四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
MATAEMON'S THINKING BLOG
今日は雨の中、阪急宝塚線清荒神駅至近にある宝塚ベガ・ホールにてフラワーバレンタインコンサート in 宝塚 VOL.9が開催された。
本来は毎年2月に開催をしてきたが、COVID-19の影響で、今年は5月の開催となった。
午前中、スペインからきてくれた植物の迎え入れを確認し、コンサート終了後にプレゼントするミニブーケを車に積み込み会場へ向かった。
到着する頃の13時には主催の宝塚フラワー&コンサート代表でありソプラノ歌手の長谷川氏がすでに到着しており、無事にミニブーケをお届けすることができた。
そして私は一旦大阪営業所に戻り、各種準備や作業を行い着替えてから夕方に再び会場入りをした。
雨にもかかわらず開場前には多くの人がお越しいただけていてとてもありがたい気持ちでいっぱいになった。
そして定刻に開演。しばらくしてオープニングトークとして、又右衛門に声掛けいただき、客席から舞台へと上がることになった。舞台のトークでは進行でありピアニストの源氏さまの問いかけでフラワーバレンタインについてのことと、今回のコンサートのタイトルである【空に輝く! LIGHT UP THE SKY!】にちなんで着用している、全面にマダガスカルの空が映し出されたジャケットのお話をした。
静寂の時間を経て公演が始まる。
歌手の響き渡る素敵な歌声、奏者の素晴らしい演奏に包まれ、とても癒されることになった。
その後休憩をはさみ全部で17曲が演奏され、最後の曲では観客とも一体感のある素敵な公演となった。
公演終了後には、来場者の皆さま全員にミニブーケをプレゼント。
多くの方から普段の活動について温かい応援の言葉をかけていただけ、長く続いている出張の繰り返しで疲れ気味の私はとても強いエネルギーチャージができた。
今回、来場いただいた皆様本当にありがとうございました。
そして素晴らしい音楽を聴かせていただけた出演者の皆様、準備や公演を支えるスタッフや裏方の皆さんには本当に感謝です。
来年は10周年。できれば記念公演のようなものができればですね。私も楽しみにしています。期待しておいてくださいませ。
今日は朝から大事なリモート会議に出席し、その後法務局で急ぎの手続きを行い伊丹空港へと向かった。
少し離れた駐車場に車をとめて飛行場へ向かう。その間に、足元がキュッキュ、キュッキュと可愛い音を出している。
温かくなったのでブーツをスニーカーに履き替え、長く歩くのでインナーを装備したせいかもしれない。まるで小さな子供が履いているサンダルのような感じである。
周りの人に、いい大人がそのような靴を履いているの?と思われないか心配しながらの出発となった。
空港で、大きな窓から飛行機を眺めるのが好きなので、今日もいつものように写真を撮る。とても素敵な青空が広がっている。今日は雨男と言わせない。ただせっかく持ってきた折りたたみ傘が少し寂しげにも感じた。
飛行機が定刻に離陸すると眼下には私たちの大阪営業所が見える。スタッフの姿を探したがさすがにそこまでは確認ができなかった・・・。
そうして福島上空を通り、まだ雪はある山なみを見ながら、仙台空港に到着。
今日は、私が加入する団体のミーティングに出席するための仙台訪問である。空港を出るといつもならレンタカーを借りての移動だが、今回は市内に行くためだけなので、アクセス鉄道を利用して仙台駅へと到着した。
その後ホテルにチェックインだけ済ませ、重たい荷物を少し軽くして、足早にミーティング場所へと向かった。会場にはほぼ定刻にみんなが揃い、早速資料に目を通しながら今後の団体のあり方や、事業などについての意見交換を行った。そしてどこの団体も同様に抱えているであろう課題などを話し合うことができた。
私もいくつかの団体に加入しているが、そのような中で、よく口にされるのが団体や組織の若返りについてである。私も若返りは大いに賛成ではある。できれば少しでも早く後進に道を譲れればと思っている。しかしながらただ単に役員の年齢を引き下げればいいというわけではないと思っている。
