四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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関西空港からスキポール(オランダ)を経由し、アリカンテ(スペイン)へと向かっている。その途中の機内での眠れない12時間と戦いながら、事務作業と、このブログを書いている。
早朝、宝塚を出発し、伊丹空港からのリムジンバスにて関空に向った。予定時刻に到着し、現地の方々へのお土産を購入、スーツケースに詰め込み、搭乗手続きを済ませ、出国の手荷物検査に進み、日本のパスポートを持っているにも関わらず、お決まりのように英語にて話しかけられながら、無事出発ゲートに進み、しばらくラウンジにて作業し、空路についた。
出発してしばらく、飛行機が気流の悪い所を通過中でかなり揺れている。結構長い時間であった。その揺れは地震でいえば震度6以上あるのではと思う。そのような中で、少し不安を感じていると、昔 有名な占い師さんが私にいった言葉を思い出されてきた。
その言葉は「あなたは飛行機がおちても、ひとりでも生き残る凄い運がある。ただ道を歩いていて、小さな石ころに躓きこけて、ありえない死に方をするかもと・・・」
喜んで良いのか、悪いのか・・・(^^;)
今回のスペインは、日本での総代理店をつとめさせていただいているスペインでも代表的な3つのナーセリーと、アリカンテから400kmほど南下したところにある珍しい植物を生産するナーセリーを初めて訪問する。また北の方へも向かい樹齢約1~2000年の大きなオリーブの古木を扱うナーセリーにも向かうことになる。
行程中の移動では車で約700kmというのもなり、少し大変なこともあるが、それ以上に興味深いことがいっぱいあるので、とてもワクワクしている。
さてこの旅で、いつものメンバーのいつもの笑顔に出逢えること、新しい仲間、植物に出逢えること本当に楽しみである。
スペインでの報告は順次、時間があればアップしていきます。ただネット環境などもあるので場合によっては帰国後のアップになるかもですが、その場合はご了承ください。
ブログ以外に、Facebookでアップしていきますので、待ちきれない方はそちらに。
また又右衛門に植物の依頼がある方は、遠慮なしにFBにメッセージをくださいませ~。
さてどのような旅になるか。乞うご期待を!!!
いっぱいお土産話をもって帰りますね。お楽しみに。
P.S.おまけ
機内でPCでの作業を終え、2時間ほどの時間があったので、久しぶりに映画を観た。
その映画のタイトルは「あん AN」である。
数多くの映画の中からこの映画を選んだのは「あん」というのは小豆からつくられる餡のことである。私は無類のあんこ好き。それも粒あん限定。海外に行くのにもステック状のあんこを持ち歩くほどである。そのため単純にタイトルにつられ観た映画だったのだが、主人公のあんこをつくるための、小豆の声を聞きながら作っていく姿には、私たちと同じ想いを感じたり、学ばせてもらえたりすることが多くあり、目頭を熱くさせられることもしばしあった。他にも多くの大切なことを考えさせられる映画で、わずか2時間弱であったがとても素敵な出逢いに感じた。
機会があれば、ご覧になられたらと思う。
それでは皆さん。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。(淀川長治調)
先月4月22~24日と今月5月19~21日の間、宝塚オープンガーデンフェスタ2017が開催され、そのうちの前期開催が終了した。
今年は今まで年に一回4月に開催であったが、4月には自然開花の花が多くなく、5月の新緑や、薔薇などの多年生の花が咲く時期への開催日変更も検討され、今年は試験的に2回開催になったと思われる。
確かに各地で行われるオープンガーデンでは、庭主さんが1年間、この日を迎えるために一生懸命、自然と調和しながらメンテナンスされている方もいる。また会期の前に、売店で花を購入し飾られる方もいて、取り組み方は様々である。
個人的には、コンテスト前に無理矢理調整した見た目に綺麗なガーデンよりも、化学農薬や化学肥料をできるだけ控え、土を耕し、植物の免疫力を高められた健康的であり、自然と調和した庭の方が素敵だと思っている。
人も同じではないだろうか。最近のお化粧や整形によって見た目に綺麗な人は、いくらでも創り出せる時代になっている。でもその人や、周囲の環境が健康でなければ決して美しくもなく、魅力的でもないと思っている。
是非、全国各地で行われる植物の素敵なイベントで、色んなことを複雑に考えるのではなく、純粋に庭や自然に目を向け、耳を傾け、そのメッセージを全身で受けてみることが必要ではないだろうか?
そのことによって多くの人びとが関わり、学び、愛し合える“心のオープンガーデン”の時代が来るのを植物もきっと願っていると思う。
今日は朝から、今年1番のプロジェクトになるかもしれない打ち合わせと、収録をさせていただき、ワクワクの1日の始まりとなった。
昼からは,遠く都内から1000年オリーブに会いに来てくれた人がいた。
夕方には、宝塚にて古くから園芸業に携われている大先輩に、植木・盆栽の指導をいただきに行ってきた。
そして、その時、大先輩から、とてもうれしい言葉をいただけ、涙が出る思いがした。
家業である園芸業に携わり、しばらく県外市外での活動が多かった私を、当時はこの街から出て行った男という人も多かった。ただそのような中でも、自分なりに宝塚への想いを胸に、勝手に看板を背負う気持ちで活動を続けてきた。そしてここ数年では、”又右衛門と”して活動名を名乗り、改めて宝塚の地から「世界の感動を日本に。日本の感性を世界へ。」と掲げ、活動してきている私にとってはあまりにも嬉しすぎて、私の稚拙な文章ではこのブログでは書き表せない。またありがた過ぎて口下手の私は言葉にできない・・・・。
なので、今はその想いを胸に秘め、昨今うつむきかけていた顔をしっかりあげて、前へ前へ進んでいきたいと思う。
新たな使命感をもって・・・。ここ宝塚において・・・・・。
NO PLANTS NO LIFE
近い将来、きっと形にして、今日、この時にいただいた言葉をみんなに伝えたいと思う。