四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
MATAEMON'S THINKING BLOG
29日の夜、パリ シャルルドゴール空港経由で、ミラノ リナーテ空港に到着した。
ここからはシャトルバスでミラノ中央駅までいき、そこからは歩いて5.6分でホテルに到着した。ここのホテルは何度か利用したこともあって勝手はわかっているので、動きやすい。(朝食には少し不満はあるのだが・・・)
そしてこの日は、開催中のミラノ万博の視察とミーティングである。
一緒に行動させていただいたのは、新しいプロジェクト立ち上げのため行程が一緒の、ガーデンデザイナー 矢野TEA氏と、日本各地で色々なプロジェクトを手掛けるA氏や大手企業の方たちとの視察となった。
会場へは、METROのほうが入場が混んでいないとの情報だったのでMETROでいくことにし、ミラノ中央駅から乗り換えを含めて45分ぐらいで到着した。
会場内の模様は文字より、写真で。
まずは入口正面で出迎えてくれるのがミラノのテーマパビリオン ZERO
カザフスタンパビリオン
U.A.E パビリオン
アゼルバイジャン
中国ブースは今までの印象とは全く違う感じで、外に向けてを意識したものになってきている感じが印象的であった。
ここは日本パビリオン。私たちが訪れたときは40分待ちであった。
パビリオン出口では4社出展していて、カレーが1200~1500円、ステーキが5000円ぐらいで結構いい値段がしていた。
他にも、かわいいモニュメントや、移動販売車などもあり、多くの人で賑わってはいたが、会場が広いため、パビリオンの入場待ち以外の場所では、混雑も無く広々としていた。
長く歩いたので小腹がすいたので、アルゼンチンブースで、おやつ代わりに肉を食べてきた。
写真は今日のおすすめで13ユーロ。日本ブースのCoCo一のかつカレーと同じと思えばお得なような気もした。
そうこうしているうちに、外は明るくても時間的には夜になってきたので、会場を後にした。
そして戻る途中で下車して、CADORNA駅で、いつものオリーブパンを購入し、頬張りながら、その付近を見学し、ホテルへ。
そして近くのピッツァリアで夕食を済ませたら、時間は23時近くになったので、部屋に戻ることにした。
前回のスペイン同様、9時ぐらいまで明るいので、どうしても夜が遅くなってしまう。
ともあれ今日は良く一日中歩いたので、足がパンパン。お湯に浸かってから眠ることにする。
さて明日は今回渡欧の一番のミッションである会社への訪問。不安と興奮の夜となった。
おやすみなさい。
海外出張の多くは、珍しい植物を輸入し目的で行くのが多いのだが、今回はその逆で日本の素晴らしいものや文化を海外に向けて発信していくのが目的である。
そのようなことで先週から最後の準備に入り、バタバタと多くの人からの支援や協力が入り、色んなことが動き始めていることを実感できてきた。今回はヨーロッパの超一流ブランドと、ミーティングも予定に入り、とてもワクワクしている。ただ7年前ぐらい前のイタリア訪問とは今回は明らかに違う、もっと素敵なコンセプトを準備できたので、是非、何とか特別な機会を得て、皆様にも報告できるようなプロジェクトにしたいと思っている。
そんな期待に胸を膨らませて、痛い体に鞭打って、渡欧の準備をしていると、我が家のハクが荷物の上に乗って、スヤスヤ眠っている。
さらに着替えを詰め込む際には、このように邪魔してくる。まるで私が行くことを拒んでいるかのように・・・
それか、自分も連れて行って欲しいと言っているかのようにも思えた。
そんな仕草に後ろ髪をひかれながらも、大きな夢と希望を背負ってミラノへ旅立つことにする。
きっと近いうちに何らかの形で皆さんに、報告ができるのではないかと思う。かなり期待しておいてほしいと思う。
では、またミラノでの状況をできればアップしていきます。
いってきます。
