四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今回のバオバブ サバイブ プロジェクトとの意義に共感を持っていただけ、各メディアが取り上げていただけた。
私が拝見した広島ホームテレビさんでは当日のニュースで10分間も取り上げていただき、私たちの活動の主旨をも含め伝えていただけた。
他にもテレビ新広島さんやNHK、新聞でも取り上げていただき、このプロジェクトのもつ意味を多くに人に伝えていただけた。
このように現地での状況、関わる人の活動、植物のメッセージの真実を伝えていただけ本当にうれしく思う。
遠路オーストラリアまで同行密着取材をしていただけたメディアの皆様、当日お越しいただいた方々、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
これからも一人でも多くに人に植物からのメッセージを伝えていくことができる活動をしてまいりますので今後ともよろしくお願いいたします。
10月1日 早朝 バオバブを載せたトラックは、最終目的地である広島へと出発した。
国道2号線をひたはしり、無事2日の早朝にトラブルもなく、広島市植物公園に到着した。
そして1日旅の疲れを癒してもらい、3日朝多くの報道陣に囲まれながら、いよいよ植栽する大温室へと移動させた。
ただこれが簡単にはいかなかった。何故かと言うと、大温室の入り口までは、大きな特殊トラックを横づけできるものではないからである。まずは入場ゲートを交わし、茂った周りの樹の枝を切りながら、細い道をスレスレで何とか、大温室の入り口までたどり着いた。
そしてここが最後の難関。小さかった入り口をギリギリ拡げられる大きさまで事前に拡幅工事をしてもらったのだが、それでも本当にギリギリである。
トラックから降ろし、入り口前 大型クレーンで釣り上げ、数メートル動かし、そして一旦降ろして、また吊り上げ、そして降ろす作業を何度も繰り返して、やっとのこと温室内に入ってもらうことができた。
そしてここで長い道中バオバブを保護してくれたラッピングをはがし、その姿を多くの人の前に観ていただいた。
さらに、ここでクレーン部隊はスリングを巧みにあやつり慎重にバオバブを垂直にたてることに成功を見事にさせた。
その後、植栽場所に運び、多くの関係者、報道陣に見守られながら、所定の場所に見事にそびえ立つことができた。
その瞬間、多くの人から拍手が巻き起こり、数年前からの想いが頭の中を駆け巡り、目頭が熱くなるのを覚えた。
その後、固定のための地下支柱などを施し、安定したのを確認し、スリングとラッピングを外し、ほぼ作業を終えることができた。そして関係者など多くの人と記念写真を撮らせていただいた。
そしてこのプロジェクトで、東京 オーストラリアと又右衛門に密着取材をしてくれていた広島ホームテレビの渡辺美佳アナウンサーとも記念写真を撮っていただき、喜びを分かち合うことができた。
そしてこの日の行程をすべて終え、一旦ホテルに戻ることした。ちょうどその頃、数局この話題を取り上げていただき放送をされていた。特に広島ホームテレビの「Jステーション」では大々的に取り上げていただき、多くの方から番組を観ましたとご連絡をいただくことになった。そして私たちは今回の関係者の方々と打ち上げを行い、夜遅くまで喜びを分かち合い、とても思い出深い広島の夜を過ごさせていただいた。
翌日、朝から仕上げの作業を行い、一行はこの地を後にした。
今回多くに人に助けられ、この植物の命を繋ぐプロジェクトを最後までできたことを本当にうれしく思います。本当にありがとうございました。
きっとこのバオバブはこの地で多くの人に愛されながら元気に生きていってくれると思います。そしてそれ以上に多くの人に、命の大切さを伝え、愛を振りまいてくれるでしょう。
また改めてこのプロジェクトのまとめを時間がある時にアップさせていただきます。そして、このプロジェクトの1時間特番は春に放送予定ですので決まり次第ご連絡させていただきます。
長い間このプロジェクトを見守り応援していただいてくれた皆様本当にありがとうございました。
そして最後にバオバブくん。日本に来てくれて本当にありがとう!!!
