四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今日は朝から車を走らせ、バレンシアの北端からカタルーニャ地方にあるナーセリーを訪問した。
まずは輸入実績と、既に日本向けに確保させていただいているいくつかのオリーブの状態をチェック。このオリーブは樹齢約1500年とも言われとても貴重なものある。昨年から状態は変わらず元気にしてくれていて一安心である。
他に横長のオリーブなどもあり、何度訪れても飽きることはない。
これは先月掘り上げられた縦長のオリーブ。素晴らしいフォルムである。縦長のオリーブは多くあるが、このように太く枝分かれしておりバランスよいものはめったにない。また現状でもこの存在感のため、葉がしっかりふいたときには、想像しただけでもワクワクする。このオリーブはきっと来日していただくことになるだろう。とても楽しみである。
他にも数多くのオリーブがあるが、ここで滞在をし続けると他のナーセリーに行けないため、来春の再訪を約束し、後ろ髪を引かれる思いで次へと移動した。
さらに車を北上させ約1時間30分で、次のナーセリーに到着。ここのナーセリー訪問は、今回で2度目である。ここにも樹齢1500年クラスのオリーブがあり、クライアント御一行を案内させていただいた。
先ほどのオリーブより一回り小さくなるが、それでも樹齢約1200年である。さらに素敵なフォルムでとても魅力的なものである。クライアント御一行も大変気に入っていただけてとても嬉しく思えた。
さらにとても魅力的なケイバ インシグニスを見かけた。まるで巨大心臓のようなフォルムである。しばらく釘付けにされた。
またこの子もとても魅力的である。
また素晴らしいジュベア チネンシスもあり、これらを日本で迎え入れればと、多くの人が、喜んでくれるであろうとな~~と考えながら、一人笑みを浮かべてしまった。
このナーセリーも他に多くの魅力的な植物もあり、ゆっくりしたかったが時間の関係で切り上げさせていただくことになってしまった。ここも来春の再訪を約束することになった。楽しみである。
そして再び車に乗り込み、昨年訪問したナーセリーへと向かった。途中簡単に食事をしてから車を走らせ、約2時間半で本日最後のナーセリーに到着した。
まずはこのオリーブ。めちゃくちゃ大きい。樹齢2000年ぐらいあるのではと思える。日本にはないサイズである。その存在感は半端でない。機会があれば是非皆さんに観ていただきたいオリーブである。
他にも素敵なオリーブがある。どれもが素晴らしい。ただこの地に馴染みみんなに愛されているオリーブであるのは確かであるので、この地にいることは一番良いのではとも思える。
近隣のアジアの大国や、日本の資産家などのように、お金をつんで買い上げるというスタンスは又右衛門の活動とは異なるため、今回はしっかり頭にいれておくだけにした。
そしてこれで今日のナーセリー訪問は終了。また日本からお越しいただいたクライアント様ともお別れである。皆さんの旅がご安全であることをお祈りし、見送らせていただいた。
私たちも車に乗り込み本日の宿泊地へと向かい小一時間でホテルに到着。今日は随分走り、スペイン在住スタッフのMAKIKOさんも大変お疲れであったと思う。ホテル着後は、夕食を食べに行く力も残っておらず、明日の出発時間の確認だけを行い、各自は部屋に入り、それぞれの時間を過ごすことになった。さ~~明日も忙しい。できるだけ早く眠ることにしよう。おやすみなさい。
昨日は若干のフライトイレギュラーもあったのと、ロンドン ヒースロー空港が今までと少し勝手が違い、戸惑いがあったが早め早めに動いていたため乗り遅れなどなく無事にマドリ―ド空港へと到着ができた。
そして空港には弊社のスペイン事務所の責任者Makikoさんが迎えに来てくれており、再会の挨拶をした後、夜も遅いためホテルへと向かうことにした。
朝一番から、列車でバレンシアに移動。そのまままずは今回のスペイン訪問の第一の目的であるスペイン最大級の花き園芸展示会であるイベルフローラ会場へと向かった。
今回で何回目の訪問かは忘れてしまったが、毎年招待をいただけており、展示会主催者とも懇意にさせていただくことができ、ありがたいことである。
その後会場に向かい、いつもお世話になっているパートナーのところへと向かうことにした。
まずは何といっても長年日本において総代理店の役割をいただいているViveros Canosのブースへと向かった。
