四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今日は、かねてから様々なプロジェクトで大変お世話になっているRose Farm KEIJI(Rose Universe)へ伺った。
今回はバラエングループがすすめる「生産支援プロジェクト」の一環としてのミーティングでもあるが、Rose Farm KEIJIさんを支援するというのではなく、日本の花き園芸農家を支援するために、一緒になって考え、学ばせていただくものである。
そして、私たちの土壌研究のパートナーであり、チーム又右衛門でもある松本微生物研究所の方々とのミーティングである。
交通渋滞で私は少し遅れてしまったが、到着した時にはすでに熱い意見交換が始まっていた。
いつもながらRose Farm KEIJIさんの生産や環境へのこだわりが強く、本当に植物や土と向き合っていることが伝わってきて、私たちも関わっていられることが励みになる。
熱い議論の途中には、國枝健一氏プロデュースの「ROSE TEA」をいただき、暑いハウスの中でも快適に過ごすことができました。
このような現場での打ち合わせはとても貴重な時間である。以前から様々な方に教えられてきた「理論と実践」「フラスコと畑」のことをしっかり頭に入れながら、新しいチャレンジをしていきたいと改めて感じた。
現場ミーティング終了後には素敵なブーケまでいただき、帰りの車の中は、ほのかな香りが優しく漂い、とてもリフレッシュすることができました。
この他にも國枝健一氏とは、様々なプロジェクトに一緒に関わらせていただいており、順次リリースされていくのが本当に楽しみである。
さらにパートナーである松本微生物研究所と共同開発をすすめる新資材も着実に進んでいるので乞うご期待である。
先週金曜日の夕方から北海道へと向かった。
今回は前回の続きで、バラエングループであるマリネックス社が製造している天然由来の「競走馬用マリネックス」とその他のオリジナル製品を馬房や牧草に活かしていただくご提案のために浦河地方を再訪の予定であった。
空港に到着し、レンタカーを借りた頃には予想していなかった雨。北海道で梅雨が無いとも言われているので大丈夫であろうと思っていたが、相変わらずのレインマンぶりを発揮してしまう。
ただ今回、かえってそれで良かったなと思うのは、このような天気での牧場の訪問では足元の土が落としにくく、検疫上、迷惑をかけてしまう可能性もあり、十分な活動ができなかったかもしれなかったが、出発前に前回訪問時お世話になった浦河地方の牧場の方の都合で、予定を大幅に変更せざるを得なくなっていたのである。そしてその牧場の方の配慮で、この時期に函館を訪れている素敵な方をご紹介いただけることになり、今回は浦河でなく南下することになった。
千歳から約4時間。ひたすら車で走り続け函館に向かう。その日は着いた時間も遅く、飲食店も閉まっていたのでコンビニでお気に入りのフランクフルトを食べながら、運転の疲れもあったので、いつもよりは少し早めに就寝した。
翌日、ご縁のおかげで、無事「競走馬用マリネックス」のサンプルをお渡しすることができた。ただ当然忙しくされているので正直十分な話をすることまではできなかったが、再訪問のお願いをさせてもらえたのがとてもありがたかった。これは雨のおかげもあったかなと感じることになった。
そして再び折り返し千歳方面に向かう。途中には現在いくつか関わらせていただいているプロジェクトの参考になる施設や公園を訪問。
さらには白老にある著名な牧場や施設などを外から見学。当然今回は時間がなかったのもあり、ここで関係者の方に会うことや、施設内へと立ち入ることはできなかったが、いつかこのような場所で、ご利用いただけるような取り組みに成長させたいとあらためて感じた。
花き園芸業界においては、又右衛門のことを知っていただけている方もいるが、牧場や競走馬業界での認知度は皆無でもある。正直自身の無力さもあり、中々うまく参入はできておらず、時には残念に思うこと、苦しく感じることもあるが、実際にお会いして話をさせていただくと、生き物に触れあいながら日々暮らしている方々とは、考え方や方向性はよく似ており、新参者の私を温かく迎えてくれる方もいる。本当に多くの学びを与えていただける。
最近では花き園芸業界に参入される方も多い。大きな企業もあれば、個人事業主の方もいらっしゃる。そのような方々にビジネスの大きさではなく、考え方や方向性が同じであれば、何らかのお手伝いができればと思う。またそのような時にお役に立てる存在を目指さなければならないとあらためて感じさせてくれる今回の北海道となった。
