四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
MATAEMON'S THINKING BLOG
朝3時起床。最終準備を行い空港に向かった。この時間帯の出発であれば空港のロビーにてデスクワークと仮眠で夜を明かすことが多いのだが、今回は空港近くのホテルでデスクワークを行い、仮眠後シャトルバスにて空港へと向かった。
出発約1時間前に空港に到着し、International Connectionカウンターは空いていたので、スムーズにチェックインはできたのだが、ただそこでスーツケースはOSAKAピックアップと告げられ、それは無いでしょと思い、あらためて聞きなおしても、やはりOSAKAといっている。
ここで繰り返しても仕方ないのでOK~~と言葉を残し、急ぎ足で搭乗口へと向かった。
シドニー向けの国内線は定刻出発し、到着後急ぎ足で国際線へ乗り継いだ。ここからは約9時間のフライトである。そしてその機内で、今回の渡豪のまとめをしながら、この数日を思い起こし、このブログを書いている。
今回もまたもや「RAINMAN」雨を連れてきてくれる男と言われ、干ばつ状態であった地に雨が降り、とても喜んでもらえた。私としては、十分な調査ができなかったのもあり、あまりうれしくはなかったが、植物が喜んでもらえるなら、それはそれで私もうれしく思えた。
さらに到着の2日前は気温40℃でありながら、到着時は14℃。真夏のオーストラリアで80年ぶりの寒さであったとのこと。実際私も日本で着ていた薄めのダウンを着ながらの活動であった。日本だけではなく、世界中の異常とも思える気候に戸惑うばかりでもある。
ここから自然の強さを知ることができ、そのような中でも、しっかり生きている植物に出逢えたことで、力をもらえることができた。またそのような強い植物が、これからの日本の植栽においても活躍してくれるであろうとあらためて感じた。
そして毎度同じことの繰り返しを言っているように感じられるかもしれないが、今回も素敵な人達との出逢いがいっぱいであった。私を歓迎し家族同様に一つ屋根の下で一緒に寝泊まり、食事の機会を与えてくれたDanny氏とその素敵な一家は本当にお世話になった。本当に心より感謝したいと思う。
Danny氏は私が植物貿易を始めるきっかけと、可能性を授けてくれた一人で、恩師であり、パートナーであり、そして今回のように家族のような存在でもある。彼との出逢いや、これだけ親密な関係になったのかは、残念ながら私の文章力では表現しきれないので、このブログでなく、皆さんとお会いし、お話しする機会があればその時にでもと思います。
ただ一言だけここで書かせていただくとしたらお互い大地、植物、パートナーへの尊厳の念強く持つという強い想いが共通であるから、今もずっと続いているのだと思う。
今回の渡豪も、植物・人 全てが私にかけがえのない出逢いとなった。
帰国したらまた彼らから預かったメッセージをできるだけ伝えていきたいと思う。
「世界の感動を日本に。」伝えるために・・・
さ~帰国したら、空港で待ってくれているかけがえのないパートナーと、そのままミーティング!引き続き気合を入れていこう!!
