四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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26日27日と私たちが所属する日本植物園協会の第3分野会議と技術者講習会を薔薇園植物場が初めてホストになり開催いたしました。
第3分野とは、協会において民間植物園が所属する分野になるのですが、私たちが入会した時に配属推薦されてから、この分野に参加をしています。
前回の伊豆シャボテン動植物公園開催時に次年度のご指名をいただき、植物園を持たない私たちにはご案内できる園がないため腰がひけていたのですが、バラエングループの取り組みはとてもユニークで今後の植物園にも必要であり、興味もあるとお声をいただき、他園のサポートもあり、今回『海外からの植物導入と最新の栽培技術』として開催することができました。
26日は、お昼ちょうどに第3分野会議を開始。遠くは沖縄からもご参加いただいた。
大きな議題はなかったので、各園からの近況報告、新入会員の紹介などを行い、私たちのパートナーである大宝青果さんの手づくり弁当を準備した。薄味でとても美味しく多くの方に大変喜んでいただき嬉しく思えた。
そして昼食後には技術者講習会。集合時間よりも早く皆様にお集まりいただき、早速始めさせてもらうことにした。
まずは市場のセリ場、荷物分荷場などを案内。
営業は終了しているが「ローズガーデン生花部」を案内させてもらった。その後グループ会社の「ローズガーデンプランツ」を案内。
続いて樹齢約1000年のオリーブをはじめ、オリーブの古木を観ていただき、皆さんがその存在感に驚いておられたのが印象的であった。またオリーブの輸入や養生についてなども多くご質問いただき、現地での作業などのお話をした。
そして私たちが生産する大和橘についても簡単に説明させてもらったところ、橘の言われなどを知らない方もおられ、多くの方に興味をもっていただくことができ、実際に納入のお話も頂戴することができた。
次は「ローズガーデン植物部 第2売り場」を案内し、ユッカロストラータ ブルースワンやヤシ類など、私たちが提案する輸入植物と通常流通している輸入植物との違いを実感してもらうことができたと思う。
移動して「ローズガーデン植物部」を案内。温室内の国産の花物や観葉植物などを観ていただいた。
そして再び輸入植物。ワシントン条約アペンディックス1のホリダスなど、希少な植物を紹介した。特にバオバブの説明については多くの方が興味をもたれ、質問も多くいただいた。
その他にもディクソニアやサイシアなどもご紹介。よく似ている2種の見た目の違いや特性にも触れ、これもまた多くの方に興味をもっていただいた。
この他にはマクロザミアムーレイやグラスツリー、アガベなどにも興味をもっていただけ、時間の許す限りご案内をさせてもらった。
そして時間となったので会議室に戻り、技術者講習会を開催した。
まずは私又右衛門から開催趣旨を説明させてもらった後に、バラエンクリエイティブ福中より、植物のイベント紹介をさせてもらった。
短い時間ではあったが興味をもっていただけ、後に色々問い合わせがあったようである。
続いて再び又右衛門から植物輸入についてお話をしたところ、細部まで注視し、植物の命にこだわりを持っている取り組みに賛同いただけた。中でも私たちが海外にて日本向けに又右衛門エリアを展開していることに共感をいただけたことは大変うれしく思えた。
そしてお忙しい中、神戸植物防疫所から森本様にお越しいただけ、植物防疫についてとても大切なことを学ぶことができ、私も含め参加者にとっても大いに参考になったのではと思う。
その後休憩をはさんで、バラエングループ特別顧問として生産や肥料開発にご教示いただいている前川氏に最新の栽培技術などについてお話をしていただいた。
中々難しい講演であったが、生態系調和型農業のあり方や技法など本当に大切なことを教わった。私はただ単に聞いているだけに近かったかもしれないが、肥料関係者などが聞けば、目からうろこのような話も多くあった。内容については特許がらみのところもあるので控えるが、新資材が年内にリリースされるということもあり、楽しみである。
そして最後の発表は、弊社が扱うAIR-POT®の案内である。
