四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

台湾より戻り、次の日は和歌山日帰り、前日もミーティングなどでバタバタのままでやり残したことが多く、出発当日もミーティングを終え、慌てて準備を行い、関空に向かおうとした途中、スマホが手元にないことに気づいた。

海外に出る時、私にとってスマホは唯一と言える通信手段であり、カメラをほぼ使わない私にとっては貴重な記録手段である。またFacebookやブログアップにも欠かせないものなのである。特に現在進行中の重要なプロジェクトを数件抱えているので、通信手段がなくなることは、あまりにも影響が多いため、正直頭を抱えてしまい、恥ずかしながらかなり慌ててしまった。

 結果的には、もう諦めて気持ちを切り替えようとしたとき、スマホのありかを何とか見つけ出すことができ、慌てて取りに行き、その後献身的なスタッフの助けを得て、渋滞にも巻き込まれはしたものの集合時間から少し遅刻で何とか到着することができ、汗びっしょりでチェックインを済ませた。その時の汗の量は半端でなかったため、関空のユニクロで着替えを購入し、着替えて機内へと乗り込んだ。


今回の又右衛門プロジェクトは、マダガスカルの動植物については日本の第一人者と言える進化生物学研究所の湯浅浩史先生のツアーに、別枠で同行させていただきながら、私自身は先生よりレクチャーを受けながら、自分自身のマダガスカルにおける動植物や環境について研究・調査が主な目的になる。

 

行程は、香港を経由し、モーリシャス、マダガスカルとなり、マダガスカルで10日間毎日移動をし続け、帰国はモーリシャス-香港-台北-大阪という行程である。

出発以前からバタバタ劇を繰り広げてしまった私が今回のマダガスカル訪問でどんなことが待っているかは正直不安ではあるが、楽しみもいっぱいである。

通信環境が不安定らしいのでブログアップは帰国してからになるかもしれないが、今回はコメントを控え、写真を多めのアップを皆様に届けられればと思っています。

また良ければFacebookで金岡信康もしくは又右衛門を検索いただきご覧いただければと思っています。

今は香港に向かう飛行機の中、このアップも帰国してからになるかもしれませんが、とりあえずマダガスカルに向かいます。

ではいってきます~~~。

15日の早朝 まだ夜が明けきれないときより、お墓までご先祖様をお送りさせていただき、関西空港へと向かった。

 そして、空路 台北へと向かい、定刻よりも約30分早く桃園国際空港に到着。

空港には、数年前知り合った日本でも活動されている素敵なパートナーが、ちょうど帰国されていて、今回忙しい中にも関わらず私の案内役を受けていただき、台北を案内していただけた。


到着してまず新しい空港線で急行にのり約30分で到着。

そしてまずランチに連れて行っていただいた。

まずパートナーに好き嫌いはありますか?と尋ねられ、特にないですよ。せっかくなので台湾らしいものを紹介してほしいと頼み、連れて行ってくれたのがこのお店である。

ホルモン麺の方は、濃厚かつおだしで、とても美味しかったのだが、噂には聞いていたが臭豆腐は、納豆攻略にも、長い年月を要した私にとっては、正直中々の難敵であった(^^;)

そしてランチ終了後、Caféでミーティングを行い、とりあえず私の宿泊施設に荷物を置きに行ってきた。



今回の宿泊施設は、最近流行りの民泊のようなものなので、ホテルのようなわかりやすい外観もなく、見つけるのには地元の方がいなければ少し苦労をする感じだが、駅近でとても便利なところにであった。



チェックイン、アウトも自分で行うので、慣れればわかりやすいものであった。そして荷物を置き、台北での活動が開始された。

 今回の台北は、植物の取引はあまり目的に置いていないため、台北花市場は見学させていただくぐらいであった。

 鉢物棟では、多くの店舗が軒を並べ、それぞれ商売をされていたのが印象的であった。ただ私の興味に当てはまる植物はなく、また各店舗の特色を見出すことが出来ずであったので、本当に見学だけになった。

 生花棟も私には同じであったので、流れるように見学をさせていただき、しばし時間を過ごしたのちに、他の地区を色々まわることにした。


 ここは昔ながらの建物をリノベーションし、アトリエやデザイナーの発信基地になっていてとても興味深いものが多くあった。



また市内中心部では新しい商業施設などを見学してきた。植栽だけをみるとその精度は、まだまだと感じるところもあるが、洗練されたデザインの建物に高級ブランドが立ち並ぶ姿は、凄いなと感じるところが多くあった。


飲食は日本の外食チェーンも多く出展していたり、都内にもあるお洒落なお店や若い世代が好むようなお店も多く出店されていたり、地元の方々で賑わっていた。

そのような中、私は台湾の昔ながらのスタイルの飲食にこだわり、そして堪能させていただいた。

 今回、本当に短い間の滞在であったが、新旧が融合しながら変わりゆく台北において、新しい文化や異業種のデザイナーと触れ合い、又右衛門として少し違う角度から見た今後の展開を考えることができたのはとても有意義であった。