前へ。前へと向かって・・・・・ ステップよく・・・
今朝は快晴。今回オーストラリアに来て初めて、しっかりした青空が見ることができた。
今日は午後からはブリスベン市内へ移動のため、午前中だけが活動ができる。
まずはボトルツリー。
約2年前から比べ、随分大きくなってきた。ただまだ丸みが欲しいのでしばらくはこの場所で、ふっくらしてくるのを楽しみにしたいと思う。
日本の狭いスペースに合うサイズに仕立ててきたもの。以前に比べ丸みを帯びてきた。後2年もすればもっといい形になるだろうと期待をしている。
これはマクロザミア ムーレイ。圧倒的な存在感。
ワシントン条約 AppendixⅡに属する。現在日本では弊社が数十本育成中である。
当然ながら私たちは国際ルールを遵守し、全ての許可を取得。万全の管理において日本に送られているので、ご安心してお使いいただける。この種はほぼ日本では流通がないため問い合わせが多くなってきた。海外での植物園や商業地でローメンテナンスなので採用が増えてきているようである。
日本に比べ、やはりこちらは適地であるのか、葉の出るスピードは早いように感じる。
ただ、この黒く焼け焦げた太い幹は、迫力満点なので、このままの方が存在感はあるのかもしれない。
グラスツリー(ブラックボーイ)グラウカ。
やはりオーストラリアのネイティブで稀少な植物と言えば、グラスツリーという人が断然多い。その中でもグラウカは日本の気候にも適していて人気が高く、価格もそれに準じている。
厳密にいうとグラウカの中でも亜種などがあるので、少し異なった色目もある。日本での適正などその他課題もあるため、さらに現地で研究を進めていく予定。正確な情報が入ればまた何らかの形でご連絡できればと思っている。
ちなみに私が写っている写真のものは、4年間かけてこの地で養生中のもの。このようなものは今後、もう出てくることはないかもしれないとだけは言えると思う。
上記を午前中かけて丹念に確認し、最後のランチを自宅で一緒にいただき、後ろ髪をひかれる思いでこの地を後にした。
そしてせっかくなのでBrisbane Botanic Gardens MtCoot-thaを訪問した。
説明するよりもいくつかの写真を見ていただいたほうがと思うのでいくつかアップします。
最近新しくなり増床されて興味深い所もあったが時間があまりなく、駆け足での見学となった。次の機会にまたゆっくり観てみようかと思った。
ちなみに広々としているこの施設は無料。うらやましい。私たち日本ももっとこのような施設が増え、街にみどりが溢れるようになって欲しいと強く願うばかりである。
そのようなことを強く願っていると、いつの間にか又右衛門はみどりのサンタに変身してしまった(^^;)
今回も本当に色んなこと、植物、人に出逢い多くを学ばせていただけた。
また私のサポートをかってでていただいたMAYUMIさんにも心から感謝を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。お世話になりました。
では明日は5時のフライトで日本に向けて旅立ちます。お土産話楽しみにしていてくださいませ!
今朝は何とか雨もやんでくれた。ワラビーも嬉しそうに眺めている。
そしてみんなで朝食をいただき、各自出発準備を終えると、それぞれが帰路についた。
そして私たちは、昨日まで雨のためできなかった調査を時間が許される限り行ってきた。
自生しているグラスツリー グラウカをチェック。やはり自生しているものと、移植されたものにはかなり違いがあるのは実感できる。その状況に近づけ元気な状態で移植をさせるのが私の役目である。それにはその土地に習い、その状況を再現させるのが一番いいのは誰にでも想像はつくと思う。
ただご存知の方も多いが、グラスツリーは痩せた地であっても共生菌の助けによって、必要な栄養を吸収することができる。ただ輸出の際には、完全に根を洗浄し、土を100%落とさなければならないので、ほぼ共生菌も無くなってしまう。
それの知識がないままに、今まで日本に輸入を試みた方は、根付かず枯らしてしまっていたと思う。
さらにそのことを理解しながらも、急ぐあまりに市販の共生菌と言われるようなものを添加させて輸入した人もいるようであるが、私たちの試験では今一つ効果が確認できなかった。そのために私たちなりの研究で効果的が出てきているので、何度か安定的な輸送が可能になってきた。
いずれにしてもグラスツリー(その中でもシルバーリーフ)のグラウカは希少なものであるので、慌てず焦らず植物と向かいながら今後も取り組んで行きたいと思っている。
そしていくつかのボトルツリーのある場所をまわった。
中にはとても良い形のものがある。ただ絶対数は少なく、オーストラリア内でも需要が高いため、大きな良型のボトルツリーを手配するのはかなり難しい状況である。
ただそれをできる方法もある。アジアのどこの国とは言わないが、好景気を後押しに、札束積み上げて買い取ろうとしている人たちもいる。日本からもそのような問い合わせがあると聞く。
でも私たちとパートナーはそのような形でなく、地元の方々からの希望や、抜かざるを得ない状況になったものなどを優先的に考え、今後も進めて行きたいと思っている。
そして時間がかかるが自ら植えたものも着実に大きくなってきているので、気の長い話になるが10年後20年後30年後を楽しみにしていただければと思っている。
今日は一日、渡豪して初めて青空も見ることができ、天候に恵まれ清々しい一日となった。
