四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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宿泊地バレンシアのホテルを早朝に出発。今朝も早くの出発のためホテルでの食事をとることもできず空腹で駅をめざした。そのような時間でも途中の花屋さんの電気灯っていてバタバタしていた。勝手な想像だがきっとイベント前の大忙しで徹夜であったのであろうと思う。
そんな姿を横目に見ながら駅へと到着。今日はここバレンシアから南下し、パートナーの2社の農場があるアリカンテ、エルチェに向かう。
そして約2時間、無事アリカンテに到着した。すでにビジネスパートナーのViveros Dura の代表の次男が迎えに来てくれていて、足早に車に乗り込み約1時間後、エルチェにあるナーセリーに到着した。
到着すればナーセリーのオーナー一家の皆さんが出迎えていただき、1年ぶりの再会をお互い喜び合った。
着後、早速ミーティング。前回のシッピングを経て、改善点とお互いの方向性を確認し合った。そして互いの考えを交わして、次年度も同様な条件にての輸入を行うことで合意に至り机上でのミーティングは終了し、残された時間でナーセリーを回って、輸入する品目やタイプがあるかなどの確認をした。
今回は従来のものより小型のものを中心に確認した。というのも従来の数百年もののオリーブは、植物代、輸送費などを含めると気軽に買えるとまではいってないので、比較的園芸店の店頭でも販売が可能であろうタイプを中心に選んできた。
自然形のオリーブを好む人が大半であろうが、このようなタイプも好む人は案外多くまだ検討の余地はあるのではないかと思う。またこのサイズなら頑張れば人力での移動も可能であろう。ただ国内輸送であれば何ら問題はないが、輸入それも長時間の輸送では、安易にも考えられず、まだまだ課題が残ると思われるので、検討が必要かもしれない。
そうしているうちに、時間切れとなってしまい、再会を約束し、ナーセリーを後にし、次の待ち合わせ場所であるエルチェのホテルまで送っていただいた。
ホテルに着き次第、わずかな時間で近くのトラッテリアでランチを流し込んだ。
ここのトラッテリアは前回来たときに、地元の人でにぎわっていたのにつられて訪れたのがきっかけで、その味と価格にとても気に入っていて再来店となった。今回もその期待に応えてくれる食事をさせていただいたが、いかんせん時間がないためにゆっくり味わうということまでは行けず店を後にしてホテルに戻り、午後からのナーセリーと待ち合わせた。
そこにはパートナーの姿があり、足早に車へ乗り込みヤシ類を多く扱う Algoros Viveros社のオフィスへと向かった。ここでも前回シッピングでの課題を全てテーブルの上にだし、屈託のない意見交換を行った。内容はパートナーにとって厳しいものであったかもしれないが、お客様や彼ら生産者、私たち。そして植物のために・・・を念頭に置いて前を向いて、議論をした。そしてその中からは生まれた答えは、まだまだ越えなければならない課題はあるが、双方でリスクをもって友好的に前に進もうということになり、早速植物管理棟へ向かって選別などを行った。
今回は今までのものより大きなものを中心に探した。写真のものでトランクのサイズが60~80cm。やはり価格はそれなりにするものの、耐寒性の強さから人気は高く、リストに加えた。
これはブラヘア ブランディヘイ。シルバーではないが、人気もある?とのことで検討したいと思っている。
皆さんがご存知 ヤシの王様ともいわれるビスマルキア ノビリス。
この大きく拡がるシルバーの葉が広がる姿は、まさに王というにふさわしい威厳を感じる。
ただ見た目と反して、耐寒性や輸送ストレスを受けやすいなどの問題点を抱えている。これがクリアされれば、間違いなく多くの人が扱うのであろうが・・・
前回私が輸入した時も、かなりのストレスを受けてしまったので、今回は見送りと思っていたのだが、やはり多くの人から要望があるため、耐寒性の高いもの選び方をレクチャーいただいたので、輸送リスクの軽減を図り、再検討をしたいと思っている。
その他、少し大きめの チャメロプスフミリス セリフェラやボルカーノの少し大きな鉢の検討をしてみようと思う。