是非これらが近い将来形になり、皆様に案内できる日が来るかと思うので、是非楽しみにしていただければと思っています。

今回もいつものようなユニークな植物アップを楽しみにしていただいた方には、少し申し訳ない内容かもですが、それは来週から始まる渡航を楽しみにしていただければと思います。

ではでは~~。

まだここではお話することはできないですが、今回も異業種の方との新しい出逢いや、新たな絆によって、今までと少し違ったユニークなこと皆さんにお届けができそうです。

ご期待くださいませ。

前回アップからまた一週間がたってしまった。もう少し頻度をあげたいとは思っているのであるが、あまりのバタバタで全く余裕がなかった。

 

ただそういうと私たちの本業である生花仲卸の仕事が忙しかったのであろうと思われる人もいるかもしれないがそうではない。仲卸の仕事は素敵なスタッフが、全て自主的に活動するスキルを十分に持ってくれているので安心である。むしろ私が加入する方が、バランスを失い、邪魔をするようになってしまうので、今年も任せっきりで、遠目にみているのが本当である。

 

 

そんなスタッフに助けられ、私は相変わらず色んな新しいことにチャレンジをさせていただいている。その中には、おかげさまでやっと形にできたもの。もうすぐ発表できるもの。5年後、10年後、20年後に実を結ぶかもしれないものがある。とても楽しみである。

ただ全てが順調なわけではない。ミスもある。自然偶発的なトラブルもある。自分が描いていたシナリオ通りに行かないことが多々ある。そしてそこから歯車が狂い、自らのバランスを崩してしまうこともある。そして考え、悩み、苦しんでしまうことになった。今年のお盆はちょうどそのような時期にあたってしまった。

 

単なる偶然か必然かわからないが、今年のお墓掃除の時、家族は、それぞれの予定があったため私だけの参加であったため、おかげで一人お墓に向かい、しばらくゆったりとした時間を過ごすことができた。

そして、色んなことが思い起こされてきた。小学生の頃から家業を手伝い、お盆になるとお墓の花や仏壇の花を売りに、スーパーマーケットの店頭に立っていた時のことから順番に、色んなことが溢れるように・・・



 

そして今の自分にたどり着き、改めて自分を見つめ直すことで、ひょっとして自分中心のシナリオを書こうとしていないか?植物が一番の行動になっているか?地球のことを考えているか?本当に生産者やパートナーのためになっているか?言葉だけにならず行動も伴っているか?などを考えることができたのと同時に、自分の甘さ、未熟さ、弱さを痛感することができた。




そして少しうつむき加減であった私が、お墓に刻まれた「金岡 又右衛門」の字をなぞる様に触れたとき、萎えかけていた気持ちが、勇気と温かく優しい息を吹き込んでもらえたような感じがし、短い時間であったが私の人生において、とても大切な時間であり、多くを授かることができた今年のお盆であったと思う。

4日・5日宝塚 山本園芸流通センターにて「山本納涼まつり」が大盛況で開催された。同時期に近くでは淀川花火大会、神戸花火大会が開催されるも、長蛇の列ができるまでのお祭り盆踊りを自称関西三大夏祭り?(笑)と又右衛門が勝手に呼び、今年も地元メンバーとして参加させていただいた。

 このお祭りは、宝塚山本の園芸関連が中心となり、自治会やその他地元の団体などの大御所から若手が協力し、企画から設営、進行など全てを自分たちの手で行っており、その中のくじ引きやゲームなどは若手で形成される山本青年研究会が主導で行っている。


 そしてもう青年と言えない年齢になった又右衛門は、中でも一番楽であろうお面売りの役割を任せていただき、今年で3年目になる。


 

1日目の4日は、お気に入りのショッカーに扮したグダグダ感満載の又右衛門で、売り場に立たせていただいた。

お客様には、大変失礼ながら、いつもと違う感覚で、時には少し悪ぶったシュールな符丁のセールストークも交えながら、接しさせていただき、私自身が楽しませていただいている。

 

ただ最近では、そんな又右衛門を楽しみにしてくださる方も出てきていただけ、わざわざお祭りに来ていただけるようにもなってきた。さらに差し入れを持ってきていただける方などもいらっしゃり、本当にありがたい話である。

 2日目は、いつもの現地での又右衛門活動スタイルで売り場に臨んだ。そこには又右衛門の活動を支援したり、一緒になって取り組んでくれる人も来ていただけたり、少しの間だけどもお話もできて、とても素敵な時間を過ごせた。

そして地元のShiho Kanaokaさんが、とっても素敵な1枚を届けに来てくれた。

名前と年頃からすると、私の娘と思われるかもしれないが、彼女は私の園芸関係の先輩のお嬢さんで、美術関係の仕事に進まれていている。

似顔絵と言えば、それまでかもしれないが、私から何一つ要望を出していないにも関わらず、最近輸入した植物や一緒に住んでいるハク(白猫)キジ(キジ猫)、さらにアンバサダーをつとめている「みどりのサンタ」までも、自ら見つけ出し、私の活動を理解していただいた上で描いていただけていることが伝わってきて、本当にうれしく感じた。

 

