四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

今朝、成田経由の飛行機でハバロフスクに向かった。

 

 

今回はハバロフスクで行われるロシア極東水ビジネス展示会inハバロフスクに出展のためである。

 

花き業界の私が何故そのような展示会に出展と思われる方もいるでしょうが、これには浅い訳があって() 何でもチャレンジという精神がほとんどです。

 

ただ弊社の事業の中には、環境に関わる関連会社や実際に花のメンテナンスや有機栽培に活用している水に関わる技術、野菜工場などがロシア極東には必要ではないのだろうかという、私の考えがあったからである。

 

この展示会を通じてどのようなことになるか、ただ寒いだけの遠足になるのかは、実際に行ってみなければわからないが、とりあえず行かなきゃ何も始まらないと思って、異業種の中に、飛び込んでみた。

 

成田を出て約3時間ちょっとでハバロフスクに到着。
 

 

やはり噂通り寒い。気温はマイナス25℃ぐらい。風がきつい時は体感温度マイナス40℃ぐらいにもなるとのこと。

ハバロフスクは初めてだが、モンゴルでもう少し寒いのを経験しているので、心と身体の準備ができていたので、期待通りの寒さが少し心地よくも感じた。

 

空港到着後バスで移動。約30分後にホテルに到着した。

 

 

とりあえず各自順次チェックイン。

その後荷物を部屋に置いて、今回の出展者の方々とホテルのレストランで食事をした。

 

レストランでボルシチなどロシア料理をチョイスしていただき、参加者みんなで自己紹介をした。そこで改めて私だけ全くの異業種であることを再確認し、この日は、各自明日に備えて部屋に戻ることにした()

 

そして疲れたので温まりたいと思い、湯船にお湯をはってみたらこんな感じ。

 

 

一瞬、正直汚いから入りたくないと思ったが、その瞬間また別のことが頭をよぎった。

それを考えると湯船につかりながら、鼻歌が出てきてしまった。

 

 

さ~明日からの展示会どんなことになるか大きな期待と少しの不安でワクワクです。

 

では、今日はこの辺でおやすみなさ~~い。

今朝も早く起き、今回も朝食の時間は無く、リムジンバスでマルペンサ空港へと向かう。結局、欧州訪問でのホテル6泊のうち朝食をとれたのは1泊だけでもったいないな~という気分になりながら、約1時間でマルペンサ空港に到着した。

 

着後チェックインなど諸手続きをおこないフランクフルト行きに乗り込んだ。約2時間でフランクフルトに到着、ここで乗り換え、大阪へと向かった。

 

そして、その飛行機の中で、今回の訪問ブログをまとめ書きしている。

 

今回スペインでは、多くの人に歓迎され、おもてなしをしていただき、素敵な時間を過ごさせていただくことで、あらためて、おもてなしの心の重要性を身に染みて感じた。

 

さらにビジネスに直結する植物でも、期待通りの成果を残すことができたと思う。来春の入荷が待ち遠しく感じている。

それと同時に、この素晴らしい植物たちがスペインの地から、私たちの勝手な意向で、遠く異国の地に長時間移動という人生?で最大であろうストレスを科せられて、日本にやってくることへの敬意と感謝を決して忘れてはならないと思った。

 

またイタリアでは、新しい人、ものとの出逢いもあった。

さらに過去を振り返り、あらためて気づかされることもあった。

アルマーニビルを前にしたときに、数年前のことが走馬灯のように思い浮かばされてきた。
その内容の詳しくは時間がある人は過去のブログを時間があれば読んでいただければと思う。

http://www.baraen-rosegarden.co.jp/blog/date/2009/02

2009年2月6~7日のブログのため見られないかもですが・・・



当時ただ単に憧れでしかなかった遠く離れたブランドと、成立こそしていないが、一つのデスクを挟んで、ビジネスの話ができるまで、たどり着けたことが、現在の私のチャレンジスピリッツのもとになっており、仕事での支えになっていると言っても過言ではないであろう。このことを可能にしてくれた素敵な人には本当に感謝したいと思っている。

 

できれば今回のイタリアの訪問で思い出話に花を咲かせたかったのだが、今回は、あいにく丁度すれ違い。おそらくロシア上空ぐらいですれ違うかもしれないだろう。

そんな思いをしながら、パソコンの手を休め、飛行機からの景色を眺めてみた。

 

特に夕焼けや、澄み切った青空でもない写真である。皆さんもきっとそう思うであろう。でもしかし、その青空がなかったおかげか、この窓からもっと必要なものが見えたような気がする。