次は2週間後に開幕を控えた全国都市緑化フェアで恵庭を訪れることになるであろう。これは現在のプロジェクトに大きく関わるものなので楽しみである。ただこの時はさすがに晴れて欲しいな・・・・・
6日、7日と「バラエングループの生産支援プロジェクト」として、秋田県能代へと向かった。
朝、起きて窓の外をみるとやはり雨。もう慣れっこの光景であるので、傘をもって伊丹空港へと向かった。
空港までは歩いて15分ほどかかるが、いつも利用している格安の屋根付き駐車場(24時間550円)に車を停めて向かう。傘をさしていたが、空港に着く頃にはすっかり足元は濡れてしまい少しブルーな出発となる。
いつもお世話になっている赤い飛行機で秋田へと向かう。当たり前だが上空はとてもきれいな青空と雲海が広がっていて美しい。そして着陸前に見える景色は新緑が広がり、それもまた美しい。
空港に着けば秋田犬と、なまはげが出向かえてくれ、和やかな気持ちになりながらレンタカーに乗り込み、目的地である八竜(三種町)へと向かう。
そして約1時間で目的地に到着。いつもお世話になっている生産者さんと2か月ぶりに再会することができた。
着くなりまずは現在の生産状況など聞かせてもらったが、今年は春ごろの雨不足の影響もあり厳しい状況であるとのこと。少し悩ましい。そして市場の状況など世間話をしているうちに、お昼の時間になったので、ご用意いただいた好物の寒天とジュンサイなど郷土料理をいただき、変わらずの美味しさに舌鼓を打った。
食事を終えると早速、畑へと向かった。今回のミッションは、今年の1月と4月に、少し仕掛けをした松の状況の確認と草引きである。
まずは簡単に草をひいた後に、4月にグループ会社のアースフィールが販売する共生菌の効果チェックを行った。見た目に大きく様子が変わったとは言えないが、何となく全体的に苗に力があるように感じられた。ただ2か月なのでこれから違いが出てくるのではと期待して、次の畑へ。
ここでは、今年の1月に同じくグループ会社であるマリネックス社が開発、100%天然由来である海洋性腐植(高濃度フルボ酸)である「MM土」を各株元に少しずつ入れた畑のチェックを行った。
今度は近くに行くまでもなく、遠いところからでも一目瞭然である。
全体的に黄化した松の圃場に、1列だけみどりが鮮やかな列があるのをわかっていただけるであろう。これが「MM土」をパラっとだけ置いた列である。ここまで違いが顕著に出るとも思っていなかったことなので、正直私も驚かされたぐらいである。
恐らくだが「MM土」によってしっかり根付いた松が、春の雨不足による被害をほとんど受けなかったのであろう。ただ松はあまり伸びすぎては、この地特有の、とても良くしまった根引き松とはいかないので、少し工夫が必要である。
この松を見て、メロンの生産者さんなども驚いていたようで、今後、農業の方々にも関心をもっていただけるのではと思う。
そして、ここでは少し伸びてしまった草を取り、残す作業をすることにした。
又右衛門も鎌を持って参戦した。正直我ながら鎌を持つと見た目に結構怖い。これではFacebookにも載せられないなと思い、できるだけ笑顔を作ろうと何回か自撮りをしたが、どうしても引きつってしまい、ほぼ壊滅状態である。
ただ松や自分の写真を撮ったり、松の観察ばかりをしていたら、肝心のミッションがクリアできないので作業に集中して行った。草を引きながら、「ひいてごめんなさい」とつぶやきながら行っているので、正直手早いとは言えなかったかもしれない。それでも少しでもお役に立てれば嬉しく思う。
そうこうしていると、やはり本領発揮か雨が落ち始めてきて、作業を少し前に終わらせることになった。
母屋にもどり打ち合わせを行い、良い時間となったので、少し離れたホテルへと向かった。
チェックインを済ませ、同行のスタッフと食事をしながら、今後のことや、思い出話をし、様々な打ち合わせを行った。
その話の中で彼の口から出てくる言葉は、他人への不満や中傷はなく、周囲への感謝が多い。会社への愛、一緒に活動する者への愛が人一倍強く、それが溢れ出ていた。ただその愛が強すぎて、適切な表現や行動がうまくできないときもあるだろう。ある意味不器用な一面もあることを感じさせられた。まさに昭和?それ以上の人であると言える。ただ確かに言えるのは、お客様への愛が強く、提供するために学んできたため植物の目利きとしては超一流であり、現代では貴重な人である。
私は、素敵な松の生産の灯をともし続けられるように、パートナーや土の専門家、樹木の専門家、肥料の専門家によって、今まで以上に魅力的な松に仕上げていくことを約束し、打ち合わせの締めとした。
