四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今年も振り返ってみると、多くの出逢い、感動があった。
年のはじめに珍しい植物を求めてスペインやオーストラリアへの渡航に始まった
植物輸入販売事業。
多くの皆さんの協力を得て、とても素敵なナーセリー4社の日本総代理店を任せていただくまでに至り、そこからユッカ ロストラータ ブルースワンやとても入荷が難しいグラスツリー(ブラックボーイ)、ワシントン条約規制品種などの珍しいソテツなどの直輸入をすることができた。
さらに新しいパートナーを迎え入れて、鉢物専門の「仲卸 ローズガーデン植物部」を開設することができ、新しいジャンルのお客様と出会えることができた。
その他にもセラミック栽培での植物工場の新商品を共同開発することで、素晴らしい技術や人たちに出逢えた。
等々まだまだよちよち歩きだけど、今年も少し前に歩くことができたと思う。
本当に皆様のおかげです。
そして、今年の年末の一番の入・出荷が多い日に、仲卸の現場で荷出し作業に加わった。
この日は荷物を引き渡すのがとても遅くなり、お客様はかなりイライラがたまっているであるのにも関わらず、多くのお客さんから、温かい声をかけていただいた。
それだけにとどまらず、中には私たちの業務を笑顔で手伝っていただいく方までいらっしゃった。
それは、滅多に現場にでない私を助けるものではなく、目の色を変えて動き続けるスタッフを少しでも負担を減らそうとしてくれているものであることはすぐにわかった。
これは普段のお客様とスタッフの密接なコミュニケーションの賜物であったと思う。
確かに今年は、厳しい数字になったとは思う。でもしかしそれ以上のものを肌で感じることができた年末商戦だった。
このことを双方に本当にありがたく思えたと同時に、これから努力し、ご迷惑をおかけしないよう成長しなければならないと感じた。
お客様に感謝の意と様々な現場で寝ずに働いてくれたスタッフの一生懸命さに頭が下がる思いです。
1年間本当にありがとうございました。
来年も精一杯頑張っていきます。
新年早々の新しい展開に期待してください。
多くの皆さんに愛され、必要とされる会社をめざし、前へ前へと進んでいきます。
「情熱こそが全てに勝る」の言葉を胸に・・・・・
街中ではイルミネーションが輝き、音楽が流れる中 華やいだクリスマスを迎えている。
私は、時代によって変化しているものの、花の業界に小さな頃から携わっているので大晦日の深夜まで仕事が続くので、クリスマスを楽しむ習慣はなく遠目に見ている日が多かった。
そして今年のクリスマス・イヴに、幕を下ろす施設があった。
それは「宝塚ガーデンフィールズ」である。
これは小さな頃よく遊んだ「宝塚ファミリーランド」の跡地にできたものだった。
様々な状況から閉園せざるを得なかったのだろう。大方の察しはつく。でもしかし日本三大植木産地と名を馳せた宝塚から、植物グリーン産業の灯が消えていくのは誠に残念である。
そんな思いから、24日の最終日、時間の合間をみて、施設を見学させていただいた。
ユニークな植物に触れながら散策すると、何か伝わるものを感じた。
そして、ここに「世界は一つ」という乗り物があったな~~とか、昔のファミリーランドとかぶらせながら歩いていると小さな頃に戻れたような気がした。
その一方、今日クリスマス・イブに閉園を迎えるスタッフの皆さんはどのような思いでいるのだろうとか、意味があって閉園の日にクリスマスを選んだのだろうか?など私が考えても仕方ないことかもしれないがそのようなことを考えながら歩いていた。
ともあれ関係者・スタッフの皆さん。お疲れ様でした。
またこの地が素敵な形で、多くの皆さんの心を和ませ、多くの人が集える宝塚の象徴の場所として立ち上がることを心より期待しています。
そんな素敵な人たちに、植物たち、それぞれの全てのものに・・・
メリー・クリスマス!!!
松市 千両市も終了し、いよいよ最終コーナー。
商品の保有数がピークに達しようとしている。そしてスタッフの疲労も同様に来週ピークを迎えようとしている。
このような素敵な植物を扱う裏方では、多くの厳しさがある。
そして毎年、同じような厳しい状況を改善できずに、生産者からの素晴らしい植物、スタッフの気力に支えられて、何とか乗り切ってきている。
毎年、何とか改善をしなければと少しずつ取り組んでいるが、それよりも受け入れる責任の方が大きくなってしまっているように感じる。
でも同じような状況を続けていって良いはずはない。でも変わらない、変えられないことが多くありすぎる。
財がないのか?頭脳がないのか?勇気がないのか?
