四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今年1年間を振り返ると、今まで以上に新しいことにチャレンジできたような気がする1年であった。
まずは、国際的なフラワーショウ、ガーデンショウであるベルギー フロラリエン2016、ソウルガーデンショウ2016での受賞、パートナーである矢野TEA氏のチェルシーフラワーショウ ショウガーデン部門での受賞などコンテストにおいて大きな成果を残せたのではないかと思う。
海外のビジネスパートナーとともに、植物を日本に届けるための色んな新しい取り組みを始めることができた。また新しい植物で日本未入荷の植物たちを、無事迎え入れることができた。
国内においては、様々なイベントに私たちの植物を採用していただくことができ、健康な植物だけがつくれる素敵な空間づくりができ、多くのメディアに取り上げていただくことができた。
さらに今まで苦手で逃げていたり、正直依頼もあまり無かったりで機会がなかった講演が、2月の東京農大で開催される花卉懇談会での講演に始まり、いくつかの講演をさせていただくことになった。また小学校での授業にも呼ばれるようになり、逆に多くの様々な立場の人から学ばせていただくことができた。
私たちの活動がユニークなためか、TVやラジオにも呼んでいただけ、下手なしゃべりながらも、周りの励ましのおかげで、何とか形にすることができ、植物や生産者から預かったメッセージを多くの人に伝えることができた。
これらのように昨年と比べて、さらに国内外の多くの人と出逢うことができ、色んな活動に挑戦ができた。本当に素敵な1年であったといえる。
それには色んな理由が挙げられるが、何といっても生産者、取引先、スタッフそして植物という素晴らしきパートナーの支えのおかげである。毎年同じような事を言っているが、毎年同じような事を言えることがとても素敵なことなのではと思う。
本当に皆さん乱文、誤字脱字満載で拙い「又右衛門ブログ」を呆れもせずに1年間お読みいただきありがとうございました。皆さんのお声掛け励ましのおかげで、続けることが出来ています。感謝です!
さてと、今年一年を振り返るのはここまでにして、かけがえのない素晴らしきパートナーたちともに、立ち止まらずに光り輝く年に向けて歩み始めます!!!
それでは又右衛門とゆかいな仲間たちを温かく見守っていただければと思っています。
そしてどこかで皆様に直接お会いできますこと楽しみにしております!!!
クリスマス・イブの夜 待ちに待った「Music Festival, teamLab Jungle」が無事開催された。
今回のイベントには幾度となく打ち合わせを繰り返し、そして設営には2日間要し、早朝から深夜まで続けられた。
teamLabさんと又右衛門とは初めての取り組みのため、幾度かの変更もありながらも、多くの素敵なパートナーに助けられ、何とか無事に開催にこぎつけることができた。
18時15分開場には既に多くの人が、列を作っていた。そして私たちも開場とともに正面から入場をさせていただいた。
初日は夜フェスのみ(大人やカップル、アーティスト向けのもの)で、入場すると暗い中で私たちの植物で作られたジャングルがLEDで映し出され、その中を通り、会場に向かって行くのである。昼の顔とは全く違った表情に驚かされた。
そして奥にはバカルディ―のバーがあり、幻想的な雰囲気の中、アルコールを楽しむカップルでにぎわっていた。そして19時前に本会場に入り、定刻通り開催
音楽と映像の体験型のイベントに、多くの人が魅了され、時折拍手や歓声も沸き上がっていた。
今回、人気絶頂であるteamLab さんが「みどり」を大きく取り入れた初めてのイベントで、その初回を又右衛門に植物プロデュースを任せていただけ、仕上がりに最大限の評価をいただけたのは、とても光栄なことであるといえる。そしてデジタルと対局のリアル植物が融合できたことは本当に意義深いのではと思っている。
今回、改めて感じたことは、ほとんどがリアルの生きた植物であったが、ごく一部は電子機器の都合上、湿気が問題なためフェイクを使わなければならない箇所があった。
普通の考えであれば暗い中の設営なので、一部フェイクであったとしても影響は少ないとの考えもあるかもしれないが、やはりそれは違った。又右衛門の予想通りに、暗い中で時折照明が当たるからこそ、昼間以上に、リアルの植物の方が良いということを実感できることができた。
さらに言えば、健康で生き生きしていた植物でなければ、デジタルに負けてしまい、このような幻想的な雰囲気は出なかったと思う。
デジタルとのリアル植物の融合。それは「生」「命」みなぎる植物であるからこそ可能にするのではないかと思う。
そんな素敵な機会を与えていただけた皆さま。そして設営チーム、私たちチームのディレクター SHUHEI FUKUNAKA、プランツディレクター福田栄二、デザイナー SHIN FUZIWARAをはじめとする素敵なメンバーと貴重な時間を過ごさせていただき、充実感としあわせな気持ちでいっぱいである。本当に皆さんに感謝である。
さてこの想いを胸に、次のプロジェクトにいざゆかん!!