海外との接続での講演であったので少しドタバタしてしまったのは申し訳なかったのだが、最後まで多くの方にお付き合いいただき、終了後は質問も多く、大変関心をもっていただけたようである。あの英国王立キューガーデンも採用する資材であることも多くの方々に信用を与え、その効果を疑うことなく見ていただけたのであろう。
これが1日目のプログラムである。
次回に2日目のプログラムについてご案内しようと思うのでお読みいただければです。
先週の土曜日は地元のだんじり曳行のお手伝いをし、にこやかに街を歩いたのだが、翌日の日曜日になると体に異変が。
少し腰とお腹に違和感があったので、腰にはシップを貼りながらデスクワークを行っていたが、夕方ぐらいから痛みが増してきて、夜には痛み止めを飲みながらコルセットをしなければパソコンに向かい合えなくなり、とうとう座っているのがかなり苦痛になり、今日はあきらめて寝ることにしようと思ったが激痛で立ち上がることができず、結局お風呂にも入れず、もがきながら何とかベッドに入り翌朝を迎えた。
翌朝になってもその痛みは衰えず、座薬のボルタレンと飲み薬を併用して、ボンレスハムさながらにコルセットで腰を縛り上げ、何とか車に乗り込み空港へと向かった。
さすがに今日はいつもの少し離れた格安駐車場ではなく、空港の駐車場に停めることにして搭乗口へと向かった。
空港内では、同行者に持ち物を預けて、ペンギンのようにヨチヨチ歩きで進む。人が横を通る抵抗ですら身体が横にぶれるような感じになり、そのたびに激痛がはしり、顔をゆがめながらの搭乗となった。ただそのような状況でありながら外に目をやると虹がかかっていて何らか良いことがありそうな予感もある出発となった。
その後飛行機は、少し遅れはしたものの大きな問題もなく東京に到着。そこで都内で活動していただく新しいスタッフと合流。一緒に外房線で目的地をめざした。
目的地に着くまでは、今日のプレゼン資料を再チェック。少し気になる所や思いついたこともあったので、移動中に資料を更新させ、駅にてプリントアウトを行ってくれた。今回の新しいスタッフは、私にないもの、欠けているものを多く持っているので多くを助けてもらえる。期待の助っ人である。
しばらくして駅に到着。そこには現地集合で、今回のご縁をいただいた先生と、私たちの研究スタッフが待ってくれており、これで全てのメンバーが無事に集合することができた。
ランチミーティングを行った後、市庁舎へと向かう。そしてプレゼンの準備を整えて、定刻にミーティングを開始することができた。内容についてはまだ現段階では控えるが、市長、副市長、担当の要職の方々が参加された中、私たちの行った環境調査の報告と、この問題に対する解決策を併せて提案をすると、今までにない取り組みだと、とても高評価をしていただいた。
さらにバラエングループとして、「人と自然が共生する“まち”づくり」の提案をいくつかさせてもらったところ、方向性が合致していると強く共感をいただけた。今後はさらに議論を深めていきながら、課題解決を行い、今日この報告が終わりではなく、ここから共に始めようということとなり、次回に向けての一歩を踏み出すことになった。これからどのように展開していけるか楽しみである。
その後、また別の街にて、ユニークな天然資材を駆使して、農業に関わられている先生にご挨拶の機会を得ることができ、時間の関係で立ち話にはなってしまったが、貴重な提案をいただけたので、日を改めてまたお伺いしようと思っている。
そして、大急ぎで駅に向かい、飛行機に間に合う最終の特急に駆け込むことができた。といってもペンギンのヨチヨチ歩きの駆け込みであったのだが・・・・・
特急列車の中では、真っすぐ座れない又右衛門を助けるような形で、車内ミーティング。明後日からの大切な講習会の打ち合わせを行い、あっという間に東京駅に。
ただ東京駅に着いたと言っても、京葉線のホーム。そこから山手線のホームまでの長距離を引き続きヨチヨチ歩き。行き交う人が多い夕方の構内をすり抜けるように歩こうとするが、動きが鈍いのに加えて、見た目普通を装っている又右衛門に容赦なく歩行者が向かってくる。そのような中、何とか山の手線とモノレールを乗り継いで、無事空港に到着。飛行機にて帰阪することができた。
今日一日、正直痛くてたまらなかったが、無理をしてでも価値あるミーティングであったと言える。
痛みの意味は違うが、これから歩んでいく道は、険しい時もあり、痛く苦しい時もあるだろう。そしてそのような時に屈んでしまって足を止めてしまうと何も動かず、むしろ硬直し動けなくなってしまう。