時折、自分の無力さに悲しくなってしまう。でも変えなきゃ・・・・・・。
何もないならせめて情熱で。
さ~来週一週間、同業の皆さんは同じようにピークを迎える。
何とかみんなで元気にゴールしたいものだと痛切に思う。
今年の千両市は、弊社のメイン市場であるJF兵庫県生花 梅田生花は堅調な相場で推移し、安定した価格で販売された。ただ他の各市場は、そうではない模様。商品によれば、かなりの安値で取引されたものもあったようである。
これも当初の情報では、出荷量が少なめとのことであったが、実際は昨年を大きく上回る入荷量があり、その情報の差異がこのような価格の低迷の一つの要因であったと思う。
そして、消費者への訴求不足も否めない。
最近の若い人は千両って何?何故お正月に千両を飾るの?と言う声をよく聞く。
このような状況で、再生産可能な価格で取引が続く訳がない。
千両の意味を知らない人にとっては、単なる赤い実としか思えないだろう。そのようなものに、このご時世にお金を払ってくれるわけがない。
しめ縄の意味を知らない人にとっては、しめ縄はただの稲わらにしかならず、それに何千円も出す人はいないのと一緒であろう。ただしめ縄の意味はある程度の認知度が継続されているため、そこまではいってなく、それなりに継続はされているのだろうが・・・・・。
松や千両もこのままでは、もっと風化していくのではないかと思う。何とか生販が一緒になり、強く動き、意味の伝播をしていかなければ、そろそろみんなが限界に来ているように感じた。
ただ嘆く時間があれば、次に向かって進んでいかなければならない。
たとえ小さな動きからでも、大きなものにつながっていくはずなので、できることからすすめていきたいと思う。
所属している日本フローラルマーケティング協会 本年度最後の公の集まりで東京へ。
当日は朝から結構強い雨が降っていた。普段傘を持ち歩かないので少し濡れてしまった。(汗)
市ヶ谷到着後、まずは来春のスペインから輸入する植物の打ち合わせを行った。
今年よりパワーアップした品揃えに心が弾む。皆さんも是非期待していただければと思っている。
そしてJFMAへ。常務会・理事会では今後の活動方針など、かなり重要な議題が目白押しであった。
私たちJFMAは立ち上げから約14年間。今まで各種セミナーや研修ツアーを企画運営し、IFEXを10年間主催し、さらに日持ち保証販売やバケット流通、花育、フラワーバレンタインなど手前味噌と言われるかもしれないが多大な功績を残してこられたのではないかと思う。
ただそれと同時に、いろんな問題も山積されてきたかもしれない。
そしてまた決意を新たに、JFMAは次のステップへ進んで行くのであろう。
これもまた大きな期待と責任感を感じた。
そしてその後JFMAのイブニングセミナーに久しぶりに出席した。普段東京出張は日帰りが多いので中々出席できなかったが、今回は忘年会もかねてなので出席させていただいた。
久しぶりに出席すると、初めてお会いする人と縁がつながったり、いつもお会いしている人とでも新しい提案があったりでとても有意義に感じた。
そしてイブニングセミナー修了後、青山フラワーマーケットの井上社長と久しぶりに二人で話ができた。
井上社長と、一緒にイタリアに行ったときから深まった縁も今で、はや十数年。
その頃から飛躍的な成長を遂げているにも関わらず、よりパワーアップしようと前へ突き進もうとしている井上さんには頭が下がる思いがした。
そして長い時間ではなかったが、今後の戦略(何の???笑)について話ができとても有意義な時間を過ごせた。
そして何よりもうれしく感じたのが、真剣な面持ちで仕事の話をしていても、少しプライベートの話になったとき、とても柔和で優しい表情になる。これもまた十数年変わっていない。
(私との会話はもっぱらこっちかもだけど・・・)
これもまた井上社長の魅力の一つであろう。
井上さんとは、年が一つ違い。友人としての距離は以前から変わらず離れていないが、これ以上仕事でなはされないようにがんばっていかなきゃと心を奮い立たせてもらった夜だった。
今日は松市。
年に一回行われる大市でここから迎春用商戦の封切りになる。
今年は、下馬評通りに入荷数が少ない。特に扱いやすい価格帯のものに注文が集中しているため完全に品薄状態である。
そして厳選された素晴らしい松の入荷数もかなり少ない。
うちも毎年お願いしている各産地に、直接おもむき入荷させているものの、全体的な需要は増加していないだろうが、注文は年々増えてきているので、正直ネタは不足している。
そんな中、何とか生産者の協力と、スタッフのがんばりで、何とか良い品揃えはできているのではないかと思う。
でも今年、各産地をまわったとき、口をそろえて言うことは、価格の引き上げ要請である。
産地の現状を聞くと、厳しい状況はわかる。ただ小売りの厳しい状況を考えると、ハイわかりましたとも言い難い状況でもある。その調整役こそが私たちの担いになる。
何とか、良い商品が正当な価格で取引され、消費者も納得して買うことができる商品作りをすることと、そしてそのような素晴らしい松を飾る文化の継承と、それを支える経済の発展も同時されていかなければならないと改めて感じた。
今年 最後の月が始まった。
毎月のように、この月の始まりも、氏神様にお参りをしてきました。
境内は例年に比べ、光陽がきれいだった。
1月に初詣に参り、毎月同じように境内の同じ経路を進む。
ただその時の頭にあることの半分は、毎度歩きながら変わっているような気がする。
でもそれは常に新しいことにチャレンジさせてくださいというお願いなのかなと思う。
そして今年も12回目。最後のお参りになった。