緑匠・又右衛門としての今年最後の大仕事。ついに情報公開です!
12/24~1/9まで堂島リバーフォーラムにて「Music Festival, teamLab Jungle」が開催されます。ご覧の通り今回は「Jungle」と名がついたので、いざ又右衛門が出動させていただきます!!
今、至るところで広告、テレビCMなどにも出ている人気絶頂、話題のチームラボさんの、このイベントにおけるプランツプロデュースを又右衛門が担当させて頂くことになりました。
チームラボさんのデジタルアートと又右衛門の植物がどのように融合するのか、私もワクワク・ ドキドキとっても楽しみです。
最先端の照明技術・演出が織り交ぜられており、子どもから大人、ファミリーでも楽しめる「昼フェス」と、カップルでも一人でも、アート好きの「夜フェス」があり、それぞれとても興味深い内容になっています。個人的にも、開催がとても待ち遠しいです。
大阪の方は絶好の機会ですので、是非ご来場されればと思っております〜。
詳細は下記のリンクをご覧ください!!!
http://musicfes.team-lab.net/osk2016
乞うご期待!!!
先月から活動させていただいた「みどりのサンタ」プロジェクトのイベントと、その余韻の中、バタバタの2週間があっという間に、過ぎてしまった。ただこの2週間ブログはサボっていたが、ぐーたらしていたわけではなく、むしろ大忙しであった。
1週目は、「みどりのサンタ」に関する問い合わせと年末商戦の最終調整などで、あっという間の一週間。
2週目は、まずは赤いハプニングからのスタートとなった。日曜日、仕事を終え帰宅したら、いつものように我が家のネコボス レンくんが、以前の写真のように、肩に飛び乗ってきて、私の髪の毛に顔をうずめながら、頬ずりをしてきた。
しばしその感触を双方が楽しみながらいたのだが、私が仕事の続きをしたくて、肩から降りてもらうことを促したら、それが逆鱗に揺れたのか、私の顔を噛んで走り去っていった。
普段であれば、「痛いじゃん」と、しかりつけるぐらいで済むのであるが、今回は場所が悪かったのか、床に大量の血だまりができるほどの大量出血で、眼を開けることもままならず、自分の処理ではかなわぬことになり、そのまま救急病院へと行くことになってしまった。52歳にしてネコに噛まれて顔面が真っ赤に染まり、救急病院とは、恥ずかしいばかりで、恥ずかしさで紅潮してしまった。
そのようなマスクの取れない恥ずかしい顔でスタートした後半の一週間は、スケジュールも真っ赤に染まるほどの過密さであった。ただ内容の殆どは、来年再来年開催予定のイベントや新しいプロジェクトなどの依頼で、ワクワクするようなものが多かった。まだまだこの場ではお話しすることができないが、楽しみにしていただければと思っています。
そして今日は千両市。松に続いての年末商材の大市である。市況は予想通りであった。ここ近年は、ネット普及のため、競りには盛り上がりはない状況。それを仲卸としてできるだけの支えをしようとしても、中々歯止めも聞かない状況で価格は終わりに連れて下げていく形となった。また市場全体の雰囲気も当日開業している仲卸は弊社ローズガーデンのみで、市場自体の活気も低調であったように感じる。そのような中、少し厳しい商戦を強いられることになったが、品質は私たちスタッフ目利きのおかげで素敵な赤く輝く千両が集まってきている。
私たちは、これからも眼を真っ赤にしながら頑張るスタッフとともに、ほぼ年中休みなく営業している仲卸として、市場とともに、お取引先様に素敵な植物にメッセージを添えて提供できる熱い仲卸として使命感をもって活動していかなければならないと感じ、この週を締めくくることになった。