ブースにはいつものメンバーがそろっており、とても素敵な笑顔で出迎えてくれて半年ぶりの再会をハグしながら喜び合うことができた。そして植物のチェックもだが今後の取り組みについてなどを話すことができた。
他にもお世話になっているナーセリー。以前に輸入経験もあり根洗いなどもしっかりでき信頼できるパートナーである。基本日本との取引は控えているが、私たちには特別に出荷していきたいと考えていただいている。さらに新たなサイズの輸出も手掛けていきたいと考えていただいているので、期待したいと考えている。
このナーセリーも何年間か通わせていただいているナーセリー。魅力的なオリーブを多く持っている。ただ日本に迎え入れるには課題もあり、中々前に進まなかったが同行の弊社クライアントの要望もあり、何とか迎え入れる方向で進めていくように検討することとなった。これがきっかけで新たな取引に繋がればありがたいと考えている。
他にもバラエングループのパートナーにも挨拶し、明後日に直接農場に向かうことになっているのでまたその時にでもアップできればと思う。
また昨年から検討している大型植物を入れるPOTを提案する企業との再度ミーティングも行い、前向きに進めていくことになった。
このPOTは見えないレベルで駒がついていて可動式である。
これは昨年案内させて頂いたところ好評であったために楽しみな商材でもある。
以上大きな植物やPOT中心のアップになったが当然この展示会は花苗から資材まで400社近くが出展をしている。ただ日本の展示会とは大きく違い、主役は植物である。そのため私が日本の展示会には足を運ばなくても、遠くまで来てでも視察する理由になっている。
ランチタイムには巨大パエリアがふるまわれ、美味しくいただくことができた。まだまだお仕えできることはあるが、長くなるのでまたの機会に。この展示会の模様はSNSや、後日園芸紙でも出稿させていただく予定であるので、それらをご覧いただければと思う。
視察の最後には、この展示会で要職を務められ、私たちをいつも招待していただいている方とのミーティングを行い、来年以降の取り組みなど色々お話をさせていただくことができた。さらに2027年に開催予定のGREEN×EXPO国際園芸博覧会についてのお話をさせていただいたところ関心をもっていただけ、それらも併せて両国が良い繋がりとなればと思っている。
今回も時間が限られた中での視察であったが中身が濃いものとなったので今後が楽しみである。さて明日はナーセリー訪問。大忙しである。
今回のスペインへの出張は、イベルフローラというスペイン最大級の花き園芸の展示会がバレンシアで開催され、そして主催者側から毎年恒例のご招待をいただき、その出席のためと、スペインにある又右衛門エリアのチェック、そして新しい商品をみつけるための産地訪問である。ただ今回はいつもより日程が短いため、少し移動範囲が少なくバタバタの渡欧であるが、要所要所で何かを皆さんにお伝えができればうれしく思っているのでFBとブログのチェックを行っていただければである。
まず週中の講義、週末の講演を無事に終えることができ、その後帰宅し、せっせと出発の準備をおこなった。ただ私の出発を拒むかのように猫ちゃんたちが邪魔をしてくるので中々はかどらない。そしてその時はデスクワークと出発前の資料整理を行い、進行中の取り組みのこともできるだけ前に進められる準備をして、大方のパッキングを終えることができた。
出発前日は、1日出国のため当日の朝におこなうお朔日詣りができないため前日に各氏神様の参拝と各事業所の神棚をお祀りさせていただいた。そして事務所で進行中のプロジェクトに必要な提出書類や金融機関との調整を行い、会社を出て、常備薬をもらいに病院へと向かった。
そして翌朝、伊丹空港から羽田空港経由で、ヒースロー空港へ。そのままトランジットでマドリッドに向かうことになる。丸1日の行程である。機内で眠れない腰痛もちの私にとっては、ミニ拷問のようなものであるが、植物や仲間に会えるために我慢ガマンである。
今このブログを書いている辺りは恐らくグリーンランド上空ぐらいかなと思う。あと4時間ぐらいでヒースロー。そして最終マドリッドに着くころは現地時間22時ごろかな。とにかく乗り遅れやロストバゲッジなく無事に到着できることだけを願っておこう。
今のところ失せ物はない。忘れ物もない。いつになく好スタートである。今回は良い旅になりそうだ。期待しておこう!!!
