四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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私は閑散としたブリスベン空港を出発し、シドニー経由で成田へ向かう飛行機の中で、この文章を書いている。
今回の訪問でも本当にいろんな方々のお世話になった。
出発前から大使館の和子さんや、ダーウィンのAsakoさんにいろいろ助けていただいた。
そして素敵な植物との出逢いもさることながら、皆さんの温かい心に触れさせていただくことができた。
普段はCAで忙しいにもかかわらず、合間をぬって、空港まで迎に来ていただき、とても素敵な英語と会話力で色々助けていただいたKaoriさんと出逢えた。
毎日の忙しい仕事にも関わらず、連休を費やして、また深夜早朝まで何から何まで元気な笑顔で助けていただけるMegumiさんに出逢えた。
本当に皆さんありがとうございました。おかげさまでいろんなことを学ばせていただきました。
帰国したらきっと形にして、皆さんの期待に応えられるよう頑張ります。
オーストラリアの植物がくれた素敵な出逢いに心より感謝しています。
あらためてありがとう。
そして最後に・・・
私がダニーの家を経つとき、Dannyがカメラを持って来て、二人きりで写真を撮ろうといってきた。そしてその写真を家に飾ろうと言っていた。
今回ここに滞在している時に、いろんな感じられることがあった。
その意味は言葉ではなく、相手の表情や心で私なりに少しは読み取れたのではないかと思っている。
それは決して今はこのブログでは綴れない。いつかこのことを書くことが許される日が来るまでは・・・
最後の最後に・・・
このとき、お互いが今まで以上に強い力で手を握り合ったと思う。
その意味を感じることができた私は思わず涙がこみ上げてきてしまった。
私はこの握手の感覚を一生涯、決して忘れることはないであろう。
今朝も早くに少し雨が降ったようで、涼しくしのぎやすい一日から始まった。
朝早めに起きて、家近くのナーセリーでの、ボトルツリーのチェックと所々に植えられているサイカスやグラスツリーの苗などを見て回った。
サイカス ケインジアナ(カイルンシアナ)
Zan Blue
特にこの苗はグラウカの中でも、ブルーの良い物を選抜したもので、種からここで育てられているため、根もかなり張っている。うまくいけば素敵な名前がつけられて日本デビューを果たすかもです。乞うご期待。
そして、朝からバタバタ動き回っていると、少し体調がイマイチに・・・・・
ハッと思うと、昨日の心地よい天気のため夜から水を飲むのを忘れていた。
ちょっと危なかった。
その後朝食を頂き、前回訪れた時に、良い感じのボトルツリーが多くあった
別のナーセリーに約一時間かけてチェックをしてきた。
本当はここのナーセリーから、いくつかのユニークなボトルツリーをピックアップする予定であったが、前回来たときに比べて、状況が思わしくない。
ボトルツリーのフォルムとして、また大きさもかなりお気に入りだったが、品質を重視するために、今回はこのナーセリーからのチョイスは断念することにした。
そうなれば、全て第一の圃場から品質重視で選ばなければならないので、早々に引き返し、途中果物と野菜だけを仕込み帰ることにした。
早々に戻りDanny夫妻と私たちとでの最終のチョイスを完了し、Dannyと一緒に食べる最後の食事を終え、今回の訪問での最後のダブルチェックをおこなった。
その後名残惜しい気持ちを抑えながら、ナーセリーを後にした。
そしてブリスベンへと移動した。
ブリスベンでは、その後もMegumiさんにお仕事を手伝っていただき、さらに深夜?早朝に空港への送り、またチェックインのお手伝いまでしていただいた。
何から何までお世話になり、本当にお世話になりました。ありがとうございました
今朝は、雨が降っていたので、少し予定を変更してDannyの家で、グラスツリーの輸送方法についてミーティングをした。
いかに植物にストレスをかけないか。いかに安全に輸送することができるかなどを
時折意見が食い違うこともあったが、何度も繰り返し議論を重ね、気がつけばお昼前になってしまった。
そのようにしているうちに、お昼からお手伝いいただける、めぐみさんがナーセリーにヘルプにやってきてくれた。
ここでブリスベン空港の出迎えから、今までとても流暢な英語と議事録作成などで私を助けてくれたCAのかおりさんと引き継ぎをしていただき、バトンタッチとなった。
かおりさん。ありがとうございました。
さてお昼からは、ブリスベン在住の法律関係のお仕事をされている、めぐみさんにお手伝いいただき仕事をスタートさせた。
まずは本来午前中行う予定のであったボトルツリーの選定であった。
第一圃場を何度も歩き続け、日本向けのボトルツリーを選んできた。
細くては価値を感じない。太いと背が大きすぎて日本には向かない。
おまけに流通に適しているサイズとなれば、もっと絞られてくる。
価格も結構高いなど、この他にもいろんな条件と照らし合わせながら、
輸入するのにちょうど良いサイズを探し当てるのに歩き続けた。
ぴったりイメージに合うのはそう簡単にはない。
そしてそんなにも広くない圃場だが、結構時間がかかりながら夕方までにおおまかの選別を行い、続きは明日の少し離れたナーセリーで行うこととして、あとは素敵なディナーを作っていただき、Danny夫妻との歓談の時間とした。
特にどんな話をしたというわけでもない。時より仕事、時よりプライベート、時より将来のことなどを話しながら、一緒に過ごす空間を心地よく感じ時がながれた。
そして夜も更けてきたので、部屋にもどり、今日の整理と明日のイメージをわかせながら眠った。
おやすみなさい。
友であり、師であるDannyの自宅に到着後、ランチをいただいた。
そこには、Dannyの奥さんと、次男のPeterが待っていてくれた。
そして見慣れない小さな子供が出迎えてくれた。Zanという子である。
本当にかわいらしい子供である。時より私の顔をのぞきこんでは、ニコッと笑う。
そのかわいらしさと、将来の期待度がうかがえる商品が登場します。
乞うご期待!!