長老と言われるような人の中にも常に新しい発想や考え方を提案している方もいらっしゃるし、若くても積極性に欠ける人もいるのでただ単に年齢でフィルターをかけることはむしろ逆効果になる場合もある。かといっても試験があるわけでもないし、そもそも個性的な色んな考えの人たちが議論することに価値があるので中々難しい課題である。今後の進め方には皆様からもご指導をいただきたいと思っている。
今回、久しぶりにリアルでのミーティングで、やはりリアルならではの良いことも沢山あり、とても有意義な時間となった。何とか少しずつではあるが移動に関する障害が減ってきたので、そろそろ又右衛門も以前のような活動を再開し、リアルで植物に逢いに行きたいと思っている。
さ~大阪に戻れば来週から始まる出張ラッシュの準備をしなければならないので大忙しである。無事に出張に出られるようにそれまでトラブルなく過ごせることを切に願うばかりである。
今日は、千葉での取り組みのため毎度ながら朝一番の飛行機で羽田へと向かった。
出発前にテレビでみた今日の占いでは、私のおひつじ座の運勢は何と12位!なんだかな~~と思いながら空港へ。
今日は雨は降らないだろうと思い、傘は持たずの搭乗である。そして定刻に羽田空港に到着。そこからは電車を乗継ぎ、外房線で目的地へ向かう。
電車の座席でデスクワークを行っていたが、「特急わかしお」は結構揺れるため撃沈。
その後は静かに車窓を眺めながらお昼前に目的地へと到着し、先着のバラエンチームの環境技術チームと合流した。
ミーティングは午後からのため、ランチミーティングにして地元のお魚をいただいた。
やはり美味しい。この辺りの海は地形的に海流も素晴らしく、指折りの漁場であるので、そこから届く魚介は新鮮で美味しい。特にタコは噛めば噛むほど味が湧き出てくるような感じで、とても美味しかった。
ミーティングの内容も、将来に向けて様々なことが思い浮かび、さらにランチを美味しくさせてくれるものであった。
昼食後、初めて顔合わせする方々に私たちの活動をお話し、行政の課題とのすり合わせを行なった。
打ち合わせの内容については、ここではまだ書くことができないが、環境対策だけではなく農業、水産、畜産においていくつか提案をした。教育や福祉などの取り組みについてもお話をしたところ大いに共感していただくことができ、プロジェクトが一気に前に動きそうである。とてもやりがいがあることであり、楽しみで仕方がない。
2時間余りのミーティングもあっという間のように感じられるぐらい中身の濃い話ができたと言える。きっと行政や市民、私たちにとって価値ある、三方良しの取り組みになると思うので、乞うご期待である。
帰路に着くまでもチームメンバーと今後についての話や驚くような新しい研究についてしっかりと話し合うことができ、とても素敵な時間となった。
そして東京駅で別れ、私は羽田経由で、伊丹空港をめざすことにした。
帰りの飛行機でこのブログを書いている。具体的な取り組みや場所について今はまだ触れられないので、本当はこのことはブログでは書かないでいようとおもっていたのだが、あまりにも飛行機の窓から見た富士山と夕焼けが綺麗だったので、その写真が載せたくてついつい書いてしまいました。
さ~~これからまた一つやるべきことが見つかった。植物とチームの力で社会の課題解決に挑戦していくぞ~~(^^)v
GWといえば、一般的には「ゴールデンウィーク」ということになるのであろうが、「みどりの日」や「子どもの日」など花き園芸に関わるイベントがあり、続いて一大イベントである「母の日」がすぐそこに控えているので、花き園芸業界にとっては「がんばるウィーク」「ガッツウィーク」というぐらいである。
そのようなイベントに際し、パートナーはじめスタッフの方々のたゆまぬ努力に敬意を表したいと思う。
そして今日5月4日は「みどりの日」であることは多くの国民に浸透してきているが、実は【植物園の日】でもあるのです。
私も所属しています日本植物園協会では、平成19年度より5月4日「みどりの日」を【植物園の日】を位置付け「ふるさとの植物を守ろう」をテーマに活動を進めています。
それもあって何とか植物園に足を運ばなきゃと思い、昨晩かなり遅く?朝?までかかって提出書類を概ね仕上げて、今朝のミーティング終了後、最近とてもお世話になっている植物園である地元兵庫県の淡路島夢舞台・あわじグリーン館へと向かった。
