四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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例年この時期には幕張メッセでIFEX・GARDEX(アイフェックス・ガーデックス)が開催される。
弊社も、数年間オリジナルの花器やプリザーブドフラワー(和・メリア)、はさみ、シザーケース、ワーキングユニフォームなど「又右衛門」「FIORE・FIORA(フィオーレ・フィオーラ)」などのオリジナルブランドを発表してきた。
そして昨年、一昨年は希少な輸入植物を「MATAEMON SELECT PLANTS」として発表させていただいてきた。その結果、私たちと海外ナーセリーとによる取り組みと、そこから生み出される植物の状態の良さを、日本の多くの人や海外のナーセリーの方々に認知していただけるようになり、日本では北海道~沖縄の方々からお問い合わせやご注文をいただけるようになった。また海外のナーセリーからも、弊社へ代理店として活動いただけないかという希望のご連絡をいただけるようになってきた。
IFEXはそのような結果を残すことができた展示会であったが、同じところに収まるのではなく、新しい出逢いを求めて、今年は例年とは違った告知活動をしていきたく考えていた。その一つが先日発表させていただいた「TEA‘sDesign」としての取り組みである東京新橋 アトムCSタワーの屋上にての研究デポ開設である。さらに拠点の豊中で新たな取り組みを検討しているため、本年のIFEX・GARDEXの出展は見送ることにしていた。
本年はそのような予定であったのだが、今春の上海での展示会で知り合い、先日の渡欧を含め、2度の接点から、スペインのFinca Hermosaというかなり大手のナーセリーから日本総代理店としてのofferがあり、急遽IFEX開催の2日前に合意に至り、急遽のFinca Hermosa社のGARDEXの出展のヘルプをさせていただくことになりました。
急遽の出展のため、正直準備不足は否めない状況であったが、本年輸入をされていた造園会社の社長さまや、スタッフさんの素敵なお心遣いと、ご協力を得て、何とか出展をすることができた。
今回はいつも出展させていただくブースとは場所が違い、正直ターゲットであるお客様は殆んど来ることは無かった。そのため実際の注文などは昨年などに比べるとかなり低いことになった。あらためてブース選定や見せ方の必要性を身に染みて感じた。
そのような中でも、今回提案させていただいた上記写真のような小型のオリーブに興味をもっていただき、高評価をいただくこともできた。ただしこのまま注文を待ったのでは販売にはつながらないだろうとので、来春に向けてネーミングなどをきちんと行い、ブランド化したうえで、プロモーションすれば、きっと成果は残すことが可能であると感じた。
でもしかし、私は販売金額だけで展示会の成果をはかろうとは思っていない。展示会の醍醐味は何よりも出逢いであると思っている。新たな人との出逢い、そして再会などそれは様々である。今回は少ない機会であったが素敵な出逢いがあった。
ユニークな展開をしているメーカーさんと出逢い、また一緒に商品化を行うことが出来そうな出逢いがあった。また先日弊社においでいただきながら、直接お会いすることができなかった造園されている方にも、この機会に出逢えた。また長くお付き合いいただいている大手小売店の新しいバイヤーの責任者の方ともお話しすることができた。
また私たちの活動に興味を持っていただいた方がFacebookなどをみて、わざわざ私に逢いに来ていただいたり、「ブログ見ています」「FB楽しみにしています」など励ましの言葉を掛けに来ていただいたり、本当にうれしく感じる時間となった。
さらに、私が展示会入り口で、取引先と待ち合わせのため、ウロウロしている時に、私に「写真をお願いします」とお声掛けいただき、てっきり私は、その方の写真を撮ってあげればいいのかと思っていれば、一緒に写真をと言うことであった。さらにその際にファンですとうれしい言葉もかけていただき、ありがたい気持ちになった。その時はとてもバタバタしていて、本来ならきちんとご挨拶をさせていただかなければならなかったのだが、それができずにいるのが、今でも少し心残りである。もしその方がこのブログを読んでいただいていれば、nobuyasu-kanaoka@baraen-rosegaden.co.jp もしくはFacebookからでも是非ご連絡いただきたく思っています。そして後日、是非どこかでお逢いさせていただき、あらためてご挨拶と少しでも植物の話をさせていただければと思っております。再会を楽しみにしています。よろしくお願いいたします。