ただヤシ類は、ハンドリングが容易なため一見簡単に輸入できそうにも思うが決してそうではない。よい状態でということにあるとなおさらである。オリーブなどの様に、土を洗い落として輸入するとそれだけでも大きなストレスがかかる。でも輸入は土は完全に取り除くのが輸入の絶対条件。そのために工夫を凝らして、輸入可能な状態かつ植物へのストレスを最大限に抑える方法で行わなければならない。そのために現地での植物代のよりはるかに高い費用が輸入では必要になってしまうので、この辺は皆様にもご理解いただきたいところでもある。
この他にも、最近おかげさまで有名な植物園やテーマパークからの依頼なども増えてきたため、レアなヤシ類もリストアップしてきた。
あとはこの他にノリナなどもあった。これは昨年もう少し南のナーセリーに訪れた際に、かなり大きなきれいなものがあったのだがかなり高価なため見送ったのだが、今回少し小さめだが、このユニークな愛らしい形が他人事とも思えない私は結構気に入った。
このナーセリーから、私たちの厳しい基準を越えられれば、皆さんにご案内できるかもしれないので、期待をしていただければと思っている。
そうこうしているうちに、列車の時間が迫ってきたので、次回も前向きにチェレンジをすることを約束しこの地を後にした。
再び私は、アリカンテから列車で移動し、約2時間後バレンシアに到着した。駅周辺はハロウィンで賑わっていて、子供から大人まで多くの人が仮装し街に繰り出していた。私はハロウィンを海外で迎えるのが初めてであったのだが、周りの環境も手伝ってか、やはり日本より素敵な雰囲気を感じることができた。
そしてそのような中、夜9時過ぎから食事を済ませ、バレンシアでの最後の夜を過ごした。
朝5時に起き、身軽な荷物にして、駅からのリムジンバスに乗り込みベルカモ空港へ。
そしてライアンエアーでバレンシアに向かった。
約2時間のフライトでバレンシア空港に到着。
空港には日本総代理店をつとめさせていただいているViverosCanosのエレナさんが迎えに来てくれているので車に乗り込み、ナーセリーへと向かう。
そして約1時間、ヌレスにある出荷場で前回からキープしているものと、昨年春から仕上げに入っているものの状況をチェック。
弊社1番人気のロストラータ ブルースワンの生育は順調で、特に今年は例年よりも幹が太く、頭が大きい。
写真を見ていただければわかると思うが、ただでも大きな頭の私と比べていただいても、この差であり、その違いは歴然。
そして色も選別して作っているので、年々全体的にグレードアップされてきていて、満足できる状況。
続いて人気のヒドラ。これも結構の数量を確保しているが、今年は少し小ぶり。そのために別の山からの手配もお願いしたので順調に入荷予定。
それと来年やっと初入荷にこぎつけることができる予定のリギタ マルチヘッド。これは中々無い代物。限定入荷。そのため早い者勝ち?良い人勝ち?好きな人勝ち?怖い人勝ち????というのは冗談ですが・・・(笑)
その他に
エラータ。案外栽培が不安定。少量入荷か
ノリナネルソニー トルネード。これも少し苦戦中
かなり大きな代物。スペースの関係で今回は微妙かな~。
これまたユニークなもの。実験段階だけど、この株が大きくなるとどのようになるかが想像できて、興味深いと思う。
そしてしばらくして、ランチタイムへ。
ここはいつも連れていっていただけるお店。事前に注文をして、時間をあわせて作ってくれるパエジャ(パエリア)が最高である。
実においしい。この他にもこの地ならではの料理をいただきながら歓談をし、また出荷場に戻る途中に、大型オリーブの圃場に行った。
最近はこのサイズのものは流通させるのに許可が必要とのこと。
私もできれば、近いうちに1本は日本に運んできたいなと思っているのだが・・・
ちょっとハードルが高いかな~~。
その他に企画している植物の確認と、お客さまからの依頼を受けている植物の確認などをして、オフィスに入った。
そこで互いに展示会を含めた1年間の経過報告をし、今後の方向性や取組を話し合い、笑顔で互いのパートナーシップの確認を行うことができた。
そしてここでのミーティングを終え、宿泊地であるバレンシアの街まで送っていただいた。
