四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

毎年ながら同じ言葉で始まり同じ言葉で締めくくることになるように思いますが、何より今年も無事に大晦日を迎えることができ、同じように感謝の意を伝えることができることを本当に嬉しく思っています。皆さん。本当にありがとうございました。

この1年間、花き園芸業界の中でも、大幅に事業を拡大させた企業や事業を転換した企業、残念ながら縮小を余儀なくされた企業などそれぞれである。そのような中、私たちは全て何ら問題がなかったという訳ではないが、スタッフの並々ならぬ努力があり、多くの人たちに支えられてしっかり実績を残してくれた。本当にありがたいことであり、賛辞に値するといえる。感謝しかない。

個人的にはCOVID-19の影響で行けていなかった海外出張も再開することができ、年の後半は海外に身を置きながら日本とのリモート会議に出席したり、セキュリティー対策を十分に行ったうえで機内からリモート会議に参加したりなどバタバタの1年となった。

また私たちも本業の卸や植物輸入だけではなく、グループ会社とともに新しいプロジェクトや新しい商品開発を手掛けてきており、相当の成果を残すことができたのではないかと思っている。

中でもプラネタリーバウンダリーに表現される世界的な大きな問題の解決につなげられる資材の開発を終えることができた。そして試用で顕著な効果を確認することができ、特許申請を済ませ、来年からリリースである。この資材は今までの肥料に関する考え方を覆すようなものであり、大きな期待が寄せられるであろう。このような素晴らしいものを授かったことの喜びや期待もあるが、しっかり多くの人や植物に喜んでいただけるような取り組みにしていかなければならない責任をそれ以上に感じている。引き続き皆さんにはまだまだ助けていただきたいと思っているのでよろしくお願いします。

薔薇園植物場の「花と人をちからいっぱい愛せる人を育みたい」、アースフィールの「植物をまもる。生産をまもる。地球をまもる」をしっかり胸に刻み込み、四代目 金岡又右衛門として「世界の感動を日本に。日本の感性を世界へ。」国内外問わず、前へ前へと進んでいきたいと思っている。
そのためには変革も必要であろうと思っているし、変革こそが自らの成長にもつながると思っている。
これからの私たちの取り組みを温かく見守っていただき、引き続きのご指導を何卒よろしくお願いいたします。本当に1年間お世話になりました。

最後になりますが、今年も私の拙いブログを読み続けていただいた皆様、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
「又右衛門の頭の中を書いたブログ」ではありますが、すべてを書ききれなかったことを深くお詫び申し上げます。

そして来年以降も形は変わるかもしれませんが、何らかの形で皆様に又右衛門の想いや活動を伝えていきたく思っていますので何卒よろしくお願いいたします。そして健康な植物の力をかりて明るい風景を見るために一緒に歩んでいければと思っています。

それでは皆様、良いお年をお迎えください!
皆様にとって植物にとって素晴らしい年になりますことを願っています。

四代目 金岡又右衛門

週の初め月曜日は、青年会議所時代から最近もいろいろなことでお世話になっている知人の力ぞえにより、アフリカの大使館での勤務や動物保護でとても活躍されている方、そしてTICAD7で出逢い、ルワンダなど将来を見据え世界的に活躍されている方とのミーティングに参加し、多くを学ぶことができた。

さすが各分野や分野を超えて活躍されている方々なので、視点や実行力、ネットワークには驚かされた。そのような中、私たちの「健康な植物(みどり)のちからで社会の課題を解決する。」というテーマでの取り組みにも賛同いただけ、一緒に新しいプロジェクトを立ち上げることができそうである。今後(コンゴ)が楽しみである。

翌日の火曜日は、私たちの活動に関心を持っていただいていた方とミーティングの機会があり、私たちバラエングループの取り組みの紹介をし、現在取り組まれていることなどをお聞きしながら情報交換をすることができた。素敵なご縁に感謝である。

週中は以前より関わらせてもらっている重要なプロジェクトの全体会議、個別会議などへのリモート出席や、来年度の展示会の打ち合わせであっという間に過ぎた。

週後半では今まで進めてきた生態系調和型農業を推進し、プラネタリーバウンダリー(地球の限界)の重要な項目である世界的な窒素、リン酸問題の解決に大きな効果を出すことができる新しい資材の開発を終え、その後の試用試験の素晴らしい結果の報告を受けた。