途中でのランチはお決まりのハンバーガー。とても美味しくいただくことができ、しあわせな時間になった。
そして夕方に無事ナーセリーに戻ることができた。慣れないオーストラリアでの運転であったが、無事故、無違反で無事帰還出来て少しホッとした。きっと同乗者は力がはいっていたと思うが・・・。すみませんでした(^^;)
そしてパートナーは最後の晩餐に私の好物のチキンをいっぱい用意してくれ、お腹も心も満たしてくれた。
さて今回の渡豪もほぼ終盤。明日の半分は移動日になるので、時間の許す限り植物に耳を傾けて行きたいと思う。
3日。昨日からの雨が続き、山に行くには危険度が高すぎるため、しばらくコテージで待機となった。
その間を使い、昨日に続いてミーティングとディスカッションを行った。
それでも一向にやむ気配もないので、このまま待ってもしかたないので、雨の中ではあるが、少し無理してでも近くまで行き、少しでもできるだけの活動を行うことにした。
しばらくして目の前の山肌に、グラスツリーの自生地が拡がっていた。この場所は近くまでは行けなかったが自生している場所の方角や高度、周囲の簡単な植生など、幸い視力がずば抜けている私は、雨天でも行える活動を行った。
そこからまた車を走らせると、とても良い形のボトルツリーも確認することができ、テンションもかなり高くなり、雨にも関わらずワクワク感でいっぱいになった。
その他走行中には、ペッパーベリーやユーカリ、ティーツリーなどの植物も確認し、地元の活動家や管理者からの情報収集などもさせていただき、昼過ぎに一旦ベースキャンプに戻ることにした。そしてランチをいただき、午後は雨風が強くなったため、再出発は断念し、コテージ内でさらにディスカッションを行った。
その際、グラスツリーについて、とても貴重な情報をいくつか得ることができた。現在グラスツリーを取り巻く環境は厳しく、うれしい情報とは言えないが、この問題点を解決していかなければ、さらにグラスツリーにとって厳しい状況になってしまうので、今後の対策について意見交換をすることができた。
またボトルツリーにも抱えている問題がいくつかあり、その将来性についても深く話し合うことができ、雨の中での研究調査ではあったが、貴重なミーティングへの時間を多くとることができ、そのおかげで見えてきた問題点や解決策を見つけだすことができ、室内に缶詰の半日にはなってしまったが、とても有意義な時間となった。
そして静かになったコテージでこのブログを書いています。
さ~明日は天気が良くなってくれることを祈って眠ります。
おやすみなさい。
2日早朝シドニーに到着。乗り継ぎ時間に余裕がないので、荷物をピックアップし、足早に国内線ターミナルに移動。
シドニーでの国内線への乗り継ぎは、ターミナルも違い、混んでいると1時間ぐらいは十分かかるので、慣れていない人はたまに乗り遅れる人もしばしあるぐらいである。
今回はあまり混んでいなく無事に国内線へと乗り継ぐことができた。
そして1時間30分のフライトで降り続く雨の中、無事ブリスベン空港に到着。そこには最良のパートナーであるSTATION CREEK TREE FARMの代表であるDanny氏が迎えに来てくれていた。彼とは昨年の日本訪問から数か月ぶりの再会である。
そして開口一番「Welcome!RAINMAN!」と私のことをそう呼んだ。私はこの地には何度か訪れているが結構な確率で雨が降っている。確か前々回も干ばつの被害が続いている時に、私が訪問して、雨が降ってきたので君は幸福のRAINMANだ!と驚いていたのを思い出す。
そして今回も2日前までは気温が40℃前後あるほど暑かったにも関わらず、今日は雨が降り、真夏というのに気温は14度。おかげで日本との温度差が少なかったのだが、搭乗前に薄着にしたので、かなり寒く感じた。
到着後、車で彼のオフィス兼ナーセリーへと向かう。そして談笑しながら約1時間で到着。
そこには魅力的な植物とロカ(わんちゃん)が出迎えてくれていた。
出迎えてというには少し引き気味であったかもしれないが・・・・・(^^;)
植物とロカに挨拶を終えると、リビングのいつもの席に腰かけて、ランチを軽くいただきながらミーティングを行った。続いて圃場をしっかり見たいと思ったが、あいにくの雨なので、今日のところは簡単な確認をするだけした。
そして昼過ぎから、今日の目的地であるナショナルパーク近くをめざすことにした。
ここからは私がドライバーをつとめさせていただき、約2時間半の運転になる。
もちろん私も世界各地で運転することもあるので国際免許は保有している。またオーストラリアは日本と同じく左側通行であるので、特別な標識以外は全く問題なく運転は可能。
ただ天候が悪いのと、久しぶりのミッション車。あとは一般道のようなところでも制限速度が100kmのため、少しスピード感が違い、最初は少し戸惑いながらも、夕刻無事ナショナルパークに隣接するコテージへと到着した。
そしてその夜は、Dannyのお子さんたち家族が全員集合し、約15名でのホームパーティーとなり、みんなで歓迎をしてくれた。本当に温かく迎えていただき、とてもうれしく思えた。
その夜は、植物の話、仕事の話、プライベートの話などが入り混じり、大勢でとても楽しい時間となり、話が尽きなかったが、夜遅くなったので、今日はこの辺で終えることにし、それぞれが各部屋のベッドに向かうことにした。
機内で眠れなかった分、今日は寝なきゃ。皆さんおやすみなさい!!!