途中、長い渋滞などがあり、通常の3倍近くの時間を要することになってしまった。さすがGWである。そして少し疲れ気味ではあったが無事目的地に到着することができた。
夢舞台・あわじグリーン館は、世界的な建築家、安藤忠雄先生デザインの建築と、シンガポールや日本各地で活躍するランドスケープアーキテクトでもある稲田館長がプロデュースする植物の展示で、兵庫県が世界に誇れる魅力ある植物園です。
到着してまず受付を済ませると、正面玄関には又右衛門の取り組みをポスター掲示してくれていた。
そう、先月から、この温室の一角「しんかのにわ」に又右衛門プランツたちが活躍してくれている「Heritage Plants – 四代目金岡又右衛門コレクション」が新設されている。
今回はその生育状況の定期チェックのための訪問でもある。
受付後すぐに副館長に迎えられ、設置されて間もない又右衛門プランツたちの状況を一緒にチェックしていくことにした。
まず入口から順路を進むと元気そうにしているディクソニア アンタルクティカ(ソフトツリーファン)が目に入ってくる。遠目ではあるが元気そうでホッと一安心である。
そして、さらに進んでいくと、以前から設置されているアロエ ディコトマなどが出迎えてくれる。
もう少し進むと開花を終えたプヤ チネンシスに出会える。開花後は枯れる場合が多いのだが、この子はどのようになるのか?全く元気そうなので、引き続きチェックしていきたいと思う。
さらに進み開花を終えたヒスイカズラの回廊を潜り抜けると、新設された「Heritage Plants(しんかのにわ)」に繋がっている。
まずそこには「マクロザミア ムーレイ」がいてくれる。もう5年前ぐらいになるであろうか、オーストラリア政府から特別許可が出され、パートナーと現地に入り、地元環境に配慮し採取、輸入を行なった。ワシントン条約appendix2に属する。今回ここに展示したもので樹齢約800年以上であろうと推察する。
特にこのようにマルチヘッドのものは中々ないので一見の価値はある。
そして隣接するところには、これもオーストラリアからのディクソニア アンタルクティカが約10本展示植栽されている。
先ほど入口から遠目に写したものがこれである。到着当初は、葉は茶色くチリチリになってしまったものもあったが、しっかり元気な葉を大きく広げてくれていてとても嬉しく思った。
このエリアには他にとても稀少なジュラシックツリーが植栽されていて、植物の歴史や進化の過程を感じられると思うので、是非「こどもの日」や「夏休み」の観察にもおすすめしたいと思う。
そしてこのエリアを過ぎると、メイン展示といえる区域になる。先日のらん展とはまた違った感じで、素敵な植物もあり見どころが多い。
特に現在は、その中央のエキウム(エキューム)が見ごろである。エキウムは地植えでは3m近くもなると言われているが、このサイズでも迫力は満点である。ちょうど良い時期に訪問できたと言える。
ウィキによると、小さな赤い花が螺旋状に咲いており、その外見から「宝石の塔(Tower of Jewels)」とも呼ばれるとのこと。納得である。
またこのエリアの近くには、これも現地を訪れ日本に輸入してきたグラスツリーが。その中でも人気が高いグラウカ、さらに希少なアンガスティフォリア(グラスツリー・グラウカ・アンガスティフォリア)のマルチタイプである。この種は今後、日本に輸入することが極めて困難なため、是非チェックいただけたらと思う。
こうして、又右衛門プランツが元気にしていることが確認できると、この地を後にすることにした。
今日は忙しい中、副館長に対応いただけありがたく思う。
現場スタッフの皆さんには挨拶できなかったが、植物の元気な姿をみて、日々お力をいただいていることが伝わってきた。本当にありがたいことである。関係者の皆様に心より感謝である。
このように日本各地には素敵な植物園がたくさんあります。是非このGW(私はグリーンウィークと言ってます)には植物園へと足を運んでいただければと思います。
ではでは次の訪問までしばらくバイバイである(^^)v
今日は、天気予報ではほぼ100%晴れであるという予報だったので、とあるプロジェクトのために横浜で開催されているガーデンネックレス横浜へと向かった。
ゴールデンウィークが近いためか飛行機は結構混雑していたが、定刻より少しの遅れで無事羽田に到着。雨はなくホッと一安心である。
