四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

今日は千葉県いすみ市に向かう。

羽田空港からモノレールと在来線を乗り継ぎ、JR外房線の大原駅に到着した。大原駅は最近TVなどでよく見かけるいすみ鉄道の始発駅でもある。

駅舎にはお土産物などがあり、観光客が訪れていた。沿線の菜の花や桜が有名で、web上で素敵な写真を見つけることができる。花の最盛期にはかなりの観光客が来られているとのことである。

いすみ市は古くから農業が営まれており、一部花卉園芸品の生産も行われている。また沿岸は日本でも屈指の漁場であり、海産物が豊富で、魚好きの又右衛門にとっては通いたくなる街でもある。さらにマリンスポーツも盛んである。

海や山など魅力いっぱいのいすみ市が、『住みたい田舎No.1(宝島社発行 田舎暮らしの本)』に選出されたのも納得ができる。いすみ市を訪れるようになったのは、数年前の展示会での出会いがきっかけで、いすみ市における花卉園芸を含む農業や水産、環境管理、観光などについて意見交換をさせていただいてきた。いすみ市は学校給食に有機米を導入するなどの素晴らしい取り組みをされている事に感銘を受け、私達の活動と共通するものを感じ、包括連携協定を締結するに至ったのである。

締結式の前には、双方のコアメンバーによるミーティングが開催され、今後の方向性や会議の進め方、年間スケジュールなどについて協議した。

定刻になり、いすみ市企画政策課 海老根課長の司会進行によって、『いすみ市とバラエングループとの包括連携協定締結式』が始まった。

いすみ市からは、太田市長、上島副市長をはじめ各課長にご臨席いただき、今回の協定締結の趣旨が次のように説明された。
『本協定は、いすみ市とバラエングループが、相互に緊密な連携を図り、バラエングループ様の知見やノウハウを有効に活かした諸活動を推進することにより、地域社会の発展及び市民サービスの向上に資することを目的としていること。また、今回の協定を契機に、今後引き続き、いすみ市とバラエングループ、双方の強みを活かした取り組みを拡大していくものである。』

なお、協定の連携項目は以下の4点。
① 農業振興に関すること
② 花き・園芸振興に関すること
③ 観光振興に関すること
④ その他本協定の目的を達成するために必要な事項に関すること

そして、市長と又右衛門によって協定書にサインを行った。多くの方が、温かく、希望に満ちた眼差しを向けていただいたのを感じた。

無事にサインを終え、太田市長とともに記念撮影をした時には、長年私が進めてきた取り組みを、ここいすみ市にて、その価値と可能性を見出していただけたことをとてもうれしく思えた。

そして太田市長と又右衛門から挨拶をさせていただくことになった。私からは、バラエングループのような小さな組織にこのような機会をいただけたこと、本日までにご尽力いただいた方々への感謝の意を伝えた。私たちは、将来を見据えてエシカルで環境配慮を第一に研究・開発を行ってきた資材や技術による健康な土づくりや植物づくりを普及させることで、 社会の課題を解決していく可能性についてお話しさせていただき、そしてここいすみ市においてその取り組みの実現をめざし、様々な取り組みを通じて地域の皆様のご期待に応えていきたい旨をお伝えした。

その後、同席された記者による質問に応じ、これまでの活動や今後についてお話をさせていただいた後、全体で記念写真を撮り、無事に締結式を終えることができた。

締結式終了後、市長室にて歓談の際には、締結式の内容が良かったと市長に喜んでいただけ、私としては胸をなでおろすことができた。

さ~~、やっとスタートラインに立つことができた。これを形式だけで終わらせず、しっかり進めていきたいと思っている。

環境や健康に意識の高いいすみ市と一緒に歩めることは本当に喜ばしいとこである。気合を入れてしっかり進んでいきたいと思っています。またこのような取り組みに興味がある方はご連絡いただければ幸いです。一緒にやりましょう!!!

