四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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シャトルバスから降り、チェックインをしたときは、すでに日付は変わっていた。
カウンターで荷物を預け、1時45分のフライトまで、ラウンジでレポートなどを書きながら過ごした。
そして早朝にシドニーに到着。
足早にトランジット用のバスに乗り、出国審査を終え、ゲート近くで、またまたパソコンを開いてレポートを書きながら、ほんの少しの時間シドニー空港に滞在した。
日程に余裕があれば、本当はシドニーにお世話になった方がいるので久しぶりに会いたかったのだが、今回も実現できなかった。また次回の楽しみということにして、成田へ向かう飛行機にのりこんだ。
成田へ向かう飛行機はJAL。やはりサービスは安定していてホッとする。
機内では、いつものようにレポートと普段積み残している書類の整理で、寝る暇がない。
といっても、基本私はいつも飛行機では眠れないからちょうどいいのである。
私が眠れないのは、周りがうるさいからではない。怖いからでもない。何故ならば歯医者の治療中にでも寝てしまうぐらいの神経だから・・・。
そのために機内では、いつも起きてパソコンを触っている。
そうこうしているうちに、約9時間のフライトもあっという間に成田空港へ到着した。
そして今回の旅程で最後のフライトである伊丹空港へ向かう飛行機に乗り、約一時間で大阪に無事到着し家路についた。
今回のオーストラリア出張も多くの経験値を積むことができた。
そして今回もまた新しきプロジェクトにチャレンジできることになり、そのうれしさを目の前で実感できた。
多くのとんでもない魅力あふれる植物に出会い、実際に触れ、パワーと使命感を授かることができた。
これからの大型のグラスツリー (ブラックボーイ)グラウカ、コンパクト ボトルツリー、バオバブ、サイカス・・・来年再来年になるものも多いが、考えただけでもワクワクするものばかりで本当に楽しみだ。
そして日本総代理を任せてくれているDannyやJoeと深く今後についての話ができ、まだまだ完全とまではいかないが、今まで以上にしっかりとしたパートナーシップを築くことができた、とても有意義な出張だった。
またこの出張の成功裏を黒子として支えてくれたとても素敵な方に、改めてお礼を言いたく思っています。本当にありがとうございました。きっとこの恩をプロジェクトの実現でもってお返ししたいと思っています。
それと、最後にいつも私の留守を預かっていてくれているスタッフに感謝です。
おまけにあんなとんでもない木を、好きなだけ持って帰ることを許してくれるなんて、涙が止まりません・・・(笑)
さ~しばらく国内でいっぱいやることがあるな~~。頑張らなきゃ。
語学が苦手な輸入植物仕掛け人 Plants explorer 4代目 又右衛門
周りを焼き尽くすぐらいの情熱だけは誰にも負けずに、これからも頑張ります。
稚拙なだらだらブログ。お読みいただいてありがとうございました。
最後にもう一度Danny、Joe本当にありがとう。
G’day mate!