ランチしながら、周りのグラスツリー(ブラックボーイ)に目をやると、
とてもスペシャルなのが一本植わっているではないか。
それがこれ!
シルバーの葉が赤みを帯びている。ため息が出るほど美しい。
今まで25年間採取し続けていて、1箇所でたった3本だけ見つかった超レアもの。
日本においてグラスツリーが超レアなのに、その中でもこれはとなると、超レアどころの話ではなく、天然記念物以上である。ほぼ世界遺産とも言えるのではと感じた。
そのような素敵な植物を拝ませていただき、ナーセリーに移動した。
ナーセリーではいつものように、国宝級のグラスツリー(ブラックボーイ)が並んでいた。
また施設内には日本向けに準備されていたグラスツリー グラウカが並んでいた。
いかがですが?前回輸入したときはベアルートであったが今回はスペシャル オーダーのメディアに植え込まれている。そして葉が展開してきている。なんと良い感じさらに注目は
ここ。よく見ていただきたい。
いかがですか?明らかに発根しています。
Webなどで確認すると発根活着までに1~2年かかるものが、ここにあるものはしっかり発根確認ができるほどになっている。
日本向けに根をハードに洗浄した時点で生き残るグラスツリーは約1~3割程度。
と考えると本当に貴重なプランツであるのが一目瞭然である。
この状況であれば、きっと船での輸送が可能であろうと思うので、今春チャレンジすることになった。
但し、立てたままでコンテナに入れるので、輸送費も半端でないので、かなり高額になってしまうが、品質を重視するとどうしてもそうせざるを得ない。
まだまだいくつかのハードルがあるので無事日本に入荷できるかはわからず、大きなリスクは抱えるが、チャレンジしてみたいと思うので、グラスツリー ファンの方 期待しておいてください。
さらに今オーストラリアでは、グラスツリーの輸出に関して、かなりネガティブな状況になりつつある。
それは、今まで以上に規制がかなり厳しくなってきているとのこと。
数年後には、もっと厳しくなり輸出もできなくなる可能性もあるらしい。
となれば、数年後にはお金をだしても購入することができないものになってしまう。
せっかくオーストラリアと日本とで、苦心の末ここまできて、開きかけた扉が、ひょっとしたらまた閉じてしまうかもしれない。
それは本当に悲しいことである。
でもそうまでしなければ、このグラスツリーが保護できないのであればいたしかたないだろう。
私はビジネスが優先された目的で今まですすめてきたのではないのだから・・・・
でも正直かなり寂しい気持ちになった。
これからは種から作るしかないのかな・・・。
ともあれこんな大事なブラックボーイだから、何とか無事輸入させたいと心から思った。
また皆さんには追って状況報告します。
今年最初の海外出張はオーストラリアである。
今春に輸入予定のグラスツリーとボトルツリーの確認にナーセリーへとむかう。
23日のお昼過ぎに伊丹空港を出発して夕方成田へ。
そこから夜にシドニーへむけて出発。到着前に素晴らしい朝焼けを見ながら、10時間弱でシドニーに到着した。
今回は無事スーツケースが手元にある。当たり前のことだが、かなりホッとした。
前回のスペインの時にはスーツケースだけはオランダでステイしてしまって本当に困ったからである。当たり前のことがとてもうれしく感じた。
それから国内線に乗り換えて、ブリスベンに到着した。
ブリスベンからは車で約1時間半。毎度おなじみのグラスツリー(ブラックボーイ)グラウカでは、第一人者と言えるナーセリーのStation Creekに到着した。
ここからは、また追ってUPします。
ちょうど会社を出発してから24時間後。とりあえず無事到着しました~~。
今日は所属している日本フローラルマーケティング協会の理事会と新年セミナーがあり、私も司会の役目があるので全ての行程を参加させていただいた。
今年の新春セミナーは「異業種コラボレーション~異業種の発想に学ぶ~」
という題目で開催させていただいた。
講演やパネルディスカッションには、農林水産省の辻様や、お豆腐でリーディングカンパニーである相模屋食料の鳥越社長やオイシックスの高島社長、パークコーポレーションの井上社長、リンクフローリストの河野社長などにご参加していただき、小川孔輔会長のコーディネートですすめられ、とてもおもしろく学ばせていただいた。
でも成功されている人たちは、共通点が見られる。そのことがこの講演などで読み取れることができた。
そこで自分と照らし合わせて見ると、共通するところもあるのだが、大きく差が出ていると言うことは、何かと考えさせられるなど、多くを学ばせていただいた。