今回のタイでの活動は、バンコクから約3時間のところにあるナーセリーへ。このナーセリーとは初めて訪問した2年前から強いパートナーシップを結んでおり、タイにていち早く又右衛門エリア(日本向け養生出荷施設)を狭いながらも展開していただき、すでに日本にも届けていただいているし、現在もいくつかの植物を管理していただいている信頼できるパートナーである。
また他国に私たちのような特別な管理契約をしている訳ではないが、中東はじめ多くの国々に大型樹木を輸出している実績豊富なナーセリーである。実は前回のブログで書かせていただいたカタールの特別な方への輸出も、ここで一緒に根洗いをして、養生管理していただいてきたインド菩提樹である。
予定通り約3時間でナーセリーに到着。まずは先日連絡いただいたカタールへの輸出契約を行い、またその他に管理していただいているベンガレンシスなどの状態チェックを行った。
そして彼女から、ナーセリーを拡張したから、又右衛門エリアも拡張しますか?と声かけいただき、早速植物選びの前に候補地の視察をさせていただいた。
拡張エリアは約28ライとのこと。1ライは約1600㎡なので、東京ドーム約1個分である。そこから選んでいいよとのことであったので、風が良く通り、地盤がしっかりしている場所を選択。「この場所が良いです!」というと、すぐにOKをしてくれた。
そして文書までは用意していないが、みんなの前でしっかり握手を交わし、新たな展開に進んでいくことを約束することになった。今後どのような施設などを設置していくかなどは次の機会にして、今回日本から来ていただいたパートナーの植物手配のために、近郊の生産地周りをすることにした。
今回日本から来ていただいたチームは、以前から懇意にしていただいており、私たちの活動にも関心を持っていただいてきた。そしてタイにて希望の樹種生産を取り組んでいくにあたり、現地の植物を見ながら選んでいただくのが一番のため、時間を作ってきていただいたのである。
実際にいくつかの畑を一緒に周ると、私たちと違った視点もあり、とても参考になった。また実際に将来期待できる樹種選びなどもおこなうことができ、とても意義深い時間となった。
そしてここで選んだ植物を、午前中に視察した新しいエリアに移動をさせて、形をつけていきながらしっかり仕上げていくことになる。
さらに他のナーセリーから買い上げた植物もここで集約させてしっかり管理していきながら進めていければと思う。多少在庫を抱えるため先行投資も増えるが、行き先が大まかに決まっていることと、良い植物は早めに手配をしておかなければ、そう簡単に見つけることはできないため、思い切って投資していきたいと思う。乞うご期待である。そのようなことを考えながらの樹種選びは、さらに楽しく、気がつけば数百本の樹種を準備するまでになった。
まだまだゆっくり選びたかったが、時間切れとなったので後ろ髪を引かれる思いで、来月再訪の約束をして、この地を後にした。
そしてまた約3時間をかけてバンコクにもどり、今回の訪問予定を全て終えたので、チームみんなで最後の食事をとりながら、今回の訪問が互いにとってとても価値あるものであったことを確認し合うことができ、大きな達成感を得ることができ、またこの地での再会を約束して、それぞれの次の活動場所へと向かうことになった。
今まではナーセリーの一角を又右衛門エリアとし、日本向けの養生及び出荷の準備をおこなってきたが、このプロジェクトを進めることで、日本向け出荷から世界に向けて出荷するためのエリアとしていきたいと考えている。生産、それも海外となれば簡単なことではないのは容易にわかるが、バラエングループとしては他社にはない取り組みを進めていき、新しい扉を開いていきたいと思っている。
このような取り組みに共感いただける方々であれば、花き園芸業界の枠を越えて一緒に取り組んでいきたいと思っているので、是非、又右衛門にお声掛けいただければ嬉しく思います。
このような感じで、今回のタイ訪問を終えて、今から日本に戻ります。次回のタイは、今回進めた取り組みの進捗確認のために10月末頃の予定。既に9月10月と予定でいっぱいであるが、全て前に進むためのもの。楽しみである。
今回のタイ訪問も終盤になってきた。そしてこの日も生産地に向かう途中、驚きのニュースが飛び込んできた。それはタイにて又右衛門エリアの作っていただいているパートナーからの連絡であった。
その内容は、又右衛門エリアで管理中の植物が、カタール国の要人のところが迎え入れたいとのオファーがあり、話をまとめて良いか?との連絡であった。