そして特急並みの素敵な車内である京急線にて横浜へ移動し、初めて乗る相鉄線とバスを乗り継いで目的地であるガーデンネックレス横浜の見どころでもある【里山ガーデン】会場に到着した。
既に多くの方々が来場されていて、様々な草花が一面に咲いている会場で花を楽しむ人、写真を撮る人など、それぞれ笑顔で話していたのがとても印象的であった。
特に女性が多く来場されていて、親切な会場スタッフによる説明を真剣な面持ちで聞いていた。
私も管理についてなど聞きたいことがあったので、いくつか質問をさせていただいた。ご苦労も多くあるだろうなと察したが、笑顔の対応はそれをあまり感じさせないもので、しばらく人の動きや視点などを観察し学ばせてもらうことができた。
里山ガーデン会場を過ぎ、木漏れ日がさす回廊を過ぎると、多くの鯉のぼりが風にそよいでいた。
その中に、レッサーパンダ?のぼりやペンギンのぼりもあり、何だかほのぼのとした気持ちになれた。ただ鯉に紛れて何故動物?と思うが、里山ガーデン会場は有名な動物園である「ズーラシア」と隣接しているためであろうと思われる。私はこのようなちょっとしたアクセントにユニークさを感じるので良いなーと思った。
あと鯉のぼりの湿地エリアと里山ガーデンを結ぶ道は、簡単な整地だけで舗装はされていない。その理由は看板に書かれている通りである。私はこれがとても大切であると考えているので、実践されているこの場所は、自然に対して向き合う姿勢がとても素敵であると感じた。
里山ガーデンはゴールデンウィークで一旦、春の開催は終了し、次は秋開催になるとのこと。また機会があれば訪れてみたいと思った。
そして、ここまで来たならせっかくなので「ズーラシア」を見学したいと思い、会場からの無料シャトルバスに乗り数分で到着。
時間は昼食時間を割いてつくれるぐらいしかなかったが、天気が良いこともあり、入場することにした。
園内は広々としていて、世界が熱帯雨林やサバンナなどの地域ごとにゾーニングされており、その地に棲む動物たちが過ごしていた。
私はこの広いエリアをバスを使って約1時間駆け足で観たためにほとんど写真はないが、そのような中でも参考になることが多くあった。
又右衛門の仕事柄、以前から植物園との関係性は深くあるが、近年動物園関係の方から問い合わせや相談を受けることが増えてきた。その内容は、地域の動物と植物との組み合わせや、動物の衛生管理についてなどである。
自然界においては、植物、動物、昆虫などあらゆる生き物が共存している。四季のある日本において海外の動物との融合は難しい課題であるが、訪れた方々のために、できるだけ現地の状況を再現してあげた方が良いとも思っているので、今後も研究を深めていきたいと思う。そして息つく暇もなく帰りのバスに乗り、市内において重要なリモート会議とミーティングに出席し、終了後、帰路に着くことにした。
2027年にはここ横浜で国際園芸博覧会が開催される。A1クラスと言う最大規模の博覧会であり、過去に同クラスの園芸博覧会の日本開催は大阪であった。私は当時、まだまだ駆け出しのころで、ユニークな植物などを納品させてもらう程度しかお役には立てなかった。2027年には、私もほぼ引退前の年齢であるので、花き業界のために。植物のために。地球のために。何か役に立てることをしていければと強く想う。今から楽しみで仕方がない。
先週、スペインのパートナーより送り出された植物たちが日本に到着しました。
まずはコンテナヤードにて暫定的な検査が行われたが、ゆったりとしたスペースに積み込まれた植物たちが荷崩れもなく綺麗に並んでいた。
ここで注目していただきたいのが「ユッカ ロストラータ」の株元である。
しっかり根付いているので添え木などの資材は使っていない。このことに関しては多くの方々からご質問をいただくのでブログの最後に答えを書こうと思う。
検査用倉庫が空くのを待って、昨日コンテナから降ろし、本日、倉庫内で本検査となった。本検査はいつもご指導をいただいている植物防疫所の皆さんの指示に従って、各植物を抽出していく。
抽出されたものの中から、POTを外して、根の周りなど細かくチェックをしてもらった。
写真にもあるようにしっかり根が張っているのがわかってもらえると思う。これが他社との大きな違いではないだろうか?