海外での感動を日本へ。日本の感動を海外へ。
今週はグラスツリーに続き、またまた凄いのがやってきた。
ツリーファーンである。
今回のツリーファーンは、上記写真のナーセリーからのものである。
このナーセリーには今年の2月の終わりに初めて訪問し、その植物の素晴らしさや、彼らにした出荷できない品種があるということもあるが、何よりお互いの植物に対する考え方、仕事への取り組みで多くが一致したため、日本の総代理店をつとめさせていただける関係を結ばせていただけた。
特に私がこのナーセリーの素晴らしいと思ったのが、当然ライセンスをもち、国際ルールに則って出荷はしているのであるが、きちんと自然保護実践し植林を行うなど、自然や植物に敬意をはらい活動しているところである。
そんなナーセリーから、サンプル輸入をのぞく、初めての入港であった。
いつものようにコンテナヤードの検査を終え、移動後バンだしを行い植物検疫の本検査。
結果は、植物検疫の皆様に、しっかりと検査をしていただき、前回のグラスツリーに引き続き、見事合格である。
私はまた植物検疫検査について、お話させていただくことがあるかもしれないが、いつも思うのが、毎日数えきれないほどの輸入植物や果実が入ってくるのを日々繰り返し、繰り返し検査を行い、そして正確かつ迅速に判断してく。
その使命感にあふれ、日々取り組んでいる姿を目にするたび、私も同じ意識で日本のため、植物のために、ナーセリーとともに、取り組んでいかなければならないことを再認識できる。そして合格ということに胡坐をかかずに、今まで以上に襟を正し、しっかり各方面と協力し、取り組んでいかなければならないという思いになる。
植物検疫の皆様には、変わらずに日本のため、そして素晴らしい輸入植物を普及させていくために、今後も大変だと思いますがご活動いただければと思う。
そしてそのような一連の行程を踏んで、今回入荷してきた品種を簡単に紹介させていただきます。
●Dicksonia antarctica (Soft Tree Fern )
まずはツリーファーンの代表格である ディクソニア アンタルクティカ。
別名ソフトツリーファーンや、タスマニアツリーファーンの名前で流通していて輸入ツリーファーンの大半はこの種である。
なので私たちは、このようなユニークな形態のものも集めてみた。
この他にも
●Dicksonia squarrosa (Wheki Tree Fern)
●Dicksonia fibrosa (Brown Tree Fern)
●Cyathea australis (Rough Tree Fern)
●Cyathea medullaris (Black Tree Fern)
などワシントン条約にて保護され、輸入にはCITESが必要な品種などもあり、とても興味深いものが含まれている。まだまだ順応性をみるためのサンプル輸入のものなど、販売できないものもあるが、是非皆様には、その魅力に触れていただきたいと思っている。
特に現地で私を魅了したブラックツリーファーンのかっこよさには、スタッフも惹きつけられていた。これから、日々育っていくのがとても楽しみである。
ツリーファーンはデザットプランツと比べると、水が多く必要なためメンテナンスが必要になってくる。ただ雨水の有効利用などすることで、それ以外のあまりメンテナンスが必要ないことや、噴水や水気の多い所や、木の陰などでは、その特性が十分に発揮され、案外ローメンテナンスで他にはない素晴らしい空間を創り出すことができると思う。
私たちは、このような素敵な植物を使い、今後も素敵な空間づくりを、業界の皆さんと協力し合いながら、推進していければと思っている。
また後日、今回の入荷したものを品種別に紹介させていただいたり、また生育状況を、このブログや私のFacebookで紹介させていただいたりしたく思っていますので、ツリーファーンに興味がある方は、また見ていただければと思います。