それがこの樹である。インド菩提樹である。確か昨年に、私がとても気に入り、見かけてすぐに譲っていただき、その後すぐに根を洗い養生済みのものである。とても状態も良い。
この樹はどのようなところで使われるのかを聞かされ正直驚いた。そしてその方の庭に植栽をされるとのことである。残念ながらここでどのような方とは言えないが、日本でも同様の特別な方々の植栽にシークレットで携わらせていただいており、それはとても光栄なことであるし、樹も喜んでくれるであろうと思い、すぐにOKとの返事をさせていただいた。
この子が出発する時には、私は立ち会うことができないかもしれないし、再びカタールで見かけることも無理かと思うが、異国の地に行っても、是非とも長く元気に暮らして欲しいと願うばかりである。
その話を聞きながら、今回の海外出張のメインである植物を探しに車を走らせた。その植物とはバンブーサである。バンブーサは、日本の竹とは違い耐寒性はないが、耐陰性はある程度はある。そして日本の種のように横には拡がらず、株立ちになるのが特徴である。
その特性をいかしたバンブーサは、いつ?どこで?誰が?どのようにしては伏せさせていただくが、とても大きく重要なプロイジェクトであるので気合が入る。そしてこの日、目途こそ立てていたが、そのプロジェクトに相応しいバンブーサに見事出逢えることができ、そして早速、生産者と話し合い、約束を交わすことまでたどり着くことができた。
さ~~これからは半年かけて日本向けに出荷できるように準備をしていくことになる。簡単なことではないが何とか成功させ、パートナーとそのクライアントの喜ぶ顔を見るために気合が入れて取り組んでいきたいと思う。とても楽しみである。
今回は週末から週中までの間で、ほんの少しではあるが時間があるときにチェックしてきた商業施設の植栽を写真だけですがアップしておきます。
まずは比較的新しい施設のEMSPHERE
ここは滞在中の朝ごはんを買いに行ったりするため、タイへの出張時には必ず立ち寄っている。2023年12月OPENから1年未満であるが、植物は随分育ってきた。さすがタイ。植物の生長がかなり早い。
夜はこんな感じであるが、すでに悪くなってしまっている箇所もあるが、ぐんぐん生長し、天井に着いてしまうのも間近のものもある。
ついでに店内はOPEN時と変わらずのにぎやかな演出である。EmporiumやEmQuartierより新しいため多くの人でにぎわっている。
そして次はEmQuartier。
EmQuartierの外観は滝が流れるとても迫力がある植栽である。
施設内は、とてもすごいデザインの植栽が施されている。パトリック・ブラン氏である。ただデザインはすごいが、メンテナンスはどのようにするのであろうかと思ってしまう。そして近いづいてしっかり見てみると、メンテナンスが行き届いていないところを多く見かけた。せっかくの素晴らしいデザインであるが、メンテナンスができなければ、このようになってしまう。少し残念な気持ちがした。
最近又右衛門も著名なデザイナーや建築設計士などとお仕事をさせていただく機会が増えてきたが、毎回のように取り組み方に差異がある。建築デザイン事務所は、素晴らしい作品を作るために取り組んでいる。
もちろん私たちも、そのデザインにそぐった植栽を提供したいと考えている。ただ私たちはどうしても植物が健康に生長していくことができるか?引き渡された後の施設側は、良い状態を維持していくことができるであろうか?多くの費用が重なってしまわないか?などを重要視してしまう。
建築側はOPEN時がゴールであり、見た目にピークである。しかし植栽する者、施設側はある意味ここからがスタートであり、この先10年20年と続いていく。そして変化をしながら生長を遂げていかなければならないのである。ここが大きな違いである。そのため意見が食い違ってしまうのである。
ただいずれにしてもクライアントの要望に応え、より良いものを作っていく目的は皆同じであるので、設計時から各分野の専門家を交えていかなければならないと、この植栽を見つめながらあらためて感じた。
週末からの単独活動から、日本からチェンマイから素敵なパートナーがバンコクに集結し、初日の活動として、日本からのパートナーに、バンコクの植物流通におけるエンドユーザー向けにとっては入り口であり、私たちの業態からすれば出口に近い、まずはマーケットを案内した。
バンコクから少し離れたマーケットをいくつか、案内させていただいた。その中で以前からお気に入りの植物をいくつか再度見かけたのでアップします。特に解説などはつけないので写真を見て楽しんでいただければです。