今日は1日。早朝に起床、毎月の自宅、本社、営業所の神棚をお祀りさせていただいた。
そして各所の氏神様を参拝させていただいたが今日は珍しく雨での参拝となった。
そして今日は昼からはオーストラリアに向けて旅立つ日なので、急いで荷物をまとめて、伊丹空港をめざした。昨日の天気予報では雪の可能性もあったので少し心配はしたが、平野部はしぐれる程度だったので、問題なく飛行機は飛んでいて一安心した。
ただ年間数十回利用している空港でありながら、ボーっとしていたのか搭乗口を間違え、慌てて機内に滑り込む搭乗となった。
定刻に成田空港に到着。続いて国際線へと移動すると、やたら多くのカメラマンが並んでいたので、何事かと思ってみていると、向かいから背の高い青年が歩いてくる。視力が人一倍良い私には、それが日本ハムからメジャーに移籍した大谷翔平選手であることが直ぐにわかった。大谷選手は搭乗口へと向かっており、ちょうど私の前を通り、私に会釈をしたかどうかはわからないが(絶対してないかと)。報道陣やつめかけたファンの前で挨拶と抱負を述べて、ロサンゼルス行きの機内へと進んで行った。
そしてその光景を偶然見かけた私もシドニー行きの飛行機に乗り込む際に、簡単に振り返り、今回の渡航での抱負を口にしようとしたが、多くの方が並んでいたので断念し、小声で一人つぶやくように「落とし物をしない!」と強い誓いを述べて機内へと進んで行った。当然その姿を追うカメラマンは一人もいることはなかった(笑)
今回の渡豪の目的は、現地自生地に入り、パートナーとともにネイティブプランツの調査と研究がメインである。さらに今後に向けてのミーティングと、日本向けに準備された植物の生育状況のチェックになる。
いずれにしても滞在期間が短いため駆け足の活動になるのと山間部のため、中々アップできないかもしれませんが、できるだけ状況をお届けできればと思います。よければFacebookも併せてチェックしていただければと思います。では~~いってきます!