私は知識や技術は乏しいが、本当に素晴らしい研究者や開発者、現場実施者に助けられて、長年の取り組みがやっと形になろうとしている。このことでグループ会社であるアースフィール社のモットーでもある「植物をまもる。生産をまもる。地球をまもる。」に向けて、大きく踏み出していけるのではないかと思っている。楽しみにしていただければと思う。本当に今週は新しいご縁やモノとの出逢いという素晴らしいクリスマスプレゼントをいただくことができた。本当に皆さんには感謝である。

そして週末のクリスマスは、受け取ったプレゼントをぜひ来年以降により広く、より多くの人に共有していただけるように取り組んでいきたいと考えながら過ごしている。

そう「みどりのサンタ」は植物や環境のことを考え、1年中活動をしている。そしてクリスマスは本来の赤いサンタさんにお任せしているのである。

さ~~明日から、またやることがいっぱいである。ぜひ皆さんのところに「みどりのサンタ」が現れた時には、お気軽にお声掛けいただければです。

残すところ今年もあと1週間。本業の卸業務は商いもスタッフの疲労もピークに達する時。ここまで何とか無事に取り組んでくれていることには本当に頭が下がり感謝でいっぱいである。ラストスパート頑張ります。

今年も残すところあと半月。15日の神棚のお祀りをし、営業所で打ち合わせを行い、終了後、栗東へと向かった。

以前、栗東は北陸や中部方面に行くときに素通りするだけではあったが、守山のバラ生産の國枝さんとのプロジェクトや、JRAの栗東トレーニングセンターへ向かうことが増え、今回の訪問が今年の何回目になるかも思い出せないぐらいである。

大阪を出発し、1時間強で到着。今回の目的である栗東トレセンへの通行証受け取りのため事務所を訪問して、昨年に続いて交付いただくことができた。

何故花卉園芸企業の私たちが栗東トレセンに、と思われる方が多いかとは思う。
グループ会社が製造するマリネックスが、農業、水産、畜産の現場において良い実績を残しており、北海道の牧場を訪問した際に、競走馬生産牧場においての課題を聞かせていただき、その際にマリネックスを案内したところ非常に興味を持っていただけた。

飼料など競走馬へ与えるものの規制は非常に厳格であり、いくつかの検査をクリアし適合承認を受けることができ、本年度から納品許可をいただくことができた。そして納品や使用法説明のために厩舎を訪れることが出てくるので、その際の通行証が必要となり、今回のように申請し、許可をいただくことが必要になったということである。

いずれにしろ今までコツコツと研究をし続けた製品が、生き物の健康に寄与できることは意義あることであり、COVID-19などの影響で、かなり厳しいながらこの事業を継続してきた価値があったことが確認でき大変うれしく思っている。

いつの日かマリネックスを飲んでいる競走馬がG1レースで勝利をおさめることを夢見ながら引き続き取り組んでいきたいと思っている。

ぜひ競走馬だけではなく引退馬の支援にもつなげていきたいと思っているので、一人でも多くの方にアドバイスをいただければと思っています。よろしくお願いします。

2022.12.08

そして神戸。

こうべ~~~♪
神戸という言葉が出ると、何故かこのフレーズが頭をよぎる。やはり年代のせいかもしれない(;^_^A

今日は、先日、日本植物園協会の技術講習会を開催した時に、貴重な講演をしていただいた神戸植物防疫所へのお礼と来年度の植物輸入の相談にて庁舎を訪問した。

防疫所の方々には前回同様に親切丁寧にご指導をいただき、こちらからも新しいプロジェクトや今後についての報告をすることができ、とても有意義な時間となった。そしてこの学びを活かして、日本の生産、植物をまもりながら植物貿易を2025年に向けてさらに推進していければと考えている。楽しみがいっぱいである。

その後、神戸煉瓦倉庫のオリーブ広場を植栽チェックのために訪れた。到着した時には幾組かのカップルなどが記念写真を撮ったり、オリーブの古木を観ながら楽し気に会話したりしていたのが印象的であった。

オリーブ君たちも一部を除いてはとても元気な状況であった。そして少し前に体調を崩させてしまった子も順調に回復傾向にありホッと一安心である。

この広場は一旦、来年3月までの取り組みとなっているため、それ以降はまだ未確定であるが、任期の間はここを訪れる人を優しく包み込んでくれると思うので、ぜひ皆さんも彼らに会いに行っていただき、声をかけていただければ幸いである。
待ってま~~す!!!