ではでは、週明けのミラノ行の準備を始めます。
今週、オーストラリアでの弊社が日本総代理店をつとめさせていただいているナーセリーから、すごいのが無事到着した。
オーストラリアのネイティブ プランツの代表格とも言えるグラスツリー(グラックボーイ)である。
そのグラスツリーの中でも、シルバーブルーの葉が美しく、もっとも人気であり、希少性の高い、グラウカである。
そしてさらに希少なマルチヘッドである。このサイズは日本で流通させられるものでは恐らく最大級であろう。見事である。
今まで、多くの人が、この種のものの輸入に取り組んできたが、成果が残せず、多くの人が断念してきたのだが、昨年、ナーセリーや農学者、政府機関の協力によって、発根済みで輸入に成功した。今も元気に日本で育っている。そして今回さらを進化させ、このような見事なマルチヘッドの輸入することができた。
ネットでは、ベアルートでの輸入でも可能とは言われているが、私の経験値では、それはかなり至難の業でリスクが高いのではないかと思っている。それにはグラスツリーの特性があるからである。そしていくつかの課題をクリアし、やっとここまでたどり着けた。
中にはこんなツインタイプもある。
小さなシングルのグラスツリーでさえ、日本ではめったにお目にかかれないため
これだけのグラスツリーを目の前にすると、日本ではないところにいるのかと勘違いしてしまうぐらいである。
ここまで到達するには本当に多くの人の協力や支援があった。
でもそれだけでは不可能であったと思う。そしてそれらに加えて多くの人の情熱があったからこそである。さらにグラスツリーの応える力があったように思う。
それらが相まって言葉にはならない植物と人との会話が成立した結果であると言えるのではないだろうか・・・。
近いうちに日本の植物園や各所で観ていただける時が来ると思う。その日が待ち遠しく思える。
きっとグラスツリーもそう思っているに違いないのではと思っている。
先週末 スペインから帰国し、その翌日は全国花卸協会で大分 別府温泉へ。
朝一番の飛行機で大分空港に向かい到着。そこにはユニークなモニュメントが私たちを出迎えてくれた。私はこういった金属物が大好きである。
そして早速タクシーに便乗させていただき、会場である杉乃井ホテルへ到着。このホテルはとにかく大きく、風呂に入るのもバスに乗って移動するぐらいの規模で驚かされた。
総会開始まで少し時間があったので、せっかくなのでホテル近くの鳥天でかなり有名な東洋軒で昼食いただいた。内容については特に記載することは・・・だが。
午後から総会、研修会を経て、懇親会さらに二次会へと参加させていただいた。
この会は、老舗の仲卸がほとんどで、出席者も重鎮がほとんど。私はまだまだ新参者の部類である。そんな私でも快く受け入れていただき、今回も多くの方々と交流させていただくことで、多くの学びを得ることができた。
そして日曜日に宝塚に戻り、月曜は帰国の整理、火曜日は一か月ぶり?の都内へ。
日本フローラルマーケティング協会の理事会、総会、セミナー、情報交換会のためである。
ここでも、多くの人との出逢いがあった。
さらにはその夜は、ちょっと異色の集まりでかなり面白いワクワクするような新しいプロジェクトでの打ち合わせを銀座で行った。そして翌日、大阪、神戸で同様の打ち合わせを行う。その内容は後日発表ができると思うがかなり面白いことになると思う。
この一週間、晴れたり曇ったり大雨だったり、天気はめまぐるしく変わっていた。さすが梅雨である。私も帰国してこの一週間は、夢あり現実ありの本当にバタバタであった。きっとここの一週間で頭を駆け巡ったことは、私たちの将来に大きくかかわってくるような気がする。
この先、いつの日か自分の人生を振り返った時に、この一週間が私の転機になったと実感することになるかもしれないと感じた。
今、帰りの飛行機の中で、このブログを書いている。
帰りのフライトは比較的空いていて隣が空席であるため、広々つかえてくつろぎやすかった。