昨年末に逝去された稲田先生を偲ぶ会が、大阪KKRホテルにて開催され出席をしてきました。

稲田先生とは、シンガポールでのプロジェクトからのお付き合いで、淡路島 夢舞台温室や名古屋の植栽など一緒に取り組ませていただいてきた。そして様々な取り組みを通じて、植物に対する想いを熱く語り合ってきており、まだまだ一緒に取り組みたいことや学びたいことがあったので、早くして他界されたことをとても残念に思っています。

偲ぶ会には国内外から錚々たる顔ぶれの方々が出席され、あらためて稲田先生の存在の大きさを感じ、一緒にプロジェクトを組ませていただいたことを嬉しく思いました。

会では、以前からお世話になっている業界の重鎮や大企業の方々と再会する一方、本日の会を通じてお知り合いになれた方もいらっしゃり、稲田さんのおかげで素敵なご縁をつないでいただきました。

会場には稲田先生の取り組みなどについての展示があり、また稲田さんの右腕として活動されてきた芋瀬さんからその功績についてご紹介もあり、あらためて稲田さんの偉大さを知ることができました。

終盤には稲田先生のご親族の方から、涙と笑いが交差するとても素晴らしいご挨拶をいただきました。

稲田先生が先立たれたことは、残念で仕方なく、何で?早すぎるでしょう!と言いたいところですが、芋瀬さんはじめ、多くの素敵な方々と共に、稲田先生と成しえたかった事に取り組んでいきたく思っています。

そしてぜひ私たちの活動を天国から見守っていただき、時には何らかの形で生前のようにアドバイスをいただきたいと思います。

稲田先生。本当にお疲れ様でした。ご冥福をお祈り申し上げます。稲田先生が繋いで下さったご縁と教えを大切に、前へ歩んでいきたいと思います。本当にありがとうございました。

午後から駐日マダガスカル共和国大使館を訪問させていただいた。COVID-19の影響で中々訪問することができず、前回の訪問から数年が経ってしまった。昨今、両国の行き来が緩和されてきたことから、マダガスカル共和国との交流を再開するために、面談の機会をいただいた。

RANDRIANJAFY Tsilavo Maherizo臨時代理大使、TOTOZAFY Harisoa Véronique文化経済参事官、秘書の伊藤様にご対応いただき、ご挨拶と私たちのマダガスカル共和国での活動を報告した。

臨時代理大使には、私たちのマダガスカル共和国における木彫り製品の取り組みや植林活動などを高く評価いただき、今後も支持していくとのお言葉をいただいた。

さらに、現地にて苦労を重ねながらも音楽界で見事な成功を成し遂げられたOlombelo Ricky Ofisialy氏や、鉄細工にて素晴らしい活動をされるDieudonné Razafinjatovo氏が友人であることを告げると、とても喜んでくださった。

本来ではこの辺りでタイムリミットのはずが、本国の事情も踏まえた様々なアドバイスや、2025年開催予定のTICAD9や大阪・関西万博、2027年の横浜園芸博覧会 GREEN EXPOなどへのお考えもお聞かせくださった。私の想いに共感いただき、多くを学べた大変有意義な時間となった。

お土産としてマダガスカル共和国の素晴らしい植物や景色、可愛い動物の写真のカレンダーをいただいた。このカレンダーの写真の美しさにも感動したが、このカレンダーにはマダガスカルと日本の両国の祝日が記されており、その気遣いに大きく感動した。

最後に、Andry Nirina Rajoelina大統領の写真の前で記念撮影をし、今後定期的に情報交換をしていきましょう、そしてマダガスカルの素晴らしさを日本の多くの方に伝えてください。本国にバラエングループの活動を報告しておきます、おっしゃって下さった。

終始とても親切に対応いただき、あらためてマダガスカル共和国の美しい自然や文化を保全しながら、発展のお手伝いを継続していきたいと思う。このブログをお読みいただいた方々の中でご賛同いただける方がいらっしゃれば、ぜひご一緒できればとも思う。

又右衛門。引き続き「世界の感動を日本に。日本の感性を世界へ。」をモットーに頑張って参ります!!!