しかしそのような時でもこれも試練と思い歯を食いしばって前に向いて歩いて行くと、痛みすら判らなくなるような素敵な出逢いが待っている。そのような気がしながら痛み止めを飲み続ける又右衛門であった(^_^
今日は、地元宝塚山本の秋祭りである。
例年通りとまではいかないが、今年はだんじり曳行もあるので、朝一番から参加した。
朝、6時30分に西の宮である天満神社に集合。
神事を行い、西の宮にあるだんじりを園芸センターまで曳行させた。
そして、東の宮である松尾神社に移動。ここでもだんじりを倉庫から出し皆様にお披露目。神事を行い、お神酒をいただいた。
乗用車ですら通るのが困難なぐらいの狭い道を、巧みに操りながら園芸センターまで曳行させていった。
そして園芸センターにて、東の宮のだんじりと西の宮のだんじりを並ばせることができた。この光景は3年ぶりであり、村のみんなが待ちに待った機会であったのではないかと思う。
また以前から一緒にだんじりを曳行させてきた若い衆とも再会ができた。彼らと初めに出逢った時は確か中学生か高校生になったばかりで、又右衛門を「船長。船長。」と呼びながら慕ってくれていたが、今では大学生とのこと。本当に逞しくなった。きっとその成長には、このだんじりで培ったものもあるだろうと思いながら目を細めて彼らの広くなった背中を見つめさせてもらうことができた。
いつもであれば宵宮、本宮がありお祭りは2日間開催されるが、今回はまだCOVID-19も少しはあるので変則的な1日開催であった。私は次に移動しなければならない時間となったので、後ろ髪を引かれる思いで会場を後にした。
さて来年は例年通りの2日間開催になっているであろうか?是非そうなってくれることを祈りたい。そうして以前のように2台のだんじりを町中曳行させて、皆さんにご加護があるように練り歩きたいと思っている。
その時のためにも、また1年間しっかり仕事をして体を鍛えて健康でいなければならない。
そしてその時にはヘトヘトになるまで、筋肉痛で身体が動かなくなるまで、だんじりを担ぎたい。
それこそが願いであり、街の幸せにつながっていくのであると感じられる1日となった。
週中は、滋賀栗東 守山経由で信州松本へ車で向かうことになった。
早朝、豊中の大阪営業所にて少し用事をすませて、まずは滋賀栗東へと向かった。
豊中を出発して約1時間半で、栗東トレーニングセンターへと到着した。競馬好きの方であれば聖地のようなところである。
今回の訪問は、JRA所属の競走馬にお使いいただく資材の許可申請や納品などをする際に必要な通行許可証の請求手続きの更新のための訪問である。
そして事務所が開いた9時過ぎから手続きのための書類を提出をし、無事受領をいただけた。
そして私たちのパートナーが樹勢回復をさせたセンター正面玄関前のシンボルツリーである「美しの松」の元気そうな姿を拝んで、次の目的地である守山へと向かった。
約30分でローズファームケイジに到着した。
ローズファームケイジさんは「WABARA(和バラ)」がとても有名な生産者で、近年弊社の資材を多く導入いただいたり、一緒にプロジェクトを行ったり大変お世話になっている。
今回も突然の訪問であったが快く対応いただけ、生産についての様々な意見交換をさせてもらうことができ、今後の提案に向けての大きなヒントを得ることができた。きっとさらに魅力的な資材の開発に活かせると思うので乞うご期待である。
生産の話になると話は尽きないため、そこそこにしておき、再訪を約束して、再び出発をした。
そして名神、中央道を乗継ぎ、途中で期待外れの食事をとりながらひたすら走り続けて夕方、松本に到着した。
ホテル到着後、部屋で少しデスクワークを行った後、駅前の居酒屋でディナーミーティングを行った。
さらに場所を変えて、今後の新事業の進め方などしっかり話しこみ、気がつけばかなり遅くなり、駅前の気温表示は8℃になっていた。その後、記憶も薄れそうなミーティングになりそうになってきたので、今日はお開きとして、各自ホテルに戻ることにした。
ホテルに戻って所要を済ましていると随分時間が経ち日付が変わったので、シャワーを浴び、バスタオルで身体を拭いたままの姿で、倒れるようにそのまま横になってしまった。
翌朝、食事を済ませてパートナーである松本微生物研究所を訪問し早速ミーティングを行った。
ミーティングには農学博士でもある牧社長に臨席いただき、今までの進捗報告と今後の進め方などについての提案をし、貴重なご意見と、ご協力の言葉をいただいた。
