四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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少しアップまで間ができてしまいました。その間何もしていなかったわけではなく、西日本を襲った大水害による様々なことに多くを気づかされ考えさせられていました。
この豪雨によって多くの尊い命が奪われてしまうことになりました。ご冥福をお祈り申し上げます。また被害に遭われた方々の一日も早い復興を願っております。微力ではありますが、私たちにできることを考えながら活動をしていきたく思っております。
そして気がつけば週末を迎えました。週末はあるご縁をいただき、ビジネスもですがその他の用事もあり、久しぶりに信州長野へと向かうこととなりました。今回のアップではビジネスのことは置いといて、素敵な場所の案内を。
朝一番に出発。高速道路は通行止めが多く、西名阪で奈良、三重、名古屋を通り、第一目的地である飯田に約6時間後到着しました。
そして今回のお世話になった方のご案内で、戸隠へと向かいました。途中、私が卸を始めた際、とても力を貸していただいた長野を通り、少し時間があったので皆神神社を参拝させていただきました。
その時に森田梅泉先生の素敵な笛を間近で聴かせていただき、その素晴らしさに感動をしました。
そして再び車に乗り込み約1時間で戸隠神社に到着。今晩お世話になる宿坊に入り、買い込んだ夕食をいただき、明日に控える3年に一度の柱松神事前夜祭に参加させていただきました。
前夜祭では見事な太鼓、ほら貝、舞、歌の奉納を間近で拝見でき、さらに以前コラボさせていただいた方との再会、新しい皆さんとの出逢い、ご縁をいただけた素敵な前夜祭となりました。
翌日は朝食をいただいた後、戸隠神社 奥社へ参拝させていただきました。
駐車場から言葉では表せないぐらい素敵な杉の街道を通り、素晴らしい緑に囲まれ清められながら進みました。
そして片道約40分で奥社に到着。初めて来ることができた感謝の意を伝えさせていただき、九頭龍神社も参拝させていただきました。
そして午後からの柱松神事に参加させていただき、色んなことを吸収させていただくことができました。
神事終了後、火之御子社を参拝させていただきました。
そこには夫婦杉と呼ばれる螺旋階段のようにねじれながら伸びているとてもパワーのある杉がそびえ立っていました。普通であればまっすぐ伸びるのが杉なのですが、パワーが漲る場所ではこのようなことがあると言われる方もいらっしゃいます。それをうなずかせるような素敵な気が漲る場所であったのは間違いないです。
そして時間が許される限り戸隠に滞在し、夕刻帰路につきました。そして帰りも飯田を経由し、日付が変わった深夜1時ごろ無事宝塚に到着しました。
今まで、仕事で長野は数度訪れていましたが、戸隠は訪れていなかったので、何か達成感も感じることができ、今回も多くの出逢いがあり、とても素敵な時間を過ごすことができました。
このような機会を与えていただいた方々に心より感謝です。ありがとうございました。
ここでのパワーを最大限に活用し、さらに前へと進んで行こうと思っています。
北陸から戻り、今週はミーティングの毎日が続いた。
月曜日は甲南大学での集まりに出席、火曜日は地元宝塚での会議や商工会議所の定例会。
火曜日からは、仙台から矢野TEA氏の来阪に併せて、様々なミーティングが各所で行われた。
そのどれもがワクワクするもので今後への夢がさらに膨らんだ。
そのような中、スペインより到着済みであった1000年オリーブが無事、大阪営業所へと到着した。
今回のオリーブは一昨年に現地で厳選したもので、前回のオリーブとは少し違い、枝が拡がるタイプのため、通常とは違った形での輸入となった。
そのため、正直多くの手間と時間はかかってしまったが、防疫所の方々にご指導いただきながら、何とか無事に日本に迎え入れることができた。
今回4本の大きなオリーブくんに来てもらったが、どれもが特徴的な姿をしてくれている。
現在は、輸送のために葉や枝を大きく刈り込んでいるが、実際に葉を伸ばすと、次の写真のように、その姿は迫力満点である。
あと2年ぐらいで、現地のようなボリュームを取り戻してくれるかと思う。少し時間はかかってしまうが、2020年の東京五輪の頃には、再びその姿を見せてくれるであろう。皆様には楽しみにしていただければと思う。
今回の大型のオリーブの輸入には、予期していないことも起こり、正直多くのものを費やしてしまった。でもしかしその分多くのことも学ばせていただいた。毎度のことながらご指導いただいた植物防疫所や輸入に携わっていただいた方々の協力に心より感謝である。
その恩に応えるためにも、このオリーブくんたちをしっかり育て、多くの人に喜んでいただけるステージへ送り出してあげたいと思っている。
今日は6月30日 夏越大祓である。あっという間に半年が過ぎてしまった。この半年、本当に多くのご縁をいただき、経験を積ませていただくことができた。身体は少し疲れ気味かもしれないが、まだまだ十分気力は残っている。残り半年、力いっぱい頑張ります!!!