それでは~~。
今日が実質の最終日。昨日はメールチェックだけでも疲れて眠ってしまったので朝早めに、起きて、ダーウィン市街を探索した。
そして簡単なモーニングミーティングを終え、引き続きタウンウォッチングをし、さらにランチミーティング。
今日のランチはダーウィン市街中心部にある「GOSUSHI強寿司」。ここのオーナーは大阪 都島出身でとても気さくな方で、大の宝塚ファンということもあり、話が弾んだ。お店もとても繁盛していて活気にあふれていた。是非皆さんもダーウィンに行く際には一度行かれてはと思う。(余談だがはじめのうちは私が何人かわからなかったみたいだが・・・)
そんなこんなでランチミーティングも終え、昼からボタニカルガーデンを訪れた。
ここは中心部からタクシーで7~8分程度の比較的海沿いに位置している。
広大な敷地に、サイカスやヤシ類、バオバブなど植物ごとにゾーニングされネイティブプランツが多く植栽されている。その中で気にいった植物をいくつか紹介します。
まずはヤシ類
続いてサイカス(ソテツ類)
このマクドンネリーはとても魅力的だった。
当然流通はされないものだが、もし流通したらいくらぐらいなのかと勝手に考えてしまった。まだこの他にも多くの植物があったがこの辺で・・・
この植物園は急ぎ足で好きなゾーンをまわるのであれば2時間程度でも十分可能な大きさと思うので、近くに行かれたらよられるのもいいかなと思う。
そしてこの後はせっかくなので近くのビーチまで歩いて行ってみた。
泳いでいる人は誰もいなく静かなきれいなビーチだった。
その周辺にはサンセットマーケットといわれる個所があった。
ここについたときはまだサンセットの時間ではなく、まだまだお店を開けている最中だったのだが、すでに結構多くの人が訪れていた。
ローカルフードや他国性フード、スウィーツに服飾、さらにはマッサージなどバラエティ豊かな多くの露店が並んでいてとても楽しかった。露店好きにはお土産もゲットできるのでここはおすすめスポットである。
ただ早い時間は開いていないので時間帯はサンセットの少し前にあわせていくのがいいかな。市街地からタクシーで約10$でいくことができる。
さらに歩いてすぐの距離にカジノもあるので、ギャンブル好きな方は立ち寄られたらいいかなと思いますよ。
私はギャンブルは仕事だけで十分だと思っているので、タウンに戻り、残り少ない時間だがスーパーの視察などを行ってきた。
花は10~25ドルの花束と15ドルぐらいの簡易アレンジやミニ胡蝶蘭などの展開だった。
日本のものと比べ、クオリティーは高いとは到底言えないが、現地の人に聞いてみると、このぐらいでも十分みたいなことをいう人もいた。
このお店のフラワーコーナーの前で20分間ほどウォッチングしていたが、一人のお客さんがチラ見したぐらいで、購入する人は誰もいなかった。
その後ダーウィンで最後のディナーを終え、荷物をまとめ、深夜の出発までの時間をバーで過ごした。
ホテルのロビーで待っていると予定時間より早めにシャトルバスが来たので、急遽パソコンなどを片付けて、飛び乗りダーウィン空港へと向かった。
この日は朝から、もう一方のナーセリーをまわることにした。
玄関には比較的コンパクトサイズのバオバブがあり、進んでいくと、きれいにそろった大きなソテツ類が所狭しとならんでいた。
トランクが丸くかわいいこんなものもあった。
私たちの年代はこのフォルムに結構愛着が湧く。
そしてお昼になりデスクワークを終え、ランチを食べ終えて最後の目的地ダーウィンへと再び車を走らせた。
途中ではブッシュファイヤーに何度か出会うことがあったり、無数の蟻塚があったり、車窓からの景色だけでも飽きが来ない。
さらにこれからのことについて話をしていると、あっという間に時間が過ぎ、キャサリンを出て約4時間でダーウィンにつくことができた。
そしてダーウィンには、昨年私のサポーターをかってでてくれたダーウィン在住で豪日協会でも活動するAsakoさんがいつもの笑顔で待っていてくれた。
そしてみんなでホテルから移動し、ワーフのレストランへ向かった。
さすがポートということもあり大好きなシーフードが多くあり、私はいろんなシーフードがあるプレートを注文した。
ちなみにオーストラリアは物価が高いのでこのシーフードで約4000円ぐらいであった。