バンコク3日目は、まず以前から懇意にしているパートナーの事務所にて、ミーティングを行った。
これからの可能性や取り組み方を協議し、いくつかの方向性が見えてきたように思える。
今後が楽しみである。
その後街をまわり、Café Amazonや近くの商業施設を視察させていただいた。
そうこうしているうちに、時間が経つのも早いもので、陽も落ちてきたのでメンバーとともに最後の晩餐と言ってタイ料理を食べ、乾杯を何度か繰り返し、それぞれが無事部屋に戻り深夜やベッドに横たわった。
4日目最終日。今日は帰国である。但し夜に出発のため、それまでの間に、水曜でもあるので市場を視察してきた。
行き慣れた市場であるが、たまにいいねと感じるものが出る時がある。たとえばホリダスなどもそうである。私もたまに問い合わせをいただくのだが、残念ながら現在弊社ではCITESが発行され、トレサビリティーがはっきりしたものは準備されていないため輸入はできない。
でもこの市場では少ないながらも目の前に並んでいる。やはり人気のせいか私が眺めていた間にも数名がホリダスを問い合わせに来ていた。しかしこれはCITESが発行できるものではないため私たちは当然扱えないのである。中には個人輸入でカバンに入れ込んで持ち帰る日本人も多くいるとのこと。とても残念な事である。
私は個人輸入を否定するわけではないが、個人であっても国際ルールに則り、きちんとした形で輸入していただきたいと強く想う。
その理由は私たちのビジネスに影響を与えるからだというわけではない。ワシントン条約に抵触するものは、きちんと税関へ申告をして許可を得ていただかなければ、種の絶滅を加速させてしまうからである。
また、植物検疫を通らない場合は、病気や虫を持ち込む可能性もある。万が一持ち込んでしまうと日本の生態系に支障を与えたり、日本の生産者の存続に関わる著しい影響を与えたりしてしまうことがあるからである。であるので喉から手が出るようなものに巡り合うこともあり、どうしても持ち帰りたいという気持ちがわからなくもないが是非とも、そこはグッとこらえていただければと思う。
そうこうしているうちに、次の予定の時間が近づいてきたので車に乗り込みMGKへと向かった。そこで最後のランチということで、何を食べようかと思ったが結局ショッピングセンター内でタイ料理をいただいた。
その後夕刻、飛行場へと向かい無事チェックインを済ませ、出国手続きを終えて、搭乗までの時間に、何を食べようかと考え、結局またもや名残りの晩餐ということでタイ料理をいただくことにした。ちなみに私は今回の出張で好物の空芯菜炒めを7回ほど食べました(笑)
そして定刻に日本に向けての飛行機は発ち、いつもの如く眠れない私は、機内でこのブログを書いています。
今回も同行者に恵まれ有意義な出張になった。またいくつかの課題や可能性も見つかったので、帰国してから準備を行い再度訪問になると思う。
さ~~日本では年末商戦を控えている。今年も厳しくなるであろう。でもしっかり前を向いて、自分たちのもつ能力を最大限に引き出し、皆様に提供をできればと思う。
それでは帰国します。また何か気になることなどありましたらお声掛けくださいませ。
これで一応年内の海外出張は終わりかな・・・・。ではでは~~~。
今回もお読みいただきありがとうございました。
9日、みどりのサンタフェスタを終えて、自宅に戻り、慌ただしく荷物を持ち、伊丹空港へと向かった。
そして羽田で安代チームと合流、私はラウンジのシャワーで汗を流し、お気に入りのカレーを食べて、定刻出発でバンコクへと向かった。
そして、予定通り早朝バンコクの空港に到着。そこからとりあえず荷物を置くため、ホテルへと向かった。
ホテル到着後、荷物を預け、ワゴン車をチャーターして、市内の花売り場を少し見学した。
多くがお供え用の花であるが、以前来たときよりもアレンジなどは可愛らしさが増したように感じた。
そしてしばらくここで見学をしていたが、レイやアレンジをつくるのはとても手際よく、観ていてもしばらくは飽きが来なく面白かった。
その後、日曜日ということもあるのと、はじめてタイに来られる人もいたので、有名なワットポーを参拝した。
日曜日のためか、とても混んではいたが、時折聴こえてくる寺院に拡がる歌声が、とても心地よく、何となく浄化されていくような感じもして、清々しい気持ちになれた。
そして、この日の市内視察を全て終え、ホテルに戻りチェックインを済ませたのち部屋へ移動。それぞれ部屋で準備を整え外出し、Welcome dinnerを行った。
お酒も入り、延々と長話が続いた後、切り上げる頃には、既に深夜近くになっていたが、そんなにも疲れも出ず、素敵な夜を楽しませてもらえた。
11日は早朝から目覚めたので、デスクワークを十分行い、少し疲れたので、朝食を食べた後、簡単に身体を動かし、気持ちをリフレッシュさせた。
今日は、前日に買ったお揃いのライオン柄のTシャツで活動。名付けてファイブライオンズ!(笑)
ホテルを出て一時間途中のサービスエリアでしばし休憩。私はその間、日本のCafé Amazonの植栽プロデューサーを担っているので、本拠地バンコクでの店舗内外の拝見させていただいた。そしていくつか気づきもあったので宿題とさせていただいた。
その後、海岸近くまで行き、海の家のようなところでランチをいただいた。ここで売っていたするめのようなものが大変おいしかったのが印象的であった。
簡単に食事を済ますと、本来の目的である園芸店などをみてまわった。
植物的には、これといったものは無いのだが、驚かされたのは現地園芸店の配送時の積み方であった。
あまりにも器用なまでに積んである。これで良く植物が傷まないのかと思う。
降ろした鉢をみてみると、大きな傷みは出ていない。決して真似るものではないが、日本の配送業者も真っ青であろうと思う。
その後もいくつかの店舗を周り、Café Amazonに立ち寄り夕刻ホテルに戻った。
そして疲れた足を癒すために足つぼマッサージにいき、その後 タイスキをいただきながら、面白おかしく今日の反省会と明日の打ち合わせを行った。
その後各自部屋に戻り、私はたまったデスクワークを行い、楽しい1日を終えることになりました。
さて後半戦も頑張ります!