その後部屋に戻り、私はいつものようにキーボードをたたきながらデスクワークを切りの良いところまで進めて、雨が結構強く降っている窓の外を眺めながら就寝した。
翌朝はやはり雨。相変わらずのレインマンぶりを発揮している。おまけに風も強い。朝食会場のテレビからは関東地方は梅雨入りだとか。
この雨では作業は厳しいかなと思いながら、とりあえず現場に向かう。その途中で氏神様を参拝し約1時間で到着。ただそこには作業される方の姿はなく、この雨では無理に作業を行っても全く捗らず効率が悪いのと、周りの人を巻き込み、健康に影響を出すわけにはいかないので、現場に出ることは我慢し、今後についての打ち合わせを行うようにした。
そして夕刻、私は先に帰阪するために一人秋田空港へと向かうことにした。途中睡魔に襲われそうになったところに、道路を横切ろうとする大きな生き物に遭遇。そうそれは最近よく話題になっているクマである。そのクマは高速道路を横切ろうと私の少し前を通ろうとしたが中央分離帯で行き詰まり、対向車線の大きな車に驚いて、私の走行する車線側に引き返してきた。
今までシカやタヌキ、海外ではカンガルーなどを見かけたことは多くあったがクマは初めてなので驚かされた。おかげで目が覚めた。クマさんに感謝である。
それと同時に高速道路によってはアニマルパスなどがあっても良いのかな?とも感じました。
そうこうしているうちに秋田空港に到着。レンタカーを返し、定刻出発の飛行機に乗り、機内でこのブログを書いている。
そして、大阪に着く頃には、窓の外には宝石を散りばめたような素敵な夜景が広がっていた。際立つ光量の光、小さな光、赤い光、青い光、点滅する光などいっぱいである。明るさこそ違いはあるが、どれもが輝いている。きっとその中には、光っているけど私が観ることができなかった光もあるだろう。まるで人と同じであり、私に何かを伝えてくれているような気さえもした。
手前味噌ながら私のところのスタッフやパートナーは、それぞれが個性豊かな魅力的な光を放っている。中には紫外線のように、見えはしないがなくてはならない光を放っている仲間もいるのだろうと思い、それと同時に、そのような光を感じることができる人になっていかなければならないと思った。
そして太陽光発電のような強い光だけを力に変えるのではなく、星や月の光、場合によっては蛍の光のような繊細な光もとらえ、さらには、目に見えない光をも力に変えられるような全光発電チームをめざしていければと思っている。
そのためにはまだまだ足らないところばかりであるので、引き続き、国内外を周り、多くの出逢いを繰り返しながら学び、臆することなく前へ前へと進んでいかなければならないと強く想う。そして光のように真っすぐな力を放つパートナーと共に・・・・。みんなと一緒に、まだ見ぬ景色をみるために・・・・。
スペインから戻り5日。今回は国内移動。大切な方々と会うために、事業企画チームメンバーとともに都内へと向かった。
初日午前中は新たな海外プロジェクトのために花き流通におけるパートナー企業とのミーティング。内容についてはお話できないが、とても強大な力で後押しいただけるとのこと。本当に心強く、嬉しく思う。今後はさらに連携強化し、あらゆる場面で業界活性化のためにつとめていければと思う。
午後からは移動し、花き園芸業界のエンドユーザーとの関りを深く持つ団体へ久しぶりの訪問。とても歓迎していただけ、早速ミーティングに入ることになった。ミーティングでは弊社の活動について私から、新しい開発商品について担当スタッフからご案内した。とても柔和な対応や雰囲気で、互いがざっくばらんに話をすることができ有意義な時間となった。
二つのミーティングを終えて、担当スタッフとともに駅まで歩いて移動。その約30分の間、今後の取り組みの方向性なども話し合うことができた。
そして最寄り駅に到着。ここで担当スタッフは帰阪。私は引き続き都内での活動となった。最近COVID-19の影響もあり、出張はほとんど私一人が行ってきたが、色んなプロジェクトが同時並行で動いている中、到底私だけでは全て受け止めることができない状況になってきているのと、スピード感と効率を高めるため、今回は実務担当者にも同行してもらうことにした。
ここからはあくまでも私の憶測になるかもしれないが、同行した担当者には大いに刺激になったのではと思う。当たり前だが、普段見られない景色を見ることができたからではない。それは業界を代表する企業の現場や、中枢、ヘッドがどのように動いているかを実際に体感することができたからである。
私たちバラエングループが残念ながら他社の進化について行けず離されてしまっている分野。逆に他社にはできない、抜きんでている新しい分野を持っていることが明確に見えたのではないだろうか?