そんなこんなの展示会で、今回も小さなしあわせを得ることができた。この素敵な縁をきっかけに、是非皆さんとともに大きなしあわせへと紡いでいきたいと思う。
今回弊社ブースのお越しいただいた皆様、出店に際しご協力いただいた皆様。本当にありがとうございました。
またどこかでお逢いできるのを楽しみにしております。ではまた~~。
7日に帰国し、そのままJF兵庫県生花 大阪(大阪植物取引所・梅田生花市場)で開催されているトレードフェスタに合流させいただいた。
この展示会も今回で20回目となるとのこと。弊社の拠点もこの地になり、仲卸としてもお世話になっているので、当然ながら出展させていただいた。
スペースに限りがあるため大きなものは搬入できないので、隣接する弊社販売棟への案内をさせていただいた。
今回 ご紹介させていただいたのは、何とか3年を迎えた貿易事業の案内と、新しい事業として取り組みを始めた「TEA‘sDesign」や「緑匠・又右衛門」の活動について触れさせていただいた。
https://www.facebook.com/teas.design
詳細についてはFBから見ていただければと思います。また「TEA‘sDesign」のHPも今月中に公開できるかと思いますので、良ければチェックいただければと思っています。
輸入植物も、手掛けて3年。今ではとても素敵なナーセリー6社の日本総代理店をつとめさせていただくまでになりました。
これもひとえに、素敵な植物、素敵な生産者、素敵なパートナーの皆様との縁から始まったもの。本当に素敵な出逢いに感謝です。
今後とも出逢いを求め、世界中を周りますので、よろしくお願いいたします。
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9月18.19日 東京 新橋 アトムCSタワー 8Fにおいて、TEA‘sDesign株式会社の設立および活動の報告会をTEA‘s Design AFTERNOON TEA PARTYとして開催させていただくことができた。
ここアトムタワーにてアフタヌーンティーパーティーの開催、そして活動のご報告、活動を始めさせていただくことができましたのは、アトムリビンテック社の皆様、上田様をはじめアーバンスタイルの皆様の、ご指導や多大なご協力があり実現ができたということを皆様にご報告させていただきます。また、多くの皆様に支えられ、この日をむかえることができましたことを深く感謝しております。本当にありがとうございます。
今回クローズドタイプで行わせていただきましたが、局や新聞など報道関係はじめ、アーティストなど多岐の業種にわたる方お越しいただき、とても充実感いっぱいの素敵な2日間を過ごさせていただくことができました。その時の会場の風景を幾枚かアップしますね。
さらにともに活動しているメンバーが、とても素敵な食事を感動的なサービスで提供してくれました。
TEA‘sDesign株式会社は、まさにその名の通り、世界に誇るガーデンデザイナー矢野TEA氏の活動を支援し、そして植物や人を愛する様々な分野で活躍する人たちとともに、日本人が持つ感性の素晴らしさを世界に向けて発信していくことを目的に設立しました。
私は、矢野TEA氏とは10年前に出逢い、その時から様々なプロジェクトを共にし、彼の産み出すデザインに魅了されてきました。また小さな頃から園芸業界に携わってきた中、生産に関わる人たちとの活動を通じ、その苦労を目の当たりにし、そして共に試行錯誤し歩んできた中、常に感じてきたことは、魅力ある植物やプロダクツは、素敵な生産者やクリエーターなしでは、産まれてくることは無いということでした。
そこで私たちは「産み出す者」の功績を最大限に評価し、その地位の確立と保護を行うことを前提として活動し、さらにそれらを後世につないでいくために、次世代の担い手の発掘と、教育にも力を入れていくことこそが、持続可能なビジネスにつながっていくと考えています。
私たちは出会いから10年、TEA’s Designは、新たなメンバーを迎え入れ、
「世界の感動を日本へ。日本の感性を世界へ。」とどけるため、始動いたします。
シンガポールから帰国した時を含めると、この一週間で3回の上京になった。
帰国後、そのまま都内に入たほうが効率的だろうと思うのだが、そんなわけにもいかないのが現実で3往復となってしまった。
帰国し宝塚に到着した翌日、新設した会社のTEA’sDesign株式会社のお披露目会を兼ねたAFTERNOON TEA PARTYの打ち合わせのため新橋のアトムタワービルへと向かった。そこで偶然日程が合いとてもユニークな方をご紹介いただいた。