今秋発売予定の「バラ専用アーバスキュラ―菌根菌」に加え、来年早々発売予定の、土壌改良剤についてなど多くを議論することができた。
この土壌改良剤には良質の土壌微生物が絶妙なバランスで入っており、既に野菜農家などでは手放せないなどのお声もいただいている。それに一工夫を加えて花き園芸や緑化に提案できるようにしたいと考えている。正直樹木にはもったいないぐらいの内容物でもあるが、より環境に配慮し、健康に育ってもらうには格好の資材であるので是非楽しみにしていただきたいと思う。
この他にも畜産事業などの相談もすることができ、多くの収穫を得ることができ、近い再訪を約束して帰路についた。
帰るときにせっかくなのでおそばをいただき、途中何度も眠い目をこすり、濃いブラックコーヒ―を何杯も飲みながら、約6時間で無事に豊中まで帰りつくことができた。
今回の信州への旅も、今まで積み上げてきたものが少しずつでも形になっていくことが実感でき、本当に価値あるものであった。さらに信州では別のパートナーとの取り組みも待っていて楽しみがいっぱいである。気温はかなり下がってきているが、まだまだあつい松本であった。乞うご期待である。
昨晩、東京でのイベントを終え、朝一番の新幹線で福山(広島)へと向かった。
今回の福山は、現在進行中のプロジェクトと、2025年に向けてのプロジェクトのミーティングである。
めったに乗らない新幹線に少しテンションを上げながら乗りこむ。思ったより多くの乗客がいたので、少し驚いた。
席に着くや否やノートパソコンを開いてデスクワークをしながら西へ向かう。途中富士山が見ることができるかな?と期待はしていたのだが、やはりレインマンの私には厚かましい期待であったようで、うっすらとも見られず、ひたすらパソコンの画面だけを見ながら、約3時間半で福山駅に到着した。
そこから市バスに乗継ぎ、午前中の訪問予定であるパートナー企業ダイキシステム社を訪れた。
この会社は、3年前にJETROの輸出大国コンソーシアム支援企業として弊社が採択された事業である「省スペース型セラミック栽培式植物工場」のハードの製作でご支援ご協力いただいている企業であり、大変お世話になっている。
今夏にも、試験栽培などのご協力も積極的にしていただき、大変助けられている。そしてそのお礼と今後の進め方などについてお話をしてきた。
結果としては今後も引き続き一緒に取り組んでいただけるという力強いお言葉を頂戴でき、また新たに提案できるものもご紹介いただけ、一歩前にすすめることができたように思う。今月末からの海外出張での良い提案に繋げられると感じたので楽しみである。
ミーティング終了後、わざわざ社長自ら駅まで送っていただいたのだが、その途中では、街の案内までしていただいた。本当にありがたく、今後も一緒に色んなことにチャレンジし、多くを学ばせてもらいたいと素直に思えた。
午後は、庁舎に向かい第20回世界バラ会議福山大会2025に深く関わられる上田先生を訪ねた。上田先生は「ぎふワールドローズガーデン」理事なども担われ、バラについては上田先生抜きでは考えられないというほどの方で、以前より大変お世話になっている。そして2025年の世界バラ会議の協会が設立され、上田先生が要職に着任されたのをお聞きしてご挨拶に伺った。
弊社から今年リリースする新資材「バラ専用アーバスキュラ―菌根菌」の報告と説明をし、しばし業界やバラ会議などについてお話しし、貴重な情報もいただくことができた。
そしてテーブルでのミーティングを終えると駅前のガーデンを案内してくださった。実際にバラを目の前にして色々お話を聞かせていただき、多くを学ぶことができた。
上田先生は数日後、シドニーにて開催されるバラ会議出席のために渡豪とのこと。私も移動が多いが先生も非常に多くのことに関わられているので移動が多く大変なようであるので是非体に気をつけていただきたいと思う。そう願いながら新幹線に乗りこみ帰路についた。
2025年には世界バラ会議福山大会、大阪・関西万博がある。さらに2027年には横浜国際園芸博覧会があり、花き園芸の役割がかなり大きくなるであろう。とても楽しみである。そのようなときにしっかりお役に立てるよう引き続き世界を駆け巡り、多くの縁を繋ぎ準備をしておきたいと思う今日この頃である。
熊野から日帰りの車の旅を終えて、次は飛行機で東京へと向かった。