そして私たちの活動への他社からの評価を、直接見聞きすることができ、私たちバラエングループが業界において必要とされていること、存在意義を感じることができたのではと思う。
駅に着いて帰阪するスタッフを見送った際には、思い込みかもだがいつもより背筋がピンと伸び、力強くなってくれたような気がした。そして今後は環境が許せば、色んな事業部のメンバーと同行することは有意義なのではないかとあらためて思った。中には私と一緒に動くことが苦手に思うスタッフもいるかもしれない。ひょっとしたら今日の担当スタッフも仕方なしにと思っているかもしれない。それでも一緒に様々なシーンを経験することで、バラエングループとしての社会的責任を感じるだけではなく、自らがそれらを支えるメンバーであり、自分たち一人ひとりの存在意義を肌で感じてもらえればと思ってやまない。
私はいつもの新橋に向かった。今晩は弊社の活動に、とても共感を持ってお問い合わせくださった方との面談の機会をいただけたのである。本当にありがたいことである。私は席に着くなり、せっかくの機会であるので、HPなどでは表現できない私たちの活動や、今後のめざすところなどをお話できる範囲でお伝えした。のちに、今まで長年活動をされてきたことについてお話を聞かせていただくことができた。
その方はとても経験が豊かでありながらおごることなく、控えめながらしっかりした考えをもつ素敵な方であった。そして何よりも私たちとの活動において最も大切な要素と言っても過言ではない、植物への愛が強く、お話を聞いていても嬉しくなるようなところがあった。話も弾み気がつけば随分長い時間になってしまったので、ご縁に感謝し、互いが帰路に着くことにした。
翌朝は、眠気でフラフラしながらも、お医者様のアドバイスで控えているコーヒーを数杯飲んでシャキッとしてホテルを出発。秋に控える講演などについてミーティングを行い、打ち合わせ終了後、秋葉原に移動し、つくばエクスプレスに乗って終点つくばへと向かった。
駅に着くや否やパートナーとともに国立科学博物館筑波実験植物園へと向かった。今回は日本植物園協会前会長でもあり、普段からとてもお世話になっている岩科先生に、様々な教えを乞うための訪問である。。
相変わらず飾らない言葉の中にも、凄い知識と経験があふれ、とても興味が湧いてくることばかりで多くを学ぶことができた。そして私の役割についても言及いただき、身の引き締まる思いがした。許されるならば、あと数時間、いや数日お話を聞きたいぐらいであった。少し時間がオーバーしたが、お忙しい方であるので再訪を受け入れていただくお願いをして、帰阪のために折り返すことになった。
ただ、つくばでの滞在時間をオーバーしてしまい、最終便の飛行機に乗ることができず、再び新橋の街にもどり、いつものホテルに空室があったのでお世話になった。
そして夕食をとるために、一人で街にでていくと、金曜日ということもあり、会社勤めの皆さんや、今週の就職活動が終わったのか結構ハイテンションの人が多く、行動制限があったころが嘘のような人混みの中を縫うように歩かなければならない程であった。その途中では、少しお酒が入った方と、お店の勧誘の方とのたわいもない会話が耳に入ってきて、思わず笑顔になってしまった。以前の新橋の街に戻ったように感じ、やっと長いトンネルの出口が見えてきたような気がした。
この二日間、新しい出逢い、再会があり、色んなことが動き始め、とてもワクワクしている。さらに長らく静まり返っていた街に少しずつ活気が戻り、全てが再び動き出したように感じことができた。
さ~約2年半の間のブランクを埋めるためにも、さらに加速し積極的に動いて行こうと思う。みんなで笑うことができるために・・・・・
今日は6月2日。「ローズの日」である。