そして街中で食事を済ませてホテルに戻る途中、公園で多くの花屋さん準備?販売に忙しそうで賑わっていた。
きっと11月1日の聖徒の日を迎えるためであろう。この日は日本でいえばお盆のようなものである。そしてその前夜にハロウィンということになるという・・・
どの国でもイベント前にはお花屋さんは徹夜でがんばるのだな~~と思いながらホテルに戻った。
今回、打ち合わせが中身をかなり濃くしても正直時間が足らない程であった。
きっと皆さんにここから引き続き面白いものが届けられることになると思う。
是非期待していただきたいと思います。
では~~。次のアップに続く。
かたり疲れているので変な日本語ごめんなさい。
早朝、欧州へ向かうため関空へとむかった。前日はセミナーの懇親会終了後、体調がイマイチであったので、すぐに帰宅して準備を始めた。あらかじめおおかたの準備はしていたのでパッキングにはそんなにも時間がかからなかったのだが、それでも深夜までかかってしまい、少し疲れ気味での出発となった。
今回はルフトハンザでフランクフルトーミラノーバレンシアという空路で進み、後は列車で移動し、目的地に向かう。
関空を離れ約12時間でフランクフルトに到着。毎年ヨーロッパには来ているが、フランクフルト空港に着くのは3年前のIPM(エッセンで行われる世界最大級の植物展示会)に行った時以来である。
思い起こせば、植物を直接輸入するに至ったのは、3年前のIPMでの出逢いからである。
その時に、巨大なオリーブをはじめ、見たことも無いようなユニークな植物が多く並び、その雰囲気に圧倒されながらも、ものすごく興味が掻き立てられて、会場内を何度も何度もぐるぐる歩き回ったのをおぼえている。そのような中、あまり飾りっ気のないある一つの小さなブースに、何となく引き寄せられ立ち寄ったのが直輸入にいたる大きなきっかけになった。今もその時に優しい目をして私を迎え入れてくれた兄弟の表情が鮮明に記憶に残っている。
そのようなことを懐かしみながら、乗り継ぎでミラノをめざした。
そして約3時間後ミラノ リナーテ空港に到着。
今回は、スペインのナーセリー訪問後に、イタリアのヨーロッパの盆栽集約地などの見学予定があり、その際に小さな飛行機や列車での移動が多くなるため、大きな荷物をもっての移動は動きづらいため、ここミラノをベースキャンプとして動くことになる。
私はここミラノも3年ぶりで、到着と同時にとても懐かしいような嬉しいような気持ちになった。というのもミラノやフィレンツェは私の人生の中で、大きく影響を与えてくれた街であり、大好きな街でもある。この街で素敵な人や物、文化と出逢ったことが今でも私の心の中に活きていて、時には力を漲らせ、時には癒してくれる。そんな特別な街だからである。その時のことは昔のブログを繰ってみればわかるので、とても時間がある人は見ていただければと思う。
ともあれ明日荷物を簡素にして、早朝のフライトのため到着後ホテルに入り、荷物を少しまとめて、明日のフライトまでの時間を過ごすことに。
先日IFEXで展示させていただいた樹齢300年のオリーブに続いて、今日はボトルツリーとグラスツリー(ブラックボーイ)グラウカのマルチヘッドが、素敵なところへ旅立った。
旅立ったボトルツリーは、今春に入荷した10数本の中でも、特にずんぐりむっくりとしたフォルムでバランスがよく、入荷後早く芽吹いた状態良いものである。
そして養生のため布で巻かれた姿は、まるで花嫁衣裳を着ているかのように感じた。
そしてグラスツリー グラウカ。とてもユニークな形のマルチヘッドで、完全に発根活着しているので、これもまた状態もかなりいい。
少し話がそれるが、ここでせっかくなので、あまり見ることがないだろうグラスツリーの根の状態の写真をUPしたいと思う。
注:この写真は今回のものとは別に、先日IFEX出展用のグラスツリーを植え替えたときの写真です。
いかがですか~~?少しグロテスクな感じがするまでに、しっかり発根していますよね。
発根活着をコンセプトに出荷している私が言うのはおかしいかもしれないが、このしっかりした根の張り具合は、我ながら驚くぐらいで、これでこそ発根活着だなーと感じました。