おまけに前後には小さな子供や赤ちゃんがいて、泣き続けたり、走り回ったりで、にぎやかで快適である。というのも、私は飛行機では眠れないために、11時間続けてパソコンと向かい合うため、いつも気にするキーボードを叩く音がかき消されるからでる。
今回の渡欧を振り返ってみると、とても大きな4つの意義深いことがあった。
その一つは当然商品の調達である。今回も他には無いであろうユニークな植物やレア植物、今後大きく期待できる分野のデザットプランツ 、ローメンテナンス プランツを手配することができた。
2つ目に新たな出逢いである。今回もまた新しいナーセリーと出逢うことができた。縁に本当に感謝である。
そして3つ目ビジネスパートナーの進化である。これが本当に感動的であった。
デザットプランツの多くは、山から採取したものを流通させてきたのが一般的であった。
それにオリジナルの方法で養生させることで、他にない高品質のものの流通を可能にしてきたのだが、それに加え、ナーセリー側での新しい取り組みも進んできていて、さらに美しく、強く、感動的な植物に進化していくであろう。いつかとんでもないものもできてくるかもしれない。本当に楽しみである。
そして最後に、つながりである。
スペイン、オーストラリアに加え、メキシコ、アルゼンチンなどへ、つながりが拡がっていることである。そしてそのどれもが、世界が認めた各国を代表するナーセリーである。
それは珍しいものを届けるためのネットワークではない。いかに植物を生かすかというキーワードで集まった人たちから生まれたものである。きっとこの輪はもっと拡がっていくのであろうと感じている。
今回もまた出逢いは本当に大切であることを実感することができた。このような素晴らしいナーセリーたちの多くから、日本で唯一のビジネスパートナーとして、私たちを選んでいただけていることを本当に誇りに思う。あらためて身が引き締まる思いである。
これはナーセリーの方たちが創り上げたオリーブの木で作ったチェス盤である。これを私たちにお土産として渡してくれました。そしてそれ以上の眼に、心に焼きつけてくれた思い出、さらに将来への希望という無形の素晴らしいお土産をいただけたことに心より感謝したいと思います。
私はこの園芸業界の多くの先輩諸兄から比べれば、まだまだ足らないことも多い未熟者です。でも、植物や生産者への尊厳の気持ちと情熱だけは誰にも負けずに、自らの信じる道を切り拓きながら進んでいきたいと思っています。
風に立つライオンのように・・・
最後になりますが、今回もまた稚拙なスペイン訪問記ブログを読んでいただきありがとうございました。これからも引き続き、植物の声、生産者の声を一人でも多くの人に伝えるため情熱をもって歩み続けていきますので 四代目 又右衛門を何卒よろしくお願いいたします。では皆様、どこかで直接お会いできますこと楽しみにしています。
ここからまずトランジット先のパリ シャルルドゴールへと向かい、約2時間で到着。
出発まで3時間ほどあったため、一旦入国し、近くにあるエアロヴィレにむかった。
ここは新しいモールで、マーク&スペンサーなどのスーパーマーケットや、H&МやZARAのカジュアル ブランドの多く、そして子供服ブランドなどだけでも10店入っていて、完全にヤング ファミリー向けである。さらにシネマもあった。
通路もかなり広くとられていて、空間が広い上に、人がいないため尚更広く感じる。ここで約一時間を過ごし、またシャトルバスで空港に戻った。
そして出国審査やセキュリティーチェックを済ませ、出発ゲートへ向かったのだが、
使用機材遅れのため30分遅れての出発となり、余裕ができたため、空港内を探索した。
いよいよ今回の渡欧でナーセリーに滞在できるのは今日が最後。それも移動しなければならないので、半日しかないため、朝一番からエンジン全開で、ナーセリーをまわった。