その方は、スペインではオリーブ農場をもち、日本では飲食店を開業されていて、日本とスペインを往復している、とてもユニークな方で、とても興味深い話を聞かせていただくことができた。そしてオリーブを用いた新しいプロジェクトの話で盛り上がり、何か一緒に行おうということで意気投合し、とても有意義な時間を過ごさせていただいた。
途中、外の空気を浴びに徒歩で日比谷公園まで足を運んだ。そこには日比谷花壇さんの日比谷公園店があり、せっかくの機会なので、ご挨拶をさせていただいた。
そしてちょうどその時に公園で行われていたビールのイベントをのぞいてみた。ご存知の方も多いかもですが、私はアルコールが飲めないのでワンフードをだけをいただいた。
あまりにもの大きさのため、これ一つで満腹になり、他に何も食べられなくなり、お腹をさすりながら、打ち合わせ会場に戻ることにした。
そして引き続きオリーブを中心に、多くの話をさせていただくことができた。そこで提案いただいた、ちょっと変わったプロジェクトについては、アップは不可能なので、事業化できた時に皆さんにお話させていただこうと思っています。乞うご期待。そしてその後私は次の用事があるので、場所を移動した。
翌朝、再びビジネスパートナーの矢野TEA氏と打ち合わせを行い、私は午後から大田市場で開催される全国花卸協会の理事会に出席させていただき、会議終了後、再び大阪に向けて飛行機にのり帰宅した。
そしてその二日後には、また都内でのJFMAのアフタヌーンセミナー、理事会、イブニングセミナーに出席、その後素敵なビジネスパートナーとディスカッションをさせていただき、その日初めて泊まる三軒茶屋のホテルへ向かい、部屋でデスクワークを行い、気が付けば午前2時ぐらいになったので横になった。
さらに次の日は、早朝からレンタカーに乗せていただき、千葉の生産者のもとへ。
出発から約2時間、目的地に到着。そこでとても貴重な情報を教えていただくことができた。おかげであるプロジェクトが大きく前に進んだような気がした。そのご教示いただいた方はもちろん、ご紹介いただいた方にも頭が下がる思いである。そしてミーティング終了後、足早に羽田空港へ。夕方に伊丹空港に到着し、車で移動し、次の打ち合わせに合流し、深夜帰宅となった。
その後数日は、シンガポールの課題や、新会社の開設パーティーの準備なので明け暮れ、バタバタの1週間となった。
以上が、今回 ブログとFBのアップができなかった言い訳です。(笑)
さて来週も東京の2往復。週末は新橋でTEA’s Design株式会社主催のアフタヌーンパーティー。忙しい一週間になりそうかも。 ではでは~~。
今日は、以前より大変お世話になっている中川暢三様の計らいにて、大阪富国生命ビルにある「まちラボ」に訪問させていただき、一般社団法人テラプロジェクト 理事長で大阪大学名誉教授の小林昭雄先生、一般社団法人シーズ・オブ・ライフ代表のジョン・ムーアさんと、面談の機会をいただけた。
そこで小林理事長が今まで手掛けられてきたことや、今後の方向性についてご教授いただき、ジョン・ムーアさんの活動や、めざすところもお教えいただき、本当に勉強になった。
そして私たちの活動や方向性を伝えさせていただくことができ、両名から過分な評価をいただくことができた。
私のような若輩が言うのは大変失礼であるが、互いの活動を理解し、共感するに至るまで、時間はかからなかった。
さらに今後大阪発信で進めていきたいことなどについて、かなり熱い議論を交わすことができた。そして「大阪から日本へ。世界へ。地球へ・・・」とつながっていく「食・植・教育」を基本に考えた「命」とう壮大なテーマで、大まかながらだが問題や目的意識、方向性も共有でき、新しいプロジェクトへの足掛かりとなる第一歩を踏み出すことができる絶好の機会になったと思っている。
そのようにして、とても有意義な時間は、経つのが早く、あっという間にタイムリミットを迎えてしまい、参加者全員がこの場を名残惜しく感じ、できるだけ早い再会を約束して、それぞれがまた次の地へと足を運んで行った。
このプロジェクトはまだきちんと動いてはいないが、近い将来、形にしたい。形にしなければならないということを痛切に感じた。
また皆さんに報告できる時が楽しみである。
朝からデスクワークを終え、花卉懇談会セミナーにご招待いただいたため、東京農業大学の世田谷キャンパスへと向かった。今回ご招待いただいたのは、次回セミナーの講師の一人として私にお声掛けいただいたためである。
経堂駅から早足で約15分。暑さのため結構汗だくでの会場入りとなった。
会場には皆さんがすでに到着済みで、到着後しばらくして簡単な打ち合わせが始まり、その後、昼食のお弁当をいただいた。
本日のテーマは「花き産業が必要とする商品開発の仕掛け人」である。参加者は生産者や流通、小売り、行政や大学、さらに大学生と幅広く、約220名が参加していただいていた。
講演および講師は下記である