早朝 無事飛行機はフランクフルトに到着した。そして降機してしばらく経って、機内に忘れ物をしたのに気付き戻ろうとしたが、取り合ってもらえず一旦はあきらめたが、何とか連絡をとることができ、大切なものは手元に戻りホッとしてラウンジで、今回の「又右衛門。再びマダガスカルへ。最終回」を書かせていただいている。
今回もこの行程を思い出し、今回も多くの人、植物、動物に出逢うことで多くのことを学ばせていただけたと感じている。
フォートド―ファンでは、ボランティア団体 サザンクロスの方々やそれらにつながる集落の方々のとても純粋な眼、心に触れることができ、色んな経験値を積ませていただくことができた。また自立支援活動が徐々に浸透しているその努力に頭が下がる思いをし、微力ながら私も彼らの活動を支援し、又右衛門としてできること、又右衛門しかできないことを実践し協力していきたいと思っている。
以前のブログを読み返してもらえればわかるが、とても謙虚な土産物売りの人にも多くを学べた。厳しい国ではよくある自分のみじめな境遇を全面に出し、物乞いする人が多い中、自らは余計なことは何も言わず、ただひざまずき頑なに商品を並べる彼の素直さ、謙虚さ、ひたむきさには多くを学ばせてもらうことができた。
また、又右衛門とちょっと似た風貌ながら鉄という素材を再利用し、アーティスティクないろんなものを作り上げ、これまでの22年間で約200名の子供たちを招き入れ、技術伝授による自立支援を行い続け、それと同時に保育園、小学校、中学校、高校また給食室、オーガニック農園まで作り、400名の子どもたちに教育を与えている彼には、本当に尊敬に値すると感じた。そんな彼に又右衛門の活動を評価いただき、彼が初めて会う私に、日本のパートナーと呼んでもらえたのは、とてもうれしかった。これからも彼に学び、彼と歩み色んなことに取り組み、支援をしていければと感じた。
本業である植物については、植物のプロフェッショナルにも会い、色んなことを教えてもらえた。
現在珍しい植物が高く売れるということから、現地人がハンターのように乱獲しているところが多く、私もその現状を垣間見ることができた。そしてその植物は日本にも届いているのであろう。これはとても残念なことである。でもこれは採取する人の問題であろうか?
いやむしろ純粋な現地人に、海外からお金を積み間違った活動を教え込んでしまい、純粋な彼らの考えを変えてしまった外国人の問題とも言えるのではないかと思う。
実際にワシントン条約によって保護されている物であっても、その抜け道を探して輸入しようとしている我欲の強い日本人も多くいるとのこと。とても残念である。
ただこのまま彼らのお金目当ての自由奔放をいつまでも続けさせていると、植物のため大地のため人々のためにならず、今の希少植物の流行りは一過性のブームで終わるか、採りつくして絶滅して終焉を迎えてしまうかであろう。そしてそれを仕事とするものは、ではまた次の国へ。違う植物へと鞍替えすればいいかもしれないが、残された荒れ果てた自然、現地の人はどうなるのであろうか?私はそのことを良く考えて欲しいと常に思う。
そしてこれからも学校、研究者、現地、政府関係と連絡を取り合い、より良い形で継続性のある交流取引こそが、長続きできるものと思っているので、一つずつ解決していければと思う。
この他にも素敵な人たち動物、植物にも出逢えることができた。本当に素敵な旅であったと言える。皆さんに感謝である。そのようなマガダスカルは本当に素敵な国である。
ただどうしても気になるのがこんな素晴らしい固有の大自然をもつマダガスカルであるが、色んなものが手に入り成長を遂げる中心部アンタナナリブでは、あまりにもひどい交通渋滞がある。さらに人がごった返す市場の中に入って行くと、悪臭が漂い、ペストや病気の感染が流行しても不思議でない衛生状況である。さらにスリや犯罪も多くなってきている。
仕事がないがゆえの都心への人口集中。そしてこのような諸問題の勃発。でも私は今ならこの問題は解決をできるのではないかと思う。確かに多くの費用が必要であろうが、短期的なつぎはぎの道路整備や施設づくりではなく、思い切った改革をさせて欲しいと思う。素人の私が言うのは何だが、東京のような大都市になったら無理であろうが、まだこのサイズなら十分可能ではないだろうか?