今日は、本社のある宝塚にてバラエングループとして取り組む新しいプロジェクトのミーティングと現地視察を行った。

まず午前のミーティングでは、近日中に発売開始予定の農業・花き栽培向け新資材の打ち合わせを。

新資材について本年度より特別顧問に就任いただいている前川先生から進捗状況の説明があった。残念ながら特許の絡みもあり現時点ではお話できないが、この資材は今までのあり方を覆すようなものであり、同じチームにいながら改めて驚きを感じるものである。

既に実地試験も終え、効果も確認済みである。そのメカニズムと実際の効果について資料とともに丁寧に説明をいただけた。

また今回の新資材は主に国内資源や再生資材を有効に使い、環境にも優しい設計になっている。それらを用いた画期的な事業展開の提案もあり、その可能性と将来性に胸が高鳴る思いがした。

そしてこの資材を世に出すにあたり、「この資材は生産者と植物を護るために開発した。決して価値相応の価格設定とは言わず、生産者に寄り添った価格で提供してあげて欲しい」とのことで、私もその意見に共感できたので、できるだけ喜んでいただけるようにつとめていきたいと思う。

またこの他にも2種ほど新資材があるため来年度は新製品のオンパレードになるので大いに期待していただきたい。さらにこれらの資材と今まで培ってきた有機栽培技術などを用い、希望される市町村などとの連携協定や生産者との共同事業を推進していければと考えている。ただいかんせんまだまだメンバーが少ない企業のため限定した取り組みになると思うので、もしこのブログをお読みいただいた行政や事業体の方々がいらっしゃったら早めにお声掛けいただければ幸いである。

このような話をしているとすぐにお昼になり、食事を済ませた後は地元山本のバラ生産をされている確実園本園さんへと向かった。

そこではわざわざ阪上代表に対応いただき、バラ生産についてレクチャーをいただいた。
さらに前野先生も加わられて、私たちのバラ向け新資材についてご意見などをお聞かせいただくことができた。

そしてデスクワークを終えたのち、圃場にて様々なバラについての性質の違いなどをとても細かく教えていただけた。

現場でもとても長く教えていただけ、多くの意見交換や情報交換ができ、参加者それぞれの見地で多くの学びを得て、帰社することができた。

バラエングループは現在、直接的なバラ生産からは遠ざかっているが、新しい資材をバラ業界に提供することで、業界やバラのお役に立てればと思っている。あと少しで展開が可能である。これもまた乞うご期待である。ただやりたいこと、やらなければならないことが盛りだくさん過ぎで追いつかない。

そうだ猫の手をかりよう!!!!!

月末オーストラリアから帰国し、オンライン会議、事務作業、1日早いお朔日参りを行い、30日の夜から東京入りをした。

今回は、よみうりランド HANA-BIYORI ピィト アゥドルフ ガーデン東京の冬支度に参加するためである。

珍しく夕方からの飛行機。いつもの朝一番の飛行機よりは少し空いているものの結構多くの人が搭乗されていた。

到着後は新橋にて久しぶりの和食をいただき、とてもホッとした気分になることができた。そして宿泊地の調布へと向かい約1時間でホテルに到着。
夕食が早かったせいもあり、少しお腹が空いたのと、明日からの力仕事に備えてのエネルギーチャージのため吉野家の牛丼をおいしくいただき、デスクワークの後、眠ることにした。

そして朝、都内で活動をしてくれているスタッフと京王よみうりランド駅にて集合し、ウォーミングアップを兼ねてよみうりランド HANA-BIYORIへとジャイアンツ坂を歩いて上がることにした。途中ジャイアンツ球場が目に入り、若い選手たちが出勤?してくるのを見ることができた。

しばらくして現場に到着。そこにはピィト アゥドルフ ガーデン東京のプロデュースを行っている永村裕子さんはじめ各地で活躍されているガーデナーの方々が既に集まっていた。

永村さんとは初めて会ったのが少し前のチェルシーフラワーショウで、それ以来いろんなプロジェクトをご一緒しており、今回、当ガーデンにおいて土壌改良に関わる機会にての再会である。

