四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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先週の中国に続いて、今週は、韓国 高陽、ソウルへの出張である。今回の韓国は、International Horticulture Goyang Korea2015(高陽国際花博覧会)からの招待での訪問。私は2013年にもお声かけいただき2回目の視察のための訪韓である。それと高麗大学において、弊社の取り組み(環境 学習 MATAEMONブランド)についての講演?講義?をさせていただくのが主な予定で、その合間に活動させていただいたことの中からいくつかを紹介させていただきたく思う。
早朝宝塚を出発し、出発2時間30分前に、関空に到着した。到着後少し時間があったので、朝食をとるため、出国審査前に空港内を探索すると私好みの和食バイキングを発見。そこは街角でよく見かける●●食堂で、そこがここでは朝のみバイキングをしているみたい。価格もとてもリーズナブルで、和朝食が食べられるので、とても気に入ってしまった。もし市内にも同じようなシステムがあれば、すごく賑わうであろうが、そうなれば採算が取れないだろうな~など、色んなことを考えながら、しばし和食を楽しんで、出発ゲートへと向かった。
すると今までになかったぐらいの長蛇の列。朝一番ではそんなことは無かったのに、さすがGWためなのだろう。そして時間的に結構厳しくなってしまい、慌ただしきチェックを受け、自動化ゲートをくぐり、何とか時間には間に合い、ほっと息をなでおろし搭乗をした。
いつものように機内では資料整理を行い、定刻に仁川空港に到着をした。
しばし仁川空港内を探索。
到着エリアでは、韓国らしさを感じる植栽が施されていて楽しませていただけた。
今回は、MPSジャパンの松島社長、クリザールジャパンの海下副会長、豊明花きの福永社長と、アテンド役のエーワールドの林さんと同行させていただき、それぞれ成田、中部、関空からここ仁川空港への集合となった。
そして、この3つの日本の空港から到着時間が1時間以内で、他国の空港に到着できることに、仁川空港のすごさを感じているうちに、全員集合となったので、早速、市内へと移動し、少し遅めの昼食をとったのちに、現代百貨店の「kukka」というフラワーショップを見学させていただいた。
*kukka 写真
ここのコンセプトは月極めで花を届ける宅配である。そのためかお店の作り込みはあまりしてはいないが、Facebookなどを活用し、比較的若年層をターゲットに販売を伸ばしているとのこと。価格は1000円強~。比較的リーズナブルである。私たちの対応している間にも、多くの人が訪れ関心をしめしていた。
心地よいスタッフの対応が印象的であった。
その後は車で移動。市内で両替を行い、近くにある古い街並みを少し探索した。
このあたりは、小高い丘のようになっており、趣のある家が立ち並ぶ。(写真は国を代表される人が昔に住んでいた家らしい。)
一帯は普通の生活地域であるが、最近は多くの観光客が訪れるようになったみたいである。その住居をおしゃれなカフェや店舗に改築したりしていて、良い雰囲気があるものの、基本は住宅街であるので、居住だけする人にとっては、頭が痛い部分もあるのであろう、至る所にマナー厳守の注意事項が張り出されていた。
ここは数回の訪韓ながら初めてで、また違った印象を与えてくれた。
そして、時間も遅くなってきたので、夕食をとるために移動した。
今回の夕食は、韓国の家庭料理。林さんや皆さんがよく知るお店である。
写真は私が大好きなチヂミ。日本でも普通のチヂミはどこでも食べられるが、緑豆のチヂミは手間がかかるため、提供している店がかなり少ないため日本では中々食べられない。私はこのチヂミが好きで、韓国に来れば毎食でも少しは食べたいと思っているぐらいである。
他に80歳のオモニのお手製の海苔巻やコムタンスープをいただいた。ここのお店は、韓国でもかなり少なくなってきた昔ながらの家庭料理を提供するお店で、とても美味しいため、若い人から年配の方まで多くの人で賑わっていた。
他にもヒットメニューに、オモニ特製の小豆がのったフワフワのカキ氷?のようなものもあり、味も食感もとてもよく絶品なので、近くに行かれる時は、立ち寄られたらいかがかと思います。
そうこうしているうちに、ミーティングを兼ねた夕食もかなり夜が更けてきたので終わりとし、各自ホテルの部屋に戻り、私は明日の準備を行ってから、深夜に就寝した。
22日は早朝に蕭山のホテルでモーニングブッフェバトルを繰り広げ、コーヒーも飲めないままに、後続して来られる先輩方を迎えに浦東空港へと向かった。