一般社団法人日本記念日協会HPには、こう記載されています。
“神奈川県横浜市の一般社団法人ブルガリアンローズ文化協会が制定。ブルガリアではバラの収穫を祝う感謝祭が6月初旬に行われる。その文化を日本でも広く定着させて、バラの花のもとに人々が集い、温かい平和な世の中になることを願うのが目的。日付は美しくバラの咲く時期であり、6と2で「ロー(6)ズ(2)」と読む語呂合わせから。”
また他の団体でも、由来から(バラの花を贈って)「ありがとう」の気持ちを伝え合う、愛と感謝の記念日ともされています。平和、愛、感謝・・・とっても素敵ですね。
ちなみに写真のバラはピース。私が子どもの頃、一番初めに愛したバラです。
祖父(金岡喜蔵)が、私にどのバラが好きか?とたずねられ「ピース」と答えたのを記憶しています。
草土出版の本「大地に薫るバラ」につかわれた祖父の写真。赤ちゃんは有名なバラのブリーダー後藤みどりさんで、その人の本です。
ピースと言えば平和・・・。近年のオリーブといい、子どもの頃のバラといい平和に繋がるとは・・・
見た目によらず又右衛門はとっても平和主義であるのが伝われば、などと思ったりしています(笑)
薔薇園植物場は、本年で創業142年。創業後、岐阜と山梨に農場を移し、現在も2代目又右衛門(喜蔵)の遺志を継ぐ方々が日本を代表するブリーダー&農園としてご活躍されています。二代目も天国でとても感謝し喜んでくれると思っています。またあらためて伺えればと思っています。祖父とともに。「ありがとうございます」と愛と感謝を伝えるために・・・。
花卉園芸新聞6月1日号にバラエングループのオリジナルプロダクツ2製品が掲載されました!私たちが自信をもって送り出す商品ですので紹介をさせてください。
■薔薇園植物場:又右衛門シリーズ万能剪定鋏「オリーブ仕上げ」
バラエングループ 薔薇園植物場から又右衛門シリーズ万能剪定鋏「オリーブ仕上げ」が発売されました。
私がスペインのパートナーナーセリーを訪問した際に目にした大量のオリーブ剪定枝。
通常であればここから炭などに加工され、かなり安価に流通してしまうのだが、もう少しオリーブの素敵な一面を出す提案ができないかと考えたところ、インテリアや園芸雑品に使えるのでは?と思いついた。そして、オリジナルの又右衛門シリーズ万能剪定鋏のラインナップに加えたいと、国内パートナーであり、日本を代表するメーカーである秀久に持ち込み、今回このような特別な鋏を作成することができました。
▼鋏の動画はこちらからご覧ください
https://www.youtube.com/watch?v=BJNiipSuWgU&list=PLXeSKpiXLExJuNWWdNgJr2iKmh
RYqFv5X&index=33
見た目の美しさもさることながら、切れ味も抜群。繊細な枝からしっかりした枝まで簡単に切断し、その切れ味は大切な茎や枝の導管を傷めにくくなっています。普通の剪定鋏より少し小ぶりに仕上げているために、手の小さな方でもとても使いやすくなっています。
オリーブの木の花言葉は【平和】・【英知】など。国連憲章のシンボルにもなっています。
またアフリカ ベルベル人がオリーブの幹に接ぎ木をして増やす技術をつくり、それがスペインに伝わり、その後世界最大のオリーブ産地になりました。そのことによって、オリーブの樹は「人と人、国と国を繋ぐ」シンボルと言われるようになりました。
まさにスペインと日本の代表するものが繋がってできた素敵な製品であると思っています。是非皆様にもご使用いただき、しっかり握っていただき、一緒に魅力ある花き園芸を創っていければ素敵だなと勝手に思っています~~。
・・・・・・・・・・
100%天然由来 海洋性腐植抽出液(高濃度フルボ酸)であるマリネックスとは?