私はこの国が、間違った形で物だけは豊かになって行きながらも、生活する環境や人の心が貧しくなっていっているのではないかと感じている。私はこれからもこのマダガスカルが世界に誇る大自然 固有種の宝庫のままであり続けていてくれることをねがう。
そのためには人の身勝手による自然環境を破壊抑止し、皆で協力し、大自然を生かした本当の意味でのマガダスカルの近代化を遂げてほしいと思う。
美しい国マダガスカルが、経済を優先して、失敗を繰り返してきた先進国の二の舞を演じないように・・・
そしてその一部でも又右衛門として何か協力できればと思っていますので、皆様には今後ともご指導のほどお願いいたします。
それではあと数時間で日本に向けて帰国します。また皆さんにお会いしてお話しできる機会があればと思っています。
相変わらずの誤字脱字、乱文失礼いたしました。意味不明なこともたくさんあるとは思いますがお許しいただければ幸いです。何か気になることがありました何なりとお尋ねください。
では、これからも皆さんからいただいた素敵なものをしっかり抱き、少しずつでも前へ前へと進んでいきます!
では!次のプロジェクトに出発進行!!!
今朝起きると体調は回復してきて痛み以外は随分と楽になり、朝食にフルーツを食べることができた。ただ大好物のコーヒーはこの日も飲むことはできなかった。
そして朝はホテルでガイド兼アドバイザーと最終の打ち合わせを行い、今後の進め方などを協議し、次回の訪問を3月と仮決定をして、空港へと向かった。
そして街中を抜けて、昼前に空港へと到着した。マダガスカルでは基本国際線は3時間前の搭乗手続きを推奨されているのだが、まだそれより少し早く着いたので空港で今回も大変お世話になったセルジュ氏と最後の打ち合わせ兼ランチを終えて、最後の握手を交わし、私はチェックインに向かった。
そして私の発熱検査が無事通過するのを見届けて、彼はまた私の次の用事へと出かけてくれた。彼は本当にまじめで素敵な人物である。今回も本当に助かった。車のブレーキのタイミング以外はパーフェクトであった(笑)
そして無事出国審査も終え、待合室へと向かった。まだここで2時間ほどあるので、数少ないお土産物のお店をのぞいてみた。するととても気になるものを見つけてしまった。
その気になるのがこれ。バオバブに寄りかかってコンタクトをとり合う姿が、私とよく似ているように感じて、親しみを感じて購入をさせていただいた。
そして案内板も何もない、早口のアナウンスだけが頼りなので居眠りすることもできずに待ち続けた。そして定刻を過ぎしばらくして、アナウンスがあり搭乗口に向かった。
そしてこれでマダガスカルの地を離れることになる。今回も色んな経験をさせていただけた。そして新たに始まることへの期待と不安を背中に背負い、飛行機へと乗り込んだ。
機内では毎度のように殺虫剤が撒かれて出発。約3時間半後に、ヨハネスブルグに到着した。
ヨハネスブルグの空港は、ユニークなお店も多くあり、結構時間をつぶすことができた。そして定刻に搭乗ゲートに向かい、本日二回目の搭乗になった。
ここからヨハネスブルグに約10時間半かけてフランクフルトに向かうことになる。そしてその機内でこのブログを書いている。
さて今日は機内泊。泊と言っても寝ることができない私には区切りがないのでとりあえず時間も深夜になったのでこの辺にて。
では皆さん。寝ないですがおやすみなさい。