出発から約2時間半で空港に到着。待つこと約2時間で大阪、東京からのメンバーと合流でき、今回2つ目のミッションである上海新国際展示会場で開催される第17届中国国际花卉园艺展览会へと向かった。
空港から約40分で到着。
新しいこの展示会場はとても広く、近くで降車できなかったため、メンバーと約10分徒歩で移動し正面玄関に何とか到着。私のカバンを持ってくれるルウーさん。ありがとうです~。
会場に入ると、与えられた時間があまりないので足早に、展示会場内をまわった。
IFEXをはじめ日本の展示会が、肝心の植物自体の出展が少なくなり、園芸資材展のようになってきている中、ここはむしろ各国からの生花などの出展が増えてきているように感じられた。
恐らく今まで日本に出展していた企業や国が、中国にシフトしたように思えた。やはりIPMの効果であるのかもしれない。何とか日本の展示会も巻き返して欲しいものだと思う。
そのような中、日本からも元気よく出展しているカテゴリーがある。それはプリザーブド関連である。日本で活躍している企業はほぼ出展しているといっても過言でないと思う。
そしてブースや陳列もしっかり作り込みをされていて、多くの人が興味深く見ていたのが印象的であった。またその他にも日本からの出展もあり、私自身も興味をそそられた。
また、当然中国側のパートナー企業や紹介いただいた企業の方も、広いスペースでしっかりしたブース展開し、多くの人を招き入れ賑わっていた。
その他にも、とても興味のある商品の出展もあり、見学だけのつもりが、商談に至るまでの、個人的には結構満足できるものであった。
そして少し名残惜しいも、時間となったので会場を後にした。
その夜には、香港のトップクラスの貿易会社の社長との食事会を素敵な場所で持っていただくことができ、とても多くのことを学ばせていただいた。
続いて次の日も、上海で活躍されている方々をご紹介いただき、私たちの取り組みや、今回の訪中のミッションを伝えさせていただきとても有意義な時間を過ごさせていただきことができた。
このようなシチュレーションを作っていただけた師に本当に感謝である。
そしてその夜も業界メンバーとご縁のある方々が集い、遅くまで意見交換会&食事会で貴重な時間を過ごさせていただいた。
そして次の日、24日の朝。私は皆さんより一足先に上海を後にし、夕刻無事帰国した。
またまたありきたりの表現だが今回の訪中も素敵な縁に恵まれた。多くの皆様に心より感謝である。
ここでつながった縁がどのような拡がりをもたらしてくれるか本当に楽しみである。
夜、家に着けば出国前に7分咲きであった藤が見事に満開になり、私の帰還を出迎えてくれた。
今回は中国 蕭山で新設されるテクノパークと、上海で開催される花き展示会視察および輸出事業展開のための訪中である。
まずは昼過ぎ関空を飛び立ち杭州 蕭山空港へと向かった。
本年5月末プレOPENそして年末にグランドOPEN予定の巨大テクノパークおよび農業公園の進捗状況を確認の為に再訪させていただいた。
既に出来上がっていたオフィスビルは、前回訪れた社屋とは異なる近代的な建物であり、その新しさを感じながら正面玄関を入ると目に飛び込んできたのがこれ。
さらにオフィスルームに入ると、スタッフから拍手での出迎えていただけるなど、私のようなものに、少しやりすぎ感はあるが、照れくさいながらもモチベーションを上げていただき、旅の疲れを癒していただけるありがたいものであった。
そして一室でパートナーと再会の挨拶し、取り急ぎOPENを間近に控えた農業公園への視察へと向かった。
このテクノパークの敷地は全体で450haあり、農業公園だけでも15ヘクタールもある巨大な施設である。
この農業公園では、植物やそれらに関わる生産技術、デザインなど中国国内以外にも海外からの要素を多く取り入れた中国屈指の農業集約基地としての展開をめざしており、そこで私たちが日本国内外で提案をするMATAEMON ブランドや植物工場など、いくつかの分野で共感を頂いており、そのため今回の再訪に至っている。
現地の進捗状況は前回訪問時から比べると随分進んできているものの、植物などがまだまだ配置されていないため、広大な敷地にしか見えないが、1年後に多くの花や木々が植栽される姿を思い浮かべるととても楽しみに感じる。そしてその一画で私たち日本から何をどう提案できるかを考えると、さらにワクワクするものである。
現地での視察およびミーティングを終えると、中国側のパートナーが食事会を開いていただき、互いの時間が許す限り、多くの事柄についてディスカッションを行った。