その後、懇親会を終え、青山へ。
ここでは、昨年IFEXにて知り合った素敵な方と、初めて仕事の話をさせていただいた。
興味深い案件でもあり、ドキドキ、ワクワクすることができた。
内容ついては、今ここではまだお話ができないが、お互いが種を蒔くことができたと思う。
その後もいろんな話をさせていただき、名残惜しい気持ちもありながら店を出た。
その時、青山はみぞれ混じりの冷たい雨が降っていた。
でもしかしそれは何故か私には気持ちの良い雨だった。
それは多分、私たちが蒔いた種に水をやるために降ってくれたのだろうから・・・。
しばらくすればきっとこの種は、おもしろい花を咲かせるであろう。
大きい花か、小さい花か、赤いのか黄色いのか青いのか、まだどんな花かはわからないけどきっと素敵な花だと思う。
つぼみが膨らんだら報告しますね。
年始からバタバタで20日21日が今年初めての東京だった。
20日は、師であり友であり、ビジネスパートナーである矢野TEA氏が関わっている大きなプロジェクトの進行状況を聞きにいってきた。
壮大なプロジェクトが大きな力で動かされるように感じ、とてもおもしろく感じられた。
これがうまく進めば、あっと驚くようなものができるであろう。とても楽しみだった。
いずれまた皆さんに報告ができると思う。
その後は、シザーケースでお世話になっているカオティック社の社長にご挨拶と今後につてのお話をさせて頂きに行ってきた。
弊社がカオティックさんと取引が始まったきっかけは、凄く単純で「自分が欲しいから」から始まったのである。そしてそれから今も取引をいただいている。
思い起こせば輸入の植物もそんな感じだったかも・・・・・
これで良いのかな??とたまに思うときもあるけど、それでいいのだ~と、自分で言い訳をしながらすすめている。うん、いいことにしよう。
カオティックさんは、美容院のシザーケースでは、とても著名で、商品のクオリティーでは群を抜いている。機能性、デザイン性、オリジナル性、耐久性などいろんな所に長けている。
フローリスト用シザーケースも同様である。
商品や販売方法ひとつひとつに社長やスタッフの思いが詰まっている。だからこのような物ができあがってくるのだなと納得ができる。
あらためて多くを学ばせていただいた。それと同時に少し気合いがはいったかな~~。
お世話になりました。
どんと祭りが終わり、街中からしめ縄が姿を消したときに、何でこの写真を?と思われる人はいるとは思う。
実は長年お付き合いいただいた島工房の創設者である島袋さんが永眠され、本日葬儀があったからである。
島袋さんは、しめ縄一筋で、常に仕事と向き合い、持ち前のバイタリティーの豊富さで、いろんな方々から愛されていた人で、私も多くのことを学ばせていただいた。
一緒に沖縄に行ったこともあった。
仕事を一緒にして喧嘩したこともあった。
でも大笑いすることもあった。
何でも快く引き受ける優しさでと大きな笑い声で、私たちを育ててくれた。
今の私の仕事の支えとなってくれた人である。
そんな素敵な人が旅立ってしまった。寂しい限りである。
島袋さんの素敵な仕事は、きっと毎年しめ縄を飾るたびに思い出すだろう。
ありがとう。
本当にお世話になりました。あの世でも大きな声で笑っていてくださいね。
ご冥福をお祈りいたします。
追伸
世間では、昨日はしめ縄をおろすことが多い日である。
そのような時期を選んだかのように、島袋さんを送る日となった・・・・・
なんと本当に島袋さんらしいな~~~と心から思った。
さて皆さん元気に朝食をいただき、越前から長浜へ向かった。
その途中にバスツアーにはつきもののお土産店に立ち寄った。
そこには、いつもの私のおきまりがおいてあった。
これを見かけると、顔を出さずにいられず。ツアー添乗員さんにパチリと写していただいた。
ここでしばし時間を費やし、一路長浜城へ向かった。
約一時間少々で長浜に到着。
ここで資料館を拝観し、天守閣の展望席へいった。
そこからは、琵琶湖や雪化粧の山々を見ることができ、清々しい気持ちになれた。
その後少し時間があったので、しばしひとりで近くの公園を歩いてみた。
そこの花壇には、写真のような文字盤が設置されていたのが印象的だった。
そして公園のベンチに腰掛け、ストリートミュージシャンの心地よい声を聴きながらボーとしていた。
しばしゆっくりした時間を過ごしながら、バスへと乗り込み、最終の立ち寄り地でもある黒壁スクエアに移動した。
ただここで終わらないのが私らしい。カバンを見ると、FBのアップなどで使っているタブレットがない!!