本当はこの両者とも、愛らしいフォルムから、個人的には、ずっと手元に置いておきたいと思っていたぐらいのものであったのですが、今回素敵な植物公園からオファーをいただいたため、そんな私のお気に入りだからこそ、「一人でも多くの皆さんに観ていただきたい」「可愛がっていただきたい」という思いから、喜んで送り出させていただきました。
この子たちも、きっと新しい場所で多くの皆さんに観ていただき、愛されながら、幸せな時を刻んでいってくれるだろうと思うと、何だか子供を嫁に出すような気分になり、「植物公園の皆さん。よろしくお願いいたします。そして可愛い子たちよ、幸せに・・・」と心の中で呟き、願いながら、少し寂しいながらも、ホッとしたような気分を感じることができた。
海外から迎え入れた時も、今回このように送り出した時も、こんな気持ちにさせてくれる植物たちに、本当に感謝です。
そして、この日の昼からは、梅田で開催されるJFMA(日本フローラルマーケティング協会)の大阪セミナーに参加をした。その講演は、業界の人なら誰もが知っているパークコーポレーション(青山フラワーマーケット)の井上英明社長がメインスピーカーで行われた。
私は、井上社長とはかれこれ10数年来の付き合いで、特に親しくなったのは当時ドイツやパリの展示会視察終了後、二人で一緒にイタリアに行ったのがきっかけであった。
その頃からすると会社の成長度など経営者としては、うちの会社とは色んなところで大きく差が出てはいるが、相変わらず今も仲良くさせてもらっていて、お互い取引先とかという感覚ではなく、業界内での悪友?親友?といった感じで、顔を突き合わせれば、仕事の話よりも、少し違った方向に進むのが常である。今回も二人で話をすると、仕事かプライベートかは微妙なところだが、ちょっと面白い仕掛けができればということになったので、できればチャレンジしてみようと思っている。またそのうち報告ができればと思っているので乞うご期待を。
今回の大阪セミナーは、予想よりも多くの人が出席され、とても盛況であったといえる。
内容は井上社長の講演と小川孔輔教授(JFMA会長)のコーディネートで、井上社長とジャパンフラワーネットワークの高橋正行社長との対談で、色んな視点からの考え方で発言されていて、面白く時間も足らなく感じるほどであった。
そして対談の中で感じたが、それぞれ仕事のスタンスや、表現方法は違っていても、このように多くを人を引っ張り突き進んで行く人たちには、共通して「強い信念」があるということをしっかり感じることができた。
ちなみに私の名前は信康。
信長の「信」に、家康の「康」で信康というと、ほとんどの人が笑う。単純だなと思っているのか、名前負けと思っているのだろうと思う。確かにそうだが、名前にあるように、人を信じ、信念を強く持って、これからも彼らに負けないきもちで頑張っていかなければと思った。
さらに今回もまた、このセミナーを通じ、新たな素敵な人との出逢いもあり、とても良い一日になりました。
さ~明日から海外出張。
新しい出逢いに向けていってきます。
海外出張の内容は、ネット環境が不安定なので迅速なアップは難しいかもですが、できればライブをFacebook で、まとめた報告をこのブログで順次アップできればと思っています。
ではでは。
今日はだんじり祭りの本宮。本来だと宵宮から参加しなければだけど、前夜は直前のブログにも書いたのだけど10年来の集まりがあったため、今日からの参加になった。
山本では毎年このころの金曜夜、土曜日に行われる。そのため本来の祭りの日と若干ずれが出てくるのだが、今年はその本宮25日と土曜日が重なるちょっとしたレアな日程となった。
まず山本には、この近くでは珍しく2台のだんじりが存在し、一台は東の宮(松尾神社 山本中)ともう一台は西の宮(天満神社 山本西)に奉納?収納?されているため、法被にも両社の名前が書かれている。
そしてこれらの2台で山本の町を曳行させることになる。
まず朝6:30に西の宮に集合し、そこから始まる。
そしてこのだんじりを東の宮へ。そこで合流。
そして2台で出発し、山本の町を曳行していく。私は最近、西の宮のだんじりの後方で、押すことに専念させていただいている。確かに年齢的には少しキツい役割だが、気持ちだけはまだ若いつもりの私はこの位置が気に入っていて、毎年肩を腫らしたり、足の裏のマメをつぶしたりしながら、私なりに精一杯頑張っている。(肉離れやけがを繰り返してくると自己防衛の知恵がついて、肩ガードとかを手放せなくなってきてはいるが・・・)