 

それは、深い山々の大自然の中を切り裂くが如くつながっている高速道路などから、本当にこのまま開発は進められ続けて良いのであろうかなどと考えてしまう。確かにこれらの恩恵によって私も日々生活をしているため、口にする権利はないかもしれないが、今一度あらためて自然への敬意を決して忘れずに行かなければと思った。

 

また山々の木々は深い緑色のものあれば、紅葉し葉を落としていこうとしているものが混在していた。
私は何となく人生やビジネスにも同じように照らし合わせ考えられるように感じられた。

 

はじめは散り行くものへの哀愁の様にも思えた。ただずっと見ているとそうでもない。散り行く木々、葉も素晴らしく輝いている。それは周りの若い木々が一層引き立てているからであろう。

 

であるならば私も彼ら大自然の様に、自らが散りゆくときこそ、青い葉に負けじと、堂々と情熱で真っ赤に、そして燃え尽き輝いて逝こう。そしていずれ、青く輝く若い木々の肥となれるような、そんな人生を多くの仲間と送りたいと思った。

 

相変わらずの無茶苦茶な日本語にも関わらず、最後までお読みいただきありがとうございます。

 

このブログの原稿も、帰りの飛行機の中、続けて11時間パソコンと向き合って書いていたので、かなり誤字も多く、日本語もおかしいと思いますが

購読料をいただいてないということでお許しください。ごめんなさい。

これに懲りず稚拙なブログですが、時よりアップしますので、写真だけでもいいので楽しんでいただければ幸いです。

 

それでは。また。欧州訪問記はこの辺で・・・。

 

あっ!それとブログ上だけお付き合いも良いですが、気になる記事や植物があったり、ちょっと言いたいことがあったら、
暇で気が向いたときにでも直接ご連絡くださいませ。
そこからまた何かが生まれる出逢いのきっかけにもなるかもしれませんから。

 

私のように・・・・・。

 

実質上、明日朝一番で帰国の途につくので、欧州での活動は最終日ともいえる。

イタリアでは月曜日の午前中も休んでいるところが多いため、この日はホテルで朝食をとり、デスクワークを少し行ってからの行動開始である。

 

今日は市内での活動のため地下鉄の1日券を購入。

ミラノの地下鉄の線は3本のため比較的わかりやすい。

 

まずはミラノにある盆栽屋さんをめざしてカドルナ駅に降りた。

 

食べ物の話からして恐縮だが、ここには以前私のブログにも登場したミラノ在住の素敵な友人に紹介してもらってから、私のお気に入りにもなった美味しいオリーブパンを売っている店がある。まずはそこでパンを購入し、店前で頬張った。
 

やはり変わらぬおいしさがそこにはあり、とても癒された気持ちになった。

 

 

そして、目的地をめざし何とかたどりついたのだが、お店は臨時休業か開いていない。
入り口のドアには午後よりOPENとのメモが張られていたので、お茶を飲みながら時間をつぶしてとも思ったが、そのまま開かないことも考えられるなど

後のことも考えると訪問を断念し、駅周辺のいくつかの花屋さんを巡り、中心部へと移動した。

 



 そして、花だけにとらわれず、できるだけ素敵なものや、きれいな色んなものに触れるために歩き続けた。

 

 

これはリナシャンテにあるスウィーツ売り場。

綺麗に並べられたマカロンや、ハイヒールの形のチョコレートなどとてもユニークだった。

 

 

そしてしばらく歩き続けランチをとることにした。そこのお店はとてもリーズナブルで美味しかったのだが、料理にプラスαの美味しさを与えてくれたのがこれ。
 

 

これはオリーブオイルだが、唐辛子が入っていてスパイシーで美味しかった。これもまたしばらくマイブームになるかも・・・

 

そしてまた、街を歩き始めた。そしてモンテナポレオーネ駅に到着。

 

ここには言わずと知れた有名ブランドのアルマーニビルがある。ここに来ればとりあえず何の関係もないがこの写真を撮りたくなる。
 

 

というのは、私は以前からアルマーニが大好きなので、この看板が何となく励みになる。

それはきっといつの日か、何かビジネスで関わり合いが持てれば素敵であろうという願いなのであろう。

そしてこの地を訪れると、数年前のチャレンジを思い出さずにはいられない。このことについては帰国の途中にかく、この訪問記のまとめで少し触れてみたいと思う。

 

いつものようにビル内を探索。そしてアルマーニが展開する花屋さん アルマーニ フィオーリによってみた。

 