今日は、TOKYO2020開催後1年の節目で、アスリートが残した数々の功績を称え、関わった全ての方に敬意を表し、再びスポーツの力を分かち合う「Thank you Tokyo! Festival and Ceremony」が国立競技場で開催され、来賓としてご招待いただき出席してきました。
1年前に観戦することができずに、正直残念な気持ちもあったので、何とか都合をつけて出席してきました。
定刻16時からのセレモニーを観覧しました。
冒頭、安倍晋三元首相の黙祷にはじまり、IOCバッハ会長のお言葉、世界のアスリートからの開催に際しての感謝のメッセージが映し出されました。
そのビデオメッセージのほとんどが、このような世界的なパンデミックの中、日本でしか開催はできなかった本当に「ありがとう!東京!」「ありがとう!日本!」と繰り返され、それを聞いているだけでも込み上げてくるものがありました。
また、遠いステージ上には女子400mハードルのアメリカ代表金メダリストであり、大人気のシドニー・マクラフリン選手が立ち、1年前の五輪についていろいろ話をされた。私はオーロラビジョンに映し出されたマクラフリン選手を食い入るように観させてもらった。
皆さんからのメッセージの後には、王者フィージーとの7人制ラグビーの試合、女子走高跳オーストラリア代表銀メダリストのニコラ・マクダーモット選手や、女子1500m日本代表の田中希美選手など豪華メンバーによる障害競走、男子やり投げインド代表金メダリストのニーラジ・チョプラ選手、女子やり投げ日本代表の北口榛花選手による的当てなどが行われた。
その後、次回パリ五輪で正式種目入りするブレイキンのパフォーマンスが繰り広げられ、とても楽しませていただけた。
そしてサプライズ。先ほどオーロラビジョンで食い入るように観ていた金メダリストのシドニー・マクラフリン選手はじめ、女子マラソン銅メダリストのモリー・セイデル選手などが、同じ来賓席に・・・・・
この光景にさすがの又右衛門も緊張。
ただこのような機会はもう生涯ないだろうと思い、意を決してマクラフリン選手に「一緒に写真を撮らせていただきたい」とお願いしたところ快諾いただけた。それもこんな素敵な笑顔で・・・・・。
各選手それぞれが独特なオーラを放ち、さすが世界を代表する方々だと感じた。
最後は今大会を支えてくれたボランティアスタッフの方々が競技場に集まり、参加者の皆さんから、大きな拍手が送られフィナーレとなった。
今回、パンデミックによる課題や制約があった中でもアスリート、コーチ、ボランティアスタッフ、そして世界中で応援する多くの人びとの力によって、スポーツを通じ世界中が一つになったと言えるのではないかと思う。賛否両論ある中での開催ではあったが、この大会に関わらせていただくことで、多くを学ぶことができたのは事実。もう私が生きている中での日本開催は難しいであろう。本当に素敵な機会を嬉しく思う。
「Thank you Tokyo」と私も言いたい。きっと国立競技場に植栽された又右衛門オリーブもそう思っているに違いないと感じられた。とても感慨深い1日であった。
13日に都内より戻り、14日は大阪でバタバタといろんな業務。何とか終えることができたので、眠い目をこすりながら、友人が関わるイベントに参加するため、朝一番、車で熊野へと向かった。
行楽シーズンと、全国支援キャンぺーンが始まったせいか、西行きの車は大渋滞。そのような光景を横目に見ながら、和歌山方面を目指した。
休憩をはさみながら高速道路をひた走り、約3時間で田辺まで到着。ここから下道で熊野古道に沿って北上である。
その入口付近で、目に飛び込んできたのが須佐神社の看板。その名の通り御祭神は素戔嗚の尊。私が最も崇める神様である。思わず車を Uターンさせて階段を上がり参拝することにした。
神殿前で祝詞をあげていると宮司様にお声掛けいただき、お祓いをしていただけた。何ともありがたいことである。
この時期には出雲の神在祭の時期であり、出雲へ行くときには須佐神社には欠かさず参拝しているが、今年はまだ予定が決まらず行くことができるかどうかわからなかったので、この地で参拝できたことは非常に嬉しく思えた。
そして再び車に乗り込み先へと進む。道中渋滞もなくスムーズであったために目的地である熊野高原に1時間半ほど早く到着したので、ここまで来たならせっかくなのでと熊野本宮を参拝した。