このようにして進んで行くのだが、その経路の途中では、お旅所が設けられており、様々なおもてなしを受けることができる。これがまた楽しみの一つ。
このような曳行しながら、お昼前に東の宮に戻り、だんじりのメンテナンスとして欠かせないグリスアップをする。
グリスアップを終了させると、すでに到着している、山本丸橋のだんじりと合流。
このように3台のだんじりが並ぶ姿は壮観である。
そして鏡開きで祝い、またそれぞれの町への曳行に出かけていく。
そうこうしているうちにお昼となり、地元の方々の炊き出しでお腹を満たし、しばし休憩し、あらためて曳行。
この時間帯ぐらいから、多くの子供たちが参戦してくれて、ロープでひっぱたり、押してくれたりしてくれる。本当に心強い。
そしてワイワイしながら、引き続き曳行し、夕方に山本駅前で平井地区のだんじりと合流。
ここでも丸橋だんじりの同様、互いにエールを送り合い、祈願を行う。
これも祭りの醍醐味の一つであろう。
そしてまた、多くの皆さんの手伝いを得ながら、曳行をし、東の宮に戻る。
そのころには、辺りは薄暗くなる。そしてまたお弁当をいただき、しばしの休憩。
そして再出発。もう辺りは完全に日が落ちて、だんじりの提灯には灯がともされ最後の曳行に向かう。
山本の夜の曳行が続き、西の宮、東の宮に行きそれぞれに曳行を終えただんじりを奉納?収納し、だんじり祭りの曳行を終えることになる。
最後にはまた東の宮で、地元の皆さんの炊き出しによるおもてなしをうけ、時間が許される限り、歓談が続き、そしてこの日を終えることになる。
私の祭りの参加はここまで。
今回は大きな怪我もなく、無事に終えることができた。少し身体は疲れたが、心は健康になった。本当にとても有意義な時間を過ごさせてもらった。
山本地車保存会の皆さん。お世話になりました。ありがとうございました。
私はこのような祭りの継続の必要性はかなり高いと思う。
まずは、本来の意味である皆を見守っていてくれていただいている氏神様へのお礼とこれから未来への祈願であろう。
それに加え、この一つの行事に多くの人びと関わることの重要性である。
私たちのような地場産業の場合は、多くの同業者が同地区に多く存在する。見方によっては競合先かもしれないが、そんなことは考えもせずに、この日ばかりは協力し合い一心不乱にだんじりを曳行させる。またそうとは違う立場の人たちでも、目的を一つにもって、一生懸命に関わりあうことにより、普段希薄になってきている近隣との関係がこれを機会に少し連帯感を培うことができるかもしれない。
そして普段では、最近のあり得なかった誘拐などにより、普段見知らぬ大人との接点が少なくなった子供たちも、多くの人たちに見守られながら地元の大人たちと接することが可能になり、普段では得難くなった山本のまちの歴史や伝統、文化や慣習などを地元の大人たちから座学ではなく、直接体で学ぶことができるであろう。
そして今はこんなに小さな細い腕だけど、いずれこの子たちの手が私たちの様に太くなり、また同じような思いでこのだんじり祭りを継承してくれるんだろうと思うと、まだまだ山本のまちの将来に期待を寄せたく思った。
そして最後の一つ。本当に単純なこと。
それは、だんじりの太鼓や鐘の音、飛び交うみんなの掛け声。
たったそれだけで、単純に心が高揚してくる。力がみなぎってくる。
血湧き肉躍る。まさにその様ではないだろうか?そんなこと中々普段では巡り合えない。心と身体のためにとても必要なこと。
今日も色んな出会いがあった。
まずは朝から会社の新しい事業を推進していくために面接をさせていただいた。
まだまだ、きちんとした事業にもできていないのも関わらず、素敵な方々が門をたたいてくれた。どの方も私たちの会社にはあまりある能力と経歴を持たれている方々であった。
いつもながらこのような皆さんに、また助けられながら、前に進んでいくのだろうなと感じた。本当にありがとうございます。
そして、夕方からは会議のために、大阪ミナミへと向かったのだが、少し時間があったので、久しぶりにスタバによってみた。
私はスタバによれば、いつも決まったものを注文する。それは・・・・・。内緒! (笑)
皆さんにとってはどっちでもいいことだし、聞きたくもないだろうけどね。
何となく、内緒!