22日 都内で重要なセッションが開かれ参加してきた。その内容については、公開はできないが、2020年以降の取り組みが主であり、私たちの活動が大いに役にたてるものもあると感じることができた。
セッション終了後もコアなメンバーで集まり、場所を変えて、地球の将来や夢を深夜まで語り合った。そしてその夜は新橋の常宿にとまり、翌日23日早朝に羽田に向かった。
この日は石川で開催される結婚式披露宴出席のため小松空港へと向かった。私にとっては初めて乗る航路である。最近は新幹線もでき、利用者は少ないであろうと思っていたが、使用機材は767の結構大きな飛行機で、また満席に近い状況でびっくりした。
そして小松空港から車で約1時間30分 羽咋市にあるホテルに無事到着。そして着替えをして披露宴会場へと向かった。
今日の婚儀は、私が日本青年会議所 国境なき奉仕団委員会に所属させていただいていた時から、ずっとお世話になっている金森先輩の長女さんが 波佐谷山 松波松岡寺という大変由緒あるお寺にお嫁に出られるといということもあり、多くの方に見守られ執り行われた。その内容は地元新聞でも取り上げられるほどの注目されたものであった。
そして披露宴もそうそうたる出席者のもと開催され、そのような中に私も含ませていただき、厳粛且つ盛大に開催され、進行も素敵であった。
新郎は若いにも関わらず凛々しく、新婦は美しく、とてもお似合いの2人であった。
披露宴中は、先輩に大変お気遣いいただき、多くの方々を紹介していただいたりして、はじめての方と出逢いの機会をいただくことができた。また久しぶりに会う同期もいて、あっという間に時間が経っていった。
そして締めには新婦の父である先輩より、とても素敵なスピーチがあり、ある意味現役の時以上に大きく感じ、感動させていただくことができた。本当に厳粛且つ盛大な披露宴であった。
披露宴終了後は、2次会へといき、歴代の国境なき奉仕団の委員長と金森委員会メンバーが集まり、笑いがあふれかえるほどであり、とても楽しかった。
そして部屋に戻ると地元のコアなメンバーで、夜遅くまで、よくわからない話を笑いながら続け、体力がなくなったものから、布団に倒れていった。
翌朝、多くのメンバーはそのままゴルフに。私は仕事があるので帰ることにし、車をかりて加賀温泉駅まで向かい、車を乗り捨てて、そこから電車で帰ることにした。
ただ残念ながら乗りたかったサンダーバードには数分間に合わず、諦めてまずは普通電車で大阪に向かうことにし、その帰りの列車で琵琶湖を眺めながら車内でこのブログを書いている。
いや~~。この2日間もとてもワクワクする時間であった。結婚式のスピーチにもあった言葉「縁」。本当に不思議で素敵なものだな~~としみじみ感じた。
そしてもうひとつの言葉「覚悟」。とても印象に残った。私ももう若くはない。最後の覚悟をもって取り組んでいかなければならないと、深く感じることとなった。
日本植物園協会の総会が6月19~21日の間 広島市植物公園にて開催された。
私は19日に東京で開催される日本フローラルマーケティング協会の総会のため上京。その後一旦 宝塚にもどり準備をして20日から広島市植物公園入りした。
20日は、植物公園の視察に秋篠宮殿下がお越しになられるとのことで、実際にバオバブの移植を手掛けた私にご案内の大役をお声掛けいただいたための訪問である
植物園につくと、早々に先日のリニューアルオープンの際に、バオバブの前で記念写真を撮っていただいた方などが来園されており、お声掛けいただけたのがとてもうれしく感じた。
そして先に私は大温室のバオバブ前でスタンバイをさせていただき、秋篠宮殿下がお越しになられるのを中央、地方のテレビ局5社、新聞各社と広島市の職員の方々などにカメラを向けられながらステージ上でお待ちさせていただいた。
そしてしばらくして殿下がお越しになられて、実際にバオバブに触れていただきながら、現地での状況などをご説明させていただきました。
多くの方がご存知かと思うが秋篠宮殿下は植物をこよなく愛され、専門知識も豊富に持たれており、むしろ私の方がお教えいただくことも多くありました。
しばしご説明差し上げ、多くのねぎらいのお言葉を頂戴し、また今後についてのお話をいつものような優しい笑顔で接していただき、ここで私の今回の大役は終えることになりました。
その後、報道各社の前で囲み取材を受け、お話をさせていただきました。この状況は期間は限定だが
参考記事
・https://www.fnn.jp/posts/2018062000000007TSS
・https://www.sankei.com/li…/news/180620/lif1806200034-n1.html
・https://www.iza.ne.jp/…/ne…/180620/lif18062020530019-n1.html