いつものように朝一番の飛行機にて羽田に向かうために。伊丹空港へと向かった。

いつもの駐車場に車を停めて少し歩いて空港へと向かう。昨晩の雨も上がり、心地よい空気である。チェックインを終えて搭乗を待っていると、「財布が置いてあるけど、要らないのかな?」との連絡。いやいや絶対要ります!!ということで少しアタフタ。
何度も財布を落とす経験から、財布とカード入れを別にしているため、キャッシュカードは持っていたので、とりあえず2日間は何とかなるであろうと思い、また財布を置いて行ったのが自宅であることにホッとして、そのまま羽田へと向かった。

それにしても、相変わらず忘れん坊、落しん坊の又右衛門である。相変わらずと言えば他にもいくつかあって、その一つは白いシャツを着た時に限ってコーヒーをこぼすこと。何度もやってしまっている。後は何か大事なイベントの前になると、目立つところに怪我をすること。以前PTA会長を務めていた時にも、大事な式典の前日に。愛猫くんに顔を大きく引っかかれ傷を負ってしまい、人生はじめてコンシーラーなどを駆使して傷を隠すのに大変だったことがある。そして今回は、数日前寝転びながらスマホを使っていた時にうっかり手を滑らせ眉辺りに落としてしまった。かなり痛かったのだが、2日ほどで痛みは治まったのであまり気にしていなかったのだが、鏡を見ると、眉辺りから瞼辺りが紫色になっている。自撮りをしてみたら、かなり怖い写真になってしまったので、ここでのアップは控えておきます。(;^_^A

すみません。いきなり何の話かと思うような感じですが、そんな感じで無事羽田に到着。小走りで空港内を移動し、予定より一本早い列車で目的地へ到着することができた。

まずは今日一番目の打ち合わせをホテルのロビーで行った。ここ数年は一緒にプロジェクトなどに関わっており、又右衛門には無い頭脳や視野を持った方で、いつも教わることばかりである。この日も新しく動かし始めた新資材や、来週から始まる取り組みについての状況報告、さらには大規模開発についてディスカッションをさせていただき、その期待度や可能性に、とてもワクワクする時間となった。

その後、六本木一丁目駅に移動。そこでは久しぶりの友人との再会である。友人といっても仕事での再会ではあるが。

彼は小学1年生の時の同級生である。彼とは小学生のころから一緒に旅行に行ったり、お互いの自宅を行き来してきた幼馴染である。高校からは別々になり、確かこの前会ったのは約10年前に、IPMというエッセン(ドイツ)での展示会で日本国展示ブースのデザインなどの役割をいただいたとき、エッセンで再会だったように記憶をしている。

その後彼はアメリカ支社の代表を歴任し、帰国したので日本で再会することができた。大きな会社の重責を担う彼ではあるが、会えばやはり幼馴染み。変わらぬ目線での話がとてもうれしく思えた。さらに会社の規模こそ大きく違うが、方向性など似ているところもあり、私たちが開発している資材などにも可能性を感じてもらうことができ、早速担当部署などをご紹介いただけるなど、前向きな話を沢山することができた。お互いいい歳になった社会人だな~~と思いながら、再会を約束し、私は急ぎ足でいつもの宿泊地である新橋へと向かった。

チェックイン後、パソコンを開き、リモート会議出席の準備を5分前に整えることができた。今日はJETROの輸出大国コンソーシアム支援事業における支援企業の2次審査がある。私たちグループは過去数年採択いただいてきたので再採択は容易ではないが、何とか1次審査を通過することができ、本日の機会を迎えることができた。

審査では、数々の実績や経験をお持ちの先生方から、海外進出への思いや製品の可能性など多く質問をいただき、ありのままの想いを下手な日本語で伝えさせていただいた。また先生方の知見による海外進出の可能性や各種アドバイスなどもいただくことができ、採択されるか否かに関わらず、私たちにとっては多くを学べる機会となった。

その後は、先日久しぶりに再会した、ベルギーで一緒に受賞したパートナーと再々会。前回に続き今後の取り組みについてなどを食事しながら、時間の許す限り話し合うことができた。さらに楽しみが増えていく感じで、とても充実した1日を過ごすことができた。