そしていつものスペシャルを飲みながら、パソコンで仕事をしていると、向かいのテーブルの素敵なカップル?から、私が不思議な人に見えたのか、突然お声掛けいただき、初対面ながら、プチ意気投合。これまた不思議な出逢い。縁って本当に面白い。
そんな素敵な出逢いの余韻に浸りながら、今晩のとても楽しみにしていた集まりに出かけた。
それは私が10年前まで所属させていただき大変お世話になった大阪青年会議所の10年後理事会である。
そこには当時理事長をはじめ、本当に懐かしいお世話になった人がいっぱいいて、その時を思い出し、目頭が熱くなるほどであった。
しばらくの間当時を振り返り、うれしかったこと、悲しかったことなどを、みんなで笑いながら話すことができとても感慨深い時間を過ごすことができた。でも話していて、みんな変わってないな~~という感じで、それがまた一層嬉しかったりした。
そんな楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、気が付けばそこそこの時間になっていたので、
閉会となりそれぞれが移動し始めることになった。
ほとんどのみんなは3次会に繰り出したが、私は朝が早く、すでに電池は完全に切れていたので帰路につくことにした。
私は今でも、十年前にこの大阪青年会議所で理事選挙に出させていただき、多くの人に支えられて何とか理事をさせていただくことができた。そしてその時に「人間力育成委員長」の拝命し、少し前にアップさせていただいた「モンゴルミッション」や、「大阪横断まちウォーク」という事業の企画と実施をさせていただいたのである。
この時の経験は今でも私の心の支えであり、ある意味行動指針にもなっていると言っても過言ではない。
私の情熱の温度を大きく上昇させて、炎を大きくさせてくれたのもこの大阪青年会議所での4年間である。
かけがえのない一緒に過ごさせていただいた多くのメンバーにあらためて感謝です。
15日から17日の三日間 幕張メッセで、アジア最大のフラワービジネスショウである第11回国際フラワーEXPO(IFEX GARDEXなど)が開催された。
*オープニングはバタバタで写真が撮れませんでした(^^;)
今年は台風の動向におびえながらも相変わらずの盛大なオープニングセレモニーに始まり、テープカットとともに、IFEX2015が開幕した。
今年のIFEXの入場者数などは、主催者側から情報がいっぱい出されているので、参考にしていただき。厚かましいかも?ですが私からは、させて自分報告を・・・
今年のIFEXでの主な出展は、昨年出展させていただいた輸入植物を、グレードアップさせたものをはじめ、新しく日本で総代理販売や販売契約を結ばせていただくことになったナーセリーからの素敵な仲間を加えた、品質にこだわる「MATAEMON SELECT PLANTS」ブース、それとは別ブースで、世界18か国特許取得済みのセラミック栽培法を活用した土を使わない観賞用植物「セラテリア」シリーズの発表をさせていただいた。
輸入植物ブースでは、スペインからのオリーブ古木をはじめ、発根活着済みのダシリリオン、ユッカ ロストラータ ブルースワン、ロストラータ ヒドラ、ナンノロプス リチアナ シルバー、ブラヘア アルマータなど、オーストラリアからはグラスツリー(ブラックボーイ) グラウカ マルチタイプ、サイカス類、ユニークなディクソニアを出展させていただき、多く方に注目していただくことができた。
今回もブースでは花き業界関係者から、植物好きの出展者、イベントスタッフまで見に来ていただき写真スポットとしても、多くの方々に集まっていただくことができ、まだまだ少ない実績ながらこの1年間積み上げてきたものを自身で確認することができた。
「セラテリア」ブースでは、小さい売り場ながらも、植物のセラミック栽培技術を使用した共同開発商品を大変気に入っていただける方も多く、問い合わせや注文も数多くいただけた。今回は、セラテリアの天然石ボトル、セラテアリ ウッド、グリーンシャンデリアのようなラインナップで決して多くはないものの、弊社のスタッフが、素敵な技術を、洗練された魅力ある商品に仕上げてくれた。