 

 私が言うのはおこがましいが、以前より随分洗練されてきたように思う。フラワーベースもオリジナルを作り展開をしている。基本写真はNGであろうが敬意を表して撮らせていただいた。

 

そしてビルを出て少し、歩くととても素敵な建物が目に入ってきた。

 私はしばらく目をくぎ付けにされた。

私にとってこの雰囲気の素晴らしさは、有名な歴史的建造物より、近代的なミラノのスーパーブランドより、心を惹かれた。

 

そこでしばらくの時間を過ごし、また歩き始めた。

そして夕方おおかたの目的地を訪れ終えた時、やはり午前中に行った盆栽屋さんが気になり、閉まっているかもしれないが再び訪れることにした。

駅に降り立つと雨が降り始めていた。

 

そして目的地の玄関に着くと、お店は開いていた。

とても素敵な雰囲気がとても好印象であった。

 

そこでお店の方と少しの時間交流をさせていただき、私たちの取り組みも伝えさせていただいた。その中で決して営業目的で訪問した訳ではないのだが、又右衛門ブランドのはさみなどの紹介をさせていただき、少し興味を持っていただけた。これをきっかけに、又右衛門ブランドの面白い取り組みができればなどの期待に胸を膨らませながら、感謝の意を伝えお店を出ることにした。




花屋さんを数軒回りそして最後にイタリアのスーパーを見学するためタクシーで移動した。

 

店内の写真はNGのため控えておいた。食品売り場は、そこそこ素敵であったが、花の売り場づくりはイマイチで、肝心の花の鮮度はかなりひどかった。ここを見学し終えて店外に出た時には、辺りはすっかり暗くなっていた。

 


そしてそこから路面電車に飛び乗ってみた。その路面電車には犬連れの人や、ジョギング途中で飛び乗る人、また素敵な顔立ちの人などの人間ウォッチングが楽しめ、また街中の景色も堪能でき、まるでショートタイムの観光バスに乗ったような気分を味わえた。

そうこうしているうちに、とうとう時間も無くなり、再び中心部にもどった。

 

 

ドォーモ付近では2015年のEXPOに向けてのプロモーションも始まっていた。

 

冷たい雨がシトシト降る中を、好物の焼き栗を頬張りながら、最後の夜を惜しむかのように歩き続けた。


そして最後の晩餐は10年前に初めて訪れたことのあるシーフードが人気のお店に再び行くことにした。

 



そこのお店も昔と変わらぬ美味しさで、さらに料理のアクセントにお花をモチーフにした飾りつけがうれしく感じ、最後のディナーにふさわしい食事を堪能させていただくことができた。

このように最後の夜を堪能し、ホテルに戻り帰国の準備をして、横になることにした。

 

これで、今回の欧州訪問記は終わりになる。あとは飛行機の中で、今回のまとめなどを書いて終わりにさせていただきます。

今日は日曜日。ナーセリーやオフィスは休みのため、ゆっくりしようかと思ったが、花屋さんの見学と、心の栄養補給のため、今日もまた早朝にホテルを出発し、3年ぶりのフィレンツェを訪れた。

 

 

ミラノから列車で1時間40分 サンタマリア ノヴェラ駅に到着した。

まずはいつもと同じ道のりを一歩一歩再び訪れることができた喜びをかみしめるかのように・・・

 

そして同行のパートナーの思い出がつまったレストランに行ってみた。

 

扉を開けると、ランチタイムは既に終了したと言われてしまった。しかしここは思い出の場所であり、日本からやってきたと伝えると、入り口近くのテーブルに食事を終えて座っていた老夫婦も、その意味合いを理解し一緒になって、スタッフにお願いしていただけ、それをお店も聞き入れていただけた。もちろんここでの食事も本当に美味しく、心もお腹も満たされた食事となった。

 

そしてしばらく時間が許される限り、街を歩き続けた。

 

 

 

 

花屋さんや植栽、歴史を感じるものなど、写真で載せればキリがないほどの素敵な光景を目に焼き付けて、再び駅へ向かい列車でミラノへと戻った。

 

そして約2時間、ミラノへ到着。この日も簡単に食事を済ませ、ホテルに戻り、メールのチェックや資料整理を行い、深夜ベッドに横たわった。

※当然一人です。布団中にネコもいません()

この日も朝早くにホテルを出発し、タクシーで駅へと向かい列車で約3時間、北へと移動した。

 

 

 

この列車は海岸線を走るため、景色を見るだけでも飽きが来ない。さらに植物の様子の変化を見ているとなおさらである。

 