そしてそのような楽しい時間が過ぎるのは早いもので、気がつけば結構いい時間になり、お腹もいっぱいになったのと、翌日はみんなで早朝に上海に移動するため、各自帰路につくことにした。
私はホテル到着後、中国でとてもお世話になっている西村氏と、さらに意見交換をさせていただいた後、ホテルの部屋に戻り、明日の準備を行ない深夜、眠ることにした。
初日は半分以上が移動時間であったが、素敵なパートナーとの再会が、元気づけてくれる
とても心地よい一日になった。
私は最近、矢野TEA氏が手掛けるプロジェクトを通じ、日本古来の文化や伝統と新しき創造に触れる機会が増え、日々多くの人から感動や学びをいただいている。
そして今回も、多くの「素敵」に出逢えた。
まず昨日は、いつもお世話になっている幼友達のご紹介で、欄間に携わられていらっしゃる方への訪問させていただく機会をいただけた。
まず応接に通していただいたのだが、まずは目の前に素敵な作品が目に飛び込んできた。
いかがですか?絵や写真では表しきれない、立体感。陰影。
私の芸術に対する感性の高さは別として、私でもその作品の素晴らしさは十分に理解ができる。
その他にも素敵な彫刻や欄間が多く、保存されておりでおり、うならされるものばかりである。
本当は、キチンとした写真を撮って皆さんにお見せするのが礼儀であり、当たり前であるが、とりあえずこのような素晴らしい作品に出逢えたという感動をいち早くお届けするために、作者には本当に失礼であるが、今は、このなんちゃって写真のアップで辛抱していただければと思う。いずれしっかりとした写真、または現物の作品を、作者プロフィート共に、皆さんにお届けできればと思っている。
今回初めて作者とお話をさせていただく時間をいただけたのだが、とても人柄のよい方で、親切に、熱く語っていただけ、会話も弾んだため、あっという間に時間が過ぎてしまった。そして私たちが海外向けに取り組んでいるプロジェクトにも共感いただくことができ、今後もご協力いただけるとのこと。本当にうれしく有意義な時間であった。
さらに作者を紹介していただいた方もとてもアクティブに活動されている素敵な方であった。昨今とても人気のあるプロジェクションマップなどをはじめ、多くの事業を手掛けており、とても有名なイベントも手掛けてこられた実績の持ち主である。そんな青年とも出逢え、今後も何か植物を切り口に一緒に面白いことが取り組んでいくことができると、夢を勝手に膨らませることができた1日であった。
そして今日は、教材用の和風の小さな植物の依頼があったので、近郊で数多くの盆栽を手掛ける老舗に初めてお邪魔させていただいた。
そこには小さなものから大きなもの、様々な品種の多くの魅力的なものが、とても多く栽培されていた。
そこで私の好きな木の一つである藤の木に出逢えた。
盆栽仕立てのように手を加えているものではなく、自然に管理されていて、見方によっては龍の姿にも見えるフォルムが魅力的で、かなり惹きつけられるものがあった。
この訪問のおかげで、まだまだ一部に過ぎないが盆栽の素晴らしさ、奥の深さを再認識することができ、これもまたとてもいい機会になった。
私はこの2日間、日本の新しいもの、古き良きものに出逢うことができ、その素晴らしさを知ることができた。であるならばそれをできる限り多くの人に伝えたい。また伝える義務があるのではないかと思う。さらに、この両者の良きところを融合させて、新しき素晴らしいものを創りだしていくことができればと思っている。
このように来年の海外へのチャレンジに向けて、様々な技量や視点をもつ人がつながり、日々増えていくことに、静かな興奮をおぼえることが、日々の支えになっているのではないかと思う。ありがたいことである。
4月11~12日 東京ビッグサイトで開催されるフラワードリームへ。
このイベントは弊社卸部門ローズガーデンが入場させていただいているJF兵庫県生花様のブースにおいて、仲卸の立場としての出展である。
恐らくこのイベント会場風景や素晴らしい作品の写真などは多くの方々がアップされるので、私はいつもお世話になっているメーカー様とのコラボ商品のアップを。少し営業っぽくなるかもだけどお許しくださいませ。
昨年は樹齢300年のオリーブ古木やその他輸入植物を出展させていただいていたが、今年は、出展の都合上フローリストの方々にお使いいただいているローズガーデン プロツールをいくつか出展させていただいた。
http://www.baraen-rosegarden.co.jp/store/
まずは、新潟の老舗メーカーとのコラボ商品「又右衛門シリーズ」をはじめとするはさみ。
こだわりの老舗メーカーの頑固職人作出ということもあり、かなりの切れ味!