またFacebookに目をやると、昨年土壌改良の役割にて参加させていただいたよみうりランド NANA・BIYORIにある『PIET OUDOLF GARDEN TOKYO』の関連のアップがあり、その代表でありパートナーである永村氏に連絡をとってみると、劇的に良い変化をもたらしているとのことで本当にうれしく思えた。全て私たちの資材のおかげという訳ではないだろうが、永村氏の長年の経験に、私たちの資材が加わることで予想以上の大きな成果をあげられたということがとてもうれしく、植物たちが元気を取り戻し、中には危うかった命を繋ぐことができたことが何よりもうれしく思えた。『PIET OUDOLF GARDEN TOKYO』は見どころ満載なのでぜひ足を運んでいただければと思います。

タイから帰国した日は、そのまま病院へ直行。徹夜続きで若干疲れ気味ではあるが、ワクチン接種である。今回はCOVID-19のワクチンではなく、帯状疱疹ワクチンの2回目接種である。
接種した日はそのままミーティングに参加し全く問題なかったが、翌日からは発熱などの副反応が結構強く、ボーっとした中、解熱剤の力を借りての活動になった。

週中は今春販売開始の自然生態系調和型資材と昨年発売したAIR-POTを使用した実証実験を行うため、顧問とともに植え込みなどを行った。すでに各資材の実証実験で大きな成果を上げているが、この組み合わせは初めての試みである。相乗効果で発根がさらに良い状態で進められるのではと思っている。後日、その報告はさせていただければと思う。

そして金曜日から日曜日は都内で活動。金曜日は一般社団法人JFTD(花キューピット)70周年記念式典にお招きいただいた。
式典には秋篠宮皇嗣殿下のご臨席を賜りながら、厳粛な雰囲気で進められていった。

式典終了後はレセプションパーティーが開催され、JFTDの歴史や、新しいマスコットが紹介された。またパーティーでは、日ごろお世話になっているJTFDの方々や、普段から様々な集まりにてご一緒させていただいている団体の長の方々、市場関係者の方と再会することができた。中には久しぶりにお会いする人もあり、とても素敵な機会となった。澤田会長はじめ、JFTDの皆様本当にありがとうございました。

ぜひ70周年の次は80周年、100周年とさらに強い絆で歩んで行かれることを祈念し、楽しみにしたいと思っています。

その夜はいつもの新橋の狭い小部屋で過ごし、翌日は副会長を務めさせていただいている全国花卸協会の理事会のため品川へと向かった。全国花卸協会の理事会もここしばらくは多分に漏れずリモートでの開催であったが、今回はリアル開催となった。

理事会では、6月に開催されるの総会や、EXPOに関する協議が約2時間予定通りに行われた。終了後、場所を変えて飲食をしながらの情報交換会。さらに二次会と続き、貴重な情報交換の機会となった。終了時、帰阪する手段もないので、いつもの新橋にてもう一泊してから帰ることになった。

色々な集まりの中、リアルでの開催が増えてきたのは、個人的にはうれしく思っている。確かに移動にかかる時間や費用はかさんではしまうし体力も必要であるが、リアルであってこそ繋がる縁が多くあることを身に染みて感じている私は大歓迎である。なので今後も積極的に足を運んでいければと思う。

さて来週、再来週も関東での活動である。そして月が替わればまた海外が続き。その合間では国内でも大事なプロジェクトが起ち上がっていくので体調を万全にし、気合をいれて前へと進んでいこうと思う。前へ。前へ。

2023.04.04

ドック

今日は、3か月待ちであった人間ドックの日である。会社では毎年行われる社内の定期健診を奨励しながら私は受診できていなかったが、少しずつ身体がガタついてきたので、何とか1日空けて受診してきた。