まずは、館内のパラボラッチョにご挨拶。さらに枝を伸ばして元気そうにしている姿をみてホッとするのと同時に、以前より少し大きくなった胴をみて、素敵なスタッフに囲まれて愛されていることが伝わってきて本当に嬉しく思えた。

そして現場に合流。永村さんから今日のスケジュールや目的とする土壌の状態を教えていただき、さっそく取り掛かることとした。

実は以前、長雨などによる影響で根が傷んでしまった植物をサバイブしなければならないことがあった。本来であれば植物を抜いて、土をすき込んで完全に改良をすべきであったが、その時期に植物を植え替えると枯れてしまうリスクがかなり高かったために、応急処置として、傷んだ直根はそのままにして周辺を土壌改良し、側根をできるだけ伸ばして植物の命を守る方法を用いた。すると植物の傷みは止まり、かなり改善されたということもあり、植え替えが可能なこの時期に全体的な改修を行うことになり、お声をかけていただいたのである。

永村さんの適切な指示のもと、エリアごとに、ガーデナーの皆さんは丁寧かつ見事な手さばきで植物の植え替えや株分けを行っていく。

その際に又右衛門は持ち込んだ資材を駆使して順次改良を行っていく。

今回持ち込んだ資材はマリネックスとMM土。さらに松本微生物研究所と現在進めている有用微生物のバランスが素晴らしい改良材やミネラルを使って改良を行うことにした。

そして以前にセダムをサバイブするために土壌改良したエリアの改植を行った時には、掘り上げた植物の側根の広がりの凄さをみて、前回の改良が功を奏したことをみんなで確認でき、その効果に驚いてもらうことができた。

ちなみに今回使用し大きな効果をもたらした微生物資材は、日本各地の著名な有機野菜生産農家さんにも採用いただいている優れモノである。そして来春リニューアルし、バラエングループからも販売することになるので、楽しみにしていただければと思う。有機野菜農家はもちろんのこと、ナチュラリスティックガーデンの基礎資材としてはかなり有効だと思うので期待していただきたい。

引き続き永村さんが各エリアに応じた指示を行い、ガーデナーの皆さんがそれを確実に行っていく作業が、お昼をはさんで夕方陽が落ちるまで続き、本日の作業は一旦終えて、また明日に備えることになった。

本日のピィト アゥドルフ ガーデン東京チームの作業はテレビの収録もされていたので、後日放送されると思う。多くを学べると思うので是非ご覧いただければと思います。

そして私はせっかくなのでHANA-BIYORIのライトアップを観てから帰ることにした。

ホテルについて荷物をおいて、食事に出かけることにした。

ホテルのチェックインの際にもらうことができた「ただいま東京」のクーポン3000円分を持って参加店を探しながら調布駅周辺を歩いていたが、その頃から何となく足腰の痛みが強くなってきて、結局このクーポンは食事代ではなく、ドラッグストアでの薬やシップなどに使うことになってしまった。

翌朝、目覚めると思うように体が動かない。かなり腰が痛い。
以前からギックリ腰で苦しんでいて、その後、タイ、シンガポール、オーストラリアと海外出張が続き、痛み止め注射などを打ってはいたが、治すことまではできていなかった。

そして今回、屈んでの作業なども必要であったので、負担が大きかったのかもしれない。ガーデナーの皆さんは、へっちゃらな顔で丸1日作業されているので、又右衛門は恥ずかしいばかりである。そんなことを思いながら、再び京王よみうりランド駅で東京スタッフと集合し現場へと向かった。

私の身体の異変に気がついていたスタッフは、細い身体で慣れない作業をして疲れているだろうに、私のバックを引っ張りながら、力強く長い坂を歩いて行く。頼もしい限りである。

そして現場に到着しても、私が土嚢袋に手をかけようとしたら、走って寄ってきて、その土嚢袋を横から奪い、細い腕で一生懸命持ち上げ運んでいく。女性にはかなり過酷な重さであったろうが、顔色ひとつ変えずにである。申し訳ない気持ちでいっぱいである。