全国・地方のニュースでテレビ新広島、広島ホームテレビ、中国放送、NHKなど4社ほど配信されていたようです。又右衛門の緊張した珍しいスーツ姿を観てみようと思われる方は、リンクから入っていただければと思います。
その後、取引先であり友人である広島の古田氏が、忙しい中、植物園まで迎えに来てくださり、街中へと戻り、素敵なお店で夕食しながら情報交換をさせていただき広島の夜を過ごさせていただいた。
そして21日朝一番に食事をいただき、朝刊に目を通すと、ご連絡いただいた朝日新聞社が、昨日の模様を取り上げていただいていた。
その後 総会の開催地 兼 視察地になっている植物園に再度訪問した。到着すると以前のバオバブの特別番組で私のことを知っていただいた方や、昨日のニュースを観て、激励に駆け付けてくれた人にお声掛けいただけ、とてもうれしく思えた。中には私の現地での活動の姿が印象的であったのか「又右衛門さん。スーツ持っているのですね!」などとも気軽に仰っていただき再会を喜び談笑させていただけた。
そして開園されると日本植物園協会 代表の岩科さんはじめ、全国の著名な植物園の方々が視察に来られた。中には数年後にリニューアルを検討されている植物園もあり、今後とも情報交換しながら進めていただこうと思っている。
また以前「たむけんのぶっちゃ~けトーク」という番組で共演させていただいた兵庫県立フラワーセンターの土居さんにも久しぶりに再会でき、とても有意義な時間を過ごさせていただくことができました。
そうこうしているうちにお昼を周り、私は帰路についた。夕方 宝塚に到着し、再度準備を整え、宝塚商工会議所で開催されるセッションに参加し、多くの方とお会いし情報交換をさせていただくことができました。
この2日間は多くのことが詰まった日であった。私の活動の中でも忘れられない日になったと言える。このことをしっかり胸に刻みながらまた一歩前へ。1段上へと進んでいきたいと思う。
バオバブの芽のように・・・・
今春、来日したパラボラッチョである。
パラボラッチョはスペイン語で酔っぱらいの木という意味である。
正確にはチョリシア(学名/Chorisia )という名前である。
アルゼンチンやパラグアイに自生する。
特にパラグアイからのパラボラッチョは、徳利のような特徴がしっかり出ていることが多く、人気が高いようである。
直接の太陽の日を浴びこんなにも多くの葉を出している。凄い成長である。
植物自体が健康で到着したのに加え、私たちの土壌設計、オーガニックメンテナンスが大いに効果を出しているからであろう。
このような元気な姿を見ていると私たちも元気になってくる。きっと見る方も元気になっていただけると思う。
機会があれば多くの皆さんにも観ていただきたいものである。
またまた遅くなってしまいましたが報告です。
一般財団法人 進化生物学研究所の客員研究員として仲間入りをさせていただくことになりました。
湯浅先生はじめ、国内外で活躍されている尊敬できる先生方、諸先輩方とともに研究が出来ることを本当にうれしく思っております。
植物や地球環境を守るとともに、まだまだ未知なる植物の可能性を見出し、社会に活かすことができる研究をしていきたく思っております。
何分、現場人間であった為、まだまだ学ぶことが多すぎるとは思いますが、せっかくの機会ですのでしっかり形にしていければと思っています。
また厳しい地域でありながらも、一生懸命取り組んでおられる方々と連携をしながら、新しい循環モデルを創りたく思っていますので、今後ともよろしくお願いします。
また進捗状況をご報告差し上げます。
先週から続々とスペインからオリーブが到着している。来週のスペシャルなオリーブを除いて今年になって40feetコンテナ5台分である
そして今回は100年オリーブ®を中心に300年サイズも含めコンテナ3台が、ほぼ同時期に到着をしている。
そしていつものような厳しい検査の後、手続きを終え、無事日本に入国を認められた。
当たり前のことではあるが毎度のようにホッとする。オリーブの命がかかっているから当然のことではある。
昨今は、欧州から日本に送られてくるオリーブの輸入検査で不合格となり、廃棄や返送を余儀なくされているケースが多くあると耳にする。輸入者にとっては大きな痛手であろう。
しかしながら、輸入者が気の毒とは思わない。何故ならば多くの責任は現地をまともに訪れずに、ブローカーやパートナーに任せっきりの輸入者にあると私は思うからだ。
残念ながら現在の日本の輸入者のほとんどがそうであろう。
確かに国民性の違いから、前準備を丁寧にできるかどうかはある。でもそれをきちんと克服するために、何度も現地を訪れ植物やナーセリーとコミュニケーションをとり根気よく進めていかなければならないのではないだろうか?