緑匠・又右衛門
数年前からオーストラリアにおいて大規模な開発などにより行き場を失ってしまうバオバブを救う活動をパートナーとともに又右衛門も行っており、この7月にも、とても大きなバオバブをサバイブしたことをこのブログやFacebookにてアップさせていただいたと思うが、そのバオバブが先月末、カナナーラを出発し、ブリスベンを経て、大阪そして今日 広島へと無事到着をした。
バオバブは7月の訪問後、約2か月キャサリンで養生したのち、陸路でブリスベンまで移動。
そしてオーストラリアでの検査に合格後、大阪に向けて出港した。
そして、そのバオバブをのせた船の航行を支援するかのように、天候も味方してくれて、出港は遅れたものの無事予定通り大阪港へと入港した。
約3か月ぶりにコンテナヤードでバオバブと再会を果たすことができた。そして何といっても一番気になるのがバオバブの健康状態であったが、見た目も触感も臭いも問題なく、運命の植物防疫所のチェックを迎えた。
植物防疫所の入念なチェック。指示通りに全てのラッピングを外し、頭の先から根の入り組んだところを検査していただき、検査官の何かの仕草にも息を飲むぐらいの緊張の時間を過ごした。
その結果、土付着無し、病気無し、虫無しとの報告。あとは残された線虫検査の連絡を待つこととなった。そして待つこと数時間。見事に合格との連絡を受けることができ、強い喜びと同時に何とも言えないほどのホッとし胸を撫で下ろす想いを体中で感じた。
と言うのも、ここで殺虫のため条件付きなどになると、多額の費用も必要になるが、このバオバブの命にかかわる問題であるからである。繰り返すがいくらパーフェクトな事前準備を行ったにせよ万が一のことがあるので、本当にホッとしたというのが正直な気持ちである。
その数日後、バオバブをコンテナヤードから作業施設に移動させ、慎重に輸送用車両に積み替えた。
そしてその翌朝 大阪のトラックヤードから陸路にて広島をむかうことになった。
私たちはその姿を見送り、そこから目的地までは、ドライバーにバオバブを委ね、現地での植え込みのための準備を進めることになった。続きは次のアップに!!!
今日は朝一番から大阪市内でTV収録を終え、神戸ハーバーランドへと向かった。
今日は神戸ハーバーランド街びらき25周年記念を迎えるにあたり、神戸煉瓦倉庫に、歴史的にも縁の深いオリーブ広場をつくる機会をいただき、無事OPENを迎えることができた。
ここには樹齢約500年の古木を筆頭に300年が3本、100年が4本の合計8本の元気なオリーブを植栽させていただいた。
当日は朝から市民や観光客、関係者の皆様など、とても多くの方々に来られ、長い時間眺めていただいたり、木肌に触れ樹の温もりを感じていただいたり、記念撮影を撮っていただいたり、多くの人が歓声をあげながらオリーブに囲まれたこの空間を楽しんでいただけたと実感しています。もし時間がある方、また近くに行かれた方は、是非この場所を訪れていただければと思います。
私はオリーブと関わりが深い神戸のまちと多くの街が繋がり、様々な交流ができることを願っています。
これからもこの場所で多くの素敵な方々が繋がりながら、いろんな活動やイベントも行っていきたく思っていますので、是非皆さん一緒に素敵なことをはじめましょう。
この地で多くに人に出会えますこと楽しみにしています。
そしてこの模様は、先日より又右衛門の密着取材をしていただいているTV局の方々に収録をしていただいておりますので、また放映時間などはあらためてご報告いたします。
最後に多くの関係者の皆様、そして手前味噌かもですが、素敵なパートナーである福中氏(シューヘイ)のおかげで、このような素敵なことが実現できたことの報告と感謝の意を伝えたいと思います。ありがとうございました!!!
さ~~ここからもっと、もっと拡げるぞ~~。
今回の記念事業の詳細と、又右衛門がこの地にオリーブをもって想い、メッセージを下記に!