まずは、弊社 MATAEMON SELECT PLANTSの一押しの百年オリーブ。
確かに存在感満点な数百年ものや、数千年物も素敵であるし、いくらでもそのようなものも輸入は可能であるが、でもしかし現実的に日本の一般向けとは良い難いものがあるので、このようなものはお勧めである。
そしてこの中から、形のいいものをセレクトし、ここでしばらく養生を済ませ、万全な状況にして輸入するのが、MATAEMON流。
これらも是非来年に期待してもらいたい。
この他にオリーブの古木もいくつかセレクトしてきた。これらから第二チェックを済ませ合格したものを、万全な養生を施してから輸入させる予定。
そして、ここの出荷場で、年内分と来年度用のチェックとその他のデザットプランツやローメンテナンス プランツのチェックを行った。
これはユッカ ロストラータ ブルースワン。あまりにも頭が大きい。驚き、桃の木、ユッカの木である。これは少し特別であるが、このようなレベルのものが入荷予定である。ユッカ ロストラータ ブルースワンである。見事としか言いようがない。
この他にもダシリリオンや多くの気になる植物があった。さらにその他ユニークな植物が順次入荷予定であるので、その他の情報が欲しい方は、ご連絡いただければと思う。但し提供可能な範囲であることは、ご理解くださいませ。
この他にもカクタス類アロエ類もあったが、他にもユニークなものが多いのと、正直まだ私たちにカクタスを扱える知識が備わっていないため無責任な販売はできないため、少し先になるかと思う。
もしこのブログを読んだ方で、カクタス好きの方がいらっしゃったら連絡を欲しいぐらいである。ただ棘のある方はお断りですよ~~(笑)
そんな楽しく忙しい時間が経つのは早いもので、昼を大きくまわったため、遅めのランチを食べて、後ろ髪をひかれ、全て抜けてしまうぐらい名残惜しい気持ちで、このヌレスを発ち、バレンシアまで移動した。
ここで、丸二日間一緒であったパートナーと別れ、近いうちの再会の約束と生涯ビジネスパートナーであることを互いが望んでいることを確認し、ここで別れた。
そして空港近くのホテルにチェックインをして、最後の晩餐のために地下鉄でバレンシア市内にむかった。
そして今回の渡欧の充実感に包まれながら、この地を歩き回り、最後のディナーを済ませ、ホテルに戻った。
ホテルでは最後の身支度を済ませ、ブログを書き終えれば、またまた深夜。明日は早朝の出発。急いで眠ろう。
おやすみなさい。
朝、朝食を終えホテルを出発。
正直言ってかなり眠い。というのもこの季節の日没時間は21時。そこからディナータイムなので、食事が終わるころには23時前。そしてホテルにもどり、デスクワークを行うと、早くても深夜2時ごろ。そして起床が6時なので、よく眠れても4時間ぐらい。おまけに昨日は、興奮のせいか寝つきが悪く、数時間しか眠れなかったからである。
そんな体調であったが、ここでもまずはパートナーのオフィスで、本年度の入荷状況の報告と、年内輸入分の状況確認、来年度の予定数量などの打ち合わせを行い、気温が高くならない間に、順番に畑や山をまわることにした。
まず一つの出荷待機所に向かう。
その途中にまずはここのナーセリー一押し品種であるユッカブルースワンの畑があるため視察。植物に触れるとアドレナリンが溢れてきて、今朝の疲れなど吹き飛んでしまう。
ブルースワンなど栽培のメインはこのヌレスではなく、約8時間離れた農園であるが、ヌレスでの状況も見せていただいた。そして
この時期はユッカ類の開花時期であるが、特に今年は開花率が高いとのこと。(ちなみにご存知ない方も多いので付け加えさせていただくと、草花とは違い毎年咲くわけでもないです)
日本では開花すると傷み易くなることから、葉の美しさを優先するため、喜ばしく思われないが、ヨーロッパでは花を楽しむ人の方が多いとのことであった。
そして、一つの出荷待機所に到着。
ここには、入荷間もないオリーブが数十本置かれていた。推定樹齢は300年ぐらい。中には500年ぐらいであろうものもあった。
