタカーに乗り込み、現地へと向かった。
目的地へ向かう途中、風力発電の風車が目に飛び込んできた。特に今回の訪問は環境についてのミーティングもあるため、余計にこの光景が印象に残るものになった。そして、現地の人とミーティングを行い、一段落したところでホテルに戻り、明日の準備とデスクワークを行うことにした。
翌朝からは車で、周辺地域の視察を行い、その後、農業分野において有機微生物農法などのテクニカルな部分とブランド産品の作出についてミーティングを行った。
その後は飛行機の時間まで周辺地域を見て周ることにした。有名な八郎潟の干拓地や松林などを見学。
その途中、巨大な「なまはげ」に遭遇した。かなりの迫力。
そして道の駅にて販売されている農産物をチェックし、情報収集を行っているとお土産物で気になるものを見つけた。
「くるくるなまはげ」・・・・・。何となく他人事ではないような感じがする。
その後、全国的に有名な秋田国際ダリア園や国際教養大学などの冬の状態を見学し、今回の秋田訪問のスケジュールを終えることができたため、少し早めにレンタカーを返却し、秋田空港へと戻ることになった。
ただこれだけでは終わらないのが私らしさなのか、空港のチェックインカウンターで、お決まりのように眼鏡がないことに気づいた。さっきまでの記憶をたどると、レンタカーに置き忘れたに違いない。あわてて電話をすると、やはり車の中で見つかり、親切に空港まで持ってきてくださった。今回は時間もたっぷり余裕があり、しっかりチェックをしたにも関わらず、恒例のように忘れ物・落とし物をしてしまい、自己嫌悪である。ただ今回は、それ以上の今後への期待感のため晴れやかな気持ちで秋田の地を立つことができました。
初めて訪れた街、初めてお会いできた皆様、なまはげ様、素敵なご縁をありがとうございました。
これからも引き続き又右衛門は、「環境に悪いことしている子はいないか~~?」「植物や自然の言うことをきちんと聞いているか~~?」と怖い顔して世の中を周りたいと思いますので、ご容赦くださいませ!!!