そして、出発の制限時間いっぱいまで作業に参加し、皆さんより一足先にあがらせていただいた。

今回、ピィト アゥドルフ ガーデン東京の冬支度に参加させてもらい、多くのことを学ばせてもらった。
それは植え方やテクニックもあるが、リーダーの適切な指示や、参加者のガーデナーの皆さんが、ポイントごとに必要なことをしっかりメモし、写真を撮って記録に残していく。皆さんは相当なプロであるにも関わらず、常に学ぶ姿勢が本当に素晴らしく感じた。それもこれも植物に対する想いの表れであろうと言える。

しばらく続いた出張などの影響も重なり、身体は悲鳴を上げているようだが、今まで培ってきた技術で植物を助けることができ、今後への期待も高まり心は歓喜を上げている。
そのような素晴らしいプロジェクトに参加できたことを本当に嬉しく思う。

また春にピィト アゥドルフ ガーデン東京がどのようになっているか楽しみで仕方ない。

一昨日は、花き産業の発展に寄与された、なにわ花いちば取締役会長の大西様のお通夜に参列した。多くの花き関係者が弔問されており故人との最後の時間を過ごさせていただいた。取引のみのお付き合いにはなるが、色々お世話になっており、少し早いご逝去がとても残念に感じた。バラエングループ関係者一同ご冥福をお祈り申し上げます。お疲れ様でございました。安らかにお眠りください。

そして昨日は盛岡にて開催される新岩手農業協同組合八幡平花卉生産部会創立50周年記念大会に招待され、盛岡へと向かった。

まずは4時に起き、大阪営業所に立ち寄り、その足で伊丹空港へと向かった。

今日は快晴。雨の心配はなさそう。ただ朝の気温はマイナスということで、今年初めてダウンベストを着こんでの訪問になった。

花巻空港に到着すると、そこには送迎バスで迎えに来ていただけていて、早速乗り込み式典会場である盛岡グランドホテルに到着した。

ただ開場までは約3時間があるので、開催されているワークショップなどを拝見しながら、生産者の方々や市場の方々としばし歓談をした。

開場前には、平素から大変お世話になっている大田花きの磯村代表もお越しになられ、少し離れたところから大きな声でお声掛けいただき、しばしお話をして、ほどなくして開場となり席へと進んだ。

しばらくして開会。主催者挨拶から始まった。

岩手県知事、八幡平市長はじめ代表される方々からの来賓挨拶があった。

続いて畠山氏による経過報告として記念誌にそって安代リンドウの成長過程のダイジェスト報告があり、その軌跡の素晴らしさを改めて感じることができた。また最後には50周年を共に迎えることができなかった長年のパートナーであり、又右衛門活動の理解者、支援者であった小笠原氏のことに触れられ、私も当時の思い出が蘇り、こみあげるものがあった。

その後様々なお立場の方々に感謝状が贈呈され、大会決議がなされたあと第一部である式典が終了した。

第二部までの休憩の間、以前からお世話になったり、お世話させていただいたり、海外研修などを行い、一緒に学び、一緒に泣き笑いしてきた生産者はじめ安代の皆さんと、思い出話や今後の取り組みなどについて、久しぶりに話をすることができた。とても嬉しく、日常を取り戻していくことができていることを感じられた。
休憩をはさんで、着席すると第二部である祝賀会が始まった。

テーブルにはリンドウが素敵に飾られていた。

私のテーブルの左隣りは、リンドウの育種などにおいて著名なスカイブルー・セトの瀬戸社長で、仕事の話からオフの話まで聞かせていただき、とても勉強になった。私たちグループの取り組みにも興味を持っていただけ、年明けには再訪し、新たな取り組みを一緒にチャレンジしていただけるとのことで、今からとても楽しみである。

また右隣には八幡平の普及センターにて畜産などの経験豊富な所長にもお話をお聞かせいただき、またまた素敵なご縁をいただくことができた。

生産者の方々、そのご家族の皆様にもご挨拶をすることができ、溢れる笑顔に産地としての力を感じた。各市場の方々と久しぶりの情報交換もでき、とても有意義な時間となった。

その後、同じホテル内での2次会も開催され、絞られたメンバーになり、少しラフな感じでまた一歩深く入った話ができた。

その後は駅前に場所を変え有志だけの3次会。とても面白く熱い時間を過ごすことができ、とても良い時間となった。そして皆さんとの再会、共に発展していくことを約束して、長く短い1日の宴席はお開きとなった。