いかがですか?すでに皆さんがご存知なものが多いかとは思いますが、見かけたことのない方も多いかもですので、あえてアップさせていただきました。
お昼には、大好物のカオトムをいただいた。カオトムとは日本で言えばお粥のようなものである。この他にジョークというタイで代表的なソウルフードもあるが、カオトムはジョークに比べてお米の量が少ないので又右衛門の食習慣に合致していて、毎日のように食べている。中に入っている具には、いくつかの種類があり、エビ、トリ、ブタ、サカナがあり、私は毎日具を変えたものをいただいている。胃への負担も少なく、又右衛門が元気にタイで活動するのに欠かせない、とても大切な食事である。
食事後はチャドチャックのマーケットに向かう。チャドチャックはウィークエンドマーケットでとても有名であるが、週中は開催されないため、その施設を有効利用して、花き園芸品の取引が盛んである。
訪れる人の多くは、ほとんど一般に近い人がほとんどで、私たちはここで仕入れることはほぼなく、ほとんどが情報交換のための訪問である。そしてここで知り得た情報や紹介してくれた生産者や自生地へ赴き、特別な対応をしていただけている。
最近では日本でも以前から行われていた個人や団体での買い付けツアーもあるようで、それも良いことかとは思うが、その反面、トラブルも多いと聞こえてくる。その多くは一見安く感じるかもしれない手数料である。いくら手数料が安くても、購入した植物そのものの価格がマーケットでの販売価格であれば、私たちの手数料以上に高くなっている可能性がある。
あとは共同で購入しディスカウントして買えても、輸入をするときの諸手続きの費用や混載することでのリスクなどもある。当たり前だが年に数回単発で購入する価格とは差があるし、毎週のように日本に向けて植物輸出している企業との差は輸送費の違いや、安定度が全く違うのである。
最近では私たちの活動に興味を持っていただきお問合せいただくことが増えてきた。ただ私たちは現地法人と連携してはいるものの、タイへの輸出も含めて色んなプロジェクトを抱えて大変なため、追いついていない状況で、以前から強い関係性をもつ方々の対応でめーいっぱいである。しかし少しでも良いものを日本の生産者や、花き園業事業者に届けていきたいと考えていて、今後は又右衛門共同購入チームを結成し、チーム限定で産地買い付けツアーや、その他特別な活動を一緒にしていければと考えていますので、興味のある方はお声掛けいただければです。
今年何回目になるのかな?と思いながら書き始めています。今回もバタバタしながらの活動にて十分書くことはできないかと思いますが、懲りもせず少し書かせていただきますのでよろしくです。
今回は台風の接近のため、予定より1日半早く出国し、無事定刻にスワンナプーム空港に到着。いつものように電車とモノレールを乗り継いで活動の拠点となるプロンポン駅に近い定宿へと到着した。到着した時はまだ早朝のためチェックインはできないため、荷物をホテルに預けることにした。そして機内ではほぼ眠れずの徹夜明けのため、カフェにて濃いコーヒーを身体に流し込みに行ってきた。
その後、ホテルのロビーにて、現地で活動する日本人パートナーとマリネックスの研究や今後についての打ち合わせをさせていただくことにした。そしてある程度打ち合わせを終えた時に、パートナーからSIAMで「NIPPON HAKU(日本博)2024」が開催されているとのこと。台風のおかげで1日半早くバンコク入りしたので、その分時間ができたので、せっかくなので視察に向かうことにした。
会場はSIAM駅に隣接するPARAGONにある大きな会場で開催されていた。入り口にてQRコードで登録し、早速会場内へと入ることにした。
本会場入り口前にはくまモンが来場者を出迎え、奥に進むと大阪・関西万博の紹介ブースがでており、来年の開催案内をされていた。
そして本会場内は、飲食ブースを主に多くの企業が出展し、実際に販売もしているため、とても多くの人でにぎわっていた。
ステージでは表彰式のようなものがされていたり、世界的に注目されている日本のコスプレに関連するものをあったり、様々な嗜好の方々や目的を持った方が入り混ざりながらの盛況なイベントであった。このような身動きすら中々取りにくい中、見学をさせていただいていた。ちなみに、私は気づかなかったのだが、後からFacebookの友人から、「会場でお見掛けしました!」と連絡いただけるなど、色んな出逢いがある展示会であった。