今回の入荷は、「アガベ」が数種類
他に「ナンノロプス」や「トリスリナックス」などの最近人気が高まってきている植物
また定番として人気の高い「チャメロプス フミリス セリフェラ」や「ボルケーノ」「コンパクタ」少量の「ブラヘア アルマータ」である。
植物防疫所の方々や検疫協会の方などにしっかりチェックを行ってもらい、全ての検査が終了した。
検査官が集まられ、皆さんで協議される。私たちが一番緊張する場面である。
しばらくして検疫協会の方から結果が報告された。
今回の結果は、土付着なし、病害虫無しのパーフェクトな合格であった。私たちはホッと胸を撫でおろした。これで無事に日本に迎え入れることができる。スペインにおいて、又右衛門専用養生エリアまで作ってくれているパートナーと共にしっかり取り組んできている成果であると確信することができた。パートナーには本当に感謝である。
来月、新しいパートナー農場と又右衛門ファームの確認のため現地を訪問するが楽しみである。
最後に、文頭で触れたHPなどを通じて寄せられたQ&Aを転記しておくので参考にしていただければと思う。
Q,写真のようにゆったり積んでいますが、積載効率が悪そうですがコストはあいますか?
A,コストより植物の健康を一番に考えての選択です!
Q,ロストラータの幹と鉢を固定せずに輸送していますが大丈夫ですか?
A,根がしっかりと張っているので大丈夫です!むしろ国内において木材などで固定したロストラータが流通しているのを多く見かけます。中には根がまだ張っていない状況で出荷されている粗悪品もたくさん混入しているようです。そのような発根が未熟なものの管理には知識が必要です。経験などの少ない人やネット情報を鵜吞みにした人が管理すれば数年後に枯れる場合が多くありますので要注意です。しっかりと特性を把握して、水のコントロールなど行ないながら管理してください!
などの質問が多くあります。私たちは植物がしっかり育っていくことを望んでいますので、お取り引きの有無に関係なく何かご質問があればメッセンジャーかメールにてお気軽にお問い合わせ下さいませ(^-^)v
早朝目覚めて、窓から外を見てみると、やはり雨。それも結構しっかりと降っている。私の昨日のてるてる坊主の精度が低すぎて、逆に雨を呼んでしまったかのようにも感じた。
そんな気分が重たいまま、開店すぐのホテルの朝食会場へと向かった。店員の方に人数を聞かれ「1人です」と答え、テーブル席に案内していただいた。
そのテーブルの向かいには、くまもんが座ってくれていた。何と粋な計らいで、ほっこりするものを感じた。そしてくまモンも見つめながら食事をしていると、まるで私に「あ~~ん」と言っているようにも感じる。さらに食べ続けているとその食欲にくまモンは驚いたような顔をしているようにも思えた。
その後部屋に戻り、デスクワークを行った。そして小降りになったのを確認し、3つに分かれている会場のメインでもある「街なかエリア」を散策した。
メイン展示としてニコライ・バーグマン監修の庭が大きなスペースであったので、さっとだけ拝見した。
そしてバスターミナルの植栽が雨が降った後でもあり生き生きしているのが印象的であった。
その後、アーケード内を再び散策していると移動式でバラを売っているお花屋さんに遭遇した。ROSEBIKEというらしい。
少し興味があったので声をかけさせてもらった。話によると実店舗も持ちながら移動販売もしているとのこと。価格はバラ5本で1000円とのことであった。品質や価格などについては明言しないが、このような形で花が買えるのは海外では当たり前の光景なので、それはそれで良いのではと思った。
一通り見学したのち熊本駅へと向かい、近くのSCの植栽を見学。その後移動し、3会場のうちの一つである“水辺のエリア”へと向かう。
あまりに時間をおしてしまったのでタクシーに乗らざるを得ない状況になり、乗ったのは良いが、相変わらずあわてん坊の私は、雨がやんで必要なくなった傘をしっかり持って、とても大事なスマホを車内に忘れてしまい、慌ててタクシー会社に連絡をしたところ、降ろしてもらったところまで持ってきていただき、事なきを得た。
そして、35年ぶりにリニューアルされた動植物園を見学。くまモンではなく本物のクマにも会うことができた。