「公的機関の考える商品開発」(茨城県農業総合センター生物工学研究所所長本図竹司氏)、「オンリーワン商品を経営に活かす」(株式会社Rose Universe代表取締役社長国枝健一氏)、「”7”が教えてくれる花トレンドの先読み法~これからの商品開発に生かす」(株式会社大田花き花の生活研究所取締役主任研究員内藤育子氏)でそれぞれの分野でとても素敵な内容を講演されていた。
その中でも私が興味深かったのは、やはり薔薇つながりでもある國枝氏の講演である。
内容は独創的なものや、共感できるものなどがあり、また興味をうまく惹きつける素敵な話術で、参加者を魅了して、特にしゃべりの苦手な私は感心させられるばかりであった。
講演は17時に終了し、その後は懇親会会場へと向かった。
懇親会も多くの方が出席され、とても賑わっていた。あまり社交的でない(シャイな)私は、会場の隅の方に陣取りながら、多くの人たちにと話をさせていただくことができ、素敵な時間を過ごさせていただいた。
本来は、19時過ぎの羽田―伊丹 最終便に乗る予定であったが、懇親会の居心地が良く、間に合わなくなってしまったため、21時過ぎの羽田―関空に変更し、深夜宝塚に帰ることにした。
そして会場を後にし、帰路についたのだが、長い付き合いの花マーケットの奥山氏たちとまだ話し足らずのため、品川駅で2次会をすることになり、深夜になってしまった。
当然変更した帰る予定の飛行機も乗ることはできず、チケットは変更できたのだが、ホテルがとれず、仕方なしに久しぶりに野宿でもしようかなと思ったのだが、今日は招待のためスーツを着ていたのでそういうわけにもいかず、新橋で持ち前のサバイバル能力を活かして、何とか屋根の下で朝を迎え、早朝空港へと向かった。
今回、このような素敵な機会をいただけた花卉懇談会のスタッフの皆様には本当に感謝である。苦手だからと言い訳せず、次回講演では私の触れてきた人や植物との縁の素晴らしさをお伝えできればと思っています。
そして、当日ホットな情報がお届けできるように、これからの半年も一生懸命、情熱をもって取り組んでいかなければ感じる上京となった。
ミラノから戻り、山積みなってしまったことや、新たに取り組むこと、思い通りに動かない肩で、またアップがしばらく遅れてしまい・・・すみません。
さて今日は、毎年この時期に開催されるJFグループ生産者協議会 総会に出席をさせていただいた。
懇親会においては、JF兵庫県生花 藤原社長、協議会会長の加藤会長、顧問である日体大理事長の松浪健四郎先生、歌手のBOROさん、園芸家の通称トミーで活躍中の富山昌克さんをはじめ、素敵な皆様とご一緒させていただくことになった。
懇親会はBOROさんの歌で始まった。懇親会のオープニングでありながら、発売予定の「どっちやねん。」なども含め6曲も歌っていただけた。
その中でも特に感動したのは、やはり「大阪で生まれた女」である。歌詞や曲も素敵だが、それにBOROさんの声が絡み、全身からにじみ出てくるものを感じることができた。
そして歌われた後、テーブルにつかれたのだが、ちょうど私の隣の席であったので、長くお話をさせていただくことができ、BOROという芸名の所以や、その他活動中の苦しかったときのことなど、素顔の部分を聞かせていただき、すごく貴重な時間を過ごさせていただくことができた。
また久しぶりに松浪健四郎先生ともお話ができ、来年の日体大125周年記念として植物を使った取り組みで少し面白いことが出来そうである。
そして隣のテーブルには、以前から懇意にさせていただいているトミーこと富山昌克先生も来られていて、久しぶりにゆっくりとまではいかないが、少し話をすることができた。
トミー氏は私と同い年で共感しあうところも多くあり、今回もあるテーマで盛り上がった。
私は業界の同年代よりは、ドタバタだが、まだ動いている方だと思うが、彼はその数倍アクティブに活動し、多くを発信している姿には学ばされることが多い。そんな彼が今回は今まで以上に私の背中を強く押してくれ、立ち上がる気持ちを強く湧き上がらせてくれた。本当にありがたい話である。
その他にも写真がうまく撮る機会を逸し、アップできないが、加藤会長をはじめ、多くの方々と話ができ、とても有意義な時間を過ごさせていただけた。
昨今、各市場は色んな機会を提供していただけるが、このような一味違った素敵な設えをするJF兵庫県生花の藤原社長、東専務には、ある意味、懐の深さを感じるとともに、ホスト役のスタッフの皆さんに本当に感謝である。一味違った仲卸としてもっと頑張らねばと思いを強くし、会場を後にした。
早いものでバタバタしているうちに6月になった。
そして気候は梅雨を待たずして既に真夏の様相である。
そのような中、またまたスペインよりはるばるオリーブがやってきた!