▪️数百万年前の海底に堆積した動植物の遺骸等が堆積・分散・重合・再合成を繰り返し、地中深くで醸成された海洋性腐植の抽出液です。
▪️ミネラル・ヨード・ビタミン・有機酸・フルボ酸・酵素等、多種類の成分からなる複合有機物質です。
▪️pH約2.3の強酸性、EC約500mS/mの高濃度液です。
▪️環境に配慮し、自然濾過法にて成分抽出し、じっくり醸成しています。
▪️成分と効果についての研究と実証を30年の歳月をかけて行い、農業・環境〜医療・美容まで、様々な分野で研究・実証を積み重ねてきました。
農業や水産、畜産でも長年の実績をもち、有機栽培をされる農家さんや、品評会に出される錦鯉、サラブレッド(競走馬)などにもご使用いただいてきました。
そして以前から家庭でも使えるものが欲しいとのご要望が多くあり、今回お届けすることが可能になりました。
家庭菜園はもちろん、ペットのトイレ消臭、手足・飲み水の除菌、家庭の水廻りや居住空間の消臭・除菌にこれ1本で大丈夫。また野菜などの品質保持にも一役かってくれます。
又右衛門も海外に行くときには必ず携行し、パスポートとチケット、財布の次にカバンに入れるほどで、様々なシーンで活躍してくれています。とくにCOVID-19ではとても役に立ちました。
是非、環境に配慮した様々な分野のプロが手にして放さないマリネックスをぜひ試してみてください。
以上2つの製品は、又右衛門が自信をもってお届けする逸品です。是非とも手に取っていただければです。
ローズガーデン植物部におきまして、6月1日より、私、四代目 金岡又右衛門が厳選したスペイン産の輸入植物、第一弾の販売を開始します。
ユッカ ロストラータ “ブルースワン”、ブラヘア アルマータ、ナンノロプス リチアナ、
チャメロプス フミリス セリフェラ、トリスリナックス、アガベ各種などなど・・・
人気のサイズや稀少種などを含め、各種限定入荷となっています。
品種によっては注文品のため既に完売のものも多数ありますが、ぜひお早めにお問い合わせください!
▼ローズガーデン植物部
所在地:大阪府豊中市原田南 1-15-1 大阪植物取引所内
問合せ:仲卸 ローズガーデン植物部 TEL 06-4866-1212 (FAX 共通)
※上記アップさせていただきましたが6月1日販売同時と共にほぼ完売となってしまいました。次の入荷は6月末にユッカなど。その次は来年度になる予定ですが臨時便が秋にあるかもですので、またご連絡差し上げます。
今回のスペインは訪問では、新しい縁、長く繋がっている縁、一度切れたが再び繋がった縁があった。
さらに新しい構想やプロジェクトが思い浮かんでくるなど、やはりリアルで触れることの大切さ実感することになった。
そして、毎日がバタバタでほとんど寝ていない日が続くなど、体力的には消耗したのかもしれないが、素敵な植物に囲まれたおかげで、明らかに又右衛門は元気であった。
またスペインのナーセリーを周るなか、遠く離れたところからでも駆け寄ってきて「Japon(ハポン)! MATAEMON! KANAOKA!」などと声をかけてくれたり、「日本の活動家だよね!」「又右衛門シール持ってるよ」と声をかけてくれたりするなど、本当に嬉しく思えた。歓迎されこの地を再訪できたことに喜びを感じた。
それはもちろん現地のパートナーのおかげでもあるが、私にこの機会を得ることを許してくれ、日々の厳しさに耐え、支えてくれる個性豊かなスタッフのおかげである。心より感謝である。
別に図に乗るわけではなく、今年後半も海外出張が続く。その中にはワクワクして仕方ないような新しい取り組みもある。そのことを早くみんなで共有し、円陣を組んで笑顔で取り組んでいけるような組織にしていきたく思っている。
私は経営者としては決して褒められたものではないが、目指すべきものがある。それには植物の力が必要である。久しぶりに使ってみよう、この言葉を…
「情熱こそが全てに勝る!」
又右衛門は引き続き、自らの足で現地に赴き大地、植物、人びとに触れることを大切にし、畏敬の念をもって活動をしていきたいと思っている。そんな又右衛門を温かい目で見ていただければです。
長く続いたスペイン編お読みいただき、ありがとうございます。
次のスペインはおそらく10月になるだろう。その前にある次の海外はどこかな???お楽しみに。
午前中のぎふワールドローズガーデン急遽訪問のあと、急いで各務原へと向かった。