次にあったのは、チョリシア。別名 パラボラッチョ。これは前回訪問時もあったが、きちんと養生されているため元気な状態である。無理な輸送をさせずに植物のことを考え、養生してから輸送することの大切さを再確認できる。
そうこうしているうちにランチタイム。
今回も私たちのために、準備いただいていた。
おまけにこの海老。ものすごく美味しかった。値段の話をすることは、いやらしいかもだがかなり高価らしい。それだけのことあって、さすがの味である。
そして暑さと戦えるだけのエネルギーチャージを終えると再出発。
まずはアガベの栽培場。写真は1枚だけだが、ここにはいくつかの種類が栽培されている。今すぐ喉から手が出るぐらい欲しいものがある。いやもうすでに喉から出てしまった状況になってしまう・・・(^^;)
来年にはいくつかの人気品種やレア品種 オリジナルハイブリッドが入ってくる。是非楽しみにしていただければと思う。
そして、次の畑に移動。
ここから鉢あげし、葉の処理を行い出荷されるので、中々イメージがわかないかもしれないが、レア品種のユッカ エラータ。
そしてその中に、さらに希少なマルチヘッドを数本見つけることができた。この時点でかなり興奮状態であったが、さらに次へ移動。
どうです。わかりますか?これも葉が整理されて出荷状態になっていないので、判らないでしょうが、これはノリナ ネルソニーのマルチヘッドとツインヘッド。この存在感にはかなりのものである。この時点で興奮も最高潮に達してしまった。
エラータなどメキシコには希少ながら存在はするので、何とか輸入できないことも無いかもしれないが、残念ながら今までの私の経験値や実際の状況を見る限りメキシコ産直輸入には品質面で大きな問題点を抱えている。なので、これらの植物はとても貴重であろう。
そしてふと時計に目をやると、19時をまわってしまったのでホテルに戻り、シャワーを浴びて、食事に出かけた。今晩のディナーはビーチにあるOPENスペース。まるで日本でいう海の家のようなものである。ここでビジネスパートナーの家族と談笑しながらの、とても楽しい時間を過ごさせていただいた。
そして陽が落ち22時をまわったので、ホテルへと戻り、またデスクワークを終えた。今はもう深夜。明日は今回の渡欧でナーセリーでの滞在は最後である。明日もまたどんな素敵な一日になるか楽しみである。
おやすみなさい。
ここは、私が植物の直輸入をするきっかけになったナーセリーである。
訪問するといつものように、温かく出迎えてくれた。
そして早速、今年の結果と来年度のすすめ方についてなどのミーティングを行い、
圃場をまわることにした。
今回は特別な新しい取り組みはこのナーセリーではないが、安定した品質と確実なメンテナンス力が、継続されていたことが確認できたので、無事午前中で視察・ミーティングを終えることができた。
そして次の目的地であるバレンシア方面に列車で向かうために、アリカンテ駅へ送っていただいた。
列車の時間までに少し、余裕があったので、アリカンテの街並みを探索した。
私はこのカットスタジオのネーミングセンスがとても気に入っている。
バレンシアに来るたび、この通り辺りを散策するのだが、このお店の前を通りかかる度に、看板を眺めながらネーミングの重要性を再確認する。それはただ単に関西人のせいかもしれないが(笑)
そして食事を済ませ、街中をブラブラ回遊し、時間となったので、列車に乗り込んだ。
アリカンテからバレンシアまで約2時間で到着。バレンシア駅にはヌレスから、ビジネスパートナーが迎えに来てくれていて、ホテルまで送っていただき、しばしホテルでデスクワークをして、夕食のためビーチへと向かった。
ビーチで新鮮な魚介のディナーをいただき、ホテルでまた明日の準備を行い、かなり遅くなったので深夜眠ることにした。
明日は、予定がいっぱい。胸が躍る。さ~頑張らなければ・・・
おやすみなさい。