私たちのように、現地に又右衛門スペースとして日本向けの特別管理施設までを造ることは難しいかもしれないが、パートナーときっちり話をし、時には現地スタッフと共に作業を行いながらコミュニケーションをとることで解決できることも多くあるからである。
スペインから日本に向けて輸出したいと取り組んでいる業者はたくさんいる。しかし日本向けに確実な輸出準備ができるナーセリーはそう多くはない。なので単純にお金での売買による安易な輸入には賛同できない。
私は輸入者として強く思う。
●現地植物への尊厳
まずは植物の「命」への尊厳の念を強く持たなければならない。そして現地の生きた植物を元気な状態で日本に迎え入れ、そして日本で元気に育っていただけるような環境をつくらなければならない。
●日本の植物への尊厳
いい加減な前準備で輸入されたものが、万が一日本に入ってきたらどうなるであろう。ひょっとしたら大きな問題を引き起こすかもしれない病害虫が付着しているかもしれない。そうすれば日本の植物、環境に悪影響を及ぼしてしまう。そうならないためにも、輸入者としてしっかりした準備をしなければならないと考える。
●植物防疫所への尊厳
私は輸入の最前線に携わり多くのことを学ばせていただいている。日本の植物防疫官は本当に素晴らしいと思う。毎日植物と向き合い、植物の命を真摯に考え、日本の環境を考え活動をされている。そしてわからないことは時間を取っていただき、指導もしていただける。
にもかかわらず輸入者の中には、彼らの厳しい活動を批判するものもいる。ひどい奴らになると罵声を浴びせる輩もいるようである。でもそれは大いに違う。輸入者のために活動をしているのでなく、植物のため、日本のために活動していただいているのである。本来、私たちが現地できちんとしなければならないことの最終チェックをしていただけているのである。
万が一、病害虫など問題を見つけていただいた時は、私たちは感謝をするべきであろう。
私たち輸入者こそが彼ら防疫官と同じ意識をもち、同様の眼力や知識をもち現地で植物と向き合うことをしなければならないと思う。
大切な植物の命を道の途中で奪わないように・・・・・
平和と愛の象徴のオリーブが、志半ばで命を失うことにならないように・・・
輸入者として。そして植物貿易を学ぶ者として・・・・・
当たり前のことを当たり前にやらなければ。
さ~今週もスペシャルなオリーブが到着する。ドキドキワクワクである。無事の日本到着を祈念してやまない。皆様にも素敵な報告ができることを楽しみにしています。
昨日も夜更かしだったので、少し眠気も残るがせっかくなので、朝一番に付近をドライブしてきた。
昨晩 雨降ったのか地面はしっかり濡れていたが、早朝には雨が上がっていた。そしてまず開聞岳をめざした。雲はかかっていたものの素敵な姿が印象的であった。天気もあり上ることはできないので、車窓から眺めるだけとなった。
そして枚聞神社を参拝させていただいた。朝一番の清々しい空気の中での参拝は、心を落ち着かせていただくことができた。
その後、日本最古の井戸と言われている玉乃井を訪れ、感謝の気持ちを伝えさせていただけた。
更に近くを散策させていただいた後ホテルに戻り、サッとシャワーを浴びて、7時から朝食をしっかりいただいた。そして出発の準備を行い、フロントで少し待っているとJAの方が迎えに来てくださり、そのまま各生産者を案内いただいた。
はじめてお会いする生産者や、お会いしたことのある生産者。以前より取引いただいている生産者を周らせていただけた。
中には探していたものも見つけることもでき、これは良いと思う逸品も見つけることができた。
お昼には私の好物である地元名物のカツオのたたきをいただき、その後も引き続き夕方まで案内をしていただけ、素敵な訪問となった。
そしてそろそろ空港に向かわなければならない時間となり、レンタカーに乗り込み空港へとめざした。
約1時間半後、空港に到着しカウンターで手続きをしようとしていたら、私の乗る予定の飛行機の1本前が遅延だったので、ダメもとでこの便に乗れますかと聞いてみるとOKですよとのことだったので、予定よりも少し早く伊丹空港に到着することができた。
今回の九州3日間。もっと時間があれば行きたいとこはあったが、短い時間ながら十分に満足できる内容であった。
素敵な人に出逢うことができた。心を通わすことができた。本当に有難い。植物がもたらす人との縁。やはり私たちは心も身体も植物無しでは生きていけないことを実感する旅となった!