会場の外では、庭や書の展示などもされており、催し全体で日本文化の今と昔が表現されており、興味深い展示となっていた。本展示会は3日間開催されて15万人が訪れるとのこと。その数値の精度は私にはわからないが、とても多くの方々が来場されており、これだけ多くの人が日本に関心を持っていただけていることに嬉しさを感じることができた。
そして会場を後にし、PARAGON入口の壁面緑化を拝見させていただいて来た。このデザイン・施工は、世界的に著名なパトリック・ブラン氏とのことである。他にもプロンポン駅に隣接する商業施設EmQuartierも手がけていると聞いたこともあり、氏の作品は、長く美しく育っているので興味深く見させていただいた。
そして素敵な作品を見させていただきながら弊グループが開発した資材や、新しく関わらせていただいた資材を併用することでさらに素敵な生長をとげられるのではないだろうか?などを厚かましいだろうが勝手に感じさせていただき、色んな思考が働いた1日となった。。
またこの日は、何回もバンコクに来ていながら行くことができなかったタイのソウルフードであるカオマンガイを食べに連れていっていただけた。
PARAGONから歩いて15分ぐらいのところにある超人気店とのことである。並ぶこと必至である。もう少し駅に近いところでこのお店の新しいところがありクーラーもきいているとのことであるが、半露店でクーラーはなくても、少しお安い本店で食させていただいた。お値段は二人で200バーツ未満。とても美味しくいただけた。
こんな感じの初日。徹夜明けであったが疲れも感じない素敵な1日となった。満足である。
先週は台風9号に振り回されながらの行動になった関東、上越から帰阪し、次のいくつかの取り組みの準備のため、約1週間出張に出ずに拠点である豊中の大阪営業所にて植物たちと一緒に、お日様の光をいっぱい浴びながらの屋外での活動となった。おかげさまで本当は色白である又右衛門もしっかり日焼けし、ワイルド感増しになってしまった。
35℃を超える中での日中の屋外作業は、いくらタイなど海外で慣れているとは言え、確かにかなり暑く、汗が流れる間もなく乾いてしまうぐらいの日差しの強い中での作業は大変ではあったが、普段よりはるかに椅子に座っている時間が少ない活動であったので、頭や身体への負担は少なく、ストレスが軽減された時間を過ごすことができた。
ただ普段この暑さの中で活動しているスタッフや農業に関わる方々にとっては、長年の活動で慣れているのかもしれないが、暑さに耐え、倒れずに、しっかり作業を続けていることは、ある意味特別な技能をもっているのと同じであるとも言え、私は頭が下がる思いがした。
そして次に控えていた台風10号が日本に近づき、当初は27日ごろに近畿地方を直撃とのことであったため台風への対策準備や、沖縄への出荷、また千葉の大切なプロジェクトでの植物納品でバタバタしながら、さらに31日からの海外出張もあるため飛行機が飛ぶのかなどがあり、近畿地方にはいつ上陸するのであろうかがとても気になり毎日天気図とにらめっこの日々であった。
今回の台風は、九州付近に近づいてから中々先に進まずであったため、当初危ぶまれた沖縄への40Ftコンテナ1本の出荷や千葉にお届けする植物の出荷には、台風による直接的な影響をあまり受けることがなく、無事に送り出すことができた。
ただ台風が遅れたため31日から予定していた海外出張のための飛行機が欠航の可能性がかなり高まり、出国ができそうになくなってきたため、台風が来る前に出国できる便を探し、当初予定の1日半前倒しである羽田空港を深夜1時20分発の席が確保できたので、慌てて色々な準備して、自宅を出発し、伊丹空港へ駆け込んだ。
伊丹空港にはスムーズに到着したものの台風影響で伊丹空港からの出発が約1時間遅れて羽田空港に到着、そして羽田空港で夜食をいただいた後に、出発のまでの時間を使ってこのブログを書かせてもらっている。
台風から遠ざかると台風影響が少なく、安心して出発できるであろうと思って羽田空港に来たものの、パソコンのキーボードを打ちながら、窓の外に目をやると、かなり強い風と雨が吹き荒れ、このような中、何とか無事に飛んでくれるのを願うしかない。
しかし今回の台風は、今まで経験がなかったようなぐらいに進むのが遅いため九州方面に長く滞在し、九州はじめ広範囲に多大な被害をもたらしている。九州地区には大変お世話になっている方々も多く、とても心配である。すでにニュースで被害情報が伝えられているので、何事もなく通り過ぎて欲しいとは言えないが、たとえ少しでも、台風被害が軽減されることを祈るばかりである。