 

 

 

しばらくして目的地の駅に到着した。

 

 

 

そこから今回も車での移動。そして約1時間。目的地に到着した。

 

 

このナーセリーの印象はとにかく広い。また樹齢1,000年を超えるものも多くあった。


 

これだけのオリーブを保有しているナーセリーも少ないであろう。ポテンシャルはかなり高いものの、まだまだ多くの課題が残されているのも同時に感じた。そして今後は一緒に検討しながら、前に向かって進んで行くことになった。

 

オリーブのほかにも、コニファーなども多く、樹種は豊富であった。個人的にはこの斑入りの金柑がとても気になったが、柑橘系の輸入は困難なためこれは断念した。

 

他にも興味深いのもあったのだがこのナーセリーはかなり広く、そのため視察も長時間になってしまったため、オフィスの椅子に座ることなく、

再び車に乗り込むことになった。そしてその途中でとても素敵なレストランに立ち寄っていただけた。

 

 

 

まずうまく樹木を利用した日除け付きの駐車場に止めると、すでに行列ができているのが目に入った。

 

到着すればかなりの人で行列ができていたが、ナーセリーのオーナーが特別な関係で、すぐに席へと案内をしてもらった。

そしてまずは、パンが出された。この地方での食べ方を教えていただき、真似て食べてみたが、これまた実においしい。

 

 

どのようにして食べるかというと、焼かれたパンに、固いバターの塊を塗るかのように、生のにんにくを直接刷り込む。さらにトマトを縦に二つに切り、これまた刷り込む。

そこに唐辛子入りのマヨネーズにつけて食べるのである。少し乱暴な食べ方かもしれないが、一度皆さんも試されてはと思う。ただ美味しく食べるポイントは、炭火で表面を固く書かれたパンと程よい糖度のトマト、さらに特製マヨネーズにあると思うので、どこまで現地のおいしさに近づけるかは微妙ですが~~。

この他にも山ならではのマッシュルームの素焼。

 

 
これまたびっくりするぐらい美味しい。こんなにもキノコは美味しいのかと思ったぐらいであった。

 

この他とてもやわらかい牛肉や鴨肉、ふんだんな生ハムを振舞っていただき、胃袋に感動を与えていただけた。読者の皆様すみません。もし1000年オリーブを購入していただけるのであれば、このお食事にもれなくご招待差し上げます~~()

 

そのようにして時間は早く過ぎ去ってしまい、そのままバルセロナ空港へと向かった。

 

 

そしてここでこのナーセリーの人とはお別れ。おもてなしの感謝を伝え、あらためての訪問を約束して、空路でこの地を後にした。

 

そして再びミラノへと戻った。その時には既に10時をまわり、簡単に食事を済ませホテルに入り、明日の準備や訪問したことのレポート作成を行い、深夜に就寝した。

宿泊地バレンシアのホテルを早朝に出発。今朝も早くの出発のためホテルでの食事をとることもできず空腹で駅をめざした。そのような時間でも途中の花屋さんの電気灯っていてバタバタしていた。勝手な想像だがきっとイベント前の大忙しで徹夜であったのであろうと思う。

 

 

そんな姿を横目に見ながら駅へと到着。今日はここバレンシアから南下し、パートナーの2社の農場があるアリカンテ、エルチェに向かう。

 

そして約2時間、無事アリカンテに到着した。すでにビジネスパートナーのViveros Dura の代表の次男が迎えに来てくれていて、足早に車に乗り込み約1時間後、エルチェにあるナーセリーに到着した。

 

到着すればナーセリーのオーナー一家の皆さんが出迎えていただき、1年ぶりの再会をお互い喜び合った。

 

着後、早速ミーティング。前回のシッピングを経て、改善点とお互いの方向性を確認し合った。そして互いの考えを交わして、次年度も同様な条件にての輸入を行うことで合意に至り机上でのミーティングは終了し、残された時間でナーセリーを回って、輸入する品目やタイプがあるかなどの確認をした。

 

 

今回は従来のものより小型のものを中心に確認した。というのも従来の数百年もののオリーブは、植物代、輸送費などを含めると気軽に買えるとまではいってないので、比較的園芸店の店頭でも販売が可能であろうタイプを中心に選んできた。

 

 

 

 

自然形のオリーブを好む人が大半であろうが、このようなタイプも好む人は案外多くまだ検討の余地はあるのではないかと思う。またこのサイズなら頑張れば人力での移動も可能であろう。ただ国内輸送であれば何ら問題はないが、輸入それも長時間の輸送では、安易にも考えられず、まだまだ課題が残ると思われるので、検討が必要かもしれない。