植物園の中央では大花壇が設置され、スタッフの方々が丁寧に管理をされていた。
次の目的地に行くために足早に見学をしたが、動物園エリアでは、動く動物たちを見た小さなお子さんたちが、笑顔で楽しまれているのが印象的であった。また植物園エリアでは、女性が花と一緒に写真を撮っている光景が印象的。
庭園のコンテストには、年配の男性や行政の方々であろう人たちが集まっていた。
同じ一つのエリアでも、来場者によって嗜好がはっきり分かれていることをあらためて気づかされ、今取り組みを始めているプロジェクトの参考にすることができた。
そして無料のシャトルバスに乗り水前寺成趣園を見学した。初めて訪れたが、とても趣がある庭園である。
池の鯉と松の深い緑の山と明るい緑のコントラストを楽しみながら周りを歩くと、入口からちょうど180度進んだところに大きな梛(ナギ)の樹があった。
そこからもう半周を歩いてちょうど一周で拝観を終えた。この頃には恐らく2万歩は歩いたであろう。足は疲れていたが、そのまま歩いて路面電車の駅をめざした。
待つこと数分で電車が到着し、再び「街なかエリア」に向かい、一旦ホテルへ戻ることにした。ほぼ電池切れ状態でホテルに戻ってデスクワークをし、お腹が空いたので食事をとった。その後、足を湯船につけながら、一日を振り返り、新しいことをいろいろと考える時間を取り、夜も更けてきたので電気を消してベッドに倒れ込み、眠りについた。
今朝もご飯のテーブルの向こう側では、昨日と同様にくまモンが笑顔で出迎えてくれている。朝食のテーブルの向こうには笑顔のパートナーがいる。出張が多く早朝出勤族の私には、何よりの御馳走であり、とても嬉しい限りである。なので今日はお味噌汁をお裾分けした。
そしてお腹がいっぱいになりくまモンに見送られて部屋に戻り、荷物をまとめて、再びバスターミナルへ向かう。その途中、パートナーでもある永村裕子氏が関わる花壇なども拝見。素敵に管理されていることがとても印象的であった。
ターミナルに到着し、空港行きのリムジンに乗るまでの間、施設内の植栽をゆっくり見学し、出発時間になったのでバスに乗り込んだ。
時間に少し余裕があるぐらいに空港に到着。空港施設や買うことがないお土産をみながら、出発までの時間を楽しませてもらった。そして、機内でこのブログを書いている。
全国都市緑化フェアの次回開催地は、北海道の恵庭である。そこでも以前からとても活躍されている方がいて、訪問がとても楽しみである。
そして来年2023年には仙台で開催予定のこと。そこにもパートナーがいるので素敵な開催になると思っている。
是非、近い将来に地元兵庫でも開催をできることを願っている。できれば宝塚でと言いたいところだが、中々難しいであろうから神戸か淡路、姫路あたりであれば可能だと思っている。もしそのようなことが計画されるならパートナーと共に精いっぱい創り上げていければと思っているので期待をしていただければと思う。
前編後編にわかれたブログをお読みいただきありがとうございました。
最後になりますが熊本にて全国都市緑化フェアに関わられた全ての方々に敬意を表します。まだまだ会期がありますので大変かと思いますが、植物と共に素敵な空間をおつくりいただければと思っています。そして今回が一過性のイベントではなく、しっかり地元に根付いたものになってくれると信じています。3日間お世話になりました。ありがとうございました。
今回の熊本訪問は、「第38回全国都市緑化くまもとフェア くまもと花とみどりの博覧会」が3月19日から開催されており、その状況を拝見するための訪問である。
昨晩最終の飛行機で秋田から戻り、荷物を入れ替えて、翌早朝に熊本をめざした。いつものように飛行機での移動である。
出発地の伊丹空港はどんよりした天気であっても、当たり前かもだが上空は青空。実は熊本空港は初めてのため少しワクワクした気分での着陸。ただいつものようにレインマンぶりを発揮して、雨の歓迎となった。
空港を出ると、くまモンカードの販売機が目に入り、可愛かったのでゲットし、早速活用してリムジンバスにて熊本市内をめざした。