一夜明けて、今、帰阪する途中でこのブログを書いている。本来であれば昨年に開催される予定であったがCOVID-19の影響でずれ込んだ。その1年間のうちにもリンドウ生産者はさらに成長し、強い想いをもって生産に向かい合っていることが感じられた。

今回の訪問で様々な方々との出逢い再会ができ、既に来年に向けての新しいプロジェクトも立ち上がりそうである。まだ雪も降ってはいないが来春の雪解けが楽しみで仕方ない。

最後になりますが、安代と私を繋ぎ、長年一緒に活動していた小笠原氏の姿をこの宴席でみることはできなかったが、今まで一緒にプロジェクトを起こし、一緒にプライベートを楽しんできた思い出は、50周年を迎えた中でも褪せることなく、さらに濃くなってきているようさえ感じられた。きっとこの宴席に臨席してくれて、みんなの姿を見ながら目を細めてくれていたと思う。本当にありがとうね。

しばらく中止していた又右衛門海外研修を再開させたいと思っている。
また一緒に行こうね。ねっオガさん!想い出の場所に・・・・・

タイ・シンガポールにおいて活動をしてきた中で、非常に関心を持ってもらえたのが、バラエングループのマリネックスである。

▼マリネックス公式サイト
https://www.marinex.co.jp/

この資材は最近注目が集まっているフルボ酸が多く含まれている腐植になるが、その中でも特異性がある海洋性腐植から自然濾過法により抽出した(高濃度フルボ酸)唯一無二の資材で、フルボ酸とフミン酸の絶妙なバランスが特徴である。

その効果は農業、水産、畜産、美容、環境など多くの分野に関わる方々からも称賛の声をいただいており、環境配慮や異常気象による農業従事者の負担軽減を進める中で、急激に注目されるようになってきた。

そして今回は、近隣にある大きな緑地(公園)での課題解決の依頼があり、訪問をしてきた。

この緑地は、素敵に管理されており、とても居心地もよい。
秋も深まってきたことから樹々も色づき、少し散策しただけでも、四季の魅力を感じることができる。

そしてご担当の方々と現地視察とミーティングを行い、今後協力的に取り組み、ご提案することを約束した。

このような素敵な場所が保たれ、さらに魅力的にしていくためのお手伝いができることを嬉しく思う。来年からが楽しみである。

今日は1日都内で活動し、深夜便でバンコクへと向かう。
バンコクの再訪の目的は、進行中の共同プロジェクトの推進が主である。しばらくは2~3か月に1度の訪問になるのであろう。

未だにギックリ腰の痛みが癒えずで、特に目覚めの腰痛が一番きつく、座薬を入れながら自宅を出発することになった。重たいスーツケースを出発カウンターに預けるまでが一苦労である。空港までは車で送ってもらい、駐車場からボチボチとスーツケースをおしながら、何とかカウンターに預けることができた。

そして羽田に到着。羽田にはアシストしてくれるスタッフが待ってくれていたので荷物をゆだねて、早速目的地へと向かった。

今日の目的地は東京ビッグサイトである。ここではアグリニュービジネスの展示会やアグロイノベーションという展示会が開催されていて、知人が出展をしており「是非来場を」と勧められたので、出発前に訪問をしてきた。

知人は秋田で採取できるとてもユニークな資材を扱っている。確かに、その効果は絶大であると説明を聞かせてもらうと興味が湧く資材であり、その可能性は大きいということが容易に想像できた。なので実際に自分たちで使用してみて、今後を検討してみたいと思う。楽しみである。またその時に預けてくれた粉状の資材は、痛いところなどにあてていると傷みを軽減するとも説明があり、早速コルセットの中に袋ごと挿入し、大きな期待を寄せながら、次の会場へと向かった。

隣接するフローラルイノベーションにも顔を出してきた。そこには長年お世話になっているインパック社やJFMA(日本フローラルマーケティング協会)のブースがあり、久しぶりにご挨拶をすることができた。
アグロニュービジネスでも気になる出展者にはお声掛けし、色々資料をいただくことができた。そして、近くで食事を済ませ、出発時間までカフェで打ち合わせを行った。