 

そうしているうちに、時間切れとなってしまい、再会を約束し、ナーセリーを後にし、次の待ち合わせ場所であるエルチェのホテルまで送っていただいた。

 

ホテルに着き次第、わずかな時間で近くのトラッテリアでランチを流し込んだ。

 

ここのトラッテリアは前回来たときに、地元の人でにぎわっていたのにつられて訪れたのがきっかけで、その味と価格にとても気に入っていて再来店となった。今回もその期待に応えてくれる食事をさせていただいたが、いかんせん時間がないためにゆっくり味わうということまでは行けず店を後にしてホテルに戻り、午後からのナーセリーと待ち合わせた。

 

そこにはパートナーの姿があり、足早に車へ乗り込みヤシ類を多く扱う Algoros Viveros社のオフィスへと向かった。ここでも前回シッピングでの課題を全てテーブルの上にだし、屈託のない意見交換を行った。内容はパートナーにとって厳しいものであったかもしれないが、お客様や彼ら生産者、私たち。そして植物のために・・・を念頭に置いて前を向いて、議論をした。そしてその中からは生まれた答えは、まだまだ越えなければならない課題はあるが、双方でリスクをもって友好的に前に進もうということになり、早速植物管理棟へ向かって選別などを行った。

 

 

 

今回は今までのものより大きなものを中心に探した。写真のものでトランクのサイズが60~80cm。やはり価格はそれなりにするものの、耐寒性の強さから人気は高く、リストに加えた。

 

 

これはブラヘア ブランディヘイ。シルバーではないが、人気もある?とのことで検討したいと思っている。

 

 

皆さんがご存知 ヤシの王様ともいわれるビスマルキア ノビリス。
この大きく拡がるシルバーの葉が広がる姿は、まさに王というにふさわしい威厳を感じる。

ただ見た目と反して、耐寒性や輸送ストレスを受けやすいなどの問題点を抱えている。これがクリアされれば、間違いなく多くの人が扱うのであろうが・・・

前回私が輸入した時も、かなりのストレスを受けてしまったので、今回は見送りと思っていたのだが、やはり多くの人から要望があるため、耐寒性の高いもの選び方をレクチャーいただいたので、輸送リスクの軽減を図り、再検討をしたいと思っている。

 

 

その他、少し大きめの チャメロプスフミリス セリフェラやボルカーノの少し大きな鉢の検討をしてみようと思う。

 

ただヤシ類は、ハンドリングが容易なため一見簡単に輸入できそうにも思うが決してそうではない。よい状態でということにあるとなおさらである。オリーブなどの様に、土を洗い落として輸入するとそれだけでも大きなストレスがかかる。でも輸入は土は完全に取り除くのが輸入の絶対条件。そのために工夫を凝らして、輸入可能な状態かつ植物へのストレスを最大限に抑える方法で行わなければならない。そのために現地での植物代のよりはるかに高い費用が輸入では必要になってしまうので、この辺は皆様にもご理解いただきたいところでもある。

 

 

 

この他にも、最近おかげさまで有名な植物園やテーマパークからの依頼なども増えてきたため、レアなヤシ類もリストアップしてきた。

  

 

あとはこの他にノリナなどもあった。これは昨年もう少し南のナーセリーに訪れた際に、かなり大きなきれいなものがあったのだがかなり高価なため見送ったのだが、今回少し小さめだが、このユニークな愛らしい形が他人事とも思えない私は結構気に入った。

 

このナーセリーから、私たちの厳しい基準を越えられれば、皆さんにご案内できるかもしれないので、期待をしていただければと思っている。

 

そうこうしているうちに、列車の時間が迫ってきたので、次回も前向きにチェレンジをすることを約束しこの地を後にした。

 

再び私は、アリカンテから列車で移動し、約2時間後バレンシアに到着した。駅周辺はハロウィンで賑わっていて、子供から大人まで多くの人が仮装し街に繰り出していた。私はハロウィンを海外で迎えるのが初めてであったのだが、周りの環境も手伝ってか、やはり日本より素敵な雰囲気を感じることができた。

 

そしてそのような中、夜9時過ぎから食事を済ませ、バレンシアでの最後の夜を過ごした。

 

 

5時に起き、身軽な荷物にして、駅からのリムジンバスに乗り込みベルカモ空港へ。

そしてライアンエアーでバレンシアに向かった。

 