私と同じ地元であるというのもあるが、このように人の立場になって仕事をできる人は、きっとこれからも多くの人に愛され、活躍していくのであろうと思えた。


 また市内外で活躍する方々もお越しいただき、励ましの言葉をいただくことができ、勇気と元気をいただける日となった。そして、この二日間のお面売りを通じ、私は色んなことを感じ、考えていた。


 開催本番では、山本では多くの役をされている重鎮の方々が、他団体を引き連れ、若手を指導し、お尻を叩いてくれる。やぐらの上では、自ら大汗をかきながら老体に鞭打って(笑)太鼓をたたき続けている。盆踊りでは先頭に立って、みんなを引っ張っていかれている。さらに時間があればゴミも拾われている。


 自治会や婦人会、青年研究会やその他の多くの団体の方も、それぞれが一生懸命お祭りを盛り立て、来ていただいている方々に、笑顔いっぱいに接されている。

 無料ビンゴゲームや原価割れであろう物販も、全く地域の子どもたちへのサービスと言える。

 また目に見える開催中の陰には、若手が中心となって、先週からの準備、そして開催翌日の日曜日も休みを返上して、うだるような暑さと戦いながら片付けや掃除をしている姿がある。



私は、そのような中、諸事情があるとしても本番の二日間しか参加できていないにも関わらず、先輩として温かく迎えてくれ、素敵なお面売りの仕事を与えてくれる。本当に有難い話である。


私は、このお面売り場から、この山本のまちの結束力の強さ、Hospitalityをあらためて強く感じることができた。そしてこの輪が永続的であるために、この若手の将来のために、先人から受け継いだ宝塚山本の園芸の素晴らしさを伝えるために、又右衛門として微力ながらでも貢献できること、又右衛門でしかできないこと、やらなければならないことを、ずっと考えていた。


たかがお面売り。されどお面売り。

大人から子どもまで多くの人に触れることができ、またその場所からの光景は多くを気付かせ、多くを学ばせてもらえることができた。


これからも時にはお面をかぶり、時にはお面をつけない素顔のままで、真正面から取り組んで行きたいと思う。

宝塚山本の素晴らしい皆さんとともに・・・・

今日はおついたち。いつものように早朝より、自宅、会社の神棚をお祀りし、氏神様を参拝させていただき、会社の新年度でもある今月が始まった。

 

そして午後より打ち合わせを2件行い、夕方からの大阪富国生命ビル4階で開催される智の木協会の第11回 ワークショップに参加させていただいた。

 

http://www.chinoki.jp(智の木協会URL)

 

この日の講演は、㈱カスタネット 代表であり防災ソムリエとも呼ばれている植木 力(うえき ちから)さんである。

 

今までの私たちと違った観点からの防災についての考え方や、それらを活かした組織づくり、商品づくりなど多くのものを学ばせていただいた。

 

そして何より印象に残っているのが講師のお名前である。まさに「植木の力」である。何とも私たちの業界にとっては、芸名に使えるような、素晴らしい名前であることが印象的であった。

 

 そして講演終了後は、交流会にも参加させていただいた。

理事長である小林昭雄先生の挨拶から始まり、近い距離での情報交換をさせていただく中、私、又右衛門にも挨拶の機会をいただき、色んな方々に挨拶をさせていただくことができ、とても有意義な交流をさせていただくことができました。皆様には本当に感謝です。

さて、これからも認定会員の一員として、さらに学びを深め、多くの人に植物からのメッセージを伝えていければと思っています。

皆様お世話になりました。そして今後ともよろしくお願いします。


最後に、智の木協会を、ご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので、その素晴らしいコンセプトや活動主旨が書かれているものを下記に添付させていただきます。是非ご一読いただければと思っています。

 

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現在、地球温暖化の進行が懸念され、二酸化炭素削減によるCool Earth活動の重要性がクローズアップされています。また、化石燃料資源から植物バイオマス利用への転換など、植物の多様な機能を生かすことが強く求められています。

  昨今、緑豊かで和やかな生活空間や都市環境の創出を、企業などの法人と大学人が連携して進めるフラッグシップ活動の推進が不可欠であるとの認識が深まって参りました。そして、緑の環境づくりの重要性から樹花に寄せる個の関心が日々深まり、街づくりや公園、学校への植樹、さらに、林野への植林などを通じ、Cool Earthの実現に向けた社会貢献に寄与したいとの思いは市民レベルで高まりつつあります。

  法人等が個々にシンボルの樹花を認定し、それを暮らしに生かす活動を積極的に支援するシステムの必要性から、植物機能を生かす一連の活動を推進する組織づくりを大阪大学に所属する教員が中心となり進め、この度、「智の木協会」として発足することになりました。

  法人は社会をリードする「全智全能をもつ巨人であって欲しい!」との市民の思いはCSR活動として具現化しつつあり、法人が緑豊かで和やかな居住空間づくりのためのフロントランナーたることは、持続可能な美しい環境づくりを進める上で不可欠であり、このような活動を牽引する人づくりも重要と考えます。また、幼児期より、植物に関心をもち大樹に育てあげる苦労、結実させた喜びを見出すことは「植育」の目指すところであり、植物のもつ素晴らしさに触れることは豊かな人格を形成する上でも重要です。