●神戸ハーバーランド街びらき25周年記念事業
「神戸煉瓦倉庫オリーブ広場」
主催:神戸ハーバーランド株式会社
協賛:有限会社薔薇園植物場、智頭町森林組合
協力:インターナショナルオリーブアカデミー神戸(顧問:神戸大学名誉教授中西テツ先生)、地域創生連携活動コンソーシアム、神戸煉瓦倉庫再生プロジェクト
先週末、今春渡欧した際にセレクトしたスペイン産ユッカ類などが到着し、植物検疫などをパーフェクトにクリアして、無事日本に入国をしました。
最近は、ヒアリやウィルスなどにより植物検疫は、厳しさを増す中、今回も万全な出荷体制の元での輸入のため、病気、虫、土付着もなくパーフェクトとの検査結果であった。輸出者であるViveros Canos社の努力に敬意を表したいと思う。
このコンテナには、人気の高いユッカ ロストラータ“ブルー・スワン”の各サイズをはじめ
とても人気で入荷後すぐに売り切れてしまうパリ―、オバティフォリアはじめアガベのコンパクトサイズ各品種
それに少量ながらカリナバス フーケリー、ディオスコレアの入荷である。
今回の入荷も燻蒸などがないため順次出荷できると思います。ご興味のある方は私と違ってしっかり者の弊社安部まで問い合わせくださいませ~~。
秋に入り、色んなイベントが続いてきます。幸先の良い秋のスタートになりました。
さて年末まで、この調子を持続し、一気に駆け抜けるぞ~~~~(^^)v
今週はお彼岸と言う繁忙期でありながら、又右衛門はNPO活動などで東京、神戸、大阪、千葉と相変わらずバタバタの一週間であった。
そのどれもが、来年度に向けての物が多く、体力的にはきつかったが、充実したものであった。
そして週末の今日は、千葉の大栄花園さんへ訪れた。
大栄花園の高橋さんは、シクラメンなどのブリーダーでもあり、生産されているものは、誰もが知っているほど品質の高いものばかりである。
そしてさらに素敵なのは、育種、生産だけにとどまらず自ら小売りもされており、小売りの難しさ、厳しさも実感され、それを商品化に活かしているところである。
生産・流通が小売りをすることに賛否両論あるかもしれないが、私はとても大切なことであると思う。何と言ってもエンドユーザーの声を直接聞くことができるのはとても大切な事であり、それがフィードバックし、最終的に生産に活かされ、より良い流通へと繋がっていくからである。又右衛門としてもこのようなことが続いていくことを願っています。
また高橋さんの店舗では又右衛門プランツも扱っていただいており、多くの方々に評価いただいているとのこと。このようなちょっと見た目怖そうで植物とは縁遠くみられる2人だが、植物に対する愛情とそのこだわりは群を抜いているかもと思う。
先週一般社団法人MIDORI365放送協会 メディアコミュニケーションラウンジに、多くの皆さんに愛され親しまれている「100年オリーブ®」を設置してきました。
ここは順次みどり化を進めていき、みどり一杯のラウンジの完成をめざしていきますので皆さん楽しみにしておいてくださいませ。
そしてここから植物からのメッセージをより多くに人伝えていければと思っています。
ご興味ある方は、
365メディアコミュニケーションラウンジ(定員10名程度)
営業時間 10:00~20:00
定休日 木・日曜日・祝日・お盆・年末年始
会員制 個人1万円=8時間利用
企業12万円=100時間利用
*ご入会には審査があります。
会員制(有料)ラウンジに関するお問合せは、下記までお願い致します!
一般社団法人テラプロジェクト MIDORI365放送協会 準備事務局
住所:大阪市北区小松原町2番4号 大阪富国生命ビル4階
電話:06-6312-3407
までお問い合わせくださいませ。何か面白いことになりそうですよ(^_-)-☆
台湾・マダガスカルから帰国し、一転青森、岩手、東京、兵庫と国内で多くの方々と活動をさせていただいた一週間であった。
その中から、私 緑匠・又右衛門が「みどりのサンタ(MIDORI-SANTA)」アンバサダーをつとめさせていただいています一般社団法人 テラプロジェクトからの報告をさせていただきます。
まずはこちらから。日本限定ヘレンド アポニーグリーン「MIDORI-SANTA One Green」特別仕様ティーカップ&ソーサーのご案内です。
あの世界的に著名で日本にも多くのファンを持つハンガリーのヘレンド社との共同製作によるカップ&ソーサー特別限定200個(シリアルナンバー入り)ができてきました。
一般社団法人テラプロジェクトは、世界的陶磁器製造メーカーヘレンド社(ハンガリー)と連携し世界のトップセラー「アポニー・グリーンシリーズ」に、みどり化活動のシンボルロゴマーク”MIDORI-SANTA One Green”がデザインされたカップ&ソーサーを共同製作し、その収益を「みどりのサンタ」の活動基金とすることになりました。
今回私たちOne Green活動に賛同いただき、このような素晴らしい形にすることができたことは、とても意義深いことだと言えます。
是非、この機会にお求め頂き、みどりのサンタ One Greenプロジェクトをご支援いただければ幸いです。どうぞよろしくお願い致します!