皆さん本当にありがとうございました!またお伺いいたします!!!
2日目。ホテルの朝食を一番に食べ、そのまま久留米駅へと向かった。
今日は、霧島にある著名な方を初めて訪問するため、まずは鹿児島へと向かう。
実は開通からかなりなる九州新幹線であるが私は乗るのが初めてである。別段鉄道ファンというわけではないが、はじめて乗る九州新幹線に少し心が躍る。
普段から電車や飛行機での移動中は貴重なデスクワークの時間なので、はじめての新幹線でも同様に進めていた。
そのような中、ふと顔を上げ車窓に目をやると、とても素敵な景色が拡がっていた。この写真を観て何に見えるかはわからないであろうが、私には大切にしているものが動く姿がはっきり見えたように感じた。
そして出発から約1時間20分で鹿児島中央駅へと到着。そしてレンタカーをかりて、目的地へと向かった。
そして海を眺めながら1時間少々のドライブで現地に到着した。現地にはパンジーやヴィオラの生産では、日本を代表する片山清美さん夫妻とネコのふくちゃん。デザイナーのかわしまかずよ先生が私のことを待っていてくださった。
今回、かわしま先生から頂いたご縁で、片山さまと知り合い、お互いめざすところが同じように感じ、是非ともお伺いしたいと思っていて、今回やっと実現したのである。
片山さまは、屈指のパンジー&ヴィオラの生産者である。しかし普通の生産者ではない。植物に対するこだわり、熱い思いは半端ではない。そして日本全国から業界内外に関わらず片山さんの作出の苗を求めに、霧島の圃場までやってくる。各市場や生産者もこぞって訪問されるようだが、そのほとんどが、本人と会うこともままならず、出荷していただけるまでにも及んでいないようである。
それは単価や取引金額の大きさは全く関係なく、植物や人に対して想いが一致しなければ、出荷はしないという信念を貫き通しているからである。その信念の強さには、ものすごいものがあるのが少し話しただけでも直ぐに伝わってくる。
そしてその想いの強さが作品として、そのまましっかり表れている。ここでアップさせていただくパンジー&ヴィオラがそうである。今回の訪問時は時期が違うため現物は見ることはできなかったのだが、今回はその写真を見せていただき、今まで見たことがない素敵さにため息が出るほどであった。素晴らしいというしかないのが正直なところである。
食事をはさみ、植物談義は尽きることが無く、気がつけば、かれこれ6時間ぐらいは話していたかもしれない。本当に素敵な話を聞かせていただくことができた。そして私の想いもしっかり伝えさせていただくことができた。
私のような若輩が言葉にするのは、大変失礼かと思うが、片山さんと私の歩み方やめざすところに多くの共通点があり、お互いが多く共感できたと思う。そして私に勿体ないほどの多くの温かい言葉をかけていただき、これからもさらに関係を深めながら一緒に取り組んでいくことを約束させていただくことができた。
私は片山さんや奥様の心に触れ、その想いと素晴らしい作品を一人でも多くの人に使えたいと率直に思った。ただ素敵な商品だから是非販売したいとかいう、ちんけなものではなく、本当に魅力的なパンジー&ヴィオラに触れていただき感動してほしいと単純に思った。
今冬から来春にかけて、片山さんと又右衛門の素敵な取り組みができると思うので、皆さんにはご期待いただければと思う。
今回の訪問中には、何度も可愛らしいネコちゃん(ふくちゃん)が遊びに来てくれて、私たちの絆をより深いものにしてくれたような気がした。
そうこうしているうちに出発の時間になってしまい、お互いが再会を約束し、私はこの地を後にした。とてもとてもエキサイティングな時間になりました。再会とこれからご一緒できる取り組みがとても楽しみです。ありがとうございました。
そして車に乗り込み、指宿をめざす。ただその途中に少し気になっていたとこがあったので、少し遠回りであるがせっかくなので寄ってきた。
駐車場に車を置いて、鳥居をくぐり本殿へと向かうと、目の前にその巨木は姿を現した。