熊野本宮は確か2年ぶりになるであろう。特別な空気に包まれながらリフレッシュし、とんぼ返りで高原を目指した。途中で買った好物のめはり寿司を頬張りながら、無事定刻に目的地付近には到着したが、少し無責任なナビのおかげで迷ってしまい、とんでもない山道を走り続け、やっとの思いで目的地であるSEN.RETREATさんに到着した。
今日はここで世界的に活躍され大きなイベントなどでもパーフォーマンスをされている書道家、堀真澪さんのワークショップがあるとお声掛けいただいての参加である。
そしてお声掛けいただいたのが、これまた凄くて空手で世界チャンピオンにもなった木幡さち子さんである。さち子さんとは以前から面識があり、ある共通の部分もあることがわかってから、親しくしている。そしてさち子さんが大阪から熊野に移住されることになり、それもあって今日の再会になった。
到着後しばらくして書道のワークショップがあり、皆さんに加わり、又右衛門も参加させてもらった。
私が書いた字を、赤で修正して、色々なコツなど手ほどきをいただけた。何とも贅沢な話である。
さらに参加者皆さんに絵馬に一字を書いてプレゼントしてくださった。
それぞれの書道教室終了後は、屋外での大きな文字を書く真澪さんのパフォーマンス。
真澪さんが筆をもち半紙に向かうと独特な緊張感が漂い、その中で筆を滑らせていく。まさにプロフェッショナルこそが創り出すことができる空気感である。そして一気に書き上げた字は「夢」である。書道5級の私が言うのも失礼な話だが、力強さと繊細さがある素敵な作品となった。
そしてその作品はこれで完成でなく、参加者それぞれがそこに一字を加えていく。又右衛門が選んだ字は「樹」である。何故この字を選んだかについては、深い意味はないが、何となく思い浮かんだのがこの字であった。
その後皆さんで記念撮影を行い、とても素敵なワークショップは終わりとなった。
さち子さんと真澪さんと、再会と今度一緒に世界の舞台で一緒にイベントをすることを約束して、後ろ髪を引かれる思いで、この地を後にした。
そしてここまで来たのだから、ほど近いところにある素敵な宿「霧の郷 たかはら」を再訪することにした。
オーナーである治安さんに挨拶をと思ったが残念ながら不在であったので、少し腰をおろして、素敵な景色の前でコーヒーをいただいた。
ここから眺める熊野は絶景である。とても素敵な風が吹き、お気に入りの場所である。しばしこの自然に身をゆだねながら素敵な時間を過ごした。
カウンターで治安さんへのメッセージを残して、スタッフの方に再訪を約束して、車に乗り込み、帰路に就くことにした。
約4時間で会社に到着。その後少し用事を済ませて、無事自宅に帰ることができた。
そして、真澪さんに書いていただいた絵馬がこれである。
まさに今日一日素敵な縁に恵まれた日になった。本当に神様や皆さんに感謝である。
そして再会、さらに一緒のイベントなど楽しみがいっぱいである。
今回いただけたご縁がどのように広がりをみせていくか楽しみで仕方がない。
月曜日の夜に帰国し、2日間仕事を行い、今日は関東へと向かった。
清々しい秋晴れの中、いつものように伊丹空港を出発。
乗る前に、富士山が見える窓側に座席を変更してもらった。見慣れた地上勤務の方が「少し翼がかかって見えにくいですが」と言ってはいたが、実際に座席に座ると少しと言うレベルでないな~~と笑いながら羽田へと向かった。
機内では眠気でフラフラしながらも、今日の会議資料を読み込みながら向かう。
途中急激な眠気に襲われ十数分眠ったのか、窓からの景色は真っ白であった。たまにはこんな景色も良いかなと思いながらウトウト。普段は飛行機内では眠れないタイプだが、数日前のスペインでの無理がたたったか?飲んだ薬が体に合っていなかったか、不調のままの出張となった。
羽田に着くとそのままリムジンバスに乗り、幕張メッセへと向かった。今日はGARDEXという展示会の視察と、主催者との打ち合わせのための訪問である。
会場に着き、全体を見回すと、昨年より随分多くの方が来られている印象である。
そしてまずは主催者の方と、私どもの又右衛門オリーブが飾られているVIPルームにて、今後についての打ち合わせなどを行った。
その後、会場見学をしたが、スペインの展示会より帰ったばかりなのもあり、やはりもっと植物の展示が多くなければと思ってしまう。来場者も少しターゲットが変わってしまうように感じるところもある。
ただこの辺、主催者も課題としてとらえているので、何らかの策を練ってくれるであろうと思うので期待したい。