※特別限定品(200個限定)には、初回出荷分に11から100までのシリアルナンバー(製造番号)が入ります。*初回入荷は10月末の予定。
ヘレンド アポニー・グリーン「MIDORI-SANTA One Green」特別仕様ティーカップ&ソーサー 200ml 16,200円(税込)
↓お申込み用紙はこちらから
http://thera-projects.com/upload/news/164/file_1.pdf
それはさておき迎える3連休。何と言っても台風が心配。いつもお世話になっている生産者の方々や、地元園芸店や様々な活動をされている方たちによる植物に関わるイベントが多く行われる予定です。
ぜひ全国的に台風影響が最小限にとどまり、一人でも多くの人が植物に触れられる機会になればでいいのですが・・・・。良い週末を!!!
週末帰国し、たまっていた仕事を前に進ませ、月曜から東北に向けて出発した。
今回は三沢空港から向かうため、伊丹からの便が取れず、またもや関空出発になった。そして羽田を経由し、三沢に到着へと向かう。三沢は米軍キャンプ地もあるためか、多くの外国の方が搭乗され、ほぼ満席であった。そして空港でレンタカーを手配し、無事ホテルに到着した。
ホテルに到着して、三沢在住の同級生と合流し、地元のお食事処に案内をしてもらった。そしてそこで三沢名物の「バラ焼き」をいただいた。
一見バラ肉の入った普通の野菜炒めにも見えるが、少し普通とは違った。その違いはつけだれである。通常焼肉は、肉などの素材より味の濃いタレにつけて食べると思うが、ここでは初めに濃い味付けがされていて、そこにかつおだしのような薄味のつけタレで、油や味を落とすような感じで食べるのがスタンダードらしい。では初めから薄味にすればいいのではなど思ってしまうかもだが、このちょっと不思議な食べ方が結構いいかんじであった。
そのような感じで、すこしの間地元の方々とともに、思い出話や植物について、そして頭の上を通るミサイルのことなどを話しながら楽しい時間を過ごさせてもらいました。本当にこのように今まで続いてきた、安息の日々が、核やミサイルなどで脅かされることは、何とか避けなければならないと強く感じました。そして楽しい時間もそこそこで切り上げ、その後ホテルに戻り、明日のミーティング資料を整理し、この日は就寝した。
翌日朝食後 岩手 安代をめざした。今年二回目になる。高速道路を使わずとも時間が間に合いそうなので、下道を走り約2時間半で到着した。
早速、ミーティングと視察を行い、夕方に生産者の皆さんと懇親会をさせていただいた。前回訪問時にこの日程は誕生日を迎える人が2名いるので、その誕生会も兼ねて、焼肉パーティーを行った。
内容はふんだんな分厚い肉とキムチと豆腐のみ。あとは飲み物と言う品揃えで、かなりたんぱく質の補給をすることが出来た。そしてひたすら植物のこと。未来のこと。おバカな話を何度も何度もローテーションのように繰り返し、遅くまで腹を割って話がすることができ、とても素敵な時間となった。
そして深夜ホテルに戻り、翌日は再度事務所で、まとめのミーティングを行い、私は帰路についた。
その途中で種差海岸を初めて訪れみた。そこでは今まで観た景色とは違う、何とも素敵な光景が目の前に拡がり、一瞬の間ではあったが、とても清々しい空気に包まれることができた。
そのような素敵な空間に後ろ髪をひかれながら、また空港をめざした。
そしてまだ少し時間があったので、一昨日の夜の食事処で教えていただいた珍しい植物がいっぱいあるという園芸店を教えていただていたので、寄ってみることにした。