今日から3日間、各務原にある内藤記念くすり博物館附属薬用植物園にて開催される、公益財団法人 日本植物園協会第57回大会・総会に出席のための訪問である。
ぎふワールドローズガーデンの余韻にひたりながら約1時間で到着し、車を停めて会場へと向かった。
入口(立て看板あり)に近づくと主催側のスタッフがとても丁寧に案内してくださった。
受付を済まし、荷物を預け、セキュリティーチェックを受けて、会場へと入った。
一昨年は中止、昨年はリモート開催であったために久しぶりのリアル開催である。
そして今回は、協会の総裁でいらっしゃる秋篠宮皇嗣殿下のご臨席を賜るため、一層の厳重なセキュリティーであった。
円滑な進行により定刻に開会式が始まった。
まずは日本植物園協会 岩科会長の主催者挨拶からはじまり、秋篠宮皇嗣殿下より「おことば」を賜った。
続いて来賓挨拶あいさつとして岐阜県古田知事、各務原浅野市長、開催園挨拶としてエーザイ株式会社内藤代表執行役からがスピーチがありました。
その後、来賓である経済産業省貿易経済協力局野生動植物貿易審査室 本庄室長、環境省 自然環境局野生生物課希少種保全推進室 山本室長、農林水産省生産局園芸作物課花き産業・施設園芸振興室 尾室室長の紹介。
続いて表彰式とナショナル・コレクション認定授与式が行われた。
そして総会も行われ、新年度の役員などの発表に続いて、リアル開催されていなかった令和2年からの新入会員の挨拶があり、皆さんに温かく迎えられていた。
さらに時間に余裕があったせいもあるかもだが、以前の広島大会開催前に、日本一のバオバブサバイブプロジェクトを成功させ、その時に入会させていただいた又右衛門にもふっていただき、普段の御礼を述べ、ご挨拶をすることができました。そして1日目のプログラムが終了し、各自ホテルへと向かった。
2日目は、午前中は研修会、午後は各委員会の発表が行われた。
その後、分野別会議が行われ、第3分野会議に出席。終了後、再び大ホールに会員が集合し、分野ごとの発表があった。その中で、第3分野の本年度の研修会は、薔薇園植物場が担当を仰せつかることになった。昨年度は伊豆シャボテン動植物公園というとても素晴らしい施設であったので、正直かなりのプレッシャーである。さらに事務局からも、通常の植物園とは活動が異なる又右衛門の活動や役割に興味をもっていただき、分野を超えた参加希望者を募ればよいのではないかとまで提案いただき、かなりの重責となった。この私にどこまでの提案や提供ができるかわからないが、普段お世話になっている皆さんに最大限のホスピタリティーをもって、お迎えができればと思っている。
このような感じで2日目は進み、夕方閉会式を迎えることになり、実り多い1日となった。
3日目は参加者任意のエクスカーションがあった。
Aコースの東山動植物園とBコースの内藤記念くすり博物館附属薬用植物園の見学があり、私は普段お世話になっている東山動植物園さんにも行きたかったが、今引き受けている大きなプロジェクトにおいての見識を深めるために、薬用植物園コースに参加した。
朝一番は、大ホールにて「感染症時代の再来と克服」と題し、修文大学医療科学部臨床検査学科微生物学 荒川教授の講演を拝聴した。
COVID-19の影響下にある現在においてとても興味が湧き、あっという間の90分間であった。
その後は薬用植物園の見学に向かう。まずは薬木園。薬用のボタンはじめ、痛みをとる薬木や、血圧を下げる薬木などをご紹介いただいた。
続いて薬木園
とてもきれいにデザインと手入れが施されている。植えられているのは抗ウイルス作用があるとされる植物や、医薬品となった植物など多くが紹介され実際に栽培されていた。
このコースには著名な先生方も参加され、途中質問にも丁寧にお答えいただけ、とても勉強になった。
そして屋外の見学を終え、続いて館内施設を見学した。
館内では最新のウイルスや薬の歴史についての素晴らしい展示がされていた。
当時使われていた標本箱や印籠など興味深いものが多くある。しっかりみると全く時間がないので、順次進むようにした。
そして以前何かで見かけたことのある「白沢」の展示もあった。「白沢」とは古代中国の想像上の神獣で病魔を防いでくれるとのこと。説明を聞かれている参加者から「顔を並べて写真を撮りましょうか?」とお声掛けいただいたが、さすがに修学旅行のようなわけにはいかないので自重した。確かにとても失礼ではあるが髭と髪型は近いところがあるかもと感じた。