私は以前からどちらかというと、自分の趣向や思い付きで、すぐ行動に移してしまうタイプなので、毎回スタッフには迷惑をかけている。この商品も同様だろうと思う。
でありながらこのように形にし、さらにPOPやパンフレットのデザインまでも自らの手で仕上げてくれえる。このように「自分たちでできることは自分でやる。そしてやりきる。」とういう姿勢はいつも頼もしく思える。本当に素敵なスタッフに恵まれていて、私も学ぶことが多い。
私はいつも同じことを書いているかもだがこの3日間も多くの人との出逢いがあった。
昨年出展したときに、ブースにお越しいただきながらも私の時間繰りができないばかりにご挨拶もさせていただけなかった方、私たちの植物を初めて見て、驚き目を潤ませながら飛び込んできてくれる人、ブログを見ているよ~と励まし?に来ていただける人までいてくれて本当にうれしいばかりでした。
また新しい取り組みなどの機会もいただき、海外からの問い合わせもいただけたワクワクする三日間であった。
そして、IFEXが終了後、すぐに大田市場で開催されるFAJのJFIトレードフェアに参加させていただいた。
夜遅くの納品にも関わらず多くの関係者の方が私たちを出迎えていただき、助けていただいた。
またこの地でも植物の雄姿をみてお声掛けいただき、ブローカーやエージェントに頼らず自ら現地ナーセリーや自生地をまわることで初めて分かったことや、弊社の発根済み輸入植物の必要性とメキシコなどからの直輸入植物が抱える大きな問題点などを、互いの経験に照らし合わしながら話させていただくことができ、多くの方に理解と賛同を得ることができ、双方が同様に学ぶ機会につながったのではないかと思う。
今回これらの二つ展示会を通じて、とても多くの人とめぐりあうことができた。
それは、しっかり根付いて力強く生きている植物こそが持つ「惹きつける力」のおかげだと思う。そしてそこに集う植物をこよなく愛している人とのつながりからである。
本当に出逢いというものは素晴らしい。あらためて恵まれた縁に感謝したい。
植物さまさまである。
この一年、私たちがどう成長できたかなども含め、多くの人が色んな目で見てくれている。そしてそんな私たちの姿を植物たちが見守ってくれている。
私の数倍の年月を生き、多くの人の生き様を見ている植物たちが・・・・・。
そんな素敵な植物たちに恥じないよう、見放されないよう、しっかり生きていかなければとあらためて思った。
最後に、展示会を通じ、お会いできました方々に本当に感謝しています。
ありがとうございました。次はどこでお会いできるかはわかりませんが、その日を心待ちにしています。
またどこかで・・・。
すみません。ご無沙汰です。続いてやってきた台風の対策などで気が付けば前回アップからもう10日以上経ってしまいました(^^;)
皆さんはいかがでしたか?台風で多くの生産者の方々や業界関係者に多くの被害が出たと聞いています。ブログからでは失礼かもですがお見舞い申し上げます。
私たちの農場などは、無傷とは言えませんが持ちこたえることができました。
さて、今は明日から開催される第11回国際フラワーEXPO(IFEX アイフェックス)に出展のため幕張メッセに来ています。昨晩は台風影響で風がきつかったのですが、一転今朝は快晴です。
通年は前日に設営に入るのですが、今年は台風の影響が心配で一日早くに会場入りしたので、少し余裕がありブログアップします。
この展示会も今年で11年目を迎えます。そして弊社も今年で5回目の出展になりました。
前日の会場は主催者をはじめ、ブース工事をする人、物を運ぶ人、飾りつけをする人、掃除をする人、人間ウォッチングをしながらブログを書く人(笑)などが慌ただしく行き交い、とても愉快な時間になります。
そしてその映像や工具などの音響が何とも言えないハーモニーを醸し出し、多くを身体で学ぶことができます。さらに明日からの展示会への期待感が膨ませ、心を湧き立たせてくれるので、こんな時間が私はとても大好きです。
今年は、輸入植物ブース以外に、別の場所でブースを設け新商品の発表もします。
ぜひ皆さんも時間がありましたら遊びに来てくださいね。チケットは何枚でもありますから~~。
さ~。仕上げ頑張るぞ!!!