そして台風10号は遅いだけではなく、進路の予想も中々つきにくく、あまり例のないとても厄介な台風である。このような台風は、単に珍しいというものではなく、近年の気候変動とともに増加し、今後は珍しくもなく毎年のように発生するのではとも考えられ、今後は近畿地方であっても、沖縄並みにしっかりとした台風対策をしなければ、大切な植物たちを守れないのであろうと考えたりしていた。
そのようなことを考えながら、まだ強く降る雨を横目で見てパソコンのキーボードをたたいていると、搭乗の時間の締め切りが迫っているアナウンスが流れてきたため、この辺で書き終えさせていただきます。何とも尻切れトンボのようなアップになってしまって申し訳ございません。
また明日からの海外活動は、Facebookなどにアップしまていきますので、写真だけでもご覧いただければと思います。ではでは日本の植物や皆さまの無事を祈りながら、いってきま~~す。
朝4時起床。POTで沸かしたお湯で目覚めのコーヒーを飲みながら、パッキングをすませてチェックアウト。
折り畳みダウンジャケットで身をくるみ、ホテルの駐車場でシャトルバスの到着を待つこと15分。中々来ないので係りの人に「歩いていけるなら歩いて行くけど」たずねたら笑いながら1時間歩くのかい?と言われたので、再びしばらく待ち到着したバスにのり、国際線ターミナルに到着。今回のフライトでは2度、便の変更があったので少し心配はあったが無事にチェックイン、出国手続きを終えて、出発までの少しの時間をラウンジで過ごすことにした。
シドニー空港にあるラウンジの入り口には、壁面緑化が施されている。一昨年訪れた時からの変化はなく、丁寧に管理されている印象が強い。仕事柄壁面に使われている資材にも興味があるので、しっかり確認させていただいた。
ラウンジで過ごした後、定刻出発のJALの飛行機へと進んだ。比較的空いている便のためあらかじめ予約していたシートのおとなりの方もいらっしゃらずで、普段より広々とした空間であった。そして離陸前には、CAの方々から丁寧なあいさつと素敵な笑顔でご挨拶をしていただき、海外の航空会社とは大きな違いを感じた。
離陸後にも、とても丁寧にごあいさつをいただけ、少しお話をさせていただいたところ私と同じ宝塚で住まれていたとのこと。さらにこの又右衛門ブログを読んでいただいてくださり、少し前にアップしたブログでJAL便の変更による影響などのことも書いていたので、そのことも知られており、その際の不可抗力のようなスケジュール変更であっても、あらためてこの場で謝罪までされるなど、本当に心配りをされる素晴らしい方でさすがグループ長と感じた。
また同じグループのCAの皆さんも、笑顔が素敵で気配りもされ、本当に素晴らしいグループと感じた。もちろん往路もその他のJAL便の方々はとても良い対応をしていただいているが、数千回乗ってきた今までのフライトの中で、一番居心地の良い時間を提供していただけたと言える。再びこのグループの皆さんと空でお会いすることは、中々難しいであろうから、あらためてこの場でお礼を言いたく思う。グループ長のAさま。そしてグループの皆様本当にありがとうございました。また空でお会いできる日が来ることを楽しみにこれからも「日本の翼JAL」に乗っていきたいと思います。お世話になりました。
そのようなとても居心地の良い空間であったので、今回のオーストラリアでの活動を振り返りながらのデスクワークも進み、気がつけば羽田空港到着も近づいた時に、出発ではパスポートの置き忘れ、到着した夜には、壁に鼻をぶつけての軽い骨折など前途多難と思ったが、それも帰国後は笑い話にできるぐらい素敵な人、植物、環境に巡り合うことができた本当に素晴らしい訪問となった。
そして次の訪問は、今回の植物たちを迎えに行くタイミングになるかと思う。来年か再来年化はプロジェクトの進み具合によって未定ではあるが、きっと一大イベントになると思うので皆さんも素敵な植物が来ていただけることを楽しみにしていただければと思います。そして是非地元の方々の想いをのせてやってきてくれる植物たちをハグしてあげてください。それこそがこの植物たちの喜びであり、又右衛門の役割であると思うので・・・・・
久し振りのオーストラリア編 相変わらずの乱文ですがお読みいただきありがとうございました。また今後の進捗についてもFacebook(アカウント名 NOBUYASU KANAOKA 金岡信康)にてアップしていきたいと思っていますので、ご覧いただければ幸いです。ありがとうございました。