場所は彩都。以前にお世話になったことがある病院である。

比較的新しく開発された街区で、街並みも整備されている。駅から病院までは『しあわせのこみち』として、ランドスケープされており、管理もされていて素敵な感じであった。

半分散りかけた桜の名残を感じながら、しばらくして病院に到着した。

まずは病衣に着替えて順番に検査を受けていくことになった。途中でロッカーのカギをかけたかどうか記憶がないと伝えると、「すぐに確認してください」と言われて更衣室に戻ったら、しっかりカギは締めていた。しかし、衣類などはロッカーに入れずにそのままの状態であった。相変わらずのあわてんぼうである(;^_^A

仕切り直して、まずは問診。看護師さんから今回が3回目ですね。以前は2018年ですと言われて、5年間検診を怠っていたことを気づかされ反省もあったが、今まで1回しかここで検診を受けた記憶がない。失われた記憶が心配になり、次回からはもう少し時間を作って検診を受けるようにしなければと感じた。

検査はとてもスムーズにおこなっていただき、皆さんとても親切であった。そして胃カメラが終わったので、昨晩からの絶食から解放されると思いきや、聞いてみると夕方のPET検査が終わるまでは食事がとれないということなので、空腹との長い戦いとなった。

時間を同じくして昨日スペインより入港した40 ftコンテナいっぱいのオリーブの植物検疫の検査が行われており、スタッフが検査に張り付きでいた。

夕方、検診が終わった頃に、港に行っていたスタッフより連絡が入り、今回入港のオリーブも前回に引き続きパーフェクト合格とのことであった。現地のパートナーの皆さんの努力に本当に感謝である。そして私も同じく検査合格と言いたいところであるが、私の検査結果は3週間待ちということなので、しばらく後になる。その頃には今回のオリーブの仮植えも終え、早いものはしっかり芽も吹いてくれているであろうと思うので、両方の吉報に期待したいと思っている。

今回、久しぶりにドックに行くとこができた。私など人間は治す場所を選び治療を受けることができるが、植物たちはそういう訳にはいかない。万が一のときは、自分で治す以外は、任意の樹木医や土壌医、専門家の力を借りて治してもらうしかない。
そうであるならば今まで以上に自分自身が新たな治療方法を身に着け、さらに新薬や技術を開発し、少しでも植物の命を助けられるようにならなければならない。植物に安心していただける人間にならなければと思うのと同時に、今進めている取り組みの必要性と重要性を十分感じることができた。

さ~、今から荷物をまとめて、深夜便にて植物が待ってくれているであろう場所へ旅立ちである。どのような植物たちと出逢えるか楽しみである。

先週はタイやスペインからやってきてくれた植物たちの招き入れでバタバタ。と言っても、年々逞しくなるスタッフのおかげで私は見守ることが主な役割ではあったが…

そして今週、卸事業の現場は歓送迎会などの社会行事に対応する花の準備や、入荷間もない輸入植物の管理でバタバタ。私はいくつか行政との重要な取り組みが年度末を迎え、報告書などの提出や4月販売開始予定の自然生態系調和型資材の最終調整、次年度の草案をつくるためのミーティングなどでアッという間に毎日が過ぎ去っていった。

週の後半にはある程度目途がついたため、これから事業の拡大や新しいことを始めるにあたり協力いただける方々と面談のため都内へと向かった。

毎度のようにアップする飛行機の写真を撮る時間もなく、駆け込み搭乗をして羽田に到着。そのままホテルに荷物を預け、待ち合わせ場所へと向かった。

この日お会いするのは、2016年にベルギー王立園芸協会が主催したゲントフロラリアという5年に1度開催されるランドスケープに重きを置いた歴史ある国際博覧会のコンテストに急遽チーム又右衛門が参加することになった際に多大なご協力をいただいた方で、6年ぶりの再会である。そのコンテストの外国人部門で銅メダルを取ることができたのも彼のおかげである。誰もが知る大企業の家系の方であるが、ご本人はとても柔和で、気軽にお話し下さる素敵な方である。あらためて一緒に新しいことにチェレンジしていこうとなり、とても素敵な夜となった。