今日来てくれたAsakoさんは昨年のIFEXにも応援に駆け付けてくれたとても親切な人で、時折不思議なことをいって、周りをなごますことができる力の持ち主で、今回もその本領を発揮してくれた。
そのような楽しい時間は過ぎるのは早く、みんなで記念撮影をしてディナーを終えた。
そしてその後近くのタウンを視察して、ここ数日間、一緒に夢とビジネスを語り合ったJoeとKarenと別れることになった。
最後の別れはいつものようにがっちり握手と体を併せ、お互いの気持ちを確認し合うことができた。
本当にお世話になった。楽しかった。ワクワクした。
きっと今回のこのプロジェクトは黒子になってでも実現させたいと、心の底から思えた。
そしてその後場所を替え、少しの時間でラジオの緊急収録をおこなった。
というのもAsakoさんは、地元のボランティアで手作り感あふれる日本人向けラジオのローカル番組の一部を担当していて、毎日レコーダーを持ち歩いていて、今回私がせっかく
日本から来たのと面白いプロジェクトを考えているということで急遽出演に至ったのである。
内容はぶっつけ本番で質問の内容も聞かされず、またインタビュアーのAsakoさんも準備なし、さらに打ち合わせ、編集もなしの収録のため、だいたい仕上がりは私のしゃべりのレベルを知っている人には想像ができると思うので、これ以上は語らないようにしたい。
そして無事かどうかはわからないがNGもなく?収録を終えることができ、ホテルまで送ってもらった。それから部屋でいろんな積み残しをすこしでも減らしてからいつものように深夜ベッドに入った。
ちなみにこの放送は日本でも聴くことはできるらしいが、あえてここでは伏せておこうかな~~。
Asakoさん(ニックネーム バラエン オーストラリア支社長)。お世話になりました。
次に会えるのはダーウィンか東京か・・・
楽しみにしています。ありがとうございました。
Joeの家で朝食を食べ、その後キャサリンのスーパーを見に行った。
フラワーコーナーは少し寂しかったので、ほぼスルーしネイティブフーズなどを主に見てきた。
その中でいくつか興味深いものもあったが、中でも奨められて購入したオーガニックのヨーグルトは濃厚でとてもおいしかった。
そして足早にナーセリーにもどり視察をした。
その中でやはり一番気になるのがこれ。
マクロザミア マクドンネリー。この大きなサイズは日本では中々見られない。
小さなものは少量持っている人はいるのだが、このサイズはまず流通していない。
ただ価格もかなりのもので、急な円高にでもなってもらわなければ中々入荷は難しいだろう。
でもこの中からいくつかは入荷の予定なので気になる方はご連絡をいただければと思う。
そのほかにいろんな興味深いものがあったので写真を。
さらにこんな斑入りもあった。
他にも面白いのがあったのでまた機会をみて紹介できればと思う。
ナーセリーをまわっているとお昼を過ぎ、気温も上がり、最近涼しくなってきたといっても35度ぐらいになってきたので、Officeに戻りミーティングに切り替えた。
今回のミーティングでは、バオバブについてが主な内容になった。
これまで写真でもいくつか紹介させてもらったが、カナナーラ周辺には多くのバオバブが自生している。そしてこのバオバブを日本に移植できないかと考えている。
そのために、みんなに関わり観ていただけるようなプロジェクトを立ち上げればいいなと思っている。
現在のところカナナーラから移動させることができるライセンスは整った。あとは輸送と日本の受け側になってくる。もしこのブログを見ていただいた方で一緒に取り組んでみたいという方や、受け入れを検討いただける方がいらっしゃったら是非ご連絡をいただければと思っています。何卒よろしくお願いします。かなり費用も掛かり、大きいですが・・・
できれば特にこんな方は是非ご参加いただきたい。
●力がありあまり、一人でバオバブを持ち上げられる方
●お金がありあまり、いくらでも使ってくれという方
●愛情がありあまり、いつでも私たちを笑顔で励ましてくれる方
●情熱がありあまり、周りを焼き尽くしてしまいそうな方
何卒何卒よろしくお願いします((笑))
そしてあっちこっち話が飛んでしまい、ビジネスなのか夢を語り合っているのかわからない60過ぎのオージーと50過ぎの侍?の話は中々尽きずそのままディナーへと移った。