今回は樹齢何百年というようなものではなく、数十年から50年ぐらいの比較的若いものである。
ただ普通の若いオリーブであれば、「国内生産者と価格競争をするような植物は扱わない。」という私のコンセプトに反するためそのようなものではない。今回は大きめのユニークなオリーブ トピアリーである。
ただトピアリーと言っても、国内流通の手頃なサイズのものではなく、大きなものであれば直径1m以上のものや、スクエア(四角)のもの、散らしたものなどユニークな形状のものばかりである。
そのような素敵なオリーブたちが、先月末に大阪港に入港。全ての検査に合格し、燻蒸などもなく、無事私たちのもとにやってきた。
そしてすぐさま植え込みに取りかかる。オリーブは強い木ではあるが、はるばるスペインから長い時間かけてやってきて、しばらくそのままにしていることは、あまりにも大きなストレスを与えることになり、そのストレスは数か月後や数年後にも影響を与え、場合によっては、皆さんのもとで枯れてしまうことにつながることもある。
そのため、私たちはコスト削減とかは二の次に、人海戦術で40本のオリーブを全てオリジナルブレンドの専用土に1日で植え込んでしまう。
そしてこの日も多くの人の協力を得て、植物チェックを行いながら、わいわいがやがや、ちょっとしたトラブルありながらも、期待に胸を膨らませながら、楽しみながら夕方までにすべてのオリーブを植え込むことができた。
今回は全ての葉を丁寧にむしりとっての輸入なので、しばらく養生期間が必要なため
近隣の伊丹地区のプロの元で育てられる。早ければ年内、遅くとも来年には皆さんに、素敵な形になった姿を紹介できるのではないかと思っているので、しばらくお待ちくださいませ~~。
ちなみにきちんと仕上がれば、現地で出発前に撮った下記の写真のように仕上がる。
中々キュートでしょ。
きっと多くの人に可愛がっていただけると思う。今からとても楽しみである。乞うご期待!
4月11~12日 東京ビッグサイトで開催されるフラワードリームへ。
このイベントは弊社卸部門ローズガーデンが入場させていただいているJF兵庫県生花様のブースにおいて、仲卸の立場としての出展である。
恐らくこのイベント会場風景や素晴らしい作品の写真などは多くの方々がアップされるので、私はいつもお世話になっているメーカー様とのコラボ商品のアップを。少し営業っぽくなるかもだけどお許しくださいませ。
昨年は樹齢300年のオリーブ古木やその他輸入植物を出展させていただいていたが、今年は、出展の都合上フローリストの方々にお使いいただいているローズガーデン プロツールをいくつか出展させていただいた。
http://www.baraen-rosegarden.co.jp/store/
まずは、新潟の老舗メーカーとのコラボ商品「又右衛門シリーズ」をはじめとするはさみ。
こだわりの老舗メーカーの頑固職人作出ということもあり、かなりの切れ味!