その後ホテルに戻りデスクワークと、少し前に話題になったJALのタイムセールを深夜まで粘ってみたが、翌日が早いためパートナーに任せて眠ることにした。

そして今日は4時前に起床し、タイムセールの格安航空券をゲットし、JRと東京モノレールを乗り継いで流通センター駅へと向かった。

今日は大田市場において、日頃お世話になっている市場の方々に近況報告と業界の動向についてディスカッションさせていただいた。また仲卸のパートナーとも様々な意見交換をさせていただくことができた。

次のミーティングまで時間があったので仲卸通りを歩いていると、懐かしい人や以前一緒にお仕事をさせていただいた方からお声掛けいただき、とても貴重な情報や今後の提案などが多くあり、早起きは三文の徳を実感することができた。
市場を後にし、流通センター駅近くにて、花卉園芸業界、特に輸入経験においては先輩で多くの経験と知識を持たれる方とお話をさせていただけ、随所で互いの考えが一致し、今後に繋がる感触を得た。

その後、帰阪のため空港へ向かう途中でもいろんなところから連絡があり、この二日間だけでも多くの縁がつながった。今回、あらかじめご連絡をさせていただき、面談したのもあるが、アポなしでも動くことによって、予想もしていなかった方に出会えて、再び繋がった縁もあり、やはり積極的に足を運び、普段の環境と違うところに身を置くことの大切さを改めて感じることができた。

さ~、明日から4月。今まで温めてきた取り組みが多く芽吹こうとしている。私自身まだまだ足りないこところが多くあるので、引き続き学んでいきたいと思っている。
そして、どのような花を咲かせられるか、とても楽しみなことがいっぱいの春である。

1月末にスペインを出発した植物たちが先週大阪港に到着し、今週大阪営業所にやってきてくれた。

このコンテナ内には、昨年もしくは一昨年に現地にて又右衛門が厳選し、特別管理施設(又右衛門エリア)で長く養生及び管理されたものがきてくれている。

まずは港に到着したコンテナを開封し、植物防疫所の方々が今後検査を進めていっていいかの判断をされる『バンカク』といわれる作業である。結果はOKであったので、次の作業に移ることができた。

数日後、コンテナ内の植物を燻蒸ができる隔離施設に荷下ろしする『バンだし』という作業を行う。

植物防疫所の方々によって品種ごとに抽出されたサンプリング検査を行っていく。

この検査は鉢から抜くだけではなく、ココピートなども全て除去して行われる大変厳しいものである。

個体の検査が終わると、植物に負担がかからないようにすぐに植え戻し作業を行っていく。これの繰り替えしである。

この日は40 ftコンテナ2台分であったので、朝一番から午後まで検査であった。検査は、病害虫なし、土付着なし、のパーフェクトな結果であった。あらためて植物輸入に際し、植物防疫所や輸入協会の皆様のご指導、スペインパートナーの実直な努力、又右衛門エリアによる管理の価値を感じることができた。本当にうれしく思う。

そして本日、港から弊社大阪営業所へと運ばれてきたので紹介させていただく。

まずはユッカロストラータ ヒドラ。とても人気がある種類で、引く手あまたである。実際に今回も限定入荷のため店頭で販売、というわけにはいかないであろうと思う。

これは存在感抜群のリギダ マルチ。希少な上にこの形は秀逸である。正直売るのが惜しくなるぐらいの逸品である。植物園や展示会などにはもってこいのものと言える。またこれ以上のものを探せと言われてもなかなか見つけられない。

さらにこれも希少なトリスリナックス。今回は3サイズを入荷。自画自賛だが、トリスリナックスをこれだけ保有しているところはないのでは、と思う。ぜひ皆さんにも観ていただき、驚いていただきたい。

安定的に人気の高いアガベ各種も入荷した。

またダシリリオン ウィーレリやプヤなども入荷している。今回入荷のデザットプランツたちに、同時期入荷の流木を合わせていただくと、めちゃくちゃ素敵なドライガーデンができるのでは、と思っている。きっと見ていただいた方も同様に感じていただけると思う。