今朝もいつものように、自宅と会社の神棚のお祀りさせていただき、近くの氏神様に日々のお礼と報告をさせていただくために参らせていただいた。
朝5時には氏神さまを参ったのだが、辺りはまだ暗く、植物以外にも秋の訪れを実感することができた。
10月と言えば生花卸はブライダル需要などで少し活気が出てくる。植物卸もガーデンの植栽需要などで動き始める。そして輸入植物や植物工場など新しい事業は展示会シーズンを迎え、バタバタし始める。
そして展示会の第一弾は弊社卸のベースキャンプである兵庫県生花市場 大阪(梅田生花・大阪植物取引所)でトレードフェスタが開催され賑わっていた。
そして昨年よりも多くの生産者に支えられバラエティーに富んだ観葉植物売り場や
市場北側の洋蘭・花鉢売り場や輸入植物売り場にも多くの方に足を運んでいただき、今年からメンバーに加わった新しいスタッフの紹介もさせていただけて有意義な時間を過ごさせていただけた。
私が売り場に立つと、役に立たないどころか邪魔になるため普段は控えているが、展示会などは数少ない許可をしてもらえる機会なので積極的にブースにいるようにしている(苦笑)
今回も出展スペースにて販売の補助をしていると、初めての人や久しぶりの人など多くの人と出会え、新しく入荷する植物の話や管理の仕方などの情報交換をさせていただくことができるなど、本当に貴重な時間を得ることができた。
今回の第18回トレードフェスタは10月2日で終わり、次は10月15~18日に幕張メッセで行われる展示会IFEXに出展させていただく、さらにその翌日はFAJの展示会にも初めて出展させていただく予定。
昨年のIFEXでは、せっかく遠方から来ていただいたにもかかわらず、多くの人にお越しいただき、とても長い時間をお待ちいただいたにも関わらず、直接お話ができなかった人も出てしまい、本当に申し訳ないことをしてしまった。そのため今年は私との直接商談に関しては、お待たせすることが無いように予約も可能にしました。
本来私のようなものと話をするのに予約など全く必要ないのだけど、なぜか展示会においては、皆さんが来ていただく時間帯が本当に重なってしまうことが不思議なぐらい多いので、今回は厚かましいですが皆様とゆっくりきちんと産地の情報を伝えたいので予約を優先させていただきたく思っています。
あと商談以外のフランクな話でも、構わないので良ければ是非お越しいただければと思っています。
輸入植物の現地での話、日本で伝わっている間違った管理方法、その他裏話など、ブログではUPできないような話などを交えながら、楽しいひと時をご一緒できればと思っています。
皆さんのお越しを楽しみにしています。
最後に今回のトレードフェスタにお越しいただいた方にはこんな私の拙いブログでも楽しみしていますと言っていただける方などもいて、下手な文章でも書いていてよかったと思っています。
私のブログは返信ができないようになっていますが、いつでもメールでも電話でも連絡をいただければと思っています。
では、また皆様に会えるのを楽しみにしています。
本当にありがとうございました。