手にした多くの方が使いやすさと切れ味に驚いていただけた。
そしてもう一つはシザーケース。
国内高級レザーを使用し、国内で製作するこだわりの高級シザーケース。
このメーカーは通常美容院のヘアアーティスト向けに製作しているだけあって、デザインや機能性は秀逸。
おまけにパーツごとに色を変えたり、古びた感が格好いいヴィンテージモデルにもできたりのセミオーダー方式なので、オリジナル感と高級感が共存し、さらに耐久性があり、修理も可能ということから、通常流通品とは明らかに一線を画していると言えると思う。
今回ブースに訪れていただいた方々から、メーカーや職人の熱い思いを伝えさせていただき、また使用されるアーティストの皆様から、貴重なご意見もいただけ、とても有意義な出展となった。その中で印象意的であったのはこのメーカーのシザーケースを10年来ご使用いただいている方からお褒めのお言葉をいただけたことで、とてもうれしくありがたい気持ちになりました。
またさらに同JF兵庫県生花ブースで出展されている千葉県の小澤和英さんのトルコキキョウを用いた展示がグランプリをとられたため、多くの方がブースにお越しいただき、とても活況のあるいい展示会になった。
今回もイベントを通じ、多くの方とお話ができた有意義な2日間になりました。
お越しいただいた皆様ありがとうございました。
またどこかでお会いできるのを楽しみにしています。
今日は年に一回オーストラリア大使館で開催されるAustralia Day2015に、ご招待いただいたので、出席させていただいた。
Australia Dayというのは大使館内において、オーストラリアと関係が深い人たちが集い、桜や木々を見て、食事をいただきながら、政府関係者主催で参加者におもてなし、交流するいわば園遊会に近い感じのとても素敵な催しである。
参加者には政府関係者などの公人の方々やスポーツ選手、芸能人など各界の著名人をはじめ、関係する企業の方々も多く来られていて、とても盛大に開催される。そのような中、私のようなものも昨年に続きお呼びいただきありがたいことである。
まずは大使館の正面玄関から入るとレッドカーペットが敷かれており、各参加者に対し、アテンドについていただけ、案内していただける。
庭園内に進むとちょうど見ごろの桜が私たちを出迎えてくれる。
そしてその桜の木の下など庭園の各所ではオーストラリアの厳選されたシーフードや肉などの食材を目の前で調理したお寿司やステーキ、グリルなど素材を活かした数十種類のとても美味しい料理がビュッフェ形式でいただけるようになっていて、ワインやデザートもあり高級ホテルにも勝る設えで、目もお腹も満たしてくれるのである。
そのような中、まずは普段お世話になっている政府関係者の皆さんと、昨年一年間の取り組みや、今後についての話をさせていただくことができた。
今年の早春に訪問したMr Fern社というディクソニアなどのツリーファーンを出荷する生産者と日本総代理店契約を結ばせていただくことになったことや、さらに希少になったグラスツリー マルチヘッドタイプの大きなものの日本出荷向け準備の完了、バオバブの新しい取り組みについてなどを報告させていただいた。
私たちは数年前に立ち上げたばかりの植物輸入事業。大きなリスクや弊害もあるが、かたくなにブローカーを使わず、その国の、その植物の専門であるところに自ら赴くことにこだわり、現地の生産者や自然、植物の声を直接聞き、その声や素晴らしさを日本のプロフェッショナルや多くの人に伝えることが自分の使命であると考え、ただただひたむきに一生懸命に取り組むことで、今では気が付けばオーストラリアでは3社の日本総代理店を任せていただけるまで育てていただけた。
その結果、日本国内において今後大きな拡がりを見せつつある評価が得られるようなってきた。本当にありがたいことである。
私は時折、このハンバーガーのように、責任の重さや期待感に挟まれ押しつぶされそうになる時もあるが、集まってきてくれている素晴らしい専門スタッフやお客様の喜ぶ声、そして掲げられた旗に支えられ、何とか日々をしっかりと頑張っていられている。
そんなことを考え、桜を見上げていると、急に強い風が吹き、とても美しい桜吹雪が舞った。
私にはこの桜吹雪が、ここに集う皆さんへ送られた、くす玉の紙吹雪のように見えた。
厳しい状況の中、それぞれに頑張った人への贈り物。
そしてその中の桜の花びら1枚が私の頭にのっかった。私はその桜の花びらを手に取り、しばらくじっと見つめていると、色んな人の顔が思いだされ、熱いものがこみ上げるのを感じた。