 

2時間のフライトでバレンシア空港に到着。

 

 

空港には日本総代理店をつとめさせていただいているViverosCanosのエレナさんが迎えに来てくれているので車に乗り込み、ナーセリーへと向かう。

 

 

そして約1時間、ヌレスにある出荷場で前回からキープしているものと、昨年春から仕上げに入っているものの状況をチェック。

 

 

 

弊社1番人気のロストラータ ブルースワンの生育は順調で、特に今年は例年よりも幹が太く、頭が大きい。

 

 

 

 

 

 

写真を見ていただければわかると思うが、ただでも大きな頭の私と比べていただいても、この差であり、その違いは歴然。

 

そして色も選別して作っているので、年々全体的にグレードアップされてきていて、満足できる状況。

 

 

 

続いて人気のヒドラ。これも結構の数量を確保しているが、今年は少し小ぶり。そのために別の山からの手配もお願いしたので順調に入荷予定。

 

 

それと来年やっと初入荷にこぎつけることができる予定のリギタ マルチヘッド。これは中々無い代物。限定入荷。そのため早い者勝ち?良い人勝ち?好きな人勝ち?怖い人勝ち????というのは冗談ですが・・・()

 

その他に

 

エラータ。案外栽培が不安定。少量入荷か

 

ノリナネルソニー トルネード。これも少し苦戦中

 

かなり大きな代物。スペースの関係で今回は微妙かな~。

これまたユニークなもの。実験段階だけど、この株が大きくなるとどのようになるかが想像できて、興味深いと思う。

 

そしてしばらくして、ランチタイムへ。

 

ここはいつも連れていっていただけるお店。事前に注文をして、時間をあわせて作ってくれるパエジャ(パエリア)が最高である。

 

 

実においしい。この他にもこの地ならではの料理をいただきながら歓談をし、また出荷場に戻る途中に、大型オリーブの圃場に行った。

 

 

最近はこのサイズのものは流通させるのに許可が必要とのこと。

私もできれば、近いうちに1本は日本に運んできたいなと思っているのだが・・・

ちょっとハードルが高いかな~~。

 

 

その他に企画している植物の確認と、お客さまからの依頼を受けている植物の確認などをして、オフィスに入った。

 

そこで互いに展示会を含めた1年間の経過報告をし、今後の方向性や取組を話し合い、笑顔で互いのパートナーシップの確認を行うことができた。

 

そしてここでのミーティングを終え、宿泊地であるバレンシアの街まで送っていただいた。

 

 

そして街中で食事を済ませてホテルに戻る途中、公園で多くの花屋さん準備?販売に忙しそうで賑わっていた。

 

 

 

きっと11月1日の聖徒の日を迎えるためであろう。この日は日本でいえばお盆のようなものである。そしてその前夜にハロウィンということになるという・・・

どの国でもイベント前にはお花屋さんは徹夜でがんばるのだな~~と思いながらホテルに戻った。

 

今回、打ち合わせが中身をかなり濃くしても正直時間が足らない程であった。

きっと皆さんにここから引き続き面白いものが届けられることになると思う。

是非期待していただきたいと思います。

 

では~~。次のアップに続く。

かたり疲れているので変な日本語ごめんなさい。

早朝、欧州へ向かうため関空へとむかった。前日はセミナーの懇親会終了後、体調がイマイチであったので、すぐに帰宅して準備を始めた。あらかじめおおかたの準備はしていたのでパッキングにはそんなにも時間がかからなかったのだが、それでも深夜までかかってしまい、少し疲れ気味での出発となった。 

 

今回はルフトハンザでフランクフルトーミラノーバレンシアという空路で進み、後は列車で移動し、目的地に向かう。

 

関空を離れ約12時間でフランクフルトに到着。毎年ヨーロッパには来ているが、フランクフルト空港に着くのは3年前のIPM(エッセンで行われる世界最大級の植物展示会)に行った時以来である。

 

思い起こせば、植物を直接輸入するに至ったのは、3年前のIPMでの出逢いからである。

その時に、巨大なオリーブをはじめ、見たことも無いようなユニークな植物が多く並び、その雰囲気に圧倒されながらも、ものすごく興味が掻き立てられて、会場内を何度も何度もぐるぐる歩き回ったのをおぼえている。そのような中、あまり飾りっ気のないある一つの小さなブースに、何となく引き寄せられ立ち寄ったのが直輸入にいたる大きなきっかけになった。今もその時に優しい目をして私を迎え入れてくれた兄弟の表情が鮮明に記憶に残っている。