じっくり見たいところもあったが、制限時間があり駆け足で全体を見渡した。植物、野菜工場、園芸資材、水産資材、畜産資材とバラエングループが手掛ける事業を網羅した展示会であるので、久しぶりに出展を検討するのもいいのかなとも思いながら、会場を後にした。
午後は、来年2023年に開催予定のドーハ・カタール国際園芸博覧会の屋内出展実行委員会に出席のために霞が関の農林水産省へと向かった。
委員会では、多くの会議体でご一緒している諸先輩方と再び一緒になり、様々な議論をさせていただけた。
先日アルメーレ国際園芸博覧会が閉会したばかりと思えば、もう来年はドーハ・カタールである。
ドーハ・カタールと言えば酷暑であるが、世界の気候は変わり日本やその他の国々も、そのような気候に近づきつつある。是非、ドーハ・カタールでは現地が直面している問題、世界各国が抱えている課題を植物(みどり)の力で解決できる提案ができればと思う。
私は、見た目に美しい花き園芸の提案も大切であり、他国にない日本の文化歴史の表現、美意識や感性による独自の提案はとても重要であるが、健康な植物(みどり)での課題解決の提案こそが園芸先進国の役割であり、日本が目指すべきところではないかと思っている。
是非2027年開催の横浜国際園芸博覧会では、開催国として世界をリードする提案をしていければと思っている。気がつけばあと5年もない。急がなければならない時期であるのは確か。そのような思いを抱きながら、日帰りの都内出張を終えて帰路に就いた。
帰りの飛行機では、荷物を上げた収納スペースからバッグを降ろすときに、立ち眩みして、フラフラの到着となったが、何とか無事に帰宅することができた。
さてブログも書けたので、少し横になることにします。おやすみなさい。
今日は、甲南学園中学校・高等学校の2022年 第2回ソフィア講演会にて、僭越ながら講演をさせていただいた。
ソフィア講演会とは、甲南学園中高にて年に2回開催される生徒向けのプログラムである。今までにはOBであるスポーツ用品で著名なMIZUNOの水野様や小林製薬の小林様、JAXAの野口様、読売ジャイアンツの桑田真澄様など錚々たる方々が講演されており、私のようなもので良いのか?とも感じながらも、山内校長先生から直接のご連絡をいただき、私としても植物の魅力を若い世代に伝える絶好の機会であると思い、二つ返事でお受けした。
私が少し前に甲南学園の評議員を務めており、その任期を終える時の最後の挨拶がきっかけとなり、今回の講演の依頼に至ったとのことであった。
少し前から連日深夜まで資料づくりに時間を費やし、一人でデモも行い、前々日には講堂で機材の動作チェックも念入りに行い、さすがA型と言えるほどの態勢で本番の朝を迎えた。
学校に到着し、校長先生と少しお話をして、早々に講堂に移動し講演のセッティングと、今回の講演に関わるアフリカバオバブの木とマダガスカルの木彫りを陳列した。
今日の講演は「世界の感動を日本に。日本の感性を世界へ。」と題し、バラエングループと4代目金岡又右衛門としての活動などを、午前と午後、中学校、高等学校に分かれて、100分と質疑応答の10分との2時間弱の持ち時間で行う予定である。
そしていよいよ午前高校生の部の本番スタートの時間になり、生徒代表が丁寧に私のプロフィールを読み上げてくれた。
かなり緊張はしていたが、先日のシャンプーハットのてつじさんからいただいた助言を胸に、元気よく?舞台へと駆け足で出ていった。
講演は結構長いので、生徒たちの集中力を保つために、動画をいくつか差し込み、質問形式も取り入れて進めた。植物の名前を答える質問では、多くの生徒が積極的に答えてくれたり、予期せぬスライドで盛り上がったり、多くの生徒がコミットしてくれて、演者としても大変助かり順調に進めていくことができた。
講演の途中では動画の際に、又右衛門はジャケット姿にお色直しさせてもらったり、普段着の口調で自由にお話をさせてもらったりし、ちょうど定刻に講演を終えることができた。
そしてお昼休憩には生徒や卒業生が来てくれて、短い時間ではあったが有意義なお話をさせてもらえた。中には中学校時代から京都大学と研究をしている生徒さんがいて、高校生とは思えない取り組みをしていることを聞かせてもらい、驚きと将来への期待が膨らんだ。また庭師をめざしているという卒業生も挨拶に来てくれて、素敵な時間を過ごさせてもらった。