現在植物たちは元気にしており、養生期間を終え早ければ4月10日頃には注文以外のものは販売開始できるのではと思っている。

興味を持っていただける方、購入を検討される方、とりあえず見るだけの方も含めてぜひお越しいただければと思う。

今後の販売スケジュールについては、ローズガーデン植物部:安部090-6018-8757までご連絡をいただくか、事業開発部 貿易担当:斎藤澄苗(すみなえ)06-6867-3900までご連絡いただければ幸いです。

ぜひぜひお気軽にお声掛けいただければです。

先日の流木に続いて、タイより魅力的な植物たちがやってきてくれたので紹介させていただきます。

植物を扱う方々はほとんどがご存知の通り、タイは街中や郊外に大きなマーケット(市場)があり、多くの植物が個人や業者宛に販売されている。COVID-19や規制強化の影響もあり少なくはなってはいるが、日本からも多くの個人や業者がマーケットを通じて購入し、日本に輸入をしている。

私はこの活動が問題であるとは思わないが、国際ルールに準拠したエシカルな植物とは言い切れないものも見受けられるため、悩ましい一面が多くあると思っている。

そのような中、私たちは情報収集のためにマーケットもよく訪問している。実際の輸入に当たっては、時間をかけてでも現地を訪問し、現地の取り組み姿勢や現状をしっかり見てから準備に入るようにしている。そしてそのような過程を経て、今週エア便で日本にやってきてくれたので紹介させていただきたい。

まずは人気のハンキングもの。

ディスキディアのコインとアップル。ディスキディアは夏場の蒸れに弱いとの印象をお持ちの方も多いかと思う。確かにそのような品種も多いが、今回のコインやアップルは比較的強いのでお試しいただければ幸いである。

これも人気のリプサリス、プセウドリプサリス他。葉の細いもの広いものなど。

ギザギザが特徴のエピフィルムなどなど

ホヘンベルギアのアイスティー

ホヘンベルギア レオポルドホルスティ

花がとても可愛いミニオンシジューム

開花すると淡いピンクがめちゃくちゃ可愛いイオノシジューム

安価で色んな用途の使用が期待できるデンファレなどラン類も到着。ラン類は花芽の有無もあるので観葉としてとらえていただき、花が咲いたらいいなと楽しみながら飾っていただけばと思っている。

この他にもホヤやネオゲリア、チランドシアなども含め、シーズンオフまで定期的に入荷予定ですので是非見に来ていただければと思っています

商品の取り扱い販売に関しては、ローズガーデン植物部:安部(090-6018-8757)、ローズガーデンプランツまで。また輸出者や海外生産者の方など貿易に関する問い合わせは薔薇園植物場:齋藤澄苗(080-5303-2231)までお問合せいただければです。

引き続き両国にとって価値ある取り組みを心がけていきますので是非とも皆さんのお声を聞かせていただければと思っています。よろしくお願いいたします。

昨年からタイで輸出準備をおこなってきた流木と花器のサンプルがやっと日本に到着した。

以前は、流木の輸入は専門業者にお任せしていたのだが、専門業者から入荷がなくなったとの連絡があって以降、取引先の要望に応えられなくなってしまっていた。昨年偶然タイのカフェで見かけた流木が素敵で、時間をかけてその入手可能性を探り、今回の入荷となった。

先月のブログでもアップさせていただいたが、私とスタッフで現地に向かい、厳重なチェックと作業を行った流木が到着してくれた。初めての流木輸入のためタイ出国までは結構大変なやり取りもあったため、やっと来てくれたとの思いである。

日本での検査は無事に合格し、週末に兵庫管理施設と一部大阪豊中へ移動することができた。

大きさや形それぞれである。長いものや、どっしりしたもの、大きいもの小さいものいろいろある。

一つ一つに個性があり、どうやって使おうかな?と想像を掻き立てられて楽しくなってくる。

スペースの問題があり多くは並べられないが、一部豊中のローズガーデン植物部にて3月末頃に販売開始できればと思っているので、ぜひ皆様にご覧いただければと思っています。よろしくお願いします。