もしそう思われた方は又右衛門の写真をお飾りいただければ、ひょっとしてお役に立てることもあるかもなのでお試しあれ! 冗談ですが・・・。
これで館内の案内を終えて、再び外に出て温室を拝見し、全ての見学を終えることができた。
そして最後に、この素敵な石積みのガーデンを手掛けられ、この分野では第一人者である神谷さんのサプライズ登場があった。遠くからでマスク越しでもお互いの存在が確認でき、近くによりご挨拶して、双方がやっとリアルで会えました!と喜び合い、あらためてゆっくりお会いし、情報個交換をさせていただく約束を交わして、この地を後にした。
今回、久しぶりにリアル開催となった日本植物園協会 大会・総会。
本当に多くのことを学べ、さらに新しい素敵な縁をいただくことができた。まさに日本植物縁である。
来年は高知牧野植物園である。私も何度か訪問させていただきお世話になっているとても素敵な植物園で学びどころがいっぱいである。楽しみで仕方がない。
そして約3時間で無事に帰阪。その後重要なミーティングを終え、荷物を詰め替えて新しい旅に出かける準備を行った。久しぶりの海外。少し緊張しながら眠るとする。とても素敵な3日間に感謝である。
今日から3日間の予定で岐阜に向かった。今回の岐阜は、各務原にて開催される日本植物園協会の総会に出席するための訪問である。
そして、せっかく二代目又右衛門(金岡喜蔵)がこよなく愛したバラの生産拠点である岐阜に行くのであれば、現地で薔薇に触れようと思いたったのに加え、前日に、香川の深井先生がアップされたFacebookに後押しされ、急遽「ぎふワールドローズガーデン」まで足を延ばすことにした。
途中工事渋滞などもあり出発から約4時間かかり、無事に到着。昼からの総会に間に合わせるためには30分少々しかないが、駆け足で施設内を観ることにした。
正面入り口を入ると、まずかわいいモニュメントがあり、その向こうにはバラが一面に広がっていて壮観である。
進んでいくとCENTER COURTと呼ばれる施設があり飲食ができる。1500円前後のランチメニューやパンケーキセットなどもあり、まだお昼前ではあったが結構多くの方が利用されていた。
さらに進むと白いバラのエリアなどがあり、清々しい気持ちになれる。この時期にここでウエディングなどを行いたい人は多くいるであろうな~と感じた。
続いてアーケードくぐり、素敵なバラを観ながら進むと、外観が木製の大きな見晴台のようなものがあり、そこに登ってみると
その先に拡がるローズガーデンが一望できる。
そして振り返ると両脇のバラの回廊の中央に拡がる芝生広場が美しい。
本当はゆっくりここで過ごしたかったが、さっと降りて、進んできた回廊から芝生広場をはさんだ反対側の回廊をバラを観ながら戻ろうとすると、以前からお世話になっているこの施設の責任者でもある上田先生とばったりお会いでき、少しだけ立ち話をすることができた。
まさかこの広い施設と多くの来場者の中でお会いできるとは思っていなかったので、とてもご縁を感じた。
そしてお互い時間がないので今日のところは立ち話で終え、再訪問を約束して、次に進むことにした。
途中、施設内を走る列車や素敵なバラたちにも出会えた。
薄ピンクやオレンジ、黄色、紫などどれもが個性的で素敵であった。そして何よりとてもきれいに管理されていて、その素晴らしさには正直驚かされたぐらいである。
日々の管理などに頭が下がる思いで、見習わなければならないことが多いと感じた。
入場ゲート方面にもどり、奥の方を覗いてみるとお子様の遊具施設や音楽堂もあり、様々な年代の方々が楽しめる施設になっていると感じた。
さすがに駆け足で見学しても、この広い施設を楽しむには時間が足らず、後ろ髪を引かれる思いで出口に向かう時に、一種のバラが目にとまった。
そうそれは「ピース」である。
私が幼い頃に一番好きであった品種で、二代目又右衛門が「ピース」の存在を教えてくれたのを憶えている。久しぶりに「ピース」に逢えるとは、まるで二代目に呼ばれたような気がした。そしてまだまだ精進しなさいとお尻を叩かれているようであり、励ましてくれているように感じた。
素敵なバラたち。素敵な施設。それを支える方々のおかげで素敵な時間を過ごさせていただくことができ本当に感謝である。今度来る時はゆっくり訪れたいと思う。再訪が楽しみである。