午後からは中学生。基本は午前中と同じ話ではあるが、始める前に校長先生から「午後はおしてもいいですよ」と言っていただいていたので、少しスピードを遅くするなど、ちょっと工夫をした。
講演中は先ほどの高校生とは違った反応があったり、面白い盛り上がりをするところもあったりで、少し時間はおしてしまったが、2時間強で無事に終えることができた。最後に花束までいただけ、緊張はしたものの、とても楽しい時間となった。
講演をさせていただいたから言うのではないが、改めて甲南学園は素敵な学校であることを認識した。
今回の講演は午前午後合わせて4時間超。生徒約1,100名、そのご家族、学校関係者を含め、さらに1週間の限定者のみのYouTube公開を含めると2,000名近くの方にお聞きしていただけたようである。
このように多くの人に植物から預かったメッセージや、又右衛門の想いを伝えることができ本当にありがたく思う。
そして今回の講演を通じて若者たちが、一人でも多く植物への関心を高めてくれれば本望であるし、少しは植物への見方も変わってもらえたのではと勝手に思っている。と言うのも講演中はとても素敵な輝いた眼で見つめてくれていた生徒が多くいたからである。そのような眼の残像と、のどの痛みを心地よく感じながら、学園を後にした。
最後になりますがあらためてこのような素敵な機会をいただいた山内校長先生はじめ学園の皆様に感謝いたします。本当にありがとうございました。先生方や生徒の皆さんから多くを学ばせていただくことができました。またいつかさらに成長をした生徒の皆さんに会えるのを楽しみにしています。
さ~~次の舞台はどこの学校かな???(笑)楽しみである。
今日は一日とても大切な日となった。
午前中は、都内にて今後の私の活動において大切になるであろう方とのミーティングであった。その方への期待度は大きいのだが、その分責任も大きく、中々次のステップへと進めないでいたが、いくつかの事象が重なり、見えないものから後押しをされたようなタイミングもあり、今回は大きく前進することになった。きっとパートナーとして大いに活躍してくれるであろうと思っている。楽しみである。
昼からは霞が関へ。今後の花き園芸業界についての情報交換とアドバイスをいただくため
むかった。とても忙しくされている方であるので制約はあったものの時間オーバーしてまで貴重なお話ができた。今後についての進むべき道が少し見えてきたような気がするのと同時に、自らの役割も少しずつ明確になってきたので、今後はさらにギアを上げて進んでいこうという気持ちになれたのが嬉しかった。
その後、足早に移動して『金澤大樹と愉快な仲間たち(金澤大樹くんを偲ぶ会)』の会場へと向かった。
会場には既に多くの方がお集まりになられていて、初めてお会いする人、再会する人などご活躍の方々が多く、生前の大樹君の担っていた役割の大きさを感じることができた。
私は大樹君とは、トルコ アンタルヤ国際園芸博覧会 屋内出展委員会の委員として隣に座った時からのご縁であった。人柄もよくクレバーな方だという印象であった。そして私よりは随分若いがとてもしっかりしておられて、皆さんが思っているように将来を大いに期待される若手であったと言える。
その後は密接に一緒にプロジェクトを行ってきたというわけではなかったが、あるプロジェクトでお父様の金澤美浩さまにアドバイスをいただくことがあり、幾度か矢祭にもお伺いした。きっと大樹君がお父様に私を引き合わせてくれたのだな~~しみじみ感じることになった。
偲ぶ会では、多くの方から素敵なエピソードなども聞くことができ、私が知らなかったところなども多くあり、本当に皆さんに親しまれ必要とされてきたのだと感じられた。
さらに亡くなってもまだ集まっている花き業界の若手の人たちとの新しいご縁を紡いでいただけ本当に感謝である。
私はもう若手とは言えない歳になってしまったので、少しでも今回の会を設えた全国花き若手会の藤目会長はじめ多くの若い人の支援ができるような取り組みを産み出し、お父様の金澤さまのお力添えをいただきながら何とか進めていければと強く感じている。これからの若手の活躍が楽しみで仕方ない。
今回素敵な機会を与えてくださった藤目会長はじめ多くの皆様、天国の大樹君はじめご家族の皆様。そして参加者の皆様。本当にお世話になりました。ありがとうございました。
今日は私にとって本当に大切な日となったと言える。皆さんに何とか形にしてお返ししなければです。がんばります。