手にした多くの方が使いやすさと切れ味に驚いていただけた。
そしてもう一つはシザーケース。
国内高級レザーを使用し、国内で製作するこだわりの高級シザーケース。
このメーカーは通常美容院のヘアアーティスト向けに製作しているだけあって、デザインや機能性は秀逸。
おまけにパーツごとに色を変えたり、古びた感が格好いいヴィンテージモデルにもできたりのセミオーダー方式なので、オリジナル感と高級感が共存し、さらに耐久性があり、修理も可能ということから、通常流通品とは明らかに一線を画していると言えると思う。
今回ブースに訪れていただいた方々から、メーカーや職人の熱い思いを伝えさせていただき、また使用されるアーティストの皆様から、貴重なご意見もいただけ、とても有意義な出展となった。その中で印象意的であったのはこのメーカーのシザーケースを10年来ご使用いただいている方からお褒めのお言葉をいただけたことで、とてもうれしくありがたい気持ちになりました。
またさらに同JF兵庫県生花ブースで出展されている千葉県の小澤和英さんのトルコキキョウを用いた展示がグランプリをとられたため、多くの方がブースにお越しいただき、とても活況のあるいい展示会になった。
今回もイベントを通じ、多くの方とお話ができた有意義な2日間になりました。
お越しいただいた皆様ありがとうございました。
またどこかでお会いできるのを楽しみにしています。
今日は年に一回オーストラリア大使館で開催されるAustralia Day2015に、ご招待いただいたので、出席させていただいた。
Australia Dayというのは大使館内において、オーストラリアと関係が深い人たちが集い、桜や木々を見て、食事をいただきながら、政府関係者主催で参加者におもてなし、交流するいわば園遊会に近い感じのとても素敵な催しである。
参加者には政府関係者などの公人の方々やスポーツ選手、芸能人など各界の著名人をはじめ、関係する企業の方々も多く来られていて、とても盛大に開催される。そのような中、私のようなものも昨年に続きお呼びいただきありがたいことである。
まずは大使館の正面玄関から入るとレッドカーペットが敷かれており、各参加者に対し、アテンドについていただけ、案内していただける。
庭園内に進むとちょうど見ごろの桜が私たちを出迎えてくれる。
そしてその桜の木の下など庭園の各所ではオーストラリアの厳選されたシーフードや肉などの食材を目の前で調理したお寿司やステーキ、グリルなど素材を活かした数十種類のとても美味しい料理がビュッフェ形式でいただけるようになっていて、ワインやデザートもあり高級ホテルにも勝る設えで、目もお腹も満たしてくれるのである。
そのような中、まずは普段お世話になっている政府関係者の皆さんと、昨年一年間の取り組みや、今後についての話をさせていただくことができた。
今年の早春に訪問したMr Fern社というディクソニアなどのツリーファーンを出荷する生産者と日本総代理店契約を結ばせていただくことになったことや、さらに希少になったグラスツリー マルチヘッドタイプの大きなものの日本出荷向け準備の完了、バオバブの新しい取り組みについてなどを報告させていただいた。
私たちは数年前に立ち上げたばかりの植物輸入事業。大きなリスクや弊害もあるが、かたくなにブローカーを使わず、その国の、その植物の専門であるところに自ら赴くことにこだわり、現地の生産者や自然、植物の声を直接聞き、その声や素晴らしさを日本のプロフェッショナルや多くの人に伝えることが自分の使命であると考え、ただただひたむきに一生懸命に取り組むことで、今では気が付けばオーストラリアでは3社の日本総代理店を任せていただけるまで育てていただけた。
その結果、日本国内において今後大きな拡がりを見せつつある評価が得られるようなってきた。本当にありがたいことである。
私は時折、このハンバーガーのように、責任の重さや期待感に挟まれ押しつぶされそうになる時もあるが、集まってきてくれている素晴らしい専門スタッフやお客様の喜ぶ声、そして掲げられた旗に支えられ、何とか日々をしっかりと頑張っていられている。
そんなことを考え、桜を見上げていると、急に強い風が吹き、とても美しい桜吹雪が舞った。
私にはこの桜吹雪が、ここに集う皆さんへ送られた、くす玉の紙吹雪のように見えた。
厳しい状況の中、それぞれに頑張った人への贈り物。
そしてその中の桜の花びら1枚が私の頭にのっかった。私はその桜の花びらを手に取り、しばらくじっと見つめていると、色んな人の顔が思いだされ、熱いものがこみ上げるのを感じた。