バスを降車後、右も左もわからずスマホで検索するも中々うまく機能せず、大きなアーケードの下をうろうろ。10分後に迫った重要なリモートミーティングへの参加にかなり焦りを感じていたところ、何とかホテルに到着。ただチェックインにはまだ時間が早く、どうしようかと考えたところ、何と偶然にもそのビルの2階に快活CLUBを発見。さらにそのビルには全国都市緑化フェアの事務局まであるという偶然に驚きながら、快活クラブへ入会して個室に入った。
Wi-Fiは安全性を考慮して、テザリングで行い、外に声が漏れない程度の音量で、リモートミーティングを無事終えることができた。
ミーティング終了後は、熊本が地元であり世界的に活動している永村裕子さんとランチミーティングを行った。
裕子さんとはイギリスのチェルシーフラワーショウで出会ってから、日本でもご一緒している。イベントの企画などを行っており、お互いの職域を理解しあえている素敵なパートナーであり、多くを学ばせてもらっている方である。今回は1時間ほどのミーティングであったが、その短い時間でも生き生きと目が輝いているパートナーとの会話に、元気をいただくことができた。更なる飛躍を期待できる方だな~~と思いながら、引き続きこの関係性を保っていきたいとあらためて感じることができた。
ランチミーティング後、ホテルの計らいでアーリーチェックインをさせてもらい、副会長をつとめている全国花卸協会のリモート理事会に参加した。会議は木本会長のもと各ブロック長との意見交換を行い、6月の総会に向けての役員人事などについて話し、約2時間で閉会となった。
リモート理事会終了後も雨は降り続いていたため、引き続いてアーケード内での展示物などを拝見した。
そして陽が落ちるころにはホテルの部屋にこもり、たまったデスクワークを行うことができた。
明日は、晴れてくれたらいいなと思い、てるてる坊主を小学校以来作ってみたが、その効果は如何に・・・明日が楽しみである。
今回は、昨年から企画してきた持続可能な花き園芸、農業をめざしたプロジェクトの始動で秋田へと向かった。
大阪での業務を終えて、夕方の便で出発。最近秋田地方では雨が少なく困っているとのことで、ひょっとしたら雨男の又右衛門が行けば降るかもなどと機内で談笑しながら、定刻に秋田空港に到着した。
そして予約していたレンタカーに乗り込み、宿泊地である秋田駅周辺へと向かった。いつもであれば能代近くに宿泊するが、この日は風力発電関係の方々が多く利用されているとのことで予約ができず、駅周辺のホテルとなった。
ホテル到着後、郷土料理のお店でさっと食事をいただき、明日のためのミーティングを行った後、各自部屋に戻ることにした。
翌朝、駅前の地面には水たまりができていた。夜中のうちに雨が降ったようである。自分で言うのも何だが、さすがである。きっと手にしたお土産の551の豚まんより良いお土産になったのではと感じながら、産地へと向かった。
そして、約1時間で海岸沿いの生産地に到着した。以前からお世話になっているパートナーの元気顔を見ることができ、まずは一安心。少しお話をした後に、それぞれの畑の状況を確認させてもらった。
相変わらず、よくしまった魅力的な松を多く確認することができた。
そして、一部昨年の植え替えの際に、マリネックス社のMM土(マリネックスミネラルソイル)を施したところを確認すると、他とは大きく違った生長ぶりを確認することができた。写真の中で、よく伸びて緑が濃い松の列だけがMM土を使ったものである。写真では確認しづらいかもしれないが、現地では歴然とした違いがある。
ただ生産が松のため、生長することがプラスかどうかもあるので、引き続き経過観察をしていこうと思う。ただ、松でなければ、この成果は大いに期待できるものであると言える。本当に楽しみである。
さらに今回は新しい取り組みとして外生菌根菌を同じチームの研究所から送ってもらい、実際に仕込んできたので、今回どのような結果が出るか、これもまた楽しみである。
そうこうしているうちにお昼になったので、昼食をとりながらのミーティング。
初めて会うスペシャリストもいて、この地区のポテンシャルの高さに大いに期待をもてた。
そして再び、畑にもどり現地パートナーと今後についての打ち合わせをして、早い再訪を約束して帰路につくことにした。
桜と菜の花が美しい道を走る。このような素敵な景色が5km、いやもっと長い距離続いており、お花見をしながら空港へと向かった。