 

 

そのようなことを懐かしみながら、乗り継ぎでミラノをめざした。

 そして約3時間後ミラノ リナーテ空港に到着。

 

 今回は、スペインのナーセリー訪問後に、イタリアのヨーロッパの盆栽集約地などの見学予定があり、その際に小さな飛行機や列車での移動が多くなるため、大きな荷物をもっての移動は動きづらいため、ここミラノをベースキャンプとして動くことになる。

私はここミラノも3年ぶりで、到着と同時にとても懐かしいような嬉しいような気持ちになった。というのもミラノやフィレンツェは私の人生の中で、大きく影響を与えてくれた街であり、大好きな街でもある。この街で素敵な人や物、文化と出逢ったことが今でも私の心の中に活きていて、時には力を漲らせ、時には癒してくれる。そんな特別な街だからである。その時のことは昔のブログを繰ってみればわかるので、とても時間がある人は見ていただければと思う。

 

ともあれ明日荷物を簡素にして、早朝のフライトのため到着後ホテルに入り、荷物を少しまとめて、明日のフライトまでの時間を過ごすことに。

 

私が10年前にモンゴルにおいてミッションを行おうと思ったのは、急速な経済成長を遂げ、貧富の差が拡がり、そのことによってマンホールチルドレンとよばれる家族との絆を失った厳しい生活環境を強いられている子供たちが増え、またスリなどの犯罪も増えてきた都市(まち)ウランバートルと、少し市内から外れた草原においては、電気、水道、ガスなどもないが、厳しい自然や動物と共存しながら、家族が深い絆で結ばれた遊牧民の生活がある。まさに物が豊かでありながらも、心貧しき生活と物は無くとも心豊かな生活この両者を自分の目で見て感じることで、私たち日本人が忘れ去ってきた人として大事なものを呼び起こすきっかけになるのではないかと考えたからである。

 

さらに普段の生活から離れ、実際にこのモンゴルの地に身を置き、恵まれた普段とは違う生活をしながら、ボランティアで学校建設や農作業などを、子供たちと一緒に汗を流しながら行うことで、今までと違う自分を発見し、人のため社会のために、自らの力を発揮することのすばらしさに気づき、周囲を思いやる気持ちを抱くことによって「逞しい人間力」を育むことはできるのではないかと思ったからである。

 

注:写真は10年前の風景です。

 

 

そしてその実施、建設から10周年を迎え、当時の子供たちが作った施設は有効利用されているだろうかなど検証の意味もふまえて、私は久しぶりにこの街と遊牧民の生活に触れてみるために今回の訪問に至ったのであった。

 

今回はたった数日間の滞在であったが、当時多くの皆さんの協力と援助を受け、地元の子供たちやボランティアの皆さんと作った施設が今もなお受けつがれ、さらに発展していることが確認できた。

またそれと同時に、この都市の当時と変わらない、良きところ悪しきところ、当時と変わった良きところ、悪しきところを垣間見ることができたような気がした。

 そしてこの訪問の終盤に、都市を一望できるザイサンの丘にのぼり、10年前の風景と重ね合わせて都市を眺めていた。

 

 

 

これが10年前にみたザイサンの丘からの風景である。

 

そしてこれが今の風景である。

 

 

10年経ってこの地に立つと、いろんなところが変わってきているのに気付いた。

 

都市には多くのビルが建設され、小高い丘には住居がひしめき合っている。このザイサンの丘のふもとにも、視界を遮るかのような商業施設や、購入には1億円をはるかに超える高級住宅街が建築ラッシュを迎えている。

 

市街地は高級車が多く走り、スーパーブランドの出店やホテルや飲食店、スーパーマーケットも多くできて、都市化が進んでいる。

 

 

そのためか恒常的な交通渋滞や環境汚染も以前より深刻になってきているのもわかる。恐らく貧富の差も広がっているのではないかと思う。

 

私は、近代化が進むことには良いところは多くあるが、それでも必ず守らなければならない自然や風土、景観がある。私はこの都市がもっと近代化が進んだ時に、きっと失われたものの尊さに気づき、後悔をするのではないかと思う。そうならないためにも古き良きモンゴルの自然、文化を守っていってほしいと切に思った。

 

 

そして最後に私がモンゴル遊牧民の生活において気づかされたことなどを書かせていただき、長々続いたモンゴル訪問記を締めさせていただきたい。

 

モンゴルの草原で暮らす遊牧民には、学校や病院、警察もない。さらに厳しい大自然の中での生活でありながらも、周りの人に囲まれ、笑顔を絶やさないお年寄りの姿がある。
それに比べ日本では、街にはバリアフリーが多く導入され、デイケアなどの老人介護施設が多く建設されているものの、街での生活に不自由しているお年寄りが多くいる。

 

これは何が違うのだろうか?