そのように過ごしていると、少し離れた席の方からお声掛けいただき、名刺交換をさせてもらった。その方はとても有名な企業の方で、私の活動を知っていただいており、ブログなども見ていただいていたようで今回お声掛けいただいたということである。とてもありがたいことである。自分で言うのも何だが私は比較的?かなり?声をかけにくいタイプかなと思うが、女性であり若く素敵な方であったので、かなり勇気がいったのではと思う。素晴らしい。私たちの会社のメンバーの多くは、私を筆頭に消極的なところが多く、このような方をみると輝いて見える。私たちのグループに迎えたいぐらいである。業界は違えど、是非活躍をしていただきたいと思う。いつかあるかもしれない再会が楽しみである。

その後は、恵比寿に移動。ここは普段通っている整体院の東京の店舗があるので腰痛を少しでも軽減してもらいたく治療を行ってきた。

再び羽田空港に戻り、出国ゲートへ。
検査場でボディーチェックを受けると、腰にしっかりと撒いたコルセットに手がかかる。検査官は私の身体を気遣いながら丁寧にコルセット周りをチェック。その時コルセット内に粉の袋を挟み込んでいたことを思い出す。そして勝手な想像で、「この袋の粉は何?」ということになれば、別室に連れていかれてしまうのではとビクビクしながらコルセットに挟み込んだことを後悔したが、無事に検査場を通過でき一安心であった。

そして、いつものラウンジで食事とデスクワークを行いながら出発時間までを過ごし、日付が変わった0時35分出発の飛行機に乗り込んで、いつものようにデスクワークを行い眠れぬうちに無事にバンコクへと到着した。

さてと今日からバンコクでの8日間。やらなければならないことが山積みである。時間がとれ、報告できるものはできる限りブログアップしていきたいと思うので引き続きお読みいただければである。ではでは~初日頑張ります。

27日。技術者講習会2日目は、私たちが深く関わらせていただいている同郷の植物園「あわじグリーン館」にて開催した。

現地集合であったが、ほとんどの方が定刻よりも速くお越しいただけ、スムーズに開催することができた。

まずは私のご挨拶、そして瀧本副館長より「あわじグリーン館」のご説明をいただき、早速、瀧本副館長先導のもと館内を案内していただいた。

入り口から入ると幻想的なエスカレーターを登り、温室へと向かう。

途中大きなかぼちゃがとても気になった。

そして温室内へと進む。淡路島名産の玉ねぎのオーナメントもユニークである。

続いて眼下には、私たちからの植物であるディクソニアなどが元気そうにしているのが目に入り、ホッとする。

奥まで進むと大きなアロエ ディコトマが見えてきて、その迫力に多くの参加者は魅了されていた。

さらに進むと先ほどのアロエやサボテンなどとは一転して、みどりが茂るエリアに。

そこにはペトレア・ヴォルビリスが咲いていて、とても魅力的であった。

さらに進むと希少な青いラン類クレイソントロンが目に入る。世界にたった3種類のボルネオの青い蘭とのことである。とても可憐で魅力的である。

そこを過ぎると、私たちからの植物が多く展示されている「しんかのにわ」である。
マクロザミア ムーレイやディクソニア アンタルクティカなどが多くの人を元気に出迎えてくれていた。ところどころにおかれた恐竜たちが可愛らしく、子どもたちに人気のゾーンになっているとのことである。嬉しい話である。

人気スポットになったということで副館長の説明にも力が入る。さらに管理責任者の後藤さんにも登場していただき、皆さんからの質問にお答えいただいた。質問者も実際の植物管理に携わる人が多いため、ひっきりなしに質問があり、とても活発な見学会となった。

最後に参加者全員による集合写真を撮り、2日間のプログラムを終了することになったが、皆さん名残惜しいのか、中々その場を離れずその後も多くの意見交換がなされた。
そしてかなり時間も経ったころ、少しずつハケていき、私たちもお世話になった副館長はじめ参加者の皆さんにお礼を伝え、「あわじグリーン館」を後にした。

今回、私たちのような立場の者がホスト園になることがどうかとは思ってはいたが、私たちにとってはとても良い機会となった。
さらに参加者や事務局の方々にも価値ある2日間であったと言っていただけ、本当にやった甲斐があったと思う。次の私たちの順番は10年後ぐらいになるであろうから、もう私は引退をしているかと思うが、今回多く人との出逢いの時間がつくれたのは本当に価値があり嬉しくある。

園は持たないが、縁を持つことができ、大いに実りある腰の痛みも薄れる2日間であった。皆さんとの再会が楽しみである。