途中、道の駅などでトイレ休憩を行いながらも、少し早めに空港に到着することができた。
今回の秋田プロジェクトは、とても恵まれた環境にて育まれたとても魅力的な松があるにもかかわらず、現場では高齢化が進み、様々なものが値上がりし継続が厳しい状況であるので、これを失い花き園芸業界の大きな損失としないよう、何とか持続可能なものにするのが目的である。
そしてその目的達成のために、チーム又右衛門の卓越した技術や経験を注ぎ込んでいきたいと思っている。
すでに今回も新しいメンバーを加え、話し合うことで新たな発想もでてきて、とてもわくわくするものになり、先に強い光がさしているのを感じることができた。
この産地も、継続するどころか、新しいものを産み出し、さらに名を馳せるところにできるかもしれない。それは日本だけではなく海外にむけてでもある。
さらに松だけではなく、他の花きや、農産物もあり、八竜町はまだまだ可能性を秘めている。辰年生まれの又右衛門にとって、とても居心地の良い場所でもある。
帰路に就く前にお詣りした氏神様に「良く来たな!」と言っていただけたような気がしたのは、単なる思い上がりではないと思っている。
2年後の辰年に何とか結果を出したいと思っているので乞うご期待である。
先週、都内でのミーティングを終えて帰阪し、15日は大阪でのミーティングを終えて再び週末はイベントのため都内での活動となった。
そして18日は、3度、打ち合わせのためによみうりランドへと向かった。
空を見上げると今にも振り出しそうな雲行きに「またか~~」と思いながら少し早めに現地へ到着した。
まずは、先日オープンしたPIET OUDOLF GARDENを見学してきた。
一面にチューリップが咲いて、その隙間から宿根草が花を咲かせており、素敵な空間となっていた。この後チューリップが咲き終わり、宿根草の花やグラスが生長してまた違った景色になっていくのが楽しみである。
そして植栽をしたパラボラッチョくんの定期診断をした後、新たなプロジェクトの打ち合わせを、花に囲まれたテラスにて行った。
内容についてはまだお話できるものではないが、植物が活躍できる機会であるのは確かなので楽しみにしていただければと思う。
その後、昨日イベントで滞在していた品川にもどり、異業種で親交の深い方と植物談義をすることができた。
直接会うのは久しぶりだったが、植物や植物が織りなす空間への想いや考え方が近く、共感できるところがたくさんあるのは、以前と変わらずで、とても嬉しく思えた。最近少しうつむきかかる所があった私に刺激をもらえて、とても素敵な時間となった。
さらに場所を少し変え、新たに手掛け始めたプロジェクトのミーティングを行った。
私が今まで関わってこなかった分野であるので、若干の不安もあるが、それ以上に大きな期待があり、わくわくするものである。
今までの私が行ってこなかった?苦手だと逃げていたかもしれない分野なのだが、自己改革と研鑽のために取り組んでいければと思っている。そのようなミーティングを終え、帰路につくことにした。
帰路の途中、飛行機の窓から外をぼんやり眺めながら考え事をしていた。
実は、以前の取り組みにおいて、認識不足があり少しボタンを掛け違えたことで、意図している方向と違ったことになってしまい、そのことがずっと気になり、夜中にはうなされてしまうほどであった。支えていただいている多くの方々との会話によって、少し顔を上げられる様になってきたように感じている。
ともあれ思い悩んでも解決にはつながらない。さらに前に進むにはこれからも色んなことに出くわすこともあるだろうと思う。強烈な向かい風も、同様の追い風を併せることで竜巻のようにとても強い力で上昇させることが可能であると思っている。またのその逆に渦潮のように下方へ引き込むようなものになるかもしれない。いかに澄んだ目で見極めることができるかが必要となるであろう。
過去は過去としてしっかり反省と、償いを行い、経験として前に進んでいかなければならない。でなければ過去はただ単に他人に迷惑をかけてしまっただけのものになってしまい、何ら学びにはならない。そのためにも実直を肝に銘じ、引き続き取り組んで行ければと思う。
皆様には引き続き、厳しくご指導いただけることを切に願います。