 

私には今の日本は、お金をかけ、設備や施設を用意し、それでことを終えたような気がしている人が多くいるのではないか、それで自己満足しているのではないかと感じてならない。

 

私は、物を作り与えるだけではなく、お年寄りを敬い、困った人を助ける、人としての当たり前の心を持ち、互いが思いやりの心をもって生きていかなければならないことをモンゴルの遊牧民から教えられた。

 

そして本当に大切なものは、お金や物ではなく、人を愛する心、愛し続けることできるかということだと思う。

 

 

私自身、今まで目先の欲にとらわれてしまい、道をそれてしまいそうになったこともある。またこれからもそのようなこともあるかもしれない。でもその時に、ここでの学びを思い出して、あらためて自らを見つめ直し、本来の人としてのあるべき姿に立ち戻り、多くの人と手を携えながら生きていかなければならないと確信する。

そして最後に・・・

 

人は文明という偽りの正義の名のもとに、自分たちの都合で地球を破壊していっているのではないだろうか?またそれらが本来は過ちであるということに気づいていながら、その文明の居心地のよさから離れられず、自然をないがしろにし続けているのではないだろうか?

 

私はその警告が、近年の大震災であったり、今回の大島や広島など各地での大水害であったりするのではないかと考える。

 

同じようなことを繰り返されぬように、地球を愛し、自然を愛し、人を愛し続けていく心が必要であり、今こそ人類はそれらを行動として求められているのではないかと感じてならない。

 

 

 

相変わらず稚拙であり、乱文のため、読みづらく、意味も理解しがたいであろうに関わらず、その辺をご理解いただき、最後までお読みいただける皆様の心に感謝いたします。ありがとうございました。

 

 

27日の朝、たどたどしい英語でカウンターに行き尋ねると、私が乗るCA953北京発福岡行は、やはり北京で国内線に乗り換え、そして大連に向かい、またそこから出国手続きをして国際線に乗り継ぎ福岡に行くとのことだった。

 

この便は大連経由と知っている人は全然問題ないことなのだが、北京からトランジットで日本と思いこんでいる私には、何ら事前告知もなかったので、かなり焦ってしまった。
今振り返るとカウンターであなたの乗る飛行機は国内線と言われ、何で日本へ帰るのに国内線に行かなければならないのだ。私は国際線に乗るんだと言い張った自分が少し恥ずかしく感じてきた。そして自分の先入観と、焦ったときの平常心のなさ、さらに会話力の低さをまじまじと感じさせられたのだった。

 

そのようにして、北京を出発し大連に到着すると、飛行機の出口間もないところから、そのまま到着ゲートに向かう人と、福岡に行く人に振り分けをされた。

 


写真のような紫色の通行手形のようなものを手渡され、簡易な出国審査を終え、階段を昇ればそこは出発ゲートであった。そして少しの時間休憩をして、福岡行の飛行機に乗り込んだ。

 

 

乗り込み大連空港を飛び立ち、約2時間後福岡空港に到着した。

 

そしてやっと食事をとり、ラウンジでPCに向かい仕事をし、再び伊丹行の飛行機に乗り込んだ。
 

 

そうして約1時間で伊丹空港に到着した。

 

直行便だったらウランバートル~大阪は約4時間。

 

今回はウランバートル~北京~大連~福岡~伊丹約24時間かけての到着となった。それも、遠回りしたわけではなくほぼ直線に近い形での乗り継ぎなのにこのようになってしまった。

 

ただこの短い区間にも関わらず時間をかけて帰国したが悪いことばかりではなかった。おかげで経験値も高まった。さらにアタフタしている私を友人が激励やアドバイスをしてくれて、何とかクリアできた。本当にありがたいことが多くあった。

 

またこの路線を使うかどうかは微妙だけども、ウランバートルには必ずまた行くことになる。もし同じ行程の場合は、ゆったりした気持ちで同じ経路を笑いながらたどってみたいものだと思った。

 

さ~とりあえず無事帰れた。さて明日の資料作りを頑張ります。


これでモンゴル訪問記は終わりです。

 

前回にも書きましたが、モンゴルを訪れ感じたことはまたブログアップしますね。

 

皆さん。見ていただきありがとうございました。