私は、今回、病院の待合室で真っ赤に染まった手のひらを、拡げて見つめながら、この赤から多くのことを学べたように思う。ここで言葉にすると私の文章力ではおかしくなるような気がするので、今後の自身の活動で表現していければと思う。そんな緑に囲まれながら、赤の主張を強く感じた2週間であった。
又右衛門は先週に続き、社団法人テラプロジェクト 専門委員として「みどりのサンタ」となり、One Greenから始まるみどりのまちづくりイベントに参加させていただいた。
今日の又右衛門の役割は、まずはこのイベントのメイン会場であるうめきたガーデンでの植栽とイベント参加、挨拶である。
開会式は、朝から「みどりのサンタまち歩き」から帰ってきた方がたも加わり、
盛大に開催された。
この日のイベントはチームごとに、おおさかの様々な場所で「みどりのサンタ」が現れました。まずは阪急電車1両目に乗らせていただきました。多分、同乗した人にはかなりのインパクトがあったのではと思います(笑)
街中でもこのようにみどりのサンタが行進しました。
HEPナビオの観覧車にも120名で乗車をしてきました。
メイン会場では、クリスマスツリー作りを参加者とともにさせていただきました。
そして、来年から始まる「みどりのインターネット放送」の開始の案内と関わらせていただくメンバーとして挨拶をさせていただきました。
その後、ワライナキさんのスペシャルライブ、ドローンによる人文字作成など、最後まで素敵なイベントが開催され、スムーズな進行のもと多くの参加者とともに無事終えることが出来ました。今回のイベントの模様はメディアにも取り上げていただき、多くの人々に認知していただけたのではと思っています。
企画・準備などから多くを費やしてきた皆様には、本当に頭が下がる思いです。私 又右衛門はこの思いをしっかり受け止め、「みどりのサンタ」として、国内外を飛び回り、発信していきたいと思っています。
もし街で見かけた時は、怖がらず恥ずかしがらずにお声掛けください(笑)
12月は、年末商材である松や梅、万年青、千両など迎春には欠かせない商材の大市が、年末に向けて順次行われる。
そしてそのトップバッターが松市である。その松市が、本日開催された。
私たち仲卸としても、年末の一大イベントであり、今年一年の活動の、真価を問われる日でる。言い換えてみれば生産者 取引先様から通信簿をいただく日といっても過言ではないであろうか。
今年は、数年前の種不足による全般的に品薄である。市場には私たちのようなこだわりを持つ目利きをうならせるものが、ほとんどと言っていいほど流通されなかったのではないだろうか。
そのような中、弊社の基本である産地に出向くことから築かれる絆と信用によって、素晴らしい松が、全国から集まってきた。手前味噌と言われるかもしれないが明らかにこの分野では、私をはるかに超えたスタッフの成果である。先ほどの通信簿を私がつけるとしたら「大変良くできました!」である。
昨今、業界では、産地を周り、買い付けてくる人も増えてきた。それは私が主に担当する輸入植物でもそうである。ただ良いものを見つけその対価を支払うことは、誰でもできるであろう。でもそれでは生産者との真の絆は生まれてはこないのではないだろうか。
それには当たり前であるが植物・生産者への尊厳の気持ち、そしてこの先を見据えたビジョンが必要である。その想いを共有し、さらに行動、形にしていくことができたスタッフには、頭が下がる思いである。
私はこの松市を通して、素晴らしい植物、生産者、取引先、スタッフの想いを無駄にしない舵取りをしていかなければならないことを改めて痛切に感じた。
さて、12月もスタート。胸をはって新年を迎えられるように頑張って行こう。