そのそびえ立つ姿に一瞬絶句した。凄いの一言である。今まで海外で大きな木は見てきているが、この樹には大きさ以外に、今までと違った強さを感じることができた。本当に凄かった。
片山さんの凄さと、巨樹の凄さに、胸を撃ち抜かれたような感じで、ETCカードを忘れてきた私はひたすら下道で指宿へと向かった。そして21時30分ごろ何とかホテルへと到着。荷物を置いて、ホテルに紹介してもいらったお店「むさし」さんへ行くことにした。
そして一人寂しく?素敵な1日の打ち上げとして軽く食事をいただいた。
このお店は雑誌のあまから手帖にも紹介されるなど、素敵なお店であった。
料理も大変おいしく、一人ではあったが至福の一時を過ごさせていただいた。その時にお店のオーナーと少しお話をさせていただき、私が出演していたウラマヨが九州でも放映され、私のことを知っていただいていたのが驚きであった。あらためてテレビの力はやはり凄いと感じた。
料理もだがとても優しくお声掛けいただく方がたのおかげで、胸もお腹もいっぱいになり、とても良い気持ちで、ホテルへと戻った。そして終了ギリギリに温泉で汗を流して、部屋に戻りベッドで横たわった。あ~~~とてもとても良い1日だった。
明日も素敵な1日になることを祈りつつ眠ります。おやすみなさ~~い!
今回は久し振りに九州へと向かった。
雨の中、朝一番の飛行機で福岡に向かい、その後レンタカーで久留米へと向かった。
その途中で九州日観に立ち寄ろうと思ったが、時間があまりないため玄関先で断念、久留米植木団地へ昼過ぎ到着した。
まずは先日弊社を訪れていただいたSANTA ANA gardenさんを訪問。代表の藤吉さんと再会した。
SANTA ANAさんは、この団地の中では、私どもの扱うデザットプランツなどを用い、魅力的なガーデンを提案している。最近はオファーも多くなってきているとのことで、今後が楽しみである。そしてディスカッションを行った後、あまり長居は迷惑であろうから、ほどほどに引き上げさせていただいた。
そして団地内を見学させていただいていると、お取引いただいている大洋グリーンの馬場さんが出先から戻られたようで、ご挨拶をさせていただくことができた。
その後も団地内を視察。全て歩きつくしたので、せっかくなので筑紫野へと車を走らせた。
そして30分ほどで目的地である「Yubisakino Jyunin」さんを訪れた。
代表の松永さんはお出かけのようなのでご挨拶だけをして帰ろうかなと思い、素敵なスタッフの女性にお声をかけさせていただいたところ、松永さんに電話をかけていただき、出先から戻って来ていただけるとのことで、しばし店内を見学させていただいた。
店内には、弊社からお届けさせていただいた又右衛門スペシャルをはじめ、多くのユニークな植物が所狭しという感じで並んでいた。
その品揃えは、私も思わず息を飲むぐらいで、観ているだけでワクワクすることができた。さらに植物の状態もすごく良く驚かされることが多かった。
そして少しすると松永さんが小走りで戻って来られ、しばしの間楽しくお話をさせていただくことができた。
その短い間にも、数名の方が来店され、珍しい植物を食い入るように見られていた。中には若いカップルも来られていたのだが、そのような中、とても印象的であったのが、お客様への松永さんの親切な対応であった。ある高価な植物を検討されていたのだが、普通なら販売してもOKのような植物であったが、その状態をしっかり確認し、直ぐに購入をするのではなく、少し時間をみてからにしましょうとアドバイスをしていたことである。
現在私たち同業では、発根確認もしないまま出荷したり、知識が乏しいにも関わらず長年輸入してきていたりする業者も多くいる中、彼のプロとしてのポリシーがはっきりでていて、素晴らしいと感じた。
私たちはあらためてこのような素敵な方にお取引いただいていることを誇りに思う。本当に感謝である。
そして再び久留米に戻りホテルにチェックインした。夕食には高校時代の同級生が駆けつけてくれて、思い出話をしながら、美味しくディナーをさせていただくことができ、満足な1日となった。
さて明日は霧島へ移動。おやすみなさい。