ディナーには、Joe一家も一緒で、ボリュームたっぷりのバラマンディーやオージービーフと夢物語をお腹いっぱいいただいた。
そして夜も更けてきたので、家に戻り残業をして、ベッドに入ることにした。
朝5時30分にカナナラを出発した。ここからキャサリンに向けて車での移動。
まずはガソリンスタンドで朝食をとった。
そしていざ出発。約600kmの道のり。
ここからノンストップで、キャサリンへと思っていたのだが、やはりせっかく来たのだからと遅くなっても立ち寄りたいと思い、いくつかの寄り道をしてしまった。
まずはレイク アーガイル
とてもきれいなダム湖であった。ここアーガイルという地名は聞いたことがあるような気がして聞いてみたところ、それは有名なアーガイルダイヤモンドの採掘されるところらしい。
そしてその近くには、サイカスの自生もあり、
釣りができる場所もあり、観光地にもなっていて、遠くからオージーもやってきていた。
ここでしばし観光気分を味わい、キャサリンへ向かった。
そしてしばらく走ると州境があった。
この国では、方面にもよるが州を超える場合検査もある。さすが大陸とも思った。
ただ今回、西オーストラリアからノーザンテーストでは検査はなかったので簡単に越えることができた。
また車を走らせているとゼブラロックという看板が気になり、また寄り道。
ここは入るゲートは自分であけなければならないので、車を降りてゲートを開き、その先へとむかう。
ゲートから約4kmで施設についた。
ゼブラロックとは、名前の通りの模様の石である。
ここでその原石が採掘され、それらを磨いて加工し販売をしていた。
これはテーブル。写真ではわかりづらいがきれいな模様である。
これも同じくテーブルや器
そしてこのような小さいものはペンダントなどの小物に加工されている。
この石は性質上、同じものは二つとない。それが本当に面白く感じた。
興味深げに見ていると、声をかけていただき、なぜここにきているかを尋ねられ答えると、この素敵な石を日本で売ってくれないかと持ち掛けられ、せっかくの機会なので何か考えてみるねと話し、ここでランチにフィッシュ&チップスを食べ愉快な時間を過ごすことができた。
そして腹ごしらえを終えて、もう時間がないから、寄り道はここまでと言い聞かせ車を走らせた。
途中には愉快な形のバオバブがあったり
日本向けサイズのバオバブもあったりもした。
さらに、ブッシュファイヤー(グラスファイヤー)にも遭遇し、自然を全身で感じることができた。
UPした以外にも寄り道をしたため、時間が足らなくなり、さすがにこの後はひたすらキャサリンをめざした。
そして出発より約14時間後、無事本日の目的地のキャサリンへと到着した。
到着するとJoeの奥さんであるKarenが出迎えてくれた。
家に入ると食事を用意してくれていた。それも私の好物を覚えてくれていてわざわざ時間をかけて作ってくれたらしい。
このおもてなしがとてもうれしかった。
しばし談笑しながら食事をし終え、この夜はそれぞれの用事をすませた。
私もこのブログを書きながら、気が付けば夜中の2時。さすがに眠たくなり、そのほかの用事は明日にし、寝ることにする。
きっとかなり眠たいので無茶苦茶な文章だと思うが、見直す気力もないのでこのままで失礼させていただきます。
おやすみなさい。
昨日の深夜にダーウィンに到着し、そのままエアポートホテルに宿泊。
朝起きて、また空港へ向かい今度はカナナーラをめざす。
とりあえずチェックインを済ませ、DOMEで朝食をとった。
カナナーラまでのフライトは短く一時間余りだったと思う。
といういい加減な言い方は時差の計算がとても難しいからである。
まーそれは良しとして、カナナーラ空港に到着した・
そこにはビジネスパートナーのJoeがすでに迎えに来てくれていた。
そして足早に、車に荷物を積み込んで、とりあえずホテルへ。
うまくアーリーチェックインをさせてもらい、荷物を部屋に入れて、
早速バオバブを見に行くことにした。
しばらく車を走らせるととても素敵なフォルムのバオバブが目に飛び込んでくる。
その姿にうっとりしている間もなく、何本もの素敵なボトルツリーを見かけた。
そして、またしばらく車を走らせていると、驚愕のバオバブが・・・
この木を目の前にしたとき、言葉を失った。
しばらく見とれていると、パートナーが登ってごらんと言ってくれた。
ただ私はこの魂が宿る木に登るのは失礼ではないか?と聞いたが、問題ないよと・・・
そして、きちんと礼をして、登らせていただいた。
原住民はこの木を拝んでいるとのこと。私も同じようにさせていただいた。
私はこの木を前にして、このオーストラリアの地において、いろんな植物や人と出会わせていただいていること、仕事もさせていただいていることへの感謝を改めて伝え、これからも頑張っていきますと、今まで以上に気持ちが固まっていくのを感じた。
そのほかにも多くあるとても素敵なバオバブを今後ネットでUPしたいと思っています。
もし気になる木があったのであればご連絡ください。
この地区のライセンス保持者と責任をもってお届けしますので・・・。真面目の話です。
先着1名様には素敵なプレゼントがついていますよ~~(笑)
そしてこの地区の山間部に入ると、サイカスの自生地があった。
このあたりもブッシュファイヤーで焼かれてしまったが、そのあとも今まで以上にたくましい姿で、シルバーやグリーンの新葉を広げ始めていた。
そうこうしているうちに時間が迫り、バオバブを船積する候補地を確認した。
さらに時間が進み、あたりは暗くなり始めたので、きれいな夕焼けが見れる山へ移動をした。
そして約15分間の山道を走ると、目の前に素敵な景色が飛び込んできた。
きっとここからの夕焼けを私に見せてくれるために、時間を調整してくれたんだと思うと、パートナーのホスピタリティーの高さにあらためて感激した。
しばらくここからの景色を楽しんで、そして宿泊地であるホテルへと向かった。
途中は巨大なバオバブ、広がる草原、そしてそれらを焼き尽くすブッシュファイヤー、さらにそこからまた芽をふかせ続けていく植物たち。
これらのすごさに、あらためて自然のすごさ、素敵さに感動を覚えた。
そして2時間足らずでホテルに、みんなで食事をして、各部屋へと戻ることにした。
今日も本当に感動一杯の一日であった。
明日は早朝から夜まで車で移動。
中々UPは難しいかもだが、できればFacebookだけでもUPしようと思ってます。
それでは、明日は早朝出発なので今から荷物をまとめま~す。
おやすみ~~。
昨日の夜は遅くまでレポートを書いていたので、朝は比較的ゆっくりした。おかげで5時間ほど眠れたので目覚めはとても良かった。
朝起きて、Dannyと奥さんに挨拶し、そして臆病者のロッカーくんとも朝のコミュニケーションをとった。
う~ん。相変わらず愛嬌がある。
その後8時ごろに朝食をいただき、ミーティングの準備を始めた。
そして10時ごろから本格的なミーティングに入った。
ミーティングでは、まずこの春に輸入したボトルツリー、グラスツリー グラウカの日本での状態報告、それから今後のメンテナンスについてのディスカッションをおこなった。
そして、今後の両社による展開についてかなり細部にまで議論できた。
その内容については、さすがにここでUPはできないが、また一つオーストラリアのネイティブプランツの代表格であるグラスツリー(ブラックボーイ)やボトルツリーなどの植物輸入に関して、またひとつ前に進むことができたように思う。
そしてランチをはさんでもこの議論、商談は続けられたが、気が合い尊敬しあうパートナー同士は、すぐに着地点を見出すことができた。
そして残り時間が少なくなってきたので、机上のミーティングから実際のナーセリーに場所を移し、時間の許す限り、植物のチョイスを行った。
まずは数本のボトルツリーをチョイス。
この春入荷のボトルツリーは冬に訪問した際に、ジャパンサイズをチョイスしたが、根の深さなどから、まだまだ高さを抑えたほうが流通させやすいのが日本の現状。そのためにいくつかの植物をチョイスし、さらにジャパンベストサイズをつくるチャレンジを行う。
このチャレンジの結果までは数年かかるかもしれないが、是非楽しみにしていただきたい。
そして場所をグラスツリー グラウカの圃場に移し、早速チョイスに向かった。
ご存知の方も多いが、グラスツリーにはジョンソニーやオーストラリスなどの種類があり、その中でも、一番耐寒性が強く、シルバーリーフであるグラウカの人気がとても高い。
また同じグラウカの中でも、個体によって少し特性に違いがあるため、容姿だけではなく、グラスツリーの中で一番日本の気候に適するであろうものを選んだ。私はこれがかなり重要なところであろうと思う。
これらを無視し、やみくもに大金を積んで、オーストラリアから輸入しても、植物がうまく生育せず、みんなが悲しい結果をすることになると思う。
それらを踏まえいくつかのグラスツリーのマーキングを行った。
これは、1年間で4回この地と自生する山を訪れ、双方が成功、失敗を繰り返してきた成果だと実感することができた。
そしていくつかのものを選び
気が付くと残り時間もなく、名残惜しいがこのナーセリーを後にし、空港へと向かった。
そして空港近くで、みんなでディナーをいただいた。そこには、昨年結婚した娘さん夫婦も駆けつけてくれて、にぎやかな食事ができた。
こんな楽しい時間が経つのは本当に早く、時間切れで食事を終えると、空港へと向かった。
空港に着くと最後に改めて再会を約束してDanny夫妻と別れ、次なる地ダーウィンへと向かった。
前回の輸入も次回の輸入も、まだまだパーフェクトとまではいかないだろう。きっとこれからも失敗はするだろう。時には大金を失うこともあるだろう。
でもしかし、お互いはきっと前を向いて進んでいけると思う。なぜならば互いが信頼し合い、尊敬し合っているから・・・
そして何より同じだけの情熱を持っているから・・・
23日早朝 シドニーに到着した。国内線に乗り換えるために足早に入国審査へと進んだ。
オーストラリアの入国審査は厳しく、お土産類のお菓子もきちんと書くことをお奨めする。というのも場合によっては申告漏れでペナルティーが科せられるためである。
まだオーストラリアにいったことがない人は、この申告のこととシドニーでの国内線の乗り継ぎは、荷物をピックアップするので、EXPRESSカードがない方は、結構時間を要するということを覚えていた方がいいと思う。結構これら手続きとかで乗り遅れることもあるらしいからです。
私は、今回お土産とおやつを少し持ってきたので入国カードにきちんと記入後審査へ。
今回も麻薬犬がチェックを受けることになったが、見た目がかわいいのでバッグの開封はないまま、解放されて検査場を出ることができた。
そして国内線ターミナルへバスで移動し、ブリスベン行へと乗り継いだ。
そして日本を出発し、約12時間後にブリスベン空港に到着した。
そこにはStation Creek Tree FarmのDannyが迎えに来てくれており一緒に駐車場に向かう。
そこで事前精算機で駐車料金を支払うのだが、値段を見ていたところ15分程度しか止めていないのに何とAUD14ドル。約1400円。かなり高い。少しびっくり。
さらに驚いたのは事前精算機から車までゆっくり歩いていたら、出口でまたAUD4ドルの追加料金を払うことになってしまった。 これにはさすがに驚いた。
まーこんなこともありながら、車に乗り込み、約1時間後Dannyの自宅に到着した。
自宅では笑顔で奥さんが出迎えてくれた。
そして初めて会うとてもかわいいロッカーくんに会った。
ご存知の方も多いが、私はかなりのネコ好きで、ワンちゃんをあまりかわいいとは思ったことがないのだが、このロッカーはめちゃめちゃ可愛いと思った。
というのも大きい頭のずんぐりむっくり。しっぽも短い。そしてかなりの臆病者。
これが何ともいじらしく感じさせてくれて、旅の疲れを一気に飛ばしてくれた。
そしてランチをしながら談笑し、午後からナーセリーに移動し、地元の肥料メーカーの人を交え、次回のシップメントのための肥料やメディア(土代わりのもの)の選定などの打ち合わせを熱心におこなった。
数時間のミーティングで、いろんなアイデアが出てきて、さらに新しい方法でチャレンジをすることで合意もでき、双方にとって、とても有意義な時間を過ごせた。
その後はまた自宅に戻り、ディナーをいただいた。
この日のディナーのメインはチキン。
私のチキン好きを覚えてくれていて、本当にうれしく思えた。
ディナーでの話は中々尽きず、時間も遅くなったので明日のミーティングのためにそれぞれがベッドに向かった。
そして私は皆さんが寝静まった台所でこのブログを書いている。
そろそろいい時間なので私もこの辺で・・・
おやすみなさい。
また、次時間があれば続編アップしますのでよろしくです。
22日早朝に伊丹空港を出発。
先日少し足を傷めてしまい、今回は少しだけ不自由な旅が始まる。
これから約一週間は良く歩くだけに少し気になるが、気持ちで何とかなると言い聞かせ飛行機に乗り込んだ。
そして羽田に到着後、まずは都内での仕事のために、渋谷まで移動。
そこで一仕事を終えて、成田へと移動した。久しぶりに乗った成田エキスプレスは
時間帯のせいか、がらんとしていた。
予定より早く、成田空港に到着したので、お土産などを見たりして、ラウンジで積み残しの仕事を行い、数時間を過ごした。
これからシドニー経由でブリスベンに入り、そこで仕事をし、翌日ダーウィンへ移動、そこからカナナラ、キャサリンへと向かうのが今回の旅程である。
オーストラリアは今年2回目で今回4回目になる。
その1回目がちょうど1年前のStation Creek であり、今回も訪問する。
この一年でオーストラリアからの輸入などいろんなことが前に進んだ。ぜひ今回も何か面白いことができないかと思っている。
今回の行程もいつものように
山の中や、農場をまわる予定なので、移動が多く、中々ブログのUPはできないかもしれないが、最悪でも帰国後アップします。
またFacebookで近況をUPしていきたいと思いますので、ブログも併せてみていただければと思っています。
それではがんばってきます。
昨日、奥湯河原において全国花卸協会の総会が開催された。
この総会は毎年、各地の持ち回りで開催される。
今年は、東京市場の仲卸が担当地区にあたり、ここ湯河原で開催されることになった。
私はここで監事という役割をいただいているので、総会前の理事会に出席するため朝6時に家を出発し。在来線、新幹線を乗り継ぎ、最終11時に湯河原温泉に到着した。
すでに各地より仲卸の大先輩である多くの理事が到着されており、皆さんの変わらずの元気なお顔を拝見することができた。
そして理事会、総会とも定刻にはじめられ、滞りなく定刻に無事終えることができた。
その後は恒例の講演があり、今回は輸入商社の老舗であるクラシックの西尾社長が講演された。
西尾社長と初めてお会いしてから、もう25年ぐらいになるかと思う。当時クラシックさんは、大阪に営業所を構えることになってから、特に親しくしていただき、当時の花き業界の動向などをご教示いただいた。
私はそのころはまだまだ世間知らずの若僧そのもので(今もだが・・・)まさか今、自分が海外に直接赴き、輸入を始めることになるとは、夢にも思わなかった。
それも、普段では輸入が難しい植物を扱うとは・・・。
西尾社長の話の内容も素晴らしかった。それと同時に、今までご一緒させていただいたことのあるスタッフの皆さんの顔が浮かんできて、自分の歩みも振り返りながら考えさせられるひと時であった。
その後「花いけバトル」の日向雄一郎さんの力強く伝わってくる講演もあり、とても素敵な学びを得ることができた。
その後は懇親会で美味しい食事、花いけバトルの実演?もあり、はたまた雑談もありの有意義なひと時を楽しく過ごせた。
そして翌日は、駅までの移動手段に、タクシーを使った。
その時、ふと運転席に目をやると
なんと花が飾っている。そこでドライバーさんに質問すると、「私たちの会社は、全車花を飾っているんです。また会社にも飾っていますよ・・・。」とこの言葉に強く胸をうたれた。
さらに「夏場は2日しか持たないです」と、決して愚痴ではなく、えがおで語っていたのがとても印象的であった。
言葉遣いや、車内のメンテナンスも行き届いていて、私が今まで乗ったなかでも1.2を争う素晴らしい会社であると感じた。
他にもそのようなタクシー会社はあるのかもしれないが、私は初めてであった。
花を率先して飾るような会社だから、素晴らしいサービスが提供できるのか?花の力によって、いろんな関わる人の考え方も変えていくことができているのかはわからないが、とてもいい勉強をさせていただいた。
私が別のプロジェクトで温めているのと考え方などがリンクしているところもあり、その温めているプロジェクトを前に進めていくこと力強い後押しになったと感じた。
その後、都内に移動し、新しい取り組みのために、地下足袋に履き替え一汗流したのち、夜に帰阪した。
今回の行程は、新幹線のこだまや、熱海から都内は各駅停車での移動で、いつもの飛行機とは違った速度であったが、その分、ゆったりとした時間の流れからならではの学びを得ることができたと思う。
総会においでくださった皆様。設営をしていた皆様。出逢った皆様。ありがとうございました。