カバンをみても座席を見てもない!! そこでふと自分の行動を思い出してみると、
ひょっとしたら公園のベンチに置き去りにしてきたかもしれない。
これはまずい!と慌てて、昼食会場を目の前にして、ひとり走りに走った。
そして公園を離れて約30分後、戻った公園のベンチには、主を寒い中じっと待っているタブレット君がいた。
正直かなりホッとした。
この中には大切ないろんなものが詰まっているから・・・・・
公園でタブレット君をしっかり抱きしめ昼食会場へと向かった。
ここで最後の食事をすませ、この地区をしばし散策し、市場への帰路についた。
そして皆さん無事?夕方帰ってきた。
今回の旅行を振り返ると、冒頭にあげた、いろんな越前に出逢えることができた。
ただ大岡越前だけは会えなかったが・・・。
それが何となく心残りに感じた。
でもそれはさすがに無理だな~~と考えていたら、ふと声が聞こえたような気がした。
大岡越前には会えないなら、せめて自分の心の中は大岡越前でいようと・・・。
型にはめきらずに、いろんな角度から物事を見て、しっかり善と悪を見定めて行こうと・・・・
今日は梅花会の研修旅行で、越前を訪れた。
梅花会とは梅田生花市場の買参人で構成されていて、ほとんどが小売店の皆さんで一部私のような卸が加入している。
そして年に1回、この時期に研修旅行が開催され、今年は越前となった・・・・・
越前と言えば、何が頭に浮かぶだろうか?
越前ガニ、越前そば、越前くらげ、大岡越前(これはちょっと違うか~)
いろいろあるかもしれないが、やはり私たちとしては、越前水仙を思い浮かべたいものである。
と言うわけで、今回は越前水仙の栽培場を見学に行くことになり、その他のいろんな越前に触れてきた。
朝市場を出発。
北陸道にさしかかると、結構雪が降っていた。
そして予定時間を少し過ぎて、最初の「越前そば」に触れた。
私は福井に来たときは、好んで越前そばをいただく。
冬でもこのような冷たいおろしそばが主流である。少し辛みがきいた大根おろしと鰹節でいただくシンプルな味がおいしかった。
食事をいただいた後、少しまわりに目をやると、私の大好物があった。
手作りあずきいっぱいのぼたもちは、甘すぎず、自然の味がしてかなりおいしかった。
おまけに、このコーヒーとのセット(普通は抹茶です)で250円とは、かなりやすく感動ものであった。
お腹がいっぱいになると、次は「越前和紙」の体験をさせていただいた。
ここでしばらく手すき体験もさせていただき、作品も作らせていただいた。
その後、「越前海岸」へと移動。
海岸線を走ると車窓から急な斜面に多く咲いている水仙をみることできた。
しばらくすると、水仙ドームに到着。ここでJAの指導員の方々から産地についてのレクチャーを受けた。
私は、水仙は海岸に自生しているものと思っていたが、実は勝手にはえているのではなく、多くの人の手を入れられ、改植を行われているのである。それも結構な急斜面で・・・・
その状況を自分で確認させていただき、これはかなりの重労働であるということを教えていただけた。これは今後の水仙を販売するにあたって大きな気づきであったように思う。
またここには、水仙の原種と言われるものもあり
しばしの時間を楽しみ、トイレ休憩を取らせてもらった。
ちなみにここ水仙ドームのトイレは水洗であった・・・・・。
そして研修を終え、宿泊地へ。
着後すぐ地元の農協のみなさんにお越しいただき、懇親会を開催させていただいた。
そして楽しみの一つの「越前カニ」出逢い、おいしくいただいた。
またこの宴席のお世話役には「越前クラゲ」を思い起こさせる女性に出逢えた。
多くの皆さんで盛り上がった宴会を終え、お腹も心も満たされ、その後は床についた。
さ~。明日は越前から長浜へと移動。
お休みなさい。