そうするとそのお店のエントランスには、私が植物輸入を始めたぐらいの時に、スペインから一緒に日本にやってきたユッカ ロストラータ ブルー・スワンと思われるものが堂々と飾られていた。どのような経緯でここに来たのか、必ず私が選んだ植物と言う証拠はないかもしれないが、あの幹の独特なフォルムは間違いなく私が厳選したものだと確信できた。そしてその確信が持てたと同時に、本州の最北端に近い所で、思いがけず再会できたことに、目頭が熱くなってしまった。
私は折角なのでお店の方に、ご挨拶をさせていただきたいと思ったのだが、残念なことにお店はおやすみで誰もいらっしゃらないようであったので、この子に挨拶をし、写真を撮らせていただきこの場を去ることにした。
また次に来たときはきちんとご挨拶させていただきたいと思う。写真を撮らせていただいたお礼と、この子を可愛がっていただけているお礼を兼ねて・・・
そして、夕刻になったので、三沢空港に向かい、予定より早く空港に到着したので、空港でこのブログを書いている。
帰りは、三沢空港をでて、羽田を経由し関空へ。そして自宅へ。ついた頃には、また日付が変わりそうかな~~。でもいいや。無事に帰れるなら、そんな素敵なことはない。
空軍基地を前に、上空を飛び交う戦闘機を観ながら、ふとそのような気持ちを抱いている自分がいた。
何が言いたいかわかりにくいブログですみません。そろそろ搭乗開始かな~~。
ではでは~~(^^)v
前回アップからまた一週間がたってしまった。もう少し頻度をあげたいとは思っているのであるが、あまりのバタバタで全く余裕がなかった。
ただそういうと私たちの本業である生花仲卸の仕事が忙しかったのであろうと思われる人もいるかもしれないがそうではない。仲卸の仕事は素敵なスタッフが、全て自主的に活動するスキルを十分に持ってくれているので安心である。むしろ私が加入する方が、バランスを失い、邪魔をするようになってしまうので、今年も任せっきりで、遠目にみているのが本当である。
そんなスタッフに助けられ、私は相変わらず色んな新しいことにチャレンジをさせていただいている。その中には、おかげさまでやっと形にできたもの。もうすぐ発表できるもの。5年後、10年後、20年後に実を結ぶかもしれないものがある。とても楽しみである。
ただ全てが順調なわけではない。ミスもある。自然偶発的なトラブルもある。自分が描いていたシナリオ通りに行かないことが多々ある。そしてそこから歯車が狂い、自らのバランスを崩してしまうこともある。そして考え、悩み、苦しんでしまうことになった。今年のお盆はちょうどそのような時期にあたってしまった。
単なる偶然か必然かわからないが、今年のお墓掃除の時、家族は、それぞれの予定があったため私だけの参加であったため、おかげで一人お墓に向かい、しばらくゆったりとした時間を過ごすことができた。
そして、色んなことが思い起こされてきた。小学生の頃から家業を手伝い、お盆になるとお墓の花や仏壇の花を売りに、スーパーマーケットの店頭に立っていた時のことから順番に、色んなことが溢れるように・・・
そして今の自分にたどり着き、改めて自分を見つめ直すことで、ひょっとして自分中心のシナリオを書こうとしていないか?植物が一番の行動になっているか?地球のことを考えているか?本当に生産者やパートナーのためになっているか?言葉だけにならず行動も伴っているか?などを考えることができたのと同時に、自分の甘さ、未熟さ、弱さを痛感することができた。
そして少しうつむき加減であった私が、お墓に刻まれた「金岡 又右衛門」の字をなぞる様に触れたとき、萎えかけていた気持ちが、勇気と温かく優しい息を吹き込んでもらえたような感じがし、短い時間であったが私の人生において、とても大切な時間であり、多